2018年2月15日 (木)

テアカパンの湿地の鳥たちーその他の怪鳥たち

その他って言うと失礼ですかね。 この子たちも立派な怪鳥たちです。

014pukipukiGreat Blue Heron, Ardea herodias

日本のアオサギの近縁種です。 テアカパンでは年中みられますが、冬に多いようです。 冬鳥として渡来するグループもあるのでしょうか。 小規模な渡りをしているのかもしれません。

014pukuopkussテアカパンのサギの最大種。 背丈は優に1m以上あります。 魚やカエルを食べる。 大きな魚は、くちばしで何度も持ち直して、頭から丸飲みする。 こいつのおかげで、庭の池のコイや金魚が跡形もなく消え去ったことがあります。 優雅な姿ですが、憎き奴。

017pukipuki この子はたぶんゴイサギ、Black-crowned night heron、Nycticorax nycticoraxの亜成鳥だと思います。 ちょっと自信ないです。

夜行性の鳥ですが、なぜか真昼間の湿原に佇んでいました。 保護色になってて、見つけにくかったです。

こいつらも、池の魚を狙ってやってきます。 真夜中に、グエ~とかギュゥ~とか気味悪い奇声を発するのはこやつらのようです。 体躯が小さいので、大きな魚は獲れないけど、夜中に来るので厄介な奴。

035pukipukiHarris's hawk (Parabuteo unicinctus)

ノスリの仲間。 タカ狩りや愛玩鳥で人気のある、ハリスホークです。 湿地や海岸に普通に見られる中型のタカ。

漁師から魚を掠め取るので、テアカパンでは泥棒ワシと呼ばれています。

僕が浜で投網を打っていると、2羽のハリスホークが来る。 網を引き揚げて魚を外しているタイミングで、一羽が傍らの魚の入ったバケツに止まる。 こら~とバケツに駆け寄って追い払う。 その隙に、もう一羽が投網の魚を掴んで飛び去る。 毎回、まんまとやられます。 一匹ぐらい良いんですけど、敵のほうが賢いのが悔しい~。

036pukipukiヒメコンドル、Cathartes aura

コンドルの仲間の小型種。 とはいえコンドル、トンビより一回り大きい鳥です。 テアカパンでは普通に見られます。 冬に多くて、夏にはほとんどいなくなってしまう。 夏は山岳部に避暑に行ってるのかもしれません。

もちろん死肉喰らいです。 放置された牛や馬の死体、道路の轢死体、海岸に漂着したウミガメやイルカの死体に来ているのを見ます。 自然界の掃除屋ですね。 イチゴのようなハゲ頭が不気味なので嫌われ者ですが、この子たちがたくさん輪を描いて舞ってるのは、のどかな漁村の風物詩です。 でも、その下に何があるのかを考えるとね。

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2018年2月13日 (火)

テアカパンの湿地の鳥 3怪鳥

015pukipuki

テアカパン郊外の湿地は、鳥たちでいっぱい。 留鳥達に、鴨やシギなんかの冬鳥たちも加わって、大盛況です。

それでは、元も目を引く奴から紹介しましょう。 こやつら、名付けてテアカパンの3大怪鳥たち。

011pukipukiまずは、この子。 ベニヘラサギ。 Platalea ajaja 英名、スプーンビル。

しゃもじ型のくちばしと、フラミンゴのようなピンク色の羽が特徴です。 アメリカ南部からメキシコ、中南米の湿地帯に分布。 テアカパンでは留鳥のようで、一年中見られます。

かなり大きな鳥です。 隣にいる、鴨やセイタカシギと比べても、貫録が違いますね。

016pukipuki幼鳥は紅色が薄いですが、年を経るにつれて濃くなります。 優雅な姿で、観鳥家たちの人気者。 しかし、灰色シワシワの禿げ頭はなかなかの迫力です。

002pukipukiアメリカ白ペリカン、Pelecanus erythrorhynchos

こちらは、アメリカ合衆国から渡来し、テアカパンの湿地で越冬する冬鳥です。 テアカパンにはもう一種、褐色のブラウンペリカン、Pelecanus occidentalisがいますが、白ペリカンのほうが2回りぐらい大きいです。

019pukipuki翼を広げると、2mちかくあります。 横にいる鵜と比べれば、その巨大さが分かりますね。 翼のへりが黒くて、飛んでいるときに目立ちます。

それからブラウンペリカンは海岸に居て魚食専門ですが、この白ペリカンは淡水や汽水を好み、魚だけでなく爬虫類や小哺乳類、小鳥も食べる。 鳩ぐらいの鳥でも大きな袋付きのくちばしで捉えて丸飲みにするらしい。 まさに、怪鳥ですね。

013pukipukiアメリカトキコウ、Mycteria americana アメリカ合衆国南部からメキシコ、中南米熱帯域の湿地帯に分布。

テアカパンでは、年中みられる留鳥のようです。 6月から9月の雨季に、湿地帯の奥で繁殖しているようです。

020pukipukiこちらも開翼2mに達する大きな鳥です。 コウノトリの仲間で、優雅な姿ですが、真っ黒な禿げ頭。 ハゲコウを思わせる顔。 魚からカエルや小鳥の雛、亀の子やヘビや小さなワニまで食べる。 それからこの鳥、コンドルたちと一緒にゴミ捨て場や死体にいたり、一緒に輪を描いて舞ってたりする、変な奴。 この子も、怪鳥ですね。

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2018年2月12日 (月)

夏の雲にお似合いの料理

うちから北へ140kmのリゾート港湾シティ、マサトランへ行ってきました。 今、ラテンアメリカは、どこでもカーニバルで大騒ぎです。 マサトランでもパレードがあり、フィエスタやコンサートがあり、遠くからも観光客が押し寄せてます。 お祭りと、騒音と、人ごみが好きなメキシコ人ですな。

僕も豚児どもも、そういうの嫌いでして、買い物を済ませたら、家でのんびりしてました。

075pukipukis南シナロアは、すっかり夏の陽気です。 2月もやっと半ばなのに、シエラマドレには、夏の雲。

001pukipukiお昼は、トスターダ。 トルティージャをパリッと揚げて、調理済みの具材を乗せて生野菜を盛り、サルサとサワークリーム、粉チーズをかけてあります。 冷菜です。

シナロアでは、この手のトルティージャを揚げた料理が凄くポピュラーです。 主にシーフードの具材を乗せて2つに折り畳んだり、タコに巻いて油で揚げたのもあります。 そういうのは、タコ・ドラドと言います。 冷たいトマト風味のスープをかけていただくのがシナロア風です。 常夏のシナロアの、青い海と青い空にお似合いの料理だと思います。

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2018年2月 9日 (金)

マボロシハマグリとか

021pukipukis今日も、夕日の浜で貝拾い。

001pukipukiこんなのを、拾ってきました。 いずれも、温かい海の砂泥浜にいる貝たちです。 久しぶりに、状態の良いマボロシハマグリが拾えました。 棘のある奴がそうです。

003pukipuki左は、特に棘が長い個体。 右は短い個体。 同じ種類ですが、個体差があります。

7年ばかり前に、マボロシハマグリの小発生があって、集めて味噌汁にしたことがあります。 この貝、棘を上向きに、砂に潜っていまして、砂浜をジョギングしてる人が踏んづけて、イテテテなんて飛び上がったりしてました。 それ以来、ほとんど見かけなくなってたんですが、またそんな発生があるのかもしれません。

006pukipukiきれいな、イタヤガイの仲間。 3cmほどの、ちっちゃなやつです。

005pukipukiそれから、こんなのも拾いました。 右側の白いやつなんですが、透き通るぐらいに薄くて脆い貝殻です。 長さ約7cm。 最初は魚のえらの骨かと思い、それからイカの骨じゃないかと疑い。 よく見ると微細な蝶番があります、間違いなく2枚貝です。 なんていう貝ですかね? それから、こんな変な形の、しかもピラピラの脆い貝です。 たぶん砂に潜ってるんでしょうけど、どんな生活をしてるんでしょうかね?

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2018年2月 8日 (木)

何の花?

004pukipukiとぼけた形の、安物の砂糖菓子のような花。 さて、何の花でしょう?

006pukipuki_2そうです、アロエの花でした。

アロエはメキシコでも薬用植物でして。 特に糖尿病に効くって言われてます。 葉っぱを千切って皮を捨てて、ぬるぬるの部分をミキサーにかけて飲むと良いとか。 それから火傷とか切り傷に貼ったり。 トゲが刺さって抜けない時、これを貼っておくと自然に緩んで抜けるそうです。

と言うわけで我が家にも鉢植えがもう何年もあるんですが、使ったことないなぁ。 まあ、備えあれば憂いなしです。 それに、忘れた頃に、こんな愛らしい花を咲かせてくれるし。

041pukipuki_2ところでアロエって、大きくなるんですよね。 種類や環境次第なんでしょうけど、こんなふうに人の背丈より大きく育って、見事な花房を付けてるところもあります。 ハチドリたちの、お好みの花です。

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2018年2月 7日 (水)

春の海辺から

004pukipuki2月になって、すっかり暑くなりました。 昼間は30℃だし、朝方もやっと20度を切るぐらい。  夕日も空も、春色ですね。

夕方は、浜を散歩。 いつもは投網漁だったんだけど、大漁続きだし、貰い物もあって、魚の消費に追われてるし。 そして、のんびり貝拾い。 殺生をしないって、良いよね。 

003pukipuki拾い集めた貝殻は、翌朝じゃぶじゃぶ洗って、砂を落とす。 濡れた貝殻たち、朝日にきらきら。 まるで、新しく生まれたみたいに輝く。

わぁ、きれい。

なんだかね、とっても平和で、とっても幸せな気持ち。 誰もがこんな生活を始めたら、世界がいっぺんに平和になってしまいそう。 確かに、そんな気が、したんだよね。

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2018年2月 3日 (土)

湾の在来種カキ

002pukipuki前の記事で、テアカパンにイワガキをお見せしましたが、もう一種類、在来種の大きなカキがいます。 Crassostrea corteziensis  メキシコ北西部のカリフォルニア湾からナヤリト州に分布。 日本のマガキのやや近縁種になります。

テアカパンでは、汽水湾内の底に数個固まって転がってるのを潜って集めたり、マングローブの根っこに付いているのを剥がして取ったりします。 うちのほうでカキと言えば、この種類です。 何年もかかって大きく育つ種類のようで、貝塚から出る古い貝殻には20cmを超えるのもあります。

005pukipukiCrassostrea corteziensisは養殖もされていまして、高水温に強いので、中南米の熱帯域で期待が大きい種類だそうです。

ところで最近、日本のマカキ(Crassostrea gigas)も、うちのほうで養殖されています。 稚貝を持ってきて、カゴに入れて湾内に吊るして育てています。 日本にカキは、こちらでは繁殖できないと言ってるんですが、どうなってるんでしょうかね? 

019fuerapukipuki在来種、Crassostrea corteziensis は、日本のマカキに比べて、味がさっぱりしているように思います。 殻をこじ開けて、メキシコ風にライムを絞り、チリソースをちょこっと垂らして口に含む。 最高です。

もう30年も前の話なんですけどね、海辺の露店で食べて、あんまり美味しいんで、生カキ100個食いをやったことがあります。 カキを100個並べて、片っ端から開けて渡してくれって。 楽々食べられましたよ。

殻を開けるのが面倒なら、火を熾して、さっと炙って、焼きカキにしましょう。 目を凝らして待ってて、殻が浮いてじゅうっと湯気が出たらすかさず火からおろして、指で殻を開いていただきましょう。 焼きすぎると、身が縮んでしまいますから。 

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2018年2月 1日 (木)

メキシコのイワガキ

013pukipuki採りたてのイワガキをこじ開けて、つるり、もぐもぐ。 潮風が体中に吹き込んだように、体中に海の香気がほとばしる。 まるで、海を丸ごと食べているよう。

テアカパンにも、カキがいましてね。 3種類、います。 大きいほうからいえば、岩にくっついて育つ、平べったい大きなイワカキ。 それから、海辺の露店で売ってる、湾の底に転がってる育つ10cmぐらいのカキ。 マングローブの幹に着く、ちっちゃなカキ。 学術的ではなく、実用的分類ですけど。

014pukipukiイワガキがいるのは、こんなところです。 湾内で、岩があるところ。 大潮の干潮時に露出する辺りにいます。  

015pukipuki殻が岩にそっくりで、海藻なんかもついてます。 さて、どこにあるか、分かります? 

019pukipukiこれはどうです? 目を凝らして...。

018pukipukiこれなら、分かりますね。

025pukipukiノミとハンマーで岩から剥がす。 バケツ半分で止めときましょう。 美味しく食べられるだけ。 それに、殻をこじ開けるの、大変だし。

023pukipukiのどかな、午後の海。

031pukipukiその場で食べるんなら、岩にくっついたままで、上側の殻だけ剥がしてもいい。 そして、顔を近づけて、直接口に含んでもいい。 海にキッス。 最高ですね。 でも、気を付けて。 カキの殻って、ナイフみたいに鋭いんです。 ちゅう~、イテテテ...。 血だらけのキッスにならないようにね。

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2018年1月30日 (火)

茶色のカマキリ

016pukipuki我が家のマングローブの苗木ですが。 おや、誰かいますね。

みどりの葉っぱに茶色の体では、すぐに見つかっちゃいますね。 カマキリちゃんで~す。

012pukipukiこれはしくじったと、幹に移りました。 うん、これなら、枯葉の屑が付いてるように見えなくもないですね。 腹が平べったくて、足や腕にも微妙な模様があります。 いっぱしに擬態してるんでしょう。

011pukipukiはい、もう一枚。

ほんの4cmほどの、ちっちゃな子です。 こちらのカマキリって、みんな小っちゃいんです。 日本の、オオカマキリみたいな立派な奴はいない。 それから、緑のより、茶色の奴が多いです。

ところでね、メキシコではカマキリのことを、カンパモチャ(CAMPAMOCHA)と言います。 カンパとは、たぶん野山のこと、モチャは切りとること。 なんだかよく分かりませんが、可愛い名前ですね。 

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2018年1月29日 (月)

やっと役に立ちました

030pukipuki_2さて、これ、何だかわかりますか?

031pukipuki_2使い方。

なんだ、櫛かよ、ですか。 ええ、まあそうなんですが。 これ、特別の櫛でね。 シラミ取り用なんです。

すっと前、うちのネコどもにノミがいるんで、ノミ取り用の櫛を探した。 ところが、これが結構高い。 そしたらカアチャンが、人用がどこでも売ってるわよ。 なるほど、薬局や雑貨屋で売ってました。 で、ペット用より人間用のシラミ取り櫛のほうが全然安いのね。 確か10(ペソ当時のレートで70円ぐらい)だったと思う。 で、ネコどもをクシクシとやってみたんですが、さっぱり取れない上に、こっちが痒くなってきた。 飛んで移るのかもしれません。 で、一回使っただけで引出に眠ってたんですが。 ところが今回、末娘にめでたくシラミが発見されましてね。 ようやく、正規の方法で使用する機会が巡ってきました。

ちょっと失礼なんですが、今の時期テアカパンには季節農業労働者がやってきます。 山から下りてきた、インディヘナの人たちも多い。 子供も一緒です。 時には村の子供たちと一緒に遊んだり。 で、シラミを貰った子が、学校で周りに移す。

まあ、少々シラミがいても、ちょっと痒いだけで特に問題ないんですが。 大した数じゃないんで、シラミ取りシャンプーで一回洗髪して、あとは毎晩この櫛で梳いて様子を見てます。 どうやらいなくなったようです。 でも、どうせまたすぐに貰って来るんじゃないかな。  

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