2019年3月18日 (月)

ラ・グロリアに虹

055pukipuki今日は朝から曇り空で、午後には今にも降り出しそうな空模様になりました。 シナロアの3月は間季のさなかで最も乾燥した時期でして、珍らしい天気です。 とは言え、雨は一滴も降らず。

夕方、隣村に取りに行くものがあって出かけたんですが、西の空の雲が切れて日が射しています。

何度も書いてるんですが、テアカパンの老漁師達が言う、ラ・グロリアです。

...どんな嵐の日でも、海原の西の彼方に、いつも雲が切れて日が射しているところがある。 ラ・グロリア...。 海で死んだ漁師は、その光の道を通って天に行く...。

今日のラ・グロリアは、虹を伴っています。 お判かりですか?、右がわの雲が切れてるところです。 縦長の幻日だと思いますけど、かなり珍しい現象です。

まあテアカパンは西側が太平洋ですから、ラ・グロリア現象は夕方に西の海原に出やすいんですけど、本当に頻繁に見られます。 もし僕だけに見えてるのなら、お迎えが近いのかもしれませんな。

060pukipuki_3お使いを済ませて、その足でテアカパンの前浜に行きましたら、僕のラ・グロリアちゃん、こんなふうになってました。 お日様が雲の切れ間の下に回ったんで、下から光が射してます。 誰かの魂が、天に昇って行ったのでしょうか。

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2019年3月15日 (金)

春の魚たち

006pukipuki朝網の水揚げから買いました。 上がシエラ(SIERRA),Scomberomorus sierra. サワラです。 下はボニト(BONITO)、Sarda chiliensis. ハガツオですな。 約50cm。 2匹まとめて30ペソ(180円ぐらい)でいただきました。

この子たちはテアカパンでは、浜から船外機付きのボートをビっ飛ばしてほんの15分ぐらいの近海にいます。 シエラは年中獲れますが、ボニトの漁獲のシーズンは主に11月から4月です。 水温が上がると群れは若干北に移動するようで初夏には数が減ります。 それから身が柔らかくて傷みやすい魚でしてね。 すぐ近くで獲れるとは言え、小舟で氷なんか積んでいかないから、夏の暑い時期は陸に着いたらもうふにゃふにゃになっています。 だから、冬から春の魚なんだと思います。 それでも、こんなピンピンが食べられるのは漁師町だけです。

007pukipukiシエラは卸して、塩焼きに。 こんなふうに鮮度が良ければ、瀬戸内の春のサワラに劣らず美味しいです。 ああ、懐かしい。

008pukipukiボニトは、カツオの近縁種です。 赤身ですが、カツオほど赤くない。 焼いても煮ても刺身でも美味しいです。 ただしこれも、鮮度が良ければですが。

041pukipuki皮のまま、刺身にしました。 カツオに良く似た味ですが、とろけるような柔らかい身。 OTTOおじさんの初鰹ですかね。 ああ、涙。 まあ今は、日本ではいつでもカツオはあるんでしたっけね?

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2019年3月14日 (木)

夕焼雲

037pukipuki_2昨日の夕方の空。

快晴の空に、北側の1/3から向こうだけに定規で線を引いたように分かれて、雲が覆っていました。 細かいいわし雲のような、だけど何本もの線に並んでいて、ちょっと変わった雲です。 日が落ちると、見事な夕焼雲になりました。 上空に寒気が入るところだったようで、今朝は風が強くて涼しくなりました。 ああ、いい気持ち。 常夏のテアカパンも、今の時期は気候の変動があります。 こうしてどんどん暑くなっていくんですけどね(´・ω・`)。

ところでなんか、芸能人がコカイン吸ってたとかで大騒ぎになってますね。 大罪人で人生破綻者扱い? まあ当面は仕事が出来なくなるのは仕方が無いにしても、今までの仕事まで放送自粛とか、いささか行きすぎじゃないですかね。 保身なのか、いい子ぶりなのか、忖度なのか。 こういうのには、いつも辟易します。 ましてや関係者やファンならば、彼の作品は立派なもので大好きです、反省し罪を償い更生して、早く復帰してまた素晴らしい芸を見せてほしい、我々も全力でバックアップします、そうあるべきでしょう。 ずっと楽しませてもらい、散々稼がせてもらったんでしょうから。 まあ僕は、この俳優、全く知らないんですけどね。 立派に仕事をしてたんだから、酷い依存症ではないでしょう。 きっぱり止めればいいだけのこと。 人生を終わらせるんじゃなくて、更生を応援し、復帰すれば温かく迎えてほしい。 そんな社会であることを願います。

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2019年3月13日 (水)

3度目の正直

006pukipukiここんとこ、夕方ちょこっと前浜に投網漁に出れば、こんなぐあい。 モハラっていう20cmほどの小魚が主ですが、美味しい魚です。 毎日せっせと焼き魚やから揚げにして、ありがたくいただいてます、と言うか消費に追われてます。

同じ料理ばかりだと飽きてくる。 それで、保存も兼ねて、干物にチャレンジしました。

007pukipuki開きは腹開きに、丸干しはちゃちゃっと切り込みを入れる。 海塩をなすりつける。 日よりは良し、快晴です。 さあ、干すばかり。

じつはですな、これが3回目でしてね。 一回目は、屋根の上に金網を敷いて魚を乗っけた。 ほんの半時間ほどでネコどもに持って行かれて消えました。 ネコって、本気になれば3m近い壁も登るのね(ノ_-。)。

それでですね、2回目は軒が張り出してる離れの屋根で干しました。 ネコ返し付きですな。 これならネコも上がれまい。 それでも気になって窓から時々見てたんですが、クロコンドル(トビぐらいのコンドルの小型種)が輪を描いて飛んでるのどかな春の日です。 ネコども、諦めて昼寝してます。 よしよし、上手く行ってるぞ。  ところがですな、今日はコンドルたち、いやに近くを飛んでるな。 ふと嫌な予感がして外に出てみると、屋根の上にコンドルが3羽います。 慌てて屋根に上がったんですが、魚たち食い荒らされてバラバラになってました(ノ_≦)。

010pukipukiコンドルとは、思い及ばなかった...。 それで3回目は、この網籠で干しました。 釣りの生き餌の小魚を獲るトラップなんですが、さっぱり獲れないんで倉庫に寝てたんですがね。

009pukipuki魚を入れて、こうして選択紐に掛けました。 高さ約1.5mで、ネコの到達距離ぎりぎりでどうかなと思ったんですが、無事に干せました。 見てるとね、ネコども身をかがめてジャンプする体制に入るんだけど、踏ん切りがつかないんです。 こういう空中に浮かんでる不安定なものには飛びつけないのかもしれません。

013pukipukiぱりっと良い感じに仕上がりました。 夕食の後で、鉄板で炙っていただきました。 美味しかったですが、干物って思いのほか塩辛いのね。 6匹全部食べたら夜中に喉の渇きに苦しんで、水を飲みに2回起きました。 ネコやコンドルも同じ思いをしたんでしょうかね?

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2019年3月10日 (日)

たまには誰かと

025pukipuki夕方、投網を下げてテアカパンの村外れの浜に行きましたら、あら珍しや、先客ありですな。 OTTOおじさんのお気に入りのポイントで投網を打ってます。 テアカパンは人口4000人ほどの漁師村ですが、この辺りの浜まで来ると、たいていは誰もいないんですがね。 こんにちわ、お邪魔しま~す。 たまには、連れがいるのも良いもんです。

大騒ぎだったカーニバルが終わって、先週の水曜日からは復活祭までの6週間にわたる精進潔斎期間に入りました。 宗教的理由で、メキシコではこの期間中は魚をたくさん食べる、特に金曜日は基本、肉食禁止です。 だからこの期間は魚の値段は上がり漁師は稼ぎ時、にわか漁師も増えるわけですな。 OTTOファミリーは関係ないですから、普通に肉も食べてますけどね。

003pukipukiOTTOおじさんの投網漁は、相変わらず好調です。 ほんの1時間足らずでこの通り。 去年の秋のハリケーン直撃以来、何だか魚が増えたようで、僕もにわか漁師でひと稼ぎするかってぐらい。

さて、ベネズエラ情勢、経済封鎖を強化しあの手この手で締め上げて攪乱し、陽動破壊工作を仕掛けて政府転覆の機を覗う米国。 約50か国の政府が米国の担ぐ自称暫定大統領を支持してるわけですが、こんな見え見えの邪悪な意図の工作です。 国民を満足に食わせられないマドゥロ政府にも問題があるんでしょうが、少なくともラテンアメリカ諸国では、コロンビアやブラジルやチリでさえ、政府は米国追従であっても民衆は基本反欧米です。 殺戮侵略から植民地化、独立、介入搾取に対する闘争と、とんでもない修羅場をくぐって来てて今でもその過程ですからね。 そう簡単には行きませんね。 この週末のデモで状況はどう動くかに注目です。

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2019年3月 9日 (土)

キュウリの豆板醤炒め

015pukipukiスーパーで、ホットハウスキュウリの特売がありました。 メキシコでは、ペピーノ・エウロペオ(PEPINO EUROPEO,ヨーロッパきゅうり)と言います。 こうして脱気バッグに入って売られています。

メキシコの普通のキュウリは太短くて皮を剥いて食べるアメリカンキュウリなんですが、たまに市場に出るこのホットハウスキュウリは長さが30cm以上あって、日本のキュウリみたいに皮まで食べられます。 パリパリ歯切れが良くて美味しいんです。

でね、売り場で、うわぁラッキー、炒めものにしよう、なんて独り言を言ったら、周りにいた奥さん連中が反応しましてね、キュウリの炒め物って、ぐじゃぐじゃになるんじゃない?、どうやって作るのって。 丁寧に説明して上げましたよ。 まあどうせ上手く行かないでしょうけど( ^ω^ )。 

それでは、ホットハウスキュウリの豆板醤炒め、いきましょう。 もちろん日本のキュウリでも美味しくできます。

018pukipukiキュウリは写真のように切ります。 8cmぐらいにポンと切って半割、さらに半割、もう一回半割。 8つに切る。 これぐらいのサイズが歯切れよく仕上がります。 にんにく一片みじん切り、小口切ネギ少々。 ショウガがあればなお良いんです。 なければ、しょうがないです(*^-^)。

022pukipouki_2大匙一杯ほどのサラダ油でニンニクを軽く炒め、豆板醤大匙一杯を加えて白湯スープで伸ばします。 白湯スープが無ければ、水と化学調味料でOKです。 ぐつぐつ煮立ったらネギを加えます。 

024pukipuki_3煮えてるところにキュウリを加え、さっと炒める。 ごま油を垂らして香りを付ける。 溶き片栗粉でとろみをつけてからめる。

025pukipukiはい、出来上がり。 ほんの数分でできる、お手軽メニュー。 手早く仕上げて、キュウリのパリパリ感がしっかり残ってる状態で火からおろすのがコツです。

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2019年3月 6日 (水)

テアカパンの大衆小魚3種

005pukipukiテアカパンの大衆小魚、3種。 いずれも、波打ち際に群れていて、投網で簡単に獲れる魚たちです。 

上は、リセタ(LISETA)、Mugil curema ボラの仲間。 ボラそっくりですが、30cmぐらいにしかならない小型種です。 ボラと違って、年中抱卵個体が見られます。

真中は、モハラ・ブランカ(MOJARRA BLANCA),Gerres simillimus クロサギ科の魚で、日本では、温かい海にクロサギとかダイミョウサギなどの近縁種がいます。 40cmもある大物もいますが、良く掛かるのは20cmぐらいのです。

下は、モハラ・チナ(MOJARRA CHINA)、Eugerres lineatus これもクロサギ科の魚で、30cmまでの小魚です。

Img20190305wa0015pukipukiら揚げや焼き魚にして美味しい。 メキシコの海辺の村の、日々の惣菜です。

メキシコでは、タイ型の小魚をモハラと総称します。 だからモハラと呼ばれる魚は何種類もあるんですが、その代表格が上の2種です。 ところがですな、最近はメキシコでもアフリカ原産のティラピアの養殖が盛んでして、これもモハラの名前で安く大量に売られています。 海辺の観光地で、揚げモハラなんかを注文したら、ティラピアが出てきてガッカリすることがあります。 まあティラピアも不味くはないんだけど、所詮養殖の淡水魚、天然海魚のモハラとは別物です。 モハラを味わいたければ、ティラピアじゃなくて海のモハラだなって確認して注文しましょう。

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2019年3月 3日 (日)

いつも気にしてること

007pukip0ukiテアカパン郊外の畑。 陽春の空の下、手作業でチリを摘んでいます。 遠くに見える椰子の木立の向こうは海岸です。

テアカパンは砂州の半島でして、チリ、トマト、スイカなどの大産地です。 10月から1月に苗を植え、収穫は暑さが来る4月までです。 ここでは冬に夏野菜が採れます。

025pukip0uki従事しているのは、主にインディヘナの人達です。 普段は普通の人ではいけないようなシエラマドレの山岳地帯に住んでいて、11月からの農繁期に山を下りてきて農作業をしてくれる季節労働者。 俗に、コリタ(CORITA)と呼ばれる人達。 コラ族という部族の人達だから愛称でコリタですが、もろに蔑称でもあります。 メキシコ人ってほとんどみんなインディヘナの血をたっぷり持ってるのにね。

掘っ立て小屋に何十人も住んで床に雑魚寝して暮らし、こうしてピックアップの荷台に乗せられて畑に行く。 朝から日暮れまで土まみれで日に照らされて、歩合給の超低賃金で働く。

子供たちがたくさん乗ってますね。 この子たちも、大人たちと一緒に働きます。 もちろん学校なんか行かない。

僕は以前住んでた茅屋をインディヘナファミリーに貸してるし、近所にも住んでいて、投網で取った魚をあげたり農産物をいただいたり、彼らとはいささかの交流もありますが、正直で勤勉で気さくな、とても良い人たち。 ほとんどの人は彼らの言語以外にスペイン語も話すし。 聡明で約束は守る、話せる人達でもあります。

僕はね、目を吊り上げて、児童労働はいかんじゃないか、就学機会を奪うなんてとんでもない、なんて言う気は全くないです。 単にそういうライフスタイルの人達だと捉えてます。 暑い夏は山にいて、気候の良い冬下りてくる彼ら、羨ましく思うこともあります。

少なくともこの人たちは、蔑まれるような悪いことはなんにもしていない。 そして、シナロア州は野菜の大産地ですが、それを支えているのは彼らなんだし。 メキシコ人(彼らこそ本当のメキシコ人なんですがね)って悪い奴らだと思う。

だからね、彼らの献身的な家族総出の労働にたいして、少しでいいから労働条件が良くなり、フェアな賃金になり、手配師どもの搾取が適正になり、ほんの少し経済的に豊かになり、そして差別や蔑視がなくなり、最低限の文化的な生活ができるようになればと願います。 それだけで、もうあとは今のままで、何も変わらなくていいと思う。 彼らの住む山岳地帯の自然も今のままで。

4月になれば飛び去ってしまう、風のように自由な、心優しい冬鳥たち、どうもありがとう。 幸あることを願います。

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2019年3月 2日 (土)

霧の朝

とうとう、3月ですね。 とうとうってね、ここテアカパンでは、一番気持ちの良い気候は11月から3月。 夏は暑くていけません。 だから3月って、もうすぐ暑くて苦しい季節が始まるぞって。 常夏の海辺の村にも、春には春の花が咲き鳥は啼き、なんですが。 ちょっと憂鬱な季節でもあります。

017pukipuki今朝は、深い霧。 テアカパンに夜霧がかかるのも11月から3月です。 もうそろそろ、別れ霧ですな。

029pukipuki唐突に、それこそあっという間に霧が消えて行きます。 朝日が幕を開いたように、ぱあっと射して、影絵の世界がのどかな春の海辺の村に変わる。 全てが生まれたてのよう。

ところで今朝、ペルーでM7の地震がありましたね。 ほらね。

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2019年2月28日 (木)

今日の夕方の空

012pukipuki_5夕方 の空に現れた、非常に明るい幻日。 太陽の左右の虹のように分光した光がそうです。 3つの太陽と言われる現象。 椋平虹ですな。 一昨日から3日続けて夕方に現れていますが、今日のは希に見る見事さです。

019pukipuki上空に寒気が入っている割には、あまりぱっとしない夕暮れ。 去年のハリケーンで葉が吹き飛ばされて寂しくなった椰子の木立。

020pukipuki日が落ちてしばらくすると、雲が焼けはじめました。 帯状や薄い放射状の雲が多いです。 ちょっと嫌な感じ。 僕は、地震の前に出やすい雲というのは必ずあると思っています。 こうして毎日空ばっかり見てるとね。 出たから地震が起こるって訳ではないにしろ。 一応、地震に注意ですかね。

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