2021年9月15日 (水)

ザワークラウトーII 思い出第2話

Img_20210905_133114pukipuki_20210915085801 ポーク生姜焼きにも、ザワークラウト。 甘辛さと酸っぱさのハーモニー。

今日は、アメリカでのザワークラウトの思い出を、お話ししましょう。

僕がアメリカに渡ったのは、25歳の時。 仕事は、某食品会社の工場勤務。 役職は工場長。 なんていうと聞こえはいいんだけど、メイン工場は別にあって、僕の方は会社の主力商品からは全く外れた現地販売商品を作っていて、いわば社長の思いつきから始まってしまった、はっきり言えばどうでもいい事業だったんだな。 場所はロサンゼルスのダウンタウンの一角で、ホームレスの住居の段ボール箱が歩道に並んでる名うての貧民街。 従業員は15人で、メキシコ人、エル・サルバドール人、チリ人。 ほとんどが英語が満足に話せなず工場の公用語はスペイン語。 そして、ほとんどが不法滞在者。 前任者がノイローゼになって日本に無断で帰国して替りが見つからず、新卒で世間知らずのハッピーボーイの僕に話が来たわけだ。 そんな話は聞いてなかったから、アメリカ、しかもカリフォルニアに行けるぞって2つ返事でOKしたんだけど、来てみてなるほど、そういうことかって。 給料も今思えばずいぶんケチられてて、いわばヤラレタんだけど、それでもアメリカって豊かな国で、手取り月1000ドルで庶民のエリアだけどプール付きのアパートを借りて不自由なく生活していた。

で、そんな従業員たちのボス的存在が、デイビッドっていうメキシコ人だったんだけど、ある日彼が、OTTO、ユーのとこに数日居させてくれないかって。 間借りしていたファミリーと揉めて出て行かなきゃいけなくなったらしい。 僕は一人暮らしで2寝室の一つは空いてたから、ああ、良いよ、だけど女の連れ込みは禁止だぞ。 OK、サンキュー、OTTO。

あの頃僕はアメリカの牛肉の安さにハマっていて、毎日1パウンドで2ドル台のでかい肩ロースのステーキをフライパンで焼いて食べていた。 それからマッシュポテト。 あとは自作のザワークラウト。 最初の晩にそれを出してやった。 そしたらデイビッド、オー、ザワークラウトじゃないか、ユーが作ったのか、懐かしいな、オレの苗字を知ってるだろ、ジメルマン(ZIMMERMAN)、オレの祖先はドイツからの移民なんだよ、家ではいつもドイツフードでザワークラウトを食べてたんだ、どれどれ。 ステーキを切りマッシュポテトを乗せザワークラウトを絡める。 もくもく、うん、旨い、良くできてる。 デービッドはあっという間にステーキの大皿を平らげる。 サンキュー、OTTO、明日は俺が旨いものを食わせてやるよ。

そして翌晩デイビッドが晩御飯に作ってくれたのは、大切りの豚肉にジャガイモやニンジン、玉ねぎ、ズッキーニ、セロリ、トマト、ホウレンソウなどのたくさんの野菜とインゲン豆やそら豆まで入った、塩味のシチューだった。

これはな、OTTO、俺の婆さん自慢の有名なドイツ料理で、週に2回は作ってくれたんだ。 こうやって食べるんだ。 デイビッドはザワークラウトをごっそりとるとシチューに乗せる。 大きなスプーンでザワ―クラウトごと具を掬い、ふうふう吹いて口に含む。 親指を立て、うんと頷く。 僕も同じよいうにして食べてみた。 美味しかった。 さっぱりした塩味なのに肉の濃厚な味と野菜の香気、そしてザワークラウトのまろやかな酸っぱさ。 本当に美味しかった。

あれは、何という料理だったのだろう? 名前は聞いたはずだけど憶えていない。 アイントプフだったのかも? 遠いメキシコで代々伝わるうちに、オリジナルとは違ったものになっていただろうけど。

デイビッドは10ガロンの大鍋いっぱいのシチューを作ったもんだから、僕たちは翌晩も翌々晩もそれを食べた。 シチューがなくなった4日目にデイビッドの入居先が見つかり、彼は衣類を詰めた雑嚢を肩にかけ、手を振って出て行った。

僕は4年で仕事を辞めたんだけど、デイビッドとは親しく付き合った。 彼は飛び切りのナイスガイだった。 一緒にラスベガスに行き、2人ともすってんてんに負けて、戻りのガソリン代も使い果たし、老夫婦に5ドルを恵んでもらい、この次は着いたらまずガソリンを満タンにしような、オー、グッドアイデア、なんて笑いながら、砂漠のフリーウエイを走ったこともあったっけ。 当時はガソリン1ガロンが89セントだった。 

デイビッドとは仕事を止めてからも時々会ったし、僕がメキシコに行ってからも電話で話していたが、20年ばかり前から連絡が取れなくなった。 どうもロサンゼルスにはいないみたいなんだな。 メキシコにいるのかもしれない。 手がかりは、彼の故郷がメキシコシティ郊外のホキシンゴ(JOQUICINGO)ってことだけだ。 今さら特に会いたいってわけでもないけれど、メキシコシティに行って時間が空いて、特に行くあてもなかったら、ホキシンゴを訪ねてみようかなと思っている。 デイビッドが少年だったころは、牧場と草原の中の小さな村だったようだけど、今はもう街に飲み込まれてるかもしれないな。

| | コメント (1)

2021年9月13日 (月)

ザワークラウトーI 思い出

Img_20210901_123154pukipuki 牛丼に、ザワークラウト。 酸っぱさが合うのね。 美味しい~。

ザワークラウトって、ご存知でしょうか? あんまり一般的じゃないですよね。 名前は聞いたことあるけど、ぐらい? メキシコでは、ほとんど誰も知らないんじゃないかな? キャベツの発酵食品で、ドイツの食べ物だそうです。 ソーセージの付け合わせとかに使うとか。 OTTO翁、もう40年ばかり、自分で作って食べてます。 ずっとじゃないんですけどね。 ふと食べたくなって、2か月ぐらい作り続けて、なんとなくやめちゃって、そのうちまた食べたくなっての繰り返し。 今は食べたくなっての時期で、もうタコスにも、何にでもザワークラウト。 美味しいし、乳酸菌たっぷりでお腹の調子もいいです。

さて、それでは、初めてザワークラウトを作った時のお話をしましょうかね。

あれは大学5年生の時。 老教授がドイツ留学のことを話してくれた。

OTTO君、ザワークラウトという食べ物があってね、いわばキャベツの酸っぱい漬物なんだがね、ドイツではどこの家庭でも作っていてね、それは美味しいもんだよ、これがないと食事にならないって言うぐらいでね。 先生、ご自分でもお作りになったんですか? いや、でも見てるとね、キャベツを刻んで発酵させるだけなんだよ。 簡単で安上がりだから、君のような貧乏学生には良いんじゃないかな。

そのころ僕は確かに貧乏学生で外食する余裕がなく、自炊する時間もなかったから、昼は学食の130円のサービス定食、夜は仲間と研究室で夕食を作って食べたりしていた。 これは良い。 老教授に手順を聞いて、早速やってみた。 言われたとおりにキャベツを刻み、塩で揉んでガラス瓶に詰めてキャップを締める。 僕のデスクに置く。 あとは発酵を待つばかり。

翌朝、研究室に来ると、あれれ、デスクに水たまりができてる。 キャップはしっかり締めたはずなのに、瓶から水分が漏れてるのね。 で、なんと、老教授に借りていた分厚い分析法の本がぐっしょり濡れてるじゃないですか。 マズイ! 焦りまくって1ページごとに拭いたり、最後には口でちゅうちゅう吸ったりしても何ページかはしわしわだし、布張りの裏表紙も色が変わっている。 う~、アウト。 本を抱え、肩を落として老教授の部屋へ謝りに行った。

先生、さっそくザワークラウト、やってみたんですが...。 おお、そうか、どうかね、上手く行ってるかね? 先生、あれ、内圧が上がって液が漏れるんですね。 うむ、それは発酵がはじまってガスが発生してるからだよ、乳酸発酵だね、味見してみなさい、酸っぱさが感じられたら成功だよ。 老教授、にこにこ笑っておっしゃる。 はい、で先生、ちょっと困ったことが...。 ん?、どうしたのかね?

かくかくしかじかで、先生にお借りしてた本がこんなことに。 えっ、おお…。

申し訳ありません。 頭を下げたままのOTTO学生。 君は食い気に誘われて、乳酸発酵の実習をやったわけだ。 実際にやってみると思わぬ事が起こるものだね。 来週のゼミで、君は乳酸発酵をテーマに発表をしなさい。 はい、先生。 老教授は本のことは何も言わなかったけど、自費で買った数万円する本だったそうだ。

僕は数夜、閉館まで図書館に籠って勉強した。 当時はもちろんインターネットなんてなかったから、本を漁り文献を探し。 想えばあの頃が、いちばん勉学や研究が楽しく充実した学生生活だったと思う。 40年も前のお話です。 優しい老教授、僕は遠いメキシコで、今でもあのザワ―クラウトを作っていますよ。

| | コメント (3)

2021年9月 9日 (木)

ワオ、ゴージャス。

Img_20210907_190507pukipuki 南西海上に豆ハリケーンがあります。 浜に出れば、こんな凄い夕暮れの空。 波と風と、湧いて縺れて流れる千切れ雲。

ワオ! ゴージャス…。

思わずをのみ、放心状態に。 やがて僕の心に、ベートーベンの第9交響曲が鳴りはじめる。 低く、高く、繰り返し、巡り、波のように、風のように、流れる雲のように。

Img_20210907_191206pukipuki もう一枚、行きます。 5分後。

こんな夕暮れの浜にいるとね、これからずっと、やっぱり自然の中で、自由とともに暮らしたいなと切に思うのね。 どんなに貧しくても。 たとえ一人ぼっちでも。

なんだかちっとも、都会の生活に馴染んでないみたいね。 どうしたもんでしょうかね。

ケロ、ケロ、ケロロ。 ん? 第9に交じって、カエルの歌が聞こえるぞ。 今は雨季だから、都会のマサトランでも、カエルがいるのね。 こりゃあ、雨季のシナロア交響曲だね。 さてと、もう日も沈んだし。 カエルが鳴くからカ~エロ。 ...なんてね、きゃはは。

| | コメント (3)

2021年9月 7日 (火)

都会の秋の空

Img_20210901_191816pukipuki 日本はもう、秋風が吹いてるんでしょうね。 こちら南シナロアはね、9月になってもちっとも涼しくならないんですが、今日の夕方の海なんて、秋の気配が漂ってるような気がしませんか? 目には清かに見えねども、ですかね。 夕焼雲に、波までが染まってしまいそうな夕暮れの浜。 浜風がいつもより心地よいです。 気のせいかもしれません。 だって、9月だもんね。

Img_20210901_070110pukipuki 相変わらず、窓から見える入道雲。 今夜も雷雨になりそうです。 それもせいぜいあと2,3週間でしょう。 そろそろ、別れ入道雲ですかね。 秋分の日あたりから湿度が下がりはじめ、気温は同じでも空は澄み、雲も秋の形に変わっていきます。

Img_20210902_191424pukipuki バラ色の、都会の秋の夕暮れ。 都会の空にも、確かに季節の移り変わりがあります。 海辺の村、テアカパンほどじゃないけど。 マサトランに来て、もうすぐ4か月になります。 そろそろ元気出していかなきゃ。 そう、9月だもんね。

| | コメント (3)

2021年9月 5日 (日)

以心伝心

Img_20210831_195411pukipuki ついに新鮮な魚を手に入れました。 1.5kgのロウニンアジ(だと思う)。

マサトランは海辺のリゾート都市ですが、それでもメキシコですから、魚屋ではまともな鮮度の魚はなかなか見つからない。 引っ越してまだ3か月で家に籠ってるから、漁師の知り合いもいない。 辛い3か月でしたが、これでやっと刺身が食べられます。

Img_20210831_191250pukipuki_20210905013001 釣った、と言いたいんですが、OTTO翁、正直者でしてね。 閻魔様に舌抜かれたら、せっかくの刺身を味わえないしね。 じつは貰い物です。 写真のおじさんに頂きました。

夕方、浜まで散歩に出たんですが、廃屋の陰で珍しく釣竿を振ってるおじさんがいます。 情報収集をしようと立ち話。 ここで釣りしてても怒られないんですか? ああ、バカンス客がわんさかいる向こうの浜はダメだけど、ここは大丈夫だ、警察も何も言わないよ。 おお、そうなんだ、今度僕も釣りに来ますよ、ところで釣れますか? うん、まあ、時々だな、週に一匹ぐらいかな、だけどここは当たるとでかいぜ、ほら来た! 竿がしなって格闘3分、上がってきたのが写真の魚です。         

ちぇっ、トリトかよ。 おじさん、ガッカリ顔。 メキシコではトリト(TORITO、この手の平アジの現地名)、不味い魚なんです。 

どうするんだろう、放すのだろうか? それならぜひ、いただきたい。 しかし、くださいとは言いにくい。 う~、どうしよう...。 おじさんが針を外すのを固唾を呑んで見ていました。 そうするとね、パタパタ跳ねる魚を海に放り込む体勢のおじさん、僕の視線を感じたんでしょうか、動きが止まって僕を見て、お前んとこのネコにどうだ、持ってくか? あ~、はいはい、持って行きます、いただきます! 感謝感涙。

いやあ、以心伝心ですな。 と言うか、OTTO翁、よっぽど物欲しそうな顔をしてたんでしょうね。 思うにね、ネコにっていうのはおじさんの気遣いできっと僕が食べるのを察してたと思います、優しいおじさんですな、ああ、いい人だ、あはは。 久しぶりのお刺身とセビチェ、ありがたくいただきます。 もちろんお申し付けの通り、ネコたちにもたっぷり食べさせてあげます。

| | コメント (4)

2021年9月 3日 (金)

シナロアでキムチ

Img_20210806_141330pukipuki 特に最近、依存しまくりの自家製キムチ。、

海辺の村テアカパンから、海辺の都会マサトランに引っ越して、早や3か月半。 何とか幸せの範囲の中で過ごしてます。 いろいろと適応しきれてないこともあるんですがね。 今いちばん辛いのは、魚が食べられないこと。 テアカパンでは毎日最低2回は刺身と焼き魚だった。 自分で獲ったピンピンのね。 マサトランも海が真ん前なんですが、日本人のOTTO翁基準で良い魚を魚屋で買うのはほぼ不可能。 漁師から直接買う手もあるんですが、けっこうな値段を言われる。 それが相場なんだろうけど、テアカパンでは魚はタダ同然だったから引いてしまう。 海があるんだろ、前みたいに自分で獲ればいいじゃないか? いや、それがね、リゾート地なんでプライベートビーチが多くて、自由に入れるところはわんさか人がいて、釣りも投網打ちも難しい。 お姉さんの尻釣って、それがやばい人の愛人で、即AK47でハチの巣に、なんて避けたいし。 まあこれは今後の最大の課題でして、懇意の漁師を作ったり、秘密の投網スポットを探したり、ぼちぼち頑張ろうと思ってますが。 ともかく結果、肉食ばっかりでストレスたまる~。 それを癒してくれるのが、キムチなんですよね。 このごろは、タコスにもサンドイッチにも、インスタントラーメンやスパゲッティにもキムチ。 お腹の調子も良くて助かってます。

なんだか話が長くなってますが、それではシナロアで作るキムチ、行きましょう。 OTTO翁のキムチは、塩アミとかイカの塩辛とか魚醤とか、面倒で失敗の原因になるものは一切なし。 シナロアでは白菜の入手が困難なので、キャベツ使用。 材料は他に、ネギ、トウガラシ2種、塩、だしの素、砂糖だけで、ニンニク抜きです。 最初はニンニク入りで作ってたんですが、キムチって生ニンニクを潰して使うから、いくら量を減らしても口は臭うし残るのね。 それで試しにニンニク抜きでやってみたら、普通に美味しいのができる。 しっかり発酵させれば、匂いも味もキムチそのもの。 しかも後口は嘘のようにスッキリ、あたりまえだけど一切臭わない。 これならいつでも、好きなだけ食べられます。

キムチがどこにも売ってなくて材料も手に入らないシナロアでのキムチ作りですから、日本の方には役に立たない記事かと思いますが、何かのご参考になれば嬉しいです。 キムチがない国にお住まいの方、是非チャレンジしてください。 日々の食生活が豊かになること、請け合いです。 

Img_20210801_213001pukipuki キャベツは葉っぱを一枚ずつ剥がして筋の固い部分を取り、適当な大きさに切ります。 この状態で800grぐらい。

Img_20210801_215155pukipukiネギも適当な長さに切ります。

ボールにキャベツとネギを入れ、総重量の4%の塩を振る。 ガサガサかき混ぜて、少ししんなりしてきたところでビニール袋に入れる。 少しずつ入れては、ぎゅうぎゅう押して空気を押し出しながら。 ボールの底に残った塩もしっかり入れます。 全部入れ終わったら、袋の上からぎゅうぎゅう押して空気を出します。 だんだんしんなりして、まとまってきます。

Img_20210801_220211pukipuki 出来るだけ空気を残さずに出して、こんな状態になるまで。 ここが頑張りどころです。 このやり方だと、桶とか漬物石とか厄介なものはいらないので便利です。 空気をしっかり抜いたら、真空状態を保ったまま袋を縛って、常温で一晩おきます。 

Photo_20210807041001 さて、トウガラシを用意しましょう。 メキシコは世界一のトウガラシ大国ですからいろんな種類がありますが、OTTO翁がキムチに使うのは2種類だけ。 まずは、チレ・グアヒーヨ(CHILE GUAJILLO)。 メキシコでポソレやメヌードに使う、赤みが鮮やかでほとんど辛くなくチレです。 この分量だと4本ぐらい。

Img_20210806_130644pukipukiそれから、チレ・パシージャ(CHILE・PASILLA)。 これもメキシコ料理に広く使われるチレで、こちらは褐色、かなり辛くて濃い風味があります。 この分量だと一本。 辛いのが好きな人は増量するか、他のもっと辛いチレを加えてください。

これらのチレはメキシコ以外では入手困難と思いますが、要は色と風味と辛さですから、お住まいの地域で手に入る唐辛子の組み合わせでできると思います。 パプリカと鷹の爪で試したことがあったけど、ちゃんと美味しくできましたよ。

Photo_20210901035401 チレはお湯でふやかして種を取り、ミキサーでペーストにして使います。 いろんな料理に使えますから、たくさん作って小袋に分けて冷凍しておくと便利です。 

1029pukipuki塩をあてて一晩寝かせたキャベツ。 袋から出して水に放ち、じゃぶじゃぶ水洗いします。 ちょうど良い塩加減になると思いますが、塩辛ければここで水に漬けて塩抜きしてください。

1030pukipuki水洗いで流したら、両手に包んで水分を絞ります。 ここが第2の頑張り所。 うんうん固く絞ってください。 

Img_20210802_101349pukipukii チリペーストを加え、次いでだしの素小さじ1/2, 砂糖一つまみ、塩一つまみを加え、良く混ぜます。 味見してみましょう。 もう辛い浅漬けとして、十分美味しいです。

Img_20210802_100834pukipukiあとですね、もし前に作ったキムチがあれば、その残り汁を小さじ一杯ほど入れると発酵が早くなります。

Img_20210802_165242pukipuki容器に入れて押えて空気を抜くきます。 表面が赤い漬け汁で覆われるように良く押えて蓋をする。 冷蔵庫に保管し、発酵を進めます。 涼しい時期なら、最初の2日ほどは常温に置けば発酵が早まります。 数日でほんのり酸味が出てきて、香りもまさにキムチになってきます。 発酵が進むにつれてどんどん酸っぱくなり味も深くなっていきますから、それに合った食べ方で楽しんでます。

まあ、こんなところですかね。 長ったらしい記事になりましたけど、作り方は単純で至って簡単です。 OTTO翁の臭わないキムチ、ぜひどうぞ。

| | コメント (2)

2021年8月30日 (月)

大雨と新学年

Img20210829wa0016pukipuki ハリケーン・ノラ、海岸に沿って北上して来て、直撃食らいました。 昨夜から今日のお昼までずっと本降りで、朝から風も強くなりましたが、やっと収まってきました。 現在、マサトランの町半分が浸水状態です。 我が家は大丈夫ですが、周りの道路が冠水していて出られない。 夕方には引くと思います。 ハリケーンの右半分は200kmほどずっと陸地を通って来たんで、マサトランに到達したときは985HPと衰えていて、そこそこの被害で済みました。

ところでですね、メキシコは明日、30日の月曜日から新学年です。 結局、WEB授業でスタートになりました。

メキシコでは急ピッチでコロナワクチン接種が進んでまして、すでにメキシコ居住者の半数以上が一回目の接種を終え、2回目完了も25%以上になったとのこと。 しかしながら7月からの第3波は続いてまして、感染者はどんどん増え続けてます。 最近の一日の感染者は一万人近く、死者も1000人近く。 日本と似た状況かもしれません。

OTTO翁が住むシナロア州でも、減少傾向ではあるものの高止まりです。 第3波は強力でして、知人たちの家族でも何人も死んでるし、3か月前まで住んでた人口4000人のテアカパン村でも死者数人です。 メキシコ政府は一時強気で対人授業を始めるって言ってたんですけど、仕方ないですな。 どこかで踏ん切らないといけないんですが、今やったら屍累々になりかねないですから。

生まれも育ちも人口4000人のテアカパン村の12歳の末娘、マサトランで中学校入学です。 テアカパン村でアパッチ野球軍みたいに育った上に、コロナ禍で一年半まともな授業を受けてない。 テアカパン村ではWEB授業すらなかったんです。 だってPC持ってる子はほんの一部だったしインターネットがない家がほとんどでしたから。 都会の中学校で、しかも初めてのWEB授業になります。 時間割は8時から1時までびっしり授業があって大変そう。 狼少女、大丈夫かな? お父さん、狼は野生絶滅だってば、ヘビ女だよ、はい、にょろり…。 うぬぬ、また言ってやがる、まあ何でもいいや、頑張れ! 

Img_20210829_171424pukipuki 娘用に、もう使わなくなった上の息子のPCをメンテナンスしました。 はい、お前のだよ。 デスクも準備完了です。 ところが末娘、PCはいままで使ったことがなく、基本的操作から苦労してます。 まあ若いから、すぐに慣れると思うけど。 あとね、OTTO翁も昨日はZOOMでの父兄WEBミーティングってのがあって一応参加したんですが、何を話してるのかほとんど理解できませんでした。 対面だったら特に会話に問題ないんですが、画面を通しての話って難しくって。 スペイン語力の足りなさを痛感してます。 なんだか親子ともども、前途多難の予感。 日々勉強ですな。 僕にとっても新学年だね、頑張らなくっちゃ。

| | コメント (4)

2021年8月29日 (日)

ハリケーン・ノラ来襲。

Hurracan-nora-ipukipuki ハリケーン・ノラ(NORA)、接近中です。 シナロアに大きなハリケーンが来るのは主に8月から10月ですが、ノラが今年一発目のまともなハリケーンの来襲です。 メキシコ太平洋沿岸に沿って北上した後、図のように海水温が高いコルテス海に入って、勢力を保ったままナロアの真ん前の海上を通ってカリフォルニア湾を進んでいくという嫌な進路予想です。 赤丸がOTTO翁が住むマサトランでして、ほぼ直撃になります。

Img_20210828_184235pukipuki土曜日の午後の海。 かなりうねりがあります。 重い曇り空で、時折小雨が落ちてくる。 無風ですごく蒸し暑い。 まさにハリケーンの前の空と海です。

Hurracan-nora-iipukipuki 土曜日午後の勢力は975HP。 3年前にテアカパンを壊滅させたハリケーン・ウィラよりは小さいですが、こういう雲の渦がはっきりした元気なハリケーンはやばいんです。 マサトラン通過は日曜日の夜から月曜日の朝になりそうです。 暴風とともに大雨も心配です。 マサトランはちょっとした雨でも洪水状態になるんでね。

こうしてハリケーンが刻々と近づいてて予想進路にすっぽり入ってるときって、不安とともにわくわくもします。 子供のころ、うわぁ来るぞ来るぞってはしゃいで、父ちゃんに怒られたことがあったっけ。 皆さんもそんなことないですか? 不謹慎なこと言ってると、バチが当たりそうですね。 ではまた、後程。

| | コメント (5)

2021年8月28日 (土)

三菱アウトランダーのハッチバックドアが開かなくなった

Img_20210827_132556pukipuki OTTO翁の愛車、2005年式三菱アウトランダーですが、2年前に買った時からハッチバックドアを両側で支えてる棒、ダンパーって言うんですかね、がへたってて、開けた位置で止まらない。 全く抵抗なしにストンと落ちで来る。 取り換え部品は2000ペソ以上(約1万円)する。 写真のようにつっかえ棒入れで使ってました。 ところがですな、昨日開けようとしたら途中でがりがり音がしてそれ以上開かない。 えいやっと力を入れたらドンと音がして開いたんですが、閉めたらまたドカンと音がして、それからゴンとロックの部分が当たってロックしない。 ドアが左にずれてるようです。 きっとダンパーが引っかかってるな、見てみよう。 開けようとしたら、20cmほどでつっかえて、それ以上開かなくなりました。    

Img_20210827_132730pukipukiこんな感じで止まっちゃいました。 これはきっと、ダンパーが完全に壊れたな。 隙間から手を入れてダンパーを外そうとするも、狭すぎて無理。 どうにもならない、お手上げです。 仕方なく、近所のカロセロ(CARROCERお)に持って行きました。 車の塗装や板金仕事をする人たちをメキシコではカロセロと言います。 ボディワーク屋ですね。 こういう仕事もするのかどうか微妙ですが、助けてちょうだい~。 

Img_20210827_104932-1pukipukiこの人たちの仕事場は、ストリートです。 そこの木陰に止めな、見てやるから。

Img_20210827_104951pukipukiこりゃダンパーじゃない、ドアが上にずれて当たってるんだよ、ドアを上に持ち上げたりしなかったか? うん、ダンパ-壊れてるから、毎回開けるたびにガクンと当たるまで持ち上げてるけど。 それだな、まずはドアを開けよう。 当たってるところにバールを突っ込んでこじ開けてます。

Img_20210827_132635pukipuki これは修理完了後に撮った写真ですが、ドアが手前にずれて当たって引っかかってたとのこと。 

Img_20210827_105608pukipukiごきごきバールをこねて、ボンとドアが開きました。

Img_20210827_105623pukipuki左右にあるこの蝶番でドアが装着してあるんですが、右側の蝶番が曲がってドアがずれたんですね。 凄い力で持ち上げたもんだな、お前、重量挙げ選手か? うぬぬ、どうやら犯人は...。 キーッ…。 

Img_20210827_105956pukipuki曲がったほうの蝶番からドアを外す。 バールを当てて、大きな木槌で叩いて、曲がりを修正する。 ドカン、ドカン。 僕のアウトランダーちゃん、どつかれまくってます、可愛そうに。

Img_20210827_110507pukipuki_20210828063801こんなもんかな。 ねじを締めてドアを装着。 ちゃんと開き、ちゃんと閉まります。 直りました。

ほんの20分ほどの仕事、見事なもんです。 いやぁ、助かった~、どうもありがとう、おいくらでしょうか? 100ペソでいいよ。 えっ、それでいいんですか? 100ペソって、たったの500円ほどです。 ああ、部品は何も使わなかったし、俺たちは板金塗装屋だからな。 このクルマ、相当錆が回ってて、そろそろ塗装しないとバラバラになるぜ、金貯めたら持ってきな、新品にしてやるよ、その時はしっかりチャージするからよ。 磊落な良い人たちです。 メキシコ、いいとこでしょ。

こういう故障はめったにないと思いますが、ひょっとしたら参考になるかと思って記事にしました。 お役にたてばうれしいです。    

| | コメント (2)

2021年8月23日 (月)

今日の夕食

Img_20210819_203336pukipuki こうも暑いと、夕食を作る気にもなれない。 マサトランの家は狭くて、キッチンと居間は一体だから、火を使うと家中が暑くなる。 ローストチキンなんてやった日にゃあ、焼き上がる前に熱中症で病院送り、なんてなりかねない。 エアコン点けたいが電気代が怖い。 うだうだしてるうちに夜は更けて、父ちゃんもうすぐ寝る時間だけど何も食ってないよ、ハラ減った~。 う~む、困った。 では救世主にお願いするか。 と言うわけで今夜の夕食は、ちゃちゃっとできて一袋5ペソ(約27円)、マルチャンのインスタント麺になりました。

Img_20210819_205533pukipuki 出来上がり。 素ラーメンです、はい召し上がれ。 しかし、いくらなんでも、夕食がこれではね。 不満ごうごう。

Img_20210819_205825pukipukipuki しからばと、昼の残りの野菜炒め、それからキムチと納豆をトッピング。 生卵を落として、さあどうだ?、立派な夕食になっただろう、参ったか?

みんなで大汗かいて食べましたよ、暑さに勝った証にね、わはははは。

さて、アフガニスタンですが、タリバンが驚くべき速さで全土制圧。 20年越しの奪還ですね。 早く混乱が収まることを祈ります。 そしてタリバン、どのような統治をするんでしょうかね? いろいろ懸念はありますが、正直に言うとね、宗教原理主義国家って、リベラルとポピュリズムの汚濁の海に迷える子羊には非常に魅力的でもあります。 真摯に真理を求めれば、行きつく先は今も昔も普遍なはずですからね。 大いに注目しましょう。

| | コメント (4)

«あの8月の遠い空