2018年4月24日 (火)

サンチアゴの秋

075pukipukiチリの首都、サンチアゴ(SANTIAGO)にいます。

南緯33度。 人口約600万人。 標高約500m。 海岸から数十キロ内陸のアンデスのふもとにある街です。 新雪の雪山が遠くに見える。

地中海気候で、年中気候温暖。 降雪は極めて稀で、去年何十年かぶりに雪が積もったって大騒ぎになったそうな。 中秋の今は、朝方はひんやり涼しく、昼間は初夏の陽気。 快適そのものの気候です。 

078pukipukiサンチアゴは、大好きな街。 明るい空と乾いた空気。 広いスペース。

083pukipuki街並みも、そこそこ清潔で、そこそこ静かで、諸所にラテンの陽気さ、磊落さが散らばっていて。 とっても安らぐ街。 今のところ、南米の大都会では一番好きだ。 ただ、チリは今は通貨が強くて物価が高いし(ワインは安いけど)、食べ物がエクアドルやペルーに比べてバリエーションが乏しくてイマイチではあるんだけど。

073pukipuki色づく街。 紅葉らしい紅葉をみたのは何十年ぶりだろうか? 僕が住むメキシコにはないんだよな、こんな紅葉は。

029pukipukiカエデの類の紅葉も。 写真では冴えないけど、秋の日差しに輝いて、青空に溶けだしそうだ。

030pukipuki郊外に出ると、こんな風景。 チリもね、だいたい砂漠気候です。 野山は半ばハゲ山で、谷沿いには樹が茂る。 カリフォルニアみたいな風景だ。 そうそう、この辺りはブドウの大産地で、ワイナリーがあちこちにある。 チリワインを育んだ大地だね。

014pukipuki田舎でも道路は広く、家も立派、敷地も広い。 リンゴ畑はたわわに実り。 実りの大地だね。

022pukipuki川沿いにはポプラの仲間の森が続き、黄葉がきれい。 メキシコには絶対にない風景だ。 こんなところの小さな村なら、住んでみたいと思うな。 果樹園の奥の山裾の、暖炉のある小さなログハウスで...、なんてね。

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2018年4月21日 (土)

晩秋のパタゴニア

047pukipuki束の間の晩秋の入日に映える、プエルト・モント(PUERTO MONTT)の街。

チリに来て、4日になります。 今僕がいるプエルト・モントは、南緯41度。 パタゴニアの入り口になります。 4月の今は、日本の10月にあたる。 もう晩秋です。

035pukipukiいつも霧のような雲が空を覆い、小雨が降り続く。 風も強いです。
002pukipuki雪山が間近にそびえています。 カルブコ(VOLCAN CALBUCO)火山。 標高2003mの活火山です。

007pukipuki家並みも野山も、寒い地方の趣です。

031pukipukiレストランには、薪ストーブが赤々と燃える。

010pukipukiさらに南の、チロエ島にも行きました。

046pukipukiどこへ行っても、小雨と霧ばかり。 気温は10度ちょっと。 常夏のメキシコ楽園の住民には厳しい気候です。

055pukipukiプエルト・モントの安食堂。 仕事帰りの労働者たちが集い、ピールやワインを呷る。 チリでは、こういう庶民食堂が、量が多くて美味しい。 まあ、どこの国でもそうなんでしょうけど。

022pukipuki晩秋のパタゴニアの庶民食の白眉は、何と言ってもカスエラ(CAZUELA)でしょう。 これは、牛ばら肉のカスエラ。 ジャガイモやコーンも入った、熱々の野菜たっぷりスープ。

明後日には、北へ向かいます。

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2018年4月16日 (月)

砂漠の国

074pukipuki_2航空機より望む、ペルー北西部の町、チクラヨ(CHICLAYO)。

バナナだらけのエクアドルの海岸地方を巡り、標高2800mの首都キトの町に2日いて、今はペルーにいます。 緑豊かなエクアドルから一変して、ペルーの太平洋岸は完全な砂漠気候です。 砂と岩山と、日干し煉瓦の街並み。

078pukipukiチクラヨ郊外の、水田。 このあたりは近年、灌漑水路が整備され、大農業地帯になっています。 特に米とサトウキビの大産地です。

でもペルー西海岸には、大アンデスから河川が流れ下り、地下水も豊かです。 そして、南極海から北上する寒流、フンボルト海流の影響で、低緯度なのに暑くない、気候きわめて温暖。 地中海気候というやつです。 古代から人が住み、高度な文明が育まれた。

017pukipuki_2 ペルーの、セビチェ(CEVICHE)。 セビチェは、中南米の魚のライム絞め料理です。 ペルーのは、大喜利の生魚をたっぷりのライム汁で白くなるまで絞めて、紫玉ねぎを散らしてあります。 真ん中の白いところがそうですが、付け和わせが揚げコーンやらサツマイモやら、揚げジャガイモ餅やら煮豆やら蒸しユカイモやら、豪勢です。 ペルーもエクアドルも、食べ物が美味しいのが良いです。

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2018年4月11日 (水)

バナナが主食

065pukipukis夕暮れ時のマチャラ市の中央公園。

エクアドル南部の海岸の町、マチャラ(MACHALA)にいます。 人口約50万人。 南に1時間走れば、ペルーとの国境です。

赤道直下の海岸の町ですから、暑いには暑いんですが、心地良い範囲の暑さです。 シナロアの夏の雨季のさなかに比べればはるかに過ごし易い。 夕方には涼風が吹いて、快適な夕涼みができる。 年中、気候に大きな変動はなく、むしろ5月から11月がやや涼しいそうな。 南米の町は、どこも気候が良いのよね。

050pukipukiマチャラの市場。 巨大スーパーもありますが、昔ながらの市場もあって、大きくて活気があります。 生鮮食品はメキシコより安いんじゃないかな。 例えばジャガイモが10パウンド(4.5キロ)で1ドルちょっととか(100円ちょっと)。 バナナ20パウンド(中ぐらいの房ひとつ)で1ドルとか。 ちなみにエクアドルでは、通貨はアメリカドルで、重量単位はパウンドです。

041pukipukiバーベキューの屋台。 大きな肉串が1本1ドル。 エクアドルでは屋台はあるけど、メキシコのように屋台が辻ごとにあって何でもそろうってことはないです。 それがちょっと寂しいかな。 そのかわり、安食堂が軒を連ねてて、満腹定食が2ドルからあります。

021pukipuki_2この地域で目に付くのは、何と言ってもバナナですな。 スーパーでも市場でも、バナナが山積みです。

006pukipuki延々と続く、バナナ畑。 写真悪くてすみません、大きな葉っぱ、みんなバナナの木です。 何十分走っても、バナナばっかり。

地元の人は、マチャラはバナナとカカオとエビだらけと言いますが、まずはバナナです。 そしてね、果物としてじゃなくて、緑で固い未熟のバナナを調理して、まるで芋みたいな感じで食べる。 まあ、調理に使うバナナは、果物バナナとは品種が違うんですが。 もっと大きくて、少し角張ってていかついです。

ともかく、どんな食事にもバナナがついてきます。 ここの人たちの主食は、バナナです(きっぱり)。

027pukipuki揚げジャガイモみたいですが、これは揚げバナナ。 緑の固いバナナを皮ごと縦に真っ二つに切って皮を剥き、切って油で揚げたもの。 甘みは無く、ホクホクしてます。 塩をふったり、ケチャップやマヨネーズを付けて食べる。 食事前の前菜や付け合せに必ず出て来ます。

030pukipukiこれは、生魚介の酢絞め、セビチェですが、マチャラでは揚げバナナがついてきます。

Pukipukiこれは、揚げユカイモ(キャッサバ)とサツマイモを蒸したもの。 これらもバナナほどじゃないですが、料理についてきます。

026pukipukiこれはね、レペ・マリノ(REPE MARINO)って言うこの地方の名物料理、魚介の濃厚スープなんですが、クリームソースみたいなのがベースでしょう? これね、バナナのソースなんです。 ええっと思いましたが、こってりさっぱり、美味しいです。 そしてほのかにバナナの香り、驚きの味です。

052pukipukiこれは軽い昼食のメニューですが、豚バラの煮込みに白いご飯(エクアドルは稲栽培も盛ん)。 それから左の黄色い玉ね、ボロンシト(BOLONCITO)と言いまして、緑のバナナをつぶしてチーズをかませて揚げたもの。 テニスボールぐらいあります。 ご飯に乗ってるのも、緑バナナの揚げ餅です、名前忘れちゃった、ごめんなさい。 これらはイモにはない旨味と香気があって美味しいです。 それから、特にボロンチトは、これだけで満腹するボリュームです。

バナナだらけのマチャラ、ここはバナナの国ですね。 

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2018年4月 6日 (金)

赤道直下の町の冬

006pukipuki航空機より望む、パナマ運河の太平洋側の入り口。

009pukipuki南に隣接するパナマシティ。 凄い高層ビル群です。 中南米の大都会のスケールには圧倒されます。

028pukipukiグアヤキルに来ました。 エクアドルの、人口300万を超える港湾都市です。 南緯2度の、ほぼ赤道直下にあります。

エクアドルの人たちは、1月から6月が冬、7月から12月が夏と季節を分けていますが、グアヤキルは年中暑いです。 赤道直下で標高ゼロですもんね。 むしろ冬の今が雨が多く気温も若干高くて蒸し暑いそうです。 それでも最高気温はせいぜい30℃ぐらい、朝方には25以下になります。 僕が住むシナロアの夏よりずっと過ごし易いです。

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2018年4月 4日 (水)

春の紫

008pukipukiメキシコシティに来ています。


012pukipukiちょうど、ハカランダが花盛り。 メキシコの高地の春の花。 少し沈んだ紫色の花です。

明日は、ずっと南へ行きます。

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2018年4月 1日 (日)

セマナサンタのご馳走は

狂騒と狂躁のセマナサンタ(イースター)。 皆、挙って海に向かう。 我が家は海辺の村ですからね。 近隣からどっと休暇客が押し寄せて、村の人口がいっぺんに何倍にもなった感じ。

浜に小屋をかけて野宿して乱痴気騒ぎ。 耳をつんざくラテン音楽。 朝から総酔っ払いです。 なんなんでしょうかね? 日本の方には想像もつかないでしょう。

029pukipuki_2テアカパン村の入り口の、警察の検問ですが。 この日ばかりは無礼講。 少々酔ってても、気を付けてね~。 泥酔なら、ちょっと休んで行ったら~。

荷台に人がこぼれそうに乗って、酒盛りしてても良いんです。 だって、セマナサンタですもんね。

100人乗ってても、OK! いやぁ、この荷台だと100人は乗らないんじゃない? う~ん、バラバラにしたら乗るんじゃないか? ...あ~、ダメダメ、セマナサンタだからね...(^-^;。  .

001pukipukiまあ、こんな日は、出かけるもんじゃありません。 なんか旨いもんでも作るか? がんばって、息子たちとピザを焼きました。

生地を捏ねて、イーストを仕込み、発酵させてはガスを抜き、特大の長方形テンパンに伸ばす。 完熟トマトを茹でて皮を剥き、香味野菜とハーブをしこたま噛ませてソースを作る。 チワワチーズをシュレッドして、ごっそり乗せる。 2枚、焼きました。

002pukipukiこれは、エビとホウレンソウのピザ。 バジルとオレガノを軽く効かせてあります。 名付けて、海辺の春風ピザ(*^ω^*)ノ。

003pukipukipukipukiこちらは、白玉ねぎを敷き詰めて、炒めてほぐしたチョリソソーセージをたっぶり乗せてニンニクを振り撒いた、ボリュームたっぷりメキシコ風。

いずれも、春のテアカパンにお似合いの創作ピザ。 僕たちの、セマナサンタのご馳走です。

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2018年3月30日 (金)

Happy easter

009うららかな春の日の、常夏の楽園より。  ハッピーイースター!  OTTO 

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2018年3月28日 (水)

預かりもの

014pukipuki我が家にある、石器たち。 いずれもテアカパン村の人たちが見つけたものを譲り受けたものです。

僕が住むメキシコ北西部海岸の湿地帯は、アステカ族の故郷と推察されている地域で、古代から人が住み、ある程度高度な文明があったようです。 以前にも記事にしていますので、ぜひご覧ください。 http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-707d.html
 http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-73d3.html http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-5afc.html

メキシコにスペイン推服者たちが来たのが15世紀の終わりごろ。 ほんの500年少々前のことです。 それまでアメリカ大陸では石器時代の様式で人々が暮らしていたわけです。 だからと言って原始的で遅れた地域だったわけではありません。 アステカやマヤなどの遺跡を見ても、現在の人類を凌駕するような超高度に発展した科学や社会があったことが分かります。 隔離された地域での文明の発展のばらつきですね。 金属を使った生活用具や武器が無くても暮らせ文明を築けた、豊かで牧歌的な世界だったのでしょうか?

テアカパンのあたりにいたのはトトラメス族ですが、地方の侵略は遅れていたので、1700年代まで彼らのコロニーが点在していたわけです。 海岸地方では椰子の葉や海岸植生を使った家屋に住み漁労を営み、山麓部では家は日干し煉瓦や石で造り、狩猟や農耕で暮らしていた。 それらの生活様式は、現在の僻地の村にしっかりと受け継がれています。

015pukipukiこれは、耕作地で見つけたそうです。 一見普通の平たい石ですが、明らかに人手が加わっています。 それから、堆積砂州とマングローブ湿地土壌で自然状態では石が全くないところです。

016pukipukiこれは、郊外の原野の放牧地で、井戸を掘っていた時に出て来たとか。

槍先でしょうか? 縁や先はそこそこ鋭いですが、狩猟や闘争には心もとない気もします。 案外に、魚の鱗取りとか、そういう生活道具だった可能性もあるかと。

古い土器の破片なんかもあったそうです。 おそらく、探せばもっといろいろ出てくるんでしょう。  

018pukipuki_3これは、マングローブの湿地帯にあったそうです。 石斧でしょうか? 左側の削ってあるとことに棒をはめ込んだか縛って使ったんでしょう。 

020pukipuki_3これも同じ仕様の石斧のようですが、かなり小さいです。 硬い石なのに、表面はつるつるに仕上げられています。 先は鋭くないので、武器でも伐採用具でもないと思う。 使い捨てではなく、大切丁寧に愛用した生活用具かもしれません。 僕の知る限りですが、現在のメキシコの石の生活用品には、このような器具はないです。 何に使ったんですかね? 儀式とか、そういう方面かもしれません。

ところでね、メキシコではこういう考古学的な価値がある物は国の資産になるという法律があります。 もちろん国外に持ち出しは禁止です。  ですからこれらは、預かり物です。 もし研究のために供出しろというなら喜んで。 これらの石器たちが、ほんの数百年前の物なのか、あるいは何千年も前の物って可能性もあります。 大事に預かっておきます。

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2018年3月26日 (月)

聖枝際

メキシコでは学校は今週から春休み。 そして、セマナサンタです。 セマナサンタ、訳して、聖週間。 キリスト様が十字架におかけになられ、3日後にご復活されたことを祝う週です。 そうです、復活祭。 イースターですね。

セマナサンタは、メキシコでは春の大休暇シーズンです。 春の満月の週がセマナサンタですから、毎年日にちが変わります。 で、春休みもセマナサンタに合せますから、春休みの期間も毎年変わることになります。

セマナサンタの前には、キリスト教関連の色んな行事があるんですが、今日は、ドミンゴ・デ・ラモス。 キリスト様が、エルサレムに入城されたことを祝って、それを模した行列が行われます。  

003pukipukiテアカパン村の入り口にの我が家の前に集まった、行列参加者たち。 朝の9時ごろから三々五々と集まって、わいわいがやがや。

010pukipuki11時に、スタートです。 参加者は、150人ぐらいでしょうか。 香炉をかかげ、賛美歌を歌いながら、村の教会に向かいます。

キリスト様をはじめ、各人それぞれ役割があって、それらしい髪型にきめて、衣装を着ているそうです。 パッと見、てんでバラバラの仮装行列ですが、分かる人には分かると言うことですね。

逸話に従って、キリスト様はロバに乗るのが本当なんですがね。 以前は我が家の愛ロバ、ハナちゃんが活躍してたんですが、ハナが死んじゃって以来、キリスト様は徒歩です。

017pukipuki行列も最後のほうになると、皆普段着でリラックスモード。 自転車で楽してるやつらもいます、良いんですかね?

011pokopkoko今年のキリスト様は、この人です。 なんか、ちょっとホームレス風で、貧相に見えますが...。

011pukipukiアップで見ると、なかなかハンサムです。

012pukipuki御付きの人達。 聖なる椰子の枝葉を振って、なかなかリアル。 約一時間の、春の日差しの中の行進です。

まあね、配役が変わるだけで毎年同じことをやってて特に新鮮味は無いんですが、村の人たちには乱痴気騒ぎのセマナサンタの始まりを告げる大切な行事のようです。

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