2015年5月27日 (水)

秘密の浜

Img_8515_convert_20150527081326_2マサトラン(MAZATLAN)の某浜。 ここは僕の、宝の浜であります。

波が岩を噛み、荒い砂がざらざらと音を立てている。

Img_8518_convert_20150527081115_3岩陰には、波で洗われた、貝殻が堆積してます。 気に入ったのを、Tシャツでお腹に作った袋に拾い集めていく。

Img_8539_convert_20150527074851_2ほらね、きれいでしょ。 貝殻たち、波でぴかぴかつるつるに磨かれてます。 海の精からの贈り物。

紫と朱が混じった奴は、岩に着いてるカキの仲間のものです。

Img_8544copia_convert_20150527080_2どうです。 まるで、サンゴ石みたい。 ガラスの小瓶に詰めれば、とっても素敵。 潮の香りの、ペンダントやイヤリングもね。

どこの浜かって?

それはね...、ヒ・ミ・ツ!

あ~、あたしの見るユメ~、ヒミツなの~、むふふんnote。 (う~、リボンの騎士かよ...(´・ω・`))。 僕ちゃんと、人魚姫ちゃんとの、約束なんだから。

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2015年5月24日 (日)

草の実バスケット

Img_8490_convert_20150522133557テアカパンの我が家のフェンスに、こんなものがありました。 つる草の干からびた茎に、バスケットみたいな実が着いてます。 

Img_8482_convert_20150522134623あまりいい写真じゃなくてすみません、こんな感じ。

Img_8493_convert_20150522134210ほら、可愛いでしょ。 6つの吊り紐と、キノコのカサみたいに開裂した実。 とっても素敵です。

Img_8500_convert_20150522134048いやぁ、良く出来てます。 繊細で精巧な、神様の創造ですな。

Img_8503_convert_20150522133848たぶん、この子の実だと思います。 先日記事にした、ウマノスズクサの一種。 http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-5962.html 葉っぱが、日本のウマノスズクサより、丸いみたいです。

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2015年5月18日 (月)

今季初のグァナバナ

Img_8468_convert_20150518084058グァナバナの実を収穫しました。 1.5kgほどあります。

グァナバナ、学名Annona muricata メキシコから中南米、西インド諸島原産の熱帯果樹。 以前にも記事にしていますので、ご覧下さい。 http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-946f.html http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-a4af.html

僕の本拠地、シナロア州(北西部海岸)では、冬に大寒波がくると落葉し、2月からまた葉を茂らせて実を着けます。 それが毎年、今頃になります。 まあ大寒波と言っても、せいぜい最低気温10℃ぐらいなんですが。 寒さには弱い木です。 本来は常緑で、年中実を成らせるんだと思います。

Img_8470_convert_20150518084335果実は緑で、ちょっとチクっとする程度の棘があります。 未熟な時は濃い緑色ですが、熟するにつれて薄緑色になってきて、やがて軟化して果皮が褐色になり始めると、落果します。 軟化し始めた頃がいちばん美味しいんですが、判断が難しい。 まあ、毎日見てると、分かるようになりますけど。 それに、緑の枝葉の中に、緑の果実、目につきにくい。 成ってるのを知らずにいて、ベチャッと落果されて、潰れて泥だらけ、悔しい思いをすることがよくあります。

Img_8476_convert_20150518083637裏庭の、グァナバナの若木。 実生5年目で、5mほどあります。 10個ほど、実が成ってます。

Img_8474_convert_20150518084753我が家にはもう一本、もっと大きな木があって、こちらは森みたいに茂ってます。 枝をかき分けて、パチリ。 実が成ってるの、分かりますか? 大きな緑のイチゴみたいでしょ。 この実は、薄緑色になり始めたところで、来週あたりの収穫になります。

Img_8478_convert_20150518084947果物を手でサクッと割ると、白くて柔らかな繊維質の果肉に、黒い種が散在しています。

Img_8479_convert_20150518084510果肉には、爽やかな酸味と、発酵乳のような濃厚な風味があります。 ほんの少しの砂糖を加え、ジューサーにかける。 型に流し込んで凍らせると、熱帯果がほのかに香る、ヨーグルトシャーベットのような風味の、極上の氷菓ができます。

それから、グァナバナ水ね。 真昼の野良仕事のあとに、水で薄めて砕氷を詰めた大きなグラスに注ぎ、木漏れ日に目を細めて呷れば、これはまさにもう、天の泉の水としか言いようのない味です。

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2015年5月16日 (土)

離婚セビチェ

題名を見て、OTTOの奴、とうとう完全に愛想をつかされたんだな、うはは、なんてお思いでしょうかね。 まあね、実際色々あるんですが、今日は単に食べ物のお話です。

Img_8464_convert_20150516124620新鮮なサワラが手に入ったんで、セビチェを作りました。

セビチェってね、新鮮な魚さえあれば、創意工夫で適当な野菜を使って、いろんなバリエーションが楽しめます。 本日の野菜は、白玉ねぎ、キュウリ、青チリ、シラントロ、それから彩にほんの少しのトマトにしました。 トスターダに乗っけて頬張る。 シラントロの匂いぷんぷんで、ピリッと辛くて、玉ねぎがつんと鼻に来る。 う~、旨い。 これは大人のセビチェですな。

Img_8462_convert_20150516124913他に、ニンジンと白玉ねぎだけのセビチェも作りました。 こちらは子供用ですが、魚はしっかり入ってます。

ふと思って、半分づつ盛ってみました。

Img_8463_convert_20150516124333うわぁ、良い感じ。 美味しそうでしょ。 これは名作だな。 名付けて、離婚セビチェ(TOSTADA DE CEVICHE DIVORCIADO)。

メキシコ料理に詳しい方ならご存知と思いますが、赤と緑のサルサが半分づつかけてある卵料理に、離婚卵(HUEVOS DIVORCIADOS)というのがあるんですhttp://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-2a31.html、名前はそれからの盗用なんですけどね。

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2015年5月11日 (月)

水辺の館

Img_8337_convert_20150508084943アグア・グランデ(AGUA GRANDE)。 シナロア州南部からナヤリト州の海岸近くに広がる、広大な湿地帯です。 シエラマドレ山脈から流れ下った河川が作ったんでしょう。 大きな水路が2つ、太平洋に繋がっています。 汽水でして、エビや魚のサンクチュアリーであり、水鳥の重要な繁殖地です。

Img_8340_convert_20150508084300水辺に、こんな素敵なお家がありました。 もう少し、拡大してみましょうか。

Img_8343お家と言うより、お館って感じです。 屋根はみんな、扇葉椰子の葉っぱで葺いてあります。 この地方の、伝統的な仕様です。

Img_8335_convert_20150508083843横から見たところ。 水上の離れもあります。 小舟を着けたり、釣り糸など垂れることもできますな。

いやぁ、良いですな。 こんなお家に住みたい~。

まあしかし、優雅に見えても湿地帯の環境は厳しいのよね。 蚊の大群に襲われ全身夏みかん状態になり、デング熱でアディオス~、なんてなりかねないし。 あれ、ワニがハンモックで寝てるぞ、OTTOはどこに行ったんだろう、なんてことも起こりうるし。

それにこの湿地の奥にはね、カヌーを自在に操って船を襲い、身ぐるみ剥いだらマングローブの密林に行方をくらます、水軍みたいな盗賊団もいるって話だし(この館が棲家だったりしてw(゚o゚)w)。 ホントかなぁ。 でもけっこうロマンチックではありますな。 メキシコ良いとこでしょ。

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2015年5月 6日 (水)

古き良き町アカポネタ

ナヤリト州、アカポネタ(ACAPONETA)に来ました。 メキシコ中西部の海岸近くの、人口約3万人の町です。

メキシコの海岸沿いってね、夏がめちゃくちゃに暑い。 それでかな、リゾートや港湾都市は点々とあるんだけど、ちょっと外れると僻地って言うか、本当に昔のままなのよね。 特にこの辺り、リゾートのマサトランからナヤリト州の州都テピクまで、約300kmの間に人口2~3万の以上の町が5つほどあるだけ。 どう、良いでしょ?

  
Img_8273_convert_20150506100613アカポネタの市場周りには、露店がぎっしり。 地産の青果や魚介、乾物なんかが、涙が出るほど新鮮で、安い安い。 最高ですな。 ああ、古き良きメキシコ!

Img_8267_convert_20150506100405混雑する市場。 狭い通路、充満する食べ物の匂い、人いきれ。 いえね、最近はメキシコでも、量販店に押されて、昔ながらの市場は衰退の一途でしてね、もうこんな活気のある市場にはなかなかお目にかかれません。 メキシコの地方の町に来たら、まず市場に寄ってみる。 ごった返していたら、まだ地産地消が生きている、人情溢れる良い町です。 スーパーの生鮮売り場がさびれてたら、なおよろしい。 絶対確実、良い町です。 まあこれは偏屈OTTOおじさんの基準でですけどね。

Img_8260_convert_20150506100203古き良き町の市場には、必ずこうして半野良犬が気持ちよさそうに寝ています。 絶対確実な判断基準、良い町です。

Img_8272_convert_20150506100757入り口に、グァダルーペ様が祀ってあります。 行き交う人たちは皆、そっとうつむいて、胸に小さく十字を切って、指で作った十字架で恥ずかしそうに投げキスをして行きます。 

Img_8268_convert_20150506095829ビリア(肉の蒸し焼きスープ)のタコス。 一個10ペソ(70円ぐらい)。 一個だけ注文しても、お店のオバサン、満面の笑顔で、ちゃんと肉汁スープを付けてくれます。 こんな人たちが住む、こんな町で、日永おだやかな笑顔で鉄板焼き飯でも作って、暮らしていければと願うんだけど、いかが思われます?  

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2015年5月 1日 (金)

シルハノ

Img_8378_convert_20150430125914テアカパンの村の前の浜で、小針に小エビを付けて岩の向こう側に落としたら、いきなり竿がしなって凄い引き。 やがて、青黒い潮の中から、こんなのが上がってきました。 30cmを超えています。

地元で、シルハノ(CIRUJANO)と呼ばれている魚。 Acanthurus xanthopterus だと思います。

二ザダイ科の魚で、暖かい海の岩礁地帯にいます。 日本でも南西諸島には近縁種がいます。 ニモのお友達、ドリー(ナンヨウハギ)もそうですね。

Img_8375aシルハノとは、手術医という意味でして、尾っぽの付け根に5mmほどの鋭い突起があります。 これが、剃刀のように鋭いんです。 だから、手術医。 わぁ、釣れた釣れた、なんて大喜びして尻尾のところを握ってぶら下げたりすると、ざっくり切って血だらけになります。

Img_7929_convert_20150430124159釣りたてだと、上の写真のようにきれいな魚ですが、死ぬとこんなふうに縞模様が消えて黒くなってしまいます。 どっちにしても、あんまり食欲のわく姿ではありませんね。

Img_8379_convert_20150430130244ところがですな、この魚、なかなか美味しいんです。 新鮮なうちに、海藻や貝殻がぎっしり詰まってる内臓を抜きます。 きれいに洗って水気をきって、3枚に卸す。 けっこう肉厚で、たっぷりと身があります。

Img_8390_convert_20150430130628皮を引いて、腹骨をすく。 ねっとりとしたきめ細かな白身で、脂っ気も適度にあります。 唐揚げやムニエルにすると絶品だし、和風に甘辛く煮つけても美味しい、刺身でもOKです。 今回は、塩コショウを利かせて、フライパンでパリッと焼いて、下ろし際にニンニクのみじん切りをまぶして蒸らしました。 写真無くてすみません、あんまり美味しかったんで撮り忘れました。

シルハノは岩礁帯にいますから魚網では取れない。 釣りということになるんですが、たくさんは釣れない。 従って、漁師は相手にしない。 魚屋に並ぶ魚ではありません。 漁師町の住民のみが知る、美味しい魚。 子供たちが粗末な道具で狙い、釣れたら大喜びして持って帰って食べる魚ってところですかね。

追記、日本にはどんな近縁種がいるのかな、と思って検索してみたら、なんとこの魚、日本の黒潮が通る太平洋岸から南にいるようです。 クロハギが和名。 沖縄あたりでは、魚屋にも並ぶそうな。 美味しい魚は、どこでも同じですね。  

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2015年4月27日 (月)

テアカパンのフグ釣り

Img_8355_convert_20150427042014フグ釣りに行ってきました。 メキシコ西海岸のフグについては、前に記事にしていますので、ご覧いただけると嬉しいです。 http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-aa87.html

遊漁船じゃなくて、フグ漁の漁師に頼んで、乗せてもらいました。 今はフグの産卵期でして、フグ漁の最盛期です。

漁場は、テアカパンの湿地帯が外洋と接するあたり、岸からほんの1kmぐらいのところ。 この辺りは、湿地帯からの水流と外洋からの波が交錯するとところで、浅瀬になっています。 水深は、5mぐらいでしょうか。

Img_8350_convert_20150427040838友人の漁師、ベニーさん。 あっという間に、釣り上げました。 2本針で、その下に引っ掛けのイカリ針が2つ付けてあります。 テアカパン仕様のカットウ仕掛けです。 餌はカニの胴身、上の針に付けます。 底を取りながら、フグの気配を感じたら、くいっと軽くしゃくって引っ掛ける。 

Img_8347_convert_20150427064049このフグ、メキシコの標準名はBOTETE DIANAです。 学名はSphoeroides annulatus 50cm、4kgなんて大物もいますが、だいたい25~40cmぐらいが普通です。 もちろん有毒です。 内臓を食べると、確実に死にます(○゚ε゚○)。

Img_8348_convert_20150427063646この日は、波は比較的静かだったんですが、浅瀬なんで外洋からの波が増幅されて、結構なうねりになります。 時には隣の船が波間に隠れてしまうほど。 小舟なんで、上下動が凄いです。 僕は船酔い知らずなんですが、きつかったです。 

Img_8352_convert_20150427041143さすが本職の漁師です。 2匹いっぺんに掛かることも。

僕もやってみましたが、揺れでタナを取るのが難しい。 アタリ、さっぱり分かりません、知らない間に餌取られてます。 それでも、めくらめっぽうでしゃくってると、一匹だけ釣れました。 ああよかった。

Img_8353_convert_20150427041830本日の漁獲。 30匹ほど、約20キロです。

Img_8356_convert_20150427041352船の上で頭を落とし、内臓を取ります。 ぷりぷりの卵巣、白子、肝が詰まってます。 頭と内臓は、船を村はずれの浜に着けて、穴を掘って埋める。 目やエラにも、強い毒があるそうです。

Img_8359_convert_20150427041639尻尾の部分だけになりました。 浜値でキロ60ペソぐらい(役500円)。 この状態で出荷され、魚屋に並びます。 お客さんが注文すると、魚屋のお兄さんがしゅしゅっと皮を引いてくれます。

メキシコでは、フグ調理免許なんてありませんから、漁師町の住民はみんな自分で捌いて食べます。 もちろん、OTTOおじさんも。 普通に身だけを食べてる限り、何の心配もないです。

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2015年4月26日 (日)

猛毒サンゴヘビ?

Img_8365_convert_20150426112922テアカパンの我が家の庭にいたヘビちゃん。 約60cmぐらいのスリムな奴です。 夕暮れ時、うちの愛ネコ、メガクロパン君と睨み合いをしてました。 おやおや、猛毒種のサンゴヘビかな、これ。

サンゴヘビは、メキシコではコラリージョ(CORALILLO)と呼んでまして、僕の本拠地、シナロア州あたりでは、原野や耕作地にいて、最も危険な毒蛇です。

猛毒種だけに、これに擬態してる無毒のそっくりさんもいまして、こちらはペットとして人気があります。 どっちだろう?

この子は、しなやかな身のこなしで、くねくねとミミズみたいな動きもします。 毒蛇には見えないなぁ。 息子がメガクロパン君を抱き上げる。 は~いヘビちゃん、記念撮影で~す!

遠ざかっていくヘビちゃんの尻尾を掴もうとすると、首を回して攻撃の姿勢を見せる。 思わず手を引く。 ヘビちゃんは悠々と庭の植え込みに入って行って見えなくなりました。

なんとなく気になって、ネットで調べてみると...。 う~ん、模様のパターンからすると、どうも本物のほう、猛毒のサンゴヘビだったようですなw(゚o゚)w。 ほらね。

Coral_snake_0

でも、今日見たヘビちゃんは、模様が間延びしてるなぁ。 まあ、気を付けるに越したことは無いですな。 でも、こういうのが庭を徘徊してるって、けっこう楽しくなっちゃったりしてね。

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2015年4月22日 (水)

ピンクと黄色のアマパのお話し

Img_8306_convert_20150420101416シナロア州南部では、アマパの花が満開です。 Tabebuia impetiginosa メキシコの亜熱帯、熱帯地方の山野に自生する木ですが、街路樹や庭木に植えられてます。 メキシコの冬が寒くならない地方の、代表的な春の花です。

Img_8305_convert_2015042010082720m以上にもなる大きな木です。 桜みたいに、枝じゅう花だらけ、みごとなもんです。 まあアマパは、満開と言っても、木によってけっこう花期がずれまして、もう大方散ってしまった木や、やっと花が開き始めた木もあります。 南国らしく大らかで良いかと。

Img_8145_convert_20150422071306黄花もあります。 同じ属の、Tabebuia donnel-smithii  こちらは、アマパ・アマリジャ(黄色のアマパ)と呼んでます。

2週間ほど前の写真です。 黄花は今はもう、完全に散ってしまっています。 ピンクのアマパと黄色のアマパは、花の時期が微妙にずれまして、年によってピンクが先に咲いたり、黄色が先に咲いたり。 でも不思議なことに、同時に満開になったのは見たことが無い。 さぞかし見事でしょうにね。

ずっと前の話ですが、うちのパラパを作っていただいた時に、職人さんのおじいちゃん、フベさんから聞いた話。

...昔々のことじゃ、遠い遠いお空の向こうの花の国からな、恋する乙女とやんちゃ盛りの男の子が、お手々繋いで旅に出たんじゃ。 山越え谷越え、川を渡って、村から村へとな。 恋する乙女は行く先々の村で若者たちと恋をして、そこには若木がすくすく芽生え、やがてピンクの花が枝いっぱいに咲いた。 男の子は村の子供たちと不思議な呪文で遊んでな、そこには黄色い花の木が育った。 奴らは常春の花の国から来たもんだから、寒さは苦手だった、だからアマパは暑いところにしかないんじゃ。 それから、ピンクのアマパと黄色のアマパが一緒に咲かないのも、そういう訳なんじゃ。 どうじゃ、良く分かったじゃろ...。

...う~む...。

あの~、フベさん、たいへん申し上げにくいんですけど、どうしてピンクと黄色が一緒に咲かないのか、良く分からないんですけど...。

...そうか、よく分からんか...。 ふう、実はな、わしも良く分からんのじゃ、だけどもそういうことなんじゃ、わしのおじいちゃんがそう話してくれたんじゃよ、うははは...。

花咲乙女と花咲少年。 南国の春の花らしい、素敵なお話だと思いました。

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