2020年8月 2日 (日)

夏の贈り物

 076puki 庭のマンゴー。 キーツ(KEITT)という種類のアップルマンゴーです。 8月から9月初めが収穫時期の晩生種で、大きな実が成ります。

この樹は2010年に苗を植えて、2014年から収穫してたんですが、一昨年のハリケーン直撃て枝が大方折れて骸骨みたいになりました。 毛だけかと思ったんですが、新しく芽が吹いて今年は2年ぶりの収穫です。

指で優しく触れて、柔らかみを感じたら収穫します。 本日、初成りをいただきました。

010pukipuki_20200730035101 南シナロアの夏ってね、青い空に、今にも大入道雲に変身して襲って来そうな白い雲。 猛烈に暑くって、湿気むんむんで。 光のエネルギーが充満した蒸し風呂って感じかな。 そんな夏のエネルギーの中で育ったマンゴーです。 品質は世界一って言われてましてね。 メキシコで日本向けのアップルマンゴーの輸出が始まったのも南シナロアでした。

073pukipuki_20200730035801 ゴロリと重い、見事な大玉。 800gあります。

007pukipuki_20200730035101 冷蔵庫で2時間ほど冷やしていただきます。 味は言うまでもありません。 まさに、天国の園の果実です。

ところでね、マンゴーの記事を書くたびに、うわぁ贅沢とか、日本ではいくらするとか、コメントやメールをいただきます。 こちらではマンゴーは、貰ったりそこいらにある木から捥いで食べるもの、ほとんど石ころ同然、買うものではありません。 今年の果樹園から選果場渡しの値段はキロ4ペソ、円に換算すればキロ20円以下。 こんな大玉マンゴーが、6つで100円。 現地ではそれだけの価値の物です。 だけどもね、日本の皆様が当たり前と思っているものが、こちらではとてつもない場合もあると思います。 例えばね、刺身で食べられるピンピンの魚。 こちらではどんな魚屋でも絶対に見つからない。 海辺の村に住むOTTO翁ですら、自分で獲るか、漁船が浜に着くのを待ち構えて自分で選ばないと手に入らない。 それから、日本では安くて年中いつでもある、多彩なキノコ類とか。 たぶん日本の何倍も払って手に入れたシワシワの中国産菌床干しシイタケを水で戻しつつ、何種類もの生キノコがたっぷりの日本のキノコ鍋を想ってます。 おあいこですね、あはは。 

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2020年7月29日 (水)

雨季の投網漁

昨日は朝からずっと雨模様でした。 気温も下がって、最高気温は27度だったそうです。 いやぁ快適。 一息つけました。 午後には雨が上がったんで、投網を下げて外洋の浜へ。  

Img20200727wa0022fukifuki いささか荒れ気味の空です。

Img20200727wa0026fukifuki 東から、こんな雲が迫ってくる。

Img20200727wa0017fukifuki 誰もいない浜で、こんな荒天の中で投網を打つって、爽快そのものです。

Img20200727wa0019fukifuki 40~45cmの立派なボラが4匹獲れました。 夏のボラは腹にたっぷり脂が乗ってて、熾火で焼けば脂が滴る。 最高に美味しいんです。 暑くて苦しい雨季の、海からの贈り物。 

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2020年7月26日 (日)

7月の野原

 暑い日が続いてます。 なんて、もう耳にタコができてますかね? 今年の雨季は今のところ少雨でして、3回少し降っただけ。 今年はラ・ニーニャで、メキシコ太平洋岸は乾燥した気候になるって言われてますが、その通りですな。 でも牧童たちは、こういう暑くてカラ雨季気味の年には9月に巨大ハリケーンが来るって言うんですよね。 雨季にたっぷり降らないと、後の乾季に牧草が不足し家畜が飢える。 雨に依存してる連中の言うことです。 そうなるのかもしれません。

今日もちょこっと、フィールドに出ました。 村外れの放牧地を一巡り。

310pukipuki 野原は一応、緑になりました。 ほとんど干からびていた池も復活してます。 まだまだこれからで、普段の雨季なら水はいっぱいになって溢れ、野原は水浸しになって湿地帯のようになります。

椰子の木立が、きれいに鏡面になってますね。

311pukipuki_20200726022901 これなんかも、良い感じ。

295pukkipuki 野原に咲いていた花。 雨季の雨で萌えて、他の植物が育つ前に大急ぎで花を咲かせる、雨季の花園の植物です。

297pukipukiスパイダーリリー。 これも雨季の妖精ですね。

302pukipuki 水溜りに居た亀。 サラドロガメ、Kinosternon integrum。 甲長20cm近い成ガメです。 雨季の雨で休眠から覚めて出て来たばかりでしょう。 2匹一緒にいたんで繁殖行動中だったのかもしれません。 シナロアの雨季は、命が生まれ、育ち、躍動する季節です。 

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2020年7月24日 (金)

汽水のシクラソマ・ベアニ

381pukipukiここんとこ、暑い暑いとぼやいてばかりですが、本当に暑いです。 今朝はこんな鱗雲が出てまして、今日は少しは涼しいのかなって思ったんですが、儚い望みでしたな。

280pukipukiさて、久しぶりに息子たちと一緒に、テアカパン村の東側の船溜まり、ラ・ブレチャ行きました。 車で10分ですが、久しぶりのテアカパン村からの脱出です。 だけども真夏で雨季の今、ここはマングローブ汽水域の湿地帯です、尋常でない蒸し暑さ。 それから蚊が凄い。 早々に引き揚げました。

282pukipuki番屋の前で、漁師が魚を捌いていました。 覗いてみれば、外来魚のティラピアばかり。 こいつら、相当な塩分濃度まで耐えて繁殖しています。 シナロアでは汽水域までティラピアに占領されてしまいつつあります。

286pukipuki一匹だけ混じっていた在来種、シクラソマ・ベアニ(Cichlasoma beani)。 色が濃くて青色が強い汽水タイプですね。 この魚、元々はシナロアの淡水から汽水域に日本の鮒みたいにじゃうじゃいた魚です。 山間の村では食用にもされていましたが、どんどん減っています。 ニッチが重なるティラピアに押されてるようです。 気が付いたらいなくなってた、なんてならないことを祈ります。

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2020年7月22日 (水)

想定外

359pukipuki こちらは、暑い日が続いてます。

先週はずっと体調が悪くてへばってました。 微熱があり、頭痛がとれず、体の節々が痛む。 医学生の息子はデング熱の可能性大と診断してたんですが、OTTO翁はすでに6年前にデング熱に罹ってます。 それに、村の保健所へ行けばコロナを貰う可能性がある。 今はどんな病気より、コロナのほうが怖い。 それで自宅療養にしました。 幸いにも日曜日から復調気配になり、もう大丈夫です。 何だったんでしょうかね? 息子の言うには、デング熱には4型あって一回罹ってても別の型には罹るそうです。

Img20200715wa0009pukipuki さて、一昨日のことなんですが、テラスで朝飯食ってたら、横の空き地が騒がしい。 何かと思って覗いてみれば、何とウシの群れが来てるじゃないですか。

空地には、丹精してる、トウモロコシの畑があります。 大慌てですっ飛んで行って、こらウシ出て行けと木の枝をブンブン振り回して駆け回って追い出しました。 牛の群れが反転して向かってきたときは、かなり怖かったです。

発見が早かったんで、苗を20本ほど踏みつぶされただけで済みました。 もし遅れていれば、丸坊主に食われていたでしょう。 いやぁ、危なかった。 それにしても、ウシとは想定外。 メキシコで農業やるには、カウボーイ修行も必要のようですな。

375pukipuki  翌日、3粒蒔きで込み合ってたのを間引きをして、一本立てにしました。 すっきりしました、良い感じ。

376pukipuki_20200722024801 播種から2週間。 生育は順調のようです。 この次の降雨のあと、液肥を施して大きくしてやろうと思います。

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2020年7月17日 (金)

暑中お見舞い

060parapara ここ数日、体調を悪くしてます。 頭痛と倦怠感。 それから体の節々が痛む。 6年前に罹ったデング熱の初期症状に似てるんですが、いつまでたっても高熱は出ないし発疹もない。 まあ、ただの暑気あたりなのかもしれません。

意を決して、真昼の村に出て見れば、空も雲も、白く乾いた土道も、クラクラするほど眩しいばかり。

どこかで見た景色だなぁ...。 想いを巡らすうちに、僕の心は遠い昔の真夏の日々にワープする。 溢れる日差しに夏草そよぎ、山肌を滑る雲の陰。 麦わら帽子の父ちゃんと、白いブラウスのお母ちゃん。 あははは、あれは50年以上も前の、僕の日本の夏の日々。

皆様、暑中お見舞い申し上げます。

あの夏の日々から、何も変わらず、何も失われていないよね。 元気出して頑張りましょう。 どうか、つつがなきよう。

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2020年7月11日 (土)

夕暮れ3景

048pukipuki_20200709125601 雲間から射す光芒。 薄明光線と言うそうです。 あるいは、天使の梯子とも。 夕方で太陽の位置が低いので、下から上に射しています。

2274pukipuki 一昨日の、紫の夕暮れ。

003pukipuki_20200709125601 昨日の夕暮れも、紫でした。 薄い雲があったり、空気が少し靄ってる時に、稀に見られる夕暮れの空の色です。 サハラ砂漠から砂塵が来てるらしいので、その影響かもしれません。

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2020年7月10日 (金)

種蒔き

Img20200707wa0010parapara やっと雨季最初の雨が降りました。 夜半から雷ゴロゴロで、だけど雨は2時間ほどさらさら降っただけ。 雨量は約20ミリです。 それでも、待望の雨。 本日、トウモロコシの種蒔きをしました。 自家消費用です。

シナロア地方では、雨季と乾季が完全に分かれてましてね。 11月から5月の乾季には一滴の雨も降りません。 そして7月から9月の雨季には、毎日雷ゴロゴロ。 だから天水頼みだと、今種を蒔いて雨季の雨で育てるのが唯一の作柄になります。

091pukipuki_20200709125601 約10m四方を耕して、7つの畝を立て、2条蒔きにしました。

Img20200707wa0006parapara 棒で窪みを作って、3粒ずつ種を落としていきます。 土をかぶせて、作業完了。 株間約20cmですから、7X2X10mX5で、約700株。

収穫予定は乾季に入ってからの、11月以降です。 降雨まかせで無農薬の原始農業で、害虫やハリケーンが大敵ですが、全てが順調にいけば一株に2本成りますから、1400本のトウモロコシの収穫が期待できます。 

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2020年7月 7日 (火)

雲が好き

日本は梅雨終盤。 大雨のようですね。 どうか頑張ってください。

こちらの雨季は8月9月が本番です。 それからハリケーンは8月から11月半ばまで。 まあ、これからですな。 シナロアでも、雨も雷もハリケーンも年々激しくなるばかり。 それから暑さも。 ここ数日の暑さときたら、全身の汗を絞り出してしまうよう。 これはもう、どうしようもないこと。 おう、なんぼでも来たらんかいって、気合入れて備えるしかないですな。

さて、ここ数日に撮った雲の写真を載せます。 

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いつでも雲を見ていたい...。

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2020年7月 3日 (金)

ビルマネム

012pukiupki 我が家の横の空き地の、ネムの木の仲間。

調べてみますと、どうやらAlbizia lebbek。 熱帯アジア原産。 和名、ビルマネム。 シナロア海岸地方では、どこにでもある木ですが 、帰化植物のようです。

025pukipuki_20200703020901 勝手に生えてきて5年目ぐらいでしょうか。 まだ4mほどですが、10m以上の樹に育ちます。

010pukipuki_20200703020901サギの雛鳥の冠毛のような、ふわふわの繊細な花。 日本のネムの近縁種ですから、花は良く似ています。 紅はさしませんが。 

ネムって日本では梅雨時の花ですね。 こちらでも6月から7月が花期なんですが、乾季の終わりのいちばん乾燥した時期にあたります。 それからこの花、夕方になると、強く香りはじめます。 蒸し暑い熱帯夜の微風に乗って、20mも離れた窓辺に匂って来るほど。 熱帯の花って、夜に香るのが多いように思います。  

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