2014年10月28日 (火)

カンペチェに来ています

Img_6125_convert_20141028131357カンペチェ(CAMPECHE)州の、チャンポトン(CHAMPOTON)という町に来ています。 メキシコの大西洋側に来るのは、10年ぶりかな。

チャンポトンは、メキシコ湾に面する人口約3万人の町です。 遠浅の海に、漁船が行き交っています。 ここいらの海は、10kmぐらい沖に出ても、水深はせいぜい5mぐらいしかないそうです。

早速、魚屋を覗いてみました。

Img_6124_convert_20141028132045う~ん、これはフエフキダイの仲間かな? 太平洋側では見かけない魚です。 口がとんがってて大口で、可愛い顔ですな。 白身で美味しい魚だそうです。 名前聞いたけど、忘れました。 分かったら、追加しますね。

Img_6099_convert_20141028132921熱帯魚然としたおちょぼ口の30cmぐらいのこの魚、安くて美味しいらしい。 これも、今までに見たことがない奴です。 ボキネテ(BOQUINETE?)って言うそうです。 これもフエフキダイの仲間か、あるいはベラの仲間かも。 後で調べてみよう。

やっぱり太平洋側とは、かなり違う魚がいますな。

Img_6114_convert_20141028133242海岸沿いに野外レストランがあったんで、魚の素揚げを注文しました。 太平洋側にもいるパルゴ(PARGO、フエダイの仲間)ですが、いささか顔つきが違うような。 味は、太平洋側のパルゴよりさっぱりしていて、やや物足りなかったです。

明日は市場を廻るつもりです。 安食堂で、郷土料理も探してみようかな。

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2014年10月24日 (金)

エンセナダの浜の貝

Img_5804_convert_20141023113108メキシコ北西部の玄関口、エンセナダ(ENSENADA)の海岸。 豪華クルーズ客船が通る。

Img_5796_convert_20141023112244エンセナダは、人口約60万人の、太平洋に面した港湾都市。 町の近辺の海は護岸に覆われてますが、南側に広大な砂浜がありまして、市民の憩いの場になっております。

Img_5790_convert_20141023112615_2潮通しのいい浜です。 干潮時には遠浅の砂浜が露出します。 砂の表面に、ぶつぶつ無数の盛り上がりが見えますね。

Img_5788_convert_20141023112031正体は、この子です。 ナミノコガイの仲間。 殻の上側、水管を出すほうに、藻類が生えています。 少し砂を掘れば、びっしりと凄い数のこの貝がひしめいています。 

Img_5798_convert_20141023111326こんな、化け物みたいに大きな貝もいます。 英名、ピスモクラム(PISMO CLAM)。 地元では、アルメハブランカ(ALMEJA BLANCA)と言います。 学名は、Tivela stultorum

ピスモクラムは、アメリカ西海岸からメキシコのバハカリフォルニア北部太平洋岸の分布しています。 アメリカでは、長年の乱獲によって資源は壊滅状態で、採取禁止になっていますが、メキシコ側にはまだまだいるのよね。

Img_4664_convert_20141024064541エンセナダの通りの屋台では、ピスモクラムが山積みになっていて、カクテルやセビチェが飛ぶように売れていました。

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2014年10月21日 (火)

ストリートフード4品

ずっと旅暮らしで、外食続き。 毎日のことなんで、贅沢はできない。 安くて、美味しくて、栄養がある食べ物は、と日々悩んでいるのであります。 仕事より、食べ物に気が行ってたりしてね。 

まあでもね、メキシコはストリートフード大国、あらゆる食べ物が屋台や簡易食堂で食べられる。 心配される衛生状態も、改善の一途をたどっております。 ここんとこ、お腹壊さないもんね、僕のお腹もマッチョになってたりしてね。

では、最近食べた、ストリートフード、行きます。

Img_5808_convert_20141021013806ポソレ(POZOLE)。

骨付き豚肉、豚足、豚の頭なんかをぶった切って、白トウモロコシとぐつぐつ煮た具沢山スープ。 地方によって、唐辛子で真っ赤だったり、隠し味のハーブで緑色してたり、いろんなバリエーションがあります。 これは白いスープの北部風。 薬味をてんこ盛りにして、青チレを潰して混ぜて、いただきます。

Img_5506_convert_20141021014812焼き肉のタコス。

タコスはやっぱり、メキシコのストリートフードの王様です。 これもね、押し込まないと口に入らないぐらい薬味をごっそり乗っけて、貪り食うのがよろしい。 したがって、新鮮な薬味やサルサが揃ってる屋台を選ぶのがコツかな。

ここのタコスは、トルティジャが2枚重ねになってました。 下のトルティージャを外して、それに薬味だけ挟んで、野菜タコスを作って数を稼ぐという反則技をしても、お姉さんウフフと笑って新しいキャベツの千切りを出してくれる。 メキシコ良いとこですな。

Img_5810_convert_20141021013936たまには中華です。 カントン風ミックス炒め。

裏通りのうらぶれたレストランで、お客は僕一人なのにずいぶん待たされました。 やっと出てきたのは、凄い大盛り豪華版、エビも肉も鶏もたっぷり入ってます。 端っから、持ち帰り用パックで出すところが豪気です。

”お前一人だろ、どうせ食いきれないからよ”。 確かに半分がやっとで、残りは夜にホテルの小部屋でいただきました。 夕食、浮きましたな。

Img_5816_convert_20141021014216シーフードスープ。

海辺の町に来たら、まずはですな。 ここのは、エビの茹で汁と魚の頭を煮て取ったスープをミックスしてるそうです。 具はエビ、タコ、イカ、魚の切り身、ハマグリ。

メキシコのスープは、普通は生ぬるいのが出てきます。 ライムを絞ると、冷めちゃったりして。 塩っぱめで、海の香りぷんぷんで、つんとオレガノやコリアンダー、ローレルの香りがする。 どんぶり鉢いっぱいの量が嬉しいです、大海を飲み干す気分ですな、うひゃひゃ。  
 

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2014年10月13日 (月)

オブレゴンの海

Img_5992_convert_20141015030641ソノラ州南部の町、オブレゴン(CIUDAD OBREGON)に来ています。 大都会です、人口約40万人。

このあたりは、小麦の大産地です。 他にも、トマトやチレ、カボチャなど、野菜の栽培も盛んです。 だけど冬の間だけね。 砂漠気候でして、夏は超酷暑、最高気温は45度に達します。 今の10月半ばでも、昨日の最高気温は42度だったそうです。 雲一つない青空が広がってます。

Img_6002_convert_20141015030859オブレゴンは大平原の真っ只中の町です。 周囲は、畑ばっかり。 空き地や原野は灌木の原っぱです。 大きな樹木がない。 殺風景なことこのうえなし。 こういうの、ストレスたまるのよね。 どこか自然がいっぱいの、きれいなところへ行きたい~。 

聞いてみると、海まで約40km。 さっそく行ってみました。

Img_5989_convert_20141013120726カリフォルニア湾中部東岸になるんですが、泥沼のような海でした。 すぶすぶと足が入って、気持ち悪いし、風も泥の匂いがする。 浜も泥でできてて、木が生えてないから日陰もないし、腰を降ろす気にならない。 白砂に椰子の木揺れるテアカパンとは全然違うなぁ。

Img_5988a_convert_20141013120541でもね、こんなにきれいなエビが獲れます。 ワタリガニや貝類も豊富だとか。 ちょっと沖に出れば、サメやサワラの良い漁場だそうです。 豊かな海なのよね。

エビはさっそく塩茹でにしていただきました。 味が濃くて、おいしかったです。

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2014年10月 8日 (水)

父帰る?

Img_5875_convert_20141008060821テアカパン(TEACAPAN)に来ています。 さっそく末娘と、浜へ魚の調達に。

Img_5878_convert_20141008061036ぴんぴんのパルゴ(PARGO、フエダイの仲間)とロバロ(Robalo,スズキの仲間)。 メキシコの高級魚ですが、2匹でたったの15ペソ(120円ぐらい)。

Img_5932_convert_20141008060033その足で、投網を掴んで外洋の砂浜へ。 暖かな波が良い気持ち。 投網を打つのは、半年ぶりです。 

Img_5907_convert_20141008060322_2むはは、腕は衰えてませんぞ。 お魚たち、僕を待っていてくれたみたいです。

Img_5946_convert_20141008055744家に戻ったら、フグが13キロも届いていました。 OTTOの奴が来てるぜってね。 もちろん魚代は払うんですが、嬉しいですな。

Img_5944_convert_20141008055538取れたてのエビも、4キロばかり。 数日しかいないのに。 こんなに食べきれないぞ~。

子供たちの尽力もあって、夫婦仲は戻りつつあります。 もっと頻繁にテアカパンに来て、良いお父さんをしなさい、なんて声も。 いつの日かまた、僕の帰る家はテアカパンです、と言えるようになるかもね。

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2014年9月27日 (土)

TAKOS

Img_5777_convert_20140927040955メキシコ北西部の港町、エンセナダのセントロ。 小さな食堂がひしめく通りに、こんな看板がありました。

タコス・アル・パストール(TACOS AL PASTOR)が一個5ペソ!

うは~、安い~。 でも、スペルが違うぞ。 TAKOSじゃなくて、TACOSだ正しいんです。 まあいいや、昼飯時です、さっそくカウンターに座る(カウンターしかないんだけど)。

Img_5780_convert_20140927040658ほらね、看板と同じ。 アチョテという赤い木の実ベースのソースでマリネした薄切りの肉を鉄の棒に重ねて刺して、ぐるぐる回しながら直火で焼く。 こういう焼肉を、メキシコではパストールと言います。 注文すると、香ばしく焼けた表面をしゅしゅっとナイフで削り取ってタコスを巻いてくれる。

Img_5781_convert_20140927040222脂ギトギト、スパイスが目につんとくる。 典型的な庶民の味ですが、こういう食べ物も、僕好きです。 薬味をごっそり乗っけ、チレソースをじゃぶじゃぶかけて頬張って、コカコーラぐびぐびだぜ、なんてマッチョ気分(?)に浸るのは、実によろしい。

以下、タコス屋の兄さんとの会話。

安いね、セールなの? いやいや、うちはいつもこの値段だよ、肉が安く手に入るんだ。 これ、豚肉ですかァ? うはは、何の肉だと思う? ...ひょっとして、これじゃないよね(両手を耳にして、いお~いお~とロバの鳴き声のまねをする)。 あはは、違うよ、最近ロバは減ってて高いんだ、...ゴロニャ~ン! う~...(ノ_-。)...。 ぎゃはは、ウソだよ、ネコは小さいからダメだ、もっと大きな動物じゃないとな。 う~ん、やっぱり豚だよね? ふっふっふ、ネコより大きくていちばんたくさんいる奴って何だい(とあたりを見回す)。 ...ヒトだけど...。 ニタ~リ(とタコス屋の兄さん笑う) ...あぎゃ~Σ(゚д゚;)...。

冗談だよ、ハポネス、もちろん豚肉さ、安心して腹いっぱい食って行きな、一番脂が乗ってるところを切ってやるからよ。 という訳で、16個いただきました( ^ω^ )。 お腹いっぱい、今胸焼けに苛まれています。 単なる食べすぎかなぁ?

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2014年9月24日 (水)

バスの旅ーIV  検問で冷や汗

Img_5556_convert_20140924020633ガタゴト何十時間も狭い座席で揺られ、もうお尻と座席が一体化してしまいそうな、メキシコの長距離バスの旅。 夜更けの荒野の真っ只中、唐突にバスが止まる。 なんだろうと訝る間も無く、アサルトライフルを掛けた迷彩服の男が乗り込んでくる。

...何だ...? ...強盗か...? ...噂の麻薬組織の乗客丸ごと誘拐か...?

男は戦闘帽の庇の陰から、鋭い目でバスの奥まで視線を巡らせる。

...重苦しい静寂...。

男の口が動き、白い歯が覗く。 思いがけない、少年のような初々しい声。

...まるで、選手宣誓みたいだ...。 眠気と疲れで朦朧とした脳の片隅で、僕はそんなことを考える。

”お休みのところ、ご迷惑をおかけします。 メキシコ軍の検問ですので、皆様手荷物を持って車外に出てください。 お子様や妊婦、高齢の方は車内に残っていただいて結構です。 ご協力をお願いします。” 

麻薬や銃器の摘発を目的とした検問、特にメキシコを陸路で北へ旅していると、方々にあります。 身体検査をされ、荷物を開けられて調べられるんですが、やましいことがなければ大丈夫です。 が、思わぬことで、トラブルになることもあります。

今回は僕の不注意から、いささか怖い思いをしました。 それはバハカリフォルニアの、荒野の検問所でのお話し。

時は真昼間、恒例の検問です。 僕たち乗客は、あ~あ、またかよ、とぞろぞろとバスから降りる。 預けてあった荷物がバスの横腹のトランクから引っ張り出され、一つづつ台に上げられます。

”この荷物の持ち主は?”

乗客は、検査官の兵士の前で、指示に従って荷物を開ける。 検査官は、手袋をした手で、手早く調べていきます。

僕の番です。 鞄のジッパーを開ける。 兵士は臭い衣類をかき分けて、調味料が入ったスーパーのビニール袋を引っ張り出しました。

僕は、しまった、と思いました。 そこには、味の素が入っていたんです。

袋を開けた兵士の手が、純白の結晶質の粉の入ったジップロックをつまみ出す。 誰が見ても、怪しいよね、これ。

”これはなんだ?”

ああ、なんという不手際...。 それを見て、僕の周りにいた乗客たちも、凍りつきました。

”え~っと、日本の調味料で、アジノモトって言うんです...。” ”アジ...、何?” ’アジノモト、これはただの調味料です、これをちょっと入れるとタコスでもポソレでも、日本の味になるんです、こっちにはないからいつも持ってるんです。” 長々と説明する僕ですが、”ふむ、調味料ね...。” しげしげと眺めて、指でもんでみたりしてます。

国籍は? どこから来た? どこへ行く? 身分証は? 矢継ぎ早に質問が飛んできました。 パスポートとメキシコ永住カードを見せる。 ”お預かりします。”

気が付いたらね、さっきまでバスの運転手さんとおしゃべりしてたりしてリラックスモードだった兵士が2人、いつの間にか僕の斜め後ろに来てるんです。 間合いは約2m、アサルトライフルの銃口は空を向いていますが、肩から外されいつでも撃てる状態です。 その状態で、身体検査をされました。

麻薬犬が2匹連れてこられ、一匹はバスの中へ、もう一匹は僕たち乗客や荷物の周りを嗅ぎまわる。

”こちらへ来てください。” 検査官の兵士に先導されて、僕はトレイラーハウスの事務所に通されました。 ライフルを持った兵士2人の警備付です。 僕の荷物は、カートに乗せてどこかへ運んで行きました。

事務所のパイプ椅子に座って、待たされました。 非常に不安でした。 マジでね、このまま留置所に入れられて、もう娑婆の空気は喫えないかも、なんて。 でも、逃げようとしたら、撃たれるだろうし。

ほんの5分ぐらいで、年配の兵士が部屋に入ってきました。 たぶん階級が上の人なんでしょう。 さっきの兵士が後ろに従ってて、僕の荷物が乗ったカートを押してます。 この人の顔を見て、なんとなくですが、大丈夫だなと思いました。 

セニョールOTTO、日本人、こんなところで何をしてるんだ? ええと、知人の海産物の仕事を手伝ってまして。 スペイン語が上手いな、メキシコに長いのか? はい、かれこれ20年に。 メキシコに家族はいるのか? はい、妻と子供が4人です。 子供はメキシコ生まれか? ええ、全員、妻もメキシコ人なんです。 ほほう、どこに住んでる? ...シナロアですけど(^-^;、。

カアチャン、シナロアの人なんです。 ふむ、シナロアの女性はどうだ? 良いですけど、癇癪持ちで...。 うははは、そうだろな、頑張れよ。 バシっと肩を叩かれ、セニョールOTTO、ご協力ありがとう、よき旅を! グラシャス、グラシャ~ス。 やれやれ、助かりました。 アジノモトのことは、何も聞かれませんでした、すぐに違うとわかるんでしょうかね。

アジノモトの袋を、兵士が返してくれる。 はい、お前の大事な調味料。 ありがとう、でも捨てていきます。 どうしてだ、大事なものなんだろ? うん、でもまだ先に検問があるだろうし。 ああ、無線で知らせといてやるよ、ただの調味料だって。 親切な人たちですな。 でも、やっぱり捨てました、もうこりごりですから。

待っててくれたバスに乗り込むとね、みんな怖いものを見るような眼で僕を見るのね。 すごく嫌な雰囲気、 それで、言いました。 待っててくれてありがとう、準備完了、さあ行こう! 空気が和んで、いろいろ聞かれました。 よく放してくれたわね、何を持ってたんだ、アンタのせいで30分も待ったわよ、なんて。

バスの冷房にあたると、全身に汗をかいているのに気が付きました。 特に背中がびっしょりで汗が流れているのがわかる。 冷や汗ですかね、こんなことは生まれて初めてです。 落ち着いてたつもりだけど、じつは怖かったみたいね。 その日は一日、情緒不安定のハイ状態で、夜にはしっかり夢を見ました、刑務所の中でいじられながら野菜炒め作ってました。

今回は無事で済みましたが、幸運でした。 李下に冠を正さず、疑わしいことは極力避けるのが良いです。 その他に、メキシコ(どこでもかも)を旅する時に気を付けなきゃいけないことを書いておきます。 まずは、信用できる人以外からは、絶対に荷物を預からないこと、何が入ってるかわかりません、検問で引っ張り出されて、いやこれは僕のじゃなくて預かり物で、なんていう言い訳は絶対に通用しませんから。 それから、むやみに行き先を言わないこと、荷物にやばいものを入れられる可能性があります。 車の旅でも同じです、XXの赤いワゴン11年式ナンバープレートXXXXが明日の夜そっちのホテルXXに行くよ、右前のフェンダーの裏に貼り付けとくから駐車場で回収してね、なんてやられて、知らないうちに運び人にされるかもしれませんから。

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2014年9月21日 (日)

バスの旅ーIII 検問

Img_5503_convert_20140921104321メキシコ北西部、麻薬輸送経路の要害、ソノラ州の検問所。 ここは、最近できた最新設備です。 バスの乗客は深夜なのに皆降ろされ、アメリカの空港以上の厳しさで、荷物や身体を検査されます。 

メキシコを陸路で旅をしていると、方々で検問に引っかかります。 俗にいう、レビシオン(REVISION)ですな。

特にアメリカとの国境に近い地域でアメリカに向かう道路には、数十キロ間隔で数珠つなぎにあったりします。 麻薬は生産地からメキシコを通って消費地へ流れますからな。

Img_5504_convert_20140921104502通りかかる車は軒並み止められ、アサルトライフルを構えた兵隊にいろいろ質問される。 怪しいとみれば、麻薬犬が連れてこられて、車の隅々まで調べられます。

検問所は、たいていは町はずれや原野の中の一本道にありまして、嫌でも通らないといけません。 まあね、ウザいってもんでサボテンだらけの荒野を4X4で砂煙を上げて迂回する手もあるにはあるんですが、そこも兵隊が巡回してまして、見つかったら厄介なことになります。 それに、山賊に襲撃される可能性もある。 後ろめたいことがなければ、素直に検問所を通るべきでしょうな。

Img_5536_convert_20140921104841これは、バハカリフォルニア州の仮設検問所。 砂漠の真っ只中に兵隊が駐屯して、警備しています。

それから、良い写真なくてすみません。 メキシコでは、兵隊や警察がいるところは撮影禁止なんです。 検問所で、ハイチーズ、なんてやると、兵隊が血相を変えて飛んできて、下手をするとカメラを没収されます、気を付けましょう。

でね、今回OTTOおじさんは、ちょっとした不注意から、いささか怖い思いをしました。 その話は、次回しますね。

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2014年9月17日 (水)

バスの旅ーII 街のバス

Img_5582_convert_20140917043322エンセナダのバス。

メキシコの地方都市を旅してると、庶民でごった返す街角に、こんなレトロなバスがたむろしています。 町中を網羅してまして、これが庶民の足ですな。 愛称ぺセラ(PESERA)、一昔前までは1ペソでどこまででも乗れたんでね。 今はだいたい6~10ペソです。

Img_5583_convert_20140917043421こんな風にルートの番号が付いてて、窓にも通りやコロニーの名前が書いてあります。 だけども、ルート表のような情報はどこにもありません。

Img_5584_convert_20140917043605知らない街に来て、ぺセラを使うなら、行き先の住所や通りが分かっていれば、次から次に来るバスに片っ端から首を突っ込んで、運転手に、XX通りのOOは通るか?、なんて聞くことになります。

運転手がニヒルに笑って、ああ、通るよ、乗んな。 一番前の席に座る。 運転手さん、着いたら言ってね。

Img_5573_convert_20140917042853運転席、良い感じでしょ。

運転手は、総じて磊落で親切です。 手動式の開閉扉、もちろん冷房はなし、扇風機が回ってます。

Img_5574_convert_20140917043017バスの中。 僕が子供のころ(40年以上前ですな)の登山列車みたいな雰囲気です。

Img_5577_convert_20140917043112横座りの座席も良いでしょ。 

着いたぜハポネス、ほら、その建物だ。 もし目的地がルートの上にあれば、バス停がなくても真ん前に止めて降ろしてくれます。 グラシャース! コインを掌に落として飛び降りる。 料金は、降りる時払いです。

  
町を知らないと、ぺセラは乗りこなせない。 ぺセラですいすいどこでも行けるようになれば、オレ、この町の庶民だぜ、むはは...、と胸を張れること請け合いね。

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2014年9月13日 (土)

バスの旅ーI 連帯感

また、メキシコ北西端の港町、エンセナダに来ています。

ここんとこ、移動はバスばかりです。 メキシコの僻地にいると、飛行場はあんまりないし、便は少ない。 飛行場までのアクセスが悪くて、時間も金もかかる。 それからメキシコでは、飛行場に行くのも、飛行場から街に出るのも、タクシーしかない場合が多い、これがぼったくり料金なのね。

まあ聞いてくださいよ、たとえばラパス空港ね、飛行場からほんの7kmほどの市内の長距離バス乗り場までタクシーで350ペソ(約3000円)、そこから約220km離れたコンスティテューション市までの長距離バスのほうが安くて347ペソ。 酷いでしょ。 よっぽど良い便がない限り、飛行機はやめ。

今回は4本のバスを乗り継いで、バハカリフォルニア半島南部のプエルト・サンカルロス(PUERTO SAN CARLOS)から、北へ約1100kmのエンセナダを経由して、そこから本土を南へ下り、約2100kmのテアカパンへ行き、またエンセナダに戻ってきました。

Img_4439_convert_20140812123250これは、小さな漁村、サンカルロスから、長距離バスが出るコンスティテューション市へのバス、というかパッセンジャーワゴンですな。 最近新しくなりました。

助手席も入れて、15人乗りぐらい。 一日4便出てます。 約70kmの距離で、90ペソ。 小さな村なんで、これで十分なんですが、たまには満席以上になります。 今回は超満員で、僕の膝の上に4歳ぐらいの女の子が座りました。 25人ぐらいは乗ってたでしょう、定員なんて関係ないんでしょうね。

Img_4443_convert_20140812123451エンセナダまで乗ったバス。 なかなか立派でしょ。

約1000kmで、所要時間は18時間。 途中の町で止まりますから、時間がかかります。 料金は、1900ペソ。 バハカリフォルニア半島のバスは高いのよね、このABCって言うバス会社の独占だからでしょう。

Img_5381_convert_20140913123627これは、エンセナダから、シナロア州エスクィナパまで乗ったバス。 距離は約2000kmで料金は1025ペソ。 所要時間は、行きが31時間、戻りはなんと36時間かかりました。 一応時刻表みたいなのはあるんだけど、どうなってんでしょうかね?

乗る時にね、運が良ければ30時間だな、なんていわれました。 じゃあ、運が悪かったら? ハポネス、運が悪かったら、何時まで経っても着かないよ。 ...(# ゚Д゚) ... あはは、大丈夫だよ、着かないより、遅れても着いたほうが良いだろ、安心して行きな。

確かに無事に着きましたけどね(*^.^*)。

Img_5521_convert_20140913134943車内です。 エアコンがガンガン効いてます。 メキシコの長距離バスに乗る時には、真夏でも長袖持参をお勧めします。

古いメキシコ映画が上映中。 色んな映画が途切れずにかかります。 アバターとアイスエイジの新しいのも見れた。

座席は航空機のエコノミーぐらいの広さ。 長時間過ごすには、ちょっと狭いです。 居眠りする人、わいわいフィエスタモードの連中、遠足気分の子供たち。

でね、途中で乗客は適当に入れ替わるんですが、長丁場です。 何十時間も狭い空間で一緒に揺られていると、乗客たちの間に、不思議な連帯感のようなものが生まれます。 けだるい和気あいあいさと言うか。 ぽつぽつとおしゃべりするようになり、お菓子を分けあったり、身の上話をしたり。 降りるときには、元気でね~と笑顔で手を振ってね。  

Img_5560_convert_20140913124323斜め向かいの姐さん達。 開けっぴろげで愛想が良くて、典型的な北西部の女性ですな。 喧しいったらありゃせん。 夜には、がーがーイビキかきよるし。 お二人とも、首筋や腕にやばそうな刺青がありました( ^ω^ )。

Img_5498_convert_20140913124752これは、エスクィナパからテアカパンまでのローカルバス。 約40kmで35ペソです。

Img_5383_convert_20140913124054メキシコのローカルバスは、エアコンなしです。 サンルーフが開いてますね。 田舎のバスは、顔見知りが多いんで、おしゃべりに花が咲いてます。 車掌が、料金を集めに回ってくる。 切符はありません。 行き先を行ってお金を払う。 今小銭がないから明日まとめて払うね~、が許されるバスです、たまにならね。

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