2015年8月 4日 (火)

ヤギのビリア

Img_9868_convert_20150803075139_2いやぁ、相変わらず暑いです。 見事な夏の雲ですが、毎日こうなんで、もう見飽きちゃった。

さて、今日は所用ありて、テアカパンから約140km北の町、マサトランへ行きました。 高速道路代をケチって、国道で。 約2時間半のドライブ。

Img_9865a朝早く出発。 朝飯抜きです。 小一時間走って、お腹が目覚めた頃に、街道沿いに、こんな看板が。

うむ、ビリア・デ・チボ(BIRRIA DE CHIVO)か。

ビリアっていうのは、メキシコの郷土料理でして、肉にチレやスパイスや香味野菜をまぶして、大鍋でクタクタになるまで煮た料理です。

本当の作り方は、地面に大穴を掘って石ころを放り込み、薪を燃やして焼石を作り、そこにぶつ切り肉を仕込んだ土釜を入れて土をかぶせて、一日がかりで蒸し焼きにするんです。 田舎のランチョ(牧場)の、フィエスタ料理ですな。

でね、ビリアに使う肉ですが、北西部の正統ビリアは、CHIVO(ヤギ)です。 RES(ウシ)やBORREGO(ヒツジ)のビリアも美味しいですが、やっぱり本物はヤギなんです。 ヤギのビリアって言って、実はウシや王様の耳の動物、それからもっと身近な動物を使ってる店もあるような( ゚д゚)。 このお店、看板のヤギさんも山ヤギって感じで、こりゃきっと本物のヤギのビリアだな。 よし、朝食はこれにしよう。

トルティージャ食べ放題で、一人前、60ペソ(約500円)です。 内臓も入った、スルティード(SURTIDO、いろんなものがいっしょになってるのを言います)を注文しました。 肉だけだと、本当にヤギかどうか分かんないもんね。 

Img_9849_convert_20150803053413出て来たのが、これです。

うひゃ~、骨付きのあばら肉と、心臓や肝臓、肺、気管、それからどこか分からないグニャグニャヌルヌルの肉も入ってます。

Img_9850_convert_20150803053936ライムを絞り、薬味の白玉ねぎと香菜をありったけぶち込んで、いただきました。 獣臭の一歩手前の、強烈な肉の匂い。 内臓も、ぐにゃぐにゃ肉も、ほんのり苦みがあったり、こってり脂が付いてたりして、美味しかったです。 これぞ、本物の味ですな。

でもこれ、本当にヤギかなぁ。 あばら骨が細すぎるような気がする、子ヤギだろうか、う~む...。 まあいいや、とっても美味しかったからね。

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2015年8月 1日 (土)

納涼白い花

Img_9861_convert_20150801093552メキシコ北西部海岸地方は、雨季の真っ只中。 ところがですな、今年はまだ、まとまった雨が降らない。 ここ10日ばかりは、昼間はかんかん照りの猛暑で入道雲が盛り上がり、夕方には崩れて黒雲となって空を覆うんですが、盛大に雷がとどろき、ぱらぱらと大粒の雨が落ちたと思ったら、もう霧散してしまう。 夜は蒸し風呂状態です。

こっちの夏と日本の夏と、どっちが暑いんでしょうかね? 僕が思うに、日本の都会のほうが暑いんじゃないかな。 でもこちらの暑さは長丁場、4月から10月まで、約半年間は最高気温が30度を超える。 それから雨季も、6月末から9月半ばまで、毎日湿度90%超で蚊が凄い。 どっちがしんどいかと言えば、こっちだと思う。

さて、うだるような猛暑の中、元気に花をつけている庭の花。 涼しげな白い花、いきましょう。

Img_9795_convert_20150801095635Tabernaemontana divaricata 和名は、サンユウカのようです。

良い香りの花です。 大きさは5cmぐらい。 年中咲いてますが、特に蒸し暑い雨季に、たくさん咲きます。

Img_9791_convert_201508010953583mぐらいの灌木です。 ご覧のように、凄い花の付きよう。 夜には、窓越しに家の中まで香ります。

結婚式で、花嫁がこの花の首飾りをかけているのを見たことがあります。 式場いっぱいに芳香が満ちて、素敵でした。

Img_9851_convert_20150801093827これは、プルメリア(PLUMERIA)。 メキシコ原産で、うちのほうの山野にも自生しています。 これも、バニラのような良い香りがします。

Img_9855_convert_20150801094156白花ハイビスカス。 繊細な花弁が風に震えているのは、可憐そのものです。 1日花で、朝開いて、翌日には萎んで落ちる。 うちには赤、ピンク、黄色のハイビスカスがありますが、この白花がいちばん朝寝坊で、日が高く昇った頃に開きます。

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2015年7月28日 (火)

庭の椰子の実の収穫

Img_9822_convert_20150724055807テアカパンの我が家の横庭、と言うか空き地なんですが、椰子の木が12本あります。 まあね、椰子の木って言えば、南国の象徴でしてね。 まず、何と言っても、姿が良いよね。

それにね、椰子の木って、なかなかの生産力なのよね。 年中成りっぱなしで、3か月おきぐらいの頻度で、実が収穫できます。 

Img_9806_convert_20150724024716腰に縄を付けて、こんなふうに幹を登って行きます。 これね、簡単そうに見えるんですが、柔軟性とパワーがいります。 OTTOおじさんには無理です。 今回は村の勤労少年、ミサエル君にお願いしました。

Img_9813_convert_20150724025003_3するすると、カエルみたいに登って行きます。 あっという間です。 でもね、3年前に死亡事故がありました。 椰子の実の房に大きなアシナガバチの巣があったのが原因だそうな。

Img_9815_convert_20150724025159マチェテで実を房ごと切り離し、縄を絡めて下ろす。

Img_9818_convert_20150724025425椰子の実一個で、3キロぐらいあります。 運搬も、重労働です。
Img_9819_convert_20150724025657今日の収穫。 約60個。 一本の木から、こんなにたくさんの実が獲れます。

Img_9821_convert_20150724060139さっそくマチェテでてっぺんを叩き切って、うんこらしょっと抱えて、ストローを突っ込んで椰子の実の水をいただきます。 南国の夢極まれり、最高です、うはは~。

Img_9835_convert_20150728111623まあでも、椰子の実は重いですからな。 こうしてクラスにあけて、氷を浮かせて飲むのがよろしい。

ほんの僅かの甘さと、野の香り。 グイと呷れば、さらさら、さらさら、午後の海風に椰子の葉揺れる。 まさに天の水、葉擦れの音のきらめきが、体中にはじけるようだ。

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2015年7月19日 (日)

雨季の空

メキシコ北西部では、今頃からが雨季になります。 昨日は夜半に激しい雷雨。 夜明け前には止んで、爽やかな朝を迎えたんですが、昼間はかんかん照りです。 蒸し暑いのなんの。

Img_9776_convert_20150719121540午後には、東にそびえるシエラマドレ山脈の上に、雷雲がむくむく。 みごとな、かなとこ雲ですねぇ。 足の太さといい、頭のかたちといい、教科書に出てきそう。

Img_9784_convert_20150719121155日が暮れれば、海風に千切れ雲が飛びはじめる。 西の空を仰げば、うわぁ、きれい。 三日月と金星が寄り添ってます。

この月と金星、さらに近づいて、たぶん沈んでからになりますが、横をすり抜けで月が上になります。 末娘と一緒にしばらく見てたんですが、東から雷雲が迫って来て、稲光も近くなってきたので退散しました。

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2015年7月16日 (木)

遠くからだけど

Img_9706_convert_20150716101603_2シナロア州テアカパンにいます。 僕の本拠地、そして第2の故郷です。 大きなハリケーンが太平洋上にありまして、メキシコ北西部の海辺の村は、酷く暑いです。

メキシコでは日曜日から、道路での無差別検問がいささか厳しくなってまして、警察も兵隊もピリピリしてます。 僕がいるのは、首尾よく脱獄した首領の地元で地盤ですから、おおいに微妙な空気ではあるんですが。

さて、日本のニュースはいつも目を通しています。 安保法案、可決の運びのようですね。 僕には、本当の日本の民意が何なのかが分からない。 あるいは、民意など、実は無いのかとも。 棄権はいわば委任状だし、反対デモにたとえ10万人集まったとしても、全人口のたったの千分の一(凄いことですが、でも切所であろう今におよんで)。 もう日本の方々は、自ら未来を拓く意志を捨て、日々の安易な日々に逃避することを選んだんだと。

でもね、昨日今日と、ネットでデモや街宣の動画を見ていて驚きました。 僕は前に、IS人質事件の時に、書き込みを読み漁って、あまりの酷さに呆れ絶望してたんですが...。 街宣のSEALDs弁士の人達、みんな真面目で真摯で、品行方正で、聡明だなぁと。 聴衆たちも、良い感じ。 日本で、学生たちが立ち上げ運営する団体が、一般の聴衆たちと共に、これだけのことを出来るんだと。 デモの人達も、良い感じ。 そう、ほんと、みんな良い感じなのね、良い目してる。 こんな若者たちがいて、こんな市民がいて、こういう事が出来る日本、色んな意味で捨てたもんじゃないなぁと。 対して、メキシコはどうよ。 正直、うらやましいです。

僕は今まで、こういう順法デモの効果を疑問に思い、あまり好意的には見てなったんですが、不明の至りでした、考え方変わりました。 こうして地道に国民の関心を高めていくことが正攻法ですね。 僕もあの人たちの輪に加わって、語り合いたいとも思いました(ジジイのくせにね)。

以下、世界有数の危険地帯に住む、4児の父からのメッセージです。

僕たちが求めるのは、格差のない平明な社会、多様性を認める、差別や偏見のない、自由な社会であります。 常に求めるのは、相互理解と協調であり、暴力や搾取や侮蔑ではありません。 僕たちが守り、子供たちに引き継ぐべきものは、豊かな文化や風土、日々の平和な暮らしであります。 子供たちの未来を託せる夢と希望に満ちた世界であります。 戦争は、権力や政府、為政者たちのためのもの、民には恐怖と絶望と悲嘆のみを与え、平和はもたらさないと思います。 日々恐怖に怯える生活が、どれほど辛く悲しいか。 殺し合いのない、死の恐怖におびえることのない、平和な日々を、心から願います。 日本で、平和を願い、行動を起こしている方々に、遠くからですが、心からエールを送ります。

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2015年7月13日 (月)

チリ、アルゼンチンでの食事

チリやアルゼンチンには、メキシコみたいに、屋台や掘立小屋安食堂が無いのね。 これ困る~。 メキシコだったら、庶民の地域で、適度に汚くて庶民的で、混み合ってる店を選べば、まず間違いなしなんだけどね。 今回の旅では、まともなレストランやカフェで食事をすることになりました。 財布は痛むし、外れの確率は上がります。 はっきり言って、全体的に高いし、味もいまいちでした。 それから、何より参ったのが、付け合せがジャガイモばっかりなこと。 

Img_8684_convert_20150708044356これなんですけどね、ロモ・ア・ロ・ポブレ(LOMO A LO POBRE)と言いまして、チリでもアルゼンチンでも、定番料理らしい。 訳せば、貧乏人風ロイン。 安くて肉がたっぷり食べられるメニューはどれだと聞けば、これを勧められる。 でかいステーキで貧乏人風もくそもあるかですが、なにしろこちらでは肉は安いんでね。 牛ロインのステーキとフライドポテト、それから目玉焼きが乗っかって出てくる(2個のってたけど一個は食っちゃった)。 名前の通り、凄いボリュームの満腹料理。 この量でこの組み合わせはきついです。 でも、向こうの連中ときたら、パンにバターを塗っては齧り、ワインで流し込みながら、イモまで平らげちゃうのね。 ワインって奴は、こういう食事を中和する効果があるのかもね?

Img_8641_convert_20150708044811チリには、シーフードもあります。 これは、コングリオ・ア・ラ・プランチャ(CONGRIO A LA PLANCHA)。 コングリオっていう魚の鉄板焼きです。 コングリオって魚はは旨みたっぷりで、パリッと焼けてて、じつに美味しかったんですが、付け合せがジャガイモだけ。 チリ料理のメインは、必ずジャガイモが付け合せで、フライかマルかピューレかを選ぶ。 無理を言えばライスやサラダも付けられるけど、ちっとも美味しくないのよね。 せっかくの魚なのに、う~、もたれる~。

Img_8937_convert_20150708043002でもね、チリにはこれ、カスエラ(CAZUELA)というスープ料理があります。 庶民のエリアの食堂の定番メニューでして、肉の塊と野菜がしっかり入ってます。 パン付きで500円ぐらいからあります。 写真のは、羊肉のカスエラ。 筋っぽい肉だけど、すっとフォークが入るほど煮込まれてて、超美味。

Img_8938_convert_20150708043253シーフードのカスエラもあります。 ハーブが効いたさっぱり味で、素材の旨みが生きてます。 カスエラはぜんぜん辛くないんですが、アヒー(AJI?)という赤いチリソースが付いてきます。 これが猛烈に辛いのね。 耳かき3杯ぶんぐらい入れれば、メキシカンの僕には、ちょうどいい辛さになります。 チリでは、カスエラに救われました。 これは、毎日食べても飽きないメニュー。

チリ料理は、肉主体だけど、探せば海鮮もあり、けっこうなバリエーションがあって、料理自体はどれも美味しいんだけど、付け合せがイモばっかり~。

さて、アルゼンチン。 前に記事にしたけど、こちらはもう薪焼き肉ばっかりって感じなんですけどね。 アルゼンチン人って肉とイモだけあれば良いんだなって、からかい半分で言うとね、ああそうだよって胸を張って即答してくれます。 アルゼンチンの牛肉も羊肉も、普段僕が食べてるメキシコの肉よりも肉の風味が薄くてさっぱりしてるように感じました。 量は食べられますわな。

Img_9379_convert_20150709020955アルゼンチンでは、レストランで席に着いて、良いもの無いなぁなんてメニューを繰ってると、パンの乗った籠と一緒に必ずこんなものが出て来ます。 ハーブとネギやニンニクをオリーブ油と酢でのばしたようなもので、チミチュリ(CHIMICHURRI)と言います。 薬味の一種ですが、酸っぱくて油っこい。 周りの連中は、これをパンに乗っけて齧ったり、肉に塗ったりしてました。 チミチュリと一緒なら、いくらでも肉が食えるって言うんだけど、そうも行かんわね。

Img_9552_convert_20150708043956レストランでの食事は、肉に飽きてしまってからは、外れ続きだったけど、その中で唯一美味しかったのが、プエルト・マドリンという港町で食べた海鮮パエリア(PAELLA DE MARISCOS)です。 アルゼンチン人は、LLをシャと発音するんで、パエシャですな。 まあ、パエリアは、遠く辿ればアルゼンチン人の出身地、スペインの料理なんですが、これは本当に美味しかった。 僕が今までに食べたパエリアの中で、文句なしに一番の味。

Img_9555_convert_20150708113320レストランの写真を載せておきます。 プエルト・マドリンに行ったら、絶対に寄るように! 値段も手ごろだし、パエリア以外のメニューも豊富で、なかなかのものです。 海岸通りから一つ入ったところにあります。 名前、忘れましたが、誰でも知ってるお店です。

Img_9473_convert_20150708043619アルゼンチンはイタリア移民が多い。 イタリアレストランが辻ごとにありました。 パスタは僕にはいまいちだったけど(たぶん本格的すぎて)、ピザはそこそこ美味しかった。 写真は、アンチョビーのピザ。 ハーフで500円ぐらい。 2人で分けて、お昼にちょうど良い。 これも、アルゼンチン料理と言えるか、微妙だけど。

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2015年7月11日 (土)

紅茶とコーヒー

Img_9636_convert_20150706085015今回のチリとアルゼンチンの旅では、ホテルは朝食付きだった。 どこでも、コンチネンタル。 たまに、スクランブルエッグが付くぐらい。 ポットに熱いコーヒーとお茶用の熱湯、それからホットミルクが用意されている。 

僕は、もっぱら紅茶だ。 ティーバッグを小ぶりなカップに落として、熱湯を注ぐ。 思いっきり濃く淹れてて、ふうふう啜る。 ああ、いい香り。

美味しいなぁ、30年のアメリカ、メキシコ暮らしで、こんな美味しい紅茶を飲んだことは無かった。 2杯目は、ミルクティーで行こう。 ミルクを垂らして濃いオレンジ色になったら砂糖をたっぷり入れる。 ごくりごくり、こんどはがぶ飲みだ。 本当に、美味しい。 これは何だろう、ヨーロッパ文化なのかな? どこのホテルでも、紅茶は本当に美味しかった。

Img_9689_convert_20150706032340チリやアルゼンチンのカフェテリアで、コーヒーを注文する。 掌にちょこんと乗る、ちっちゃなコーヒーカップで、エスプレッソ風のややぬるめの濃いコーヒーが出てくる。 それから、炭酸水のグラスが付いてくる。

アメリカン、なんて注文しようものなら、ウエイトレスの姐さん、蔑みの眼差しでフフンと笑って、ダブルね、と言い捨てて足早に去っていく。 やがて、ちょっと大きいカップ(と言っても日本の喫茶店サイズ)に、やっぱりエスプレッソ風に濃い奴が出てくる。

顔をしかめてコーヒーを啜り、炭酸水を含み...、がこの地でのコーヒーの飲み方のようだ。 アメリカのように、水みたいな薄いコーヒーをでかいカップでがぶ飲みするような下品なことはしない。 メキシコの田舎町のように、ポットでぐらぐら煮しめた、シナモンがつんと効いたコーヒーもない。 異国に来たなぁ。 これも、ヨーロッパ文化なのかな?

チリとアルゼンチン、北米とは全く別の文化圏のようです。 ウエイトレスの反応からしても、これらの国の人たち、アメリカとは相容れないように思いました。 今の日本とも、どうでしょうかね?

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2015年7月10日 (金)

南のビールと安ワイン

Img_8621_convert_20150708032141チリ、プエルトモント(PUERTO MONTT)漁港の安食堂、朝8時。 ワインでご機嫌な漁師のおじさん。 これから出漁だそうです。

チリもアルゼンチンも、ワインが有名だよね。 実際、スーパーでは、ワイン売り場が通路の両面いっぱいを占めてて凄い品揃えと量だった。 瓶ワインでも、安いのは一本で300円ぐらいからあるし、売り方も4本でいくらとか、量販モード。 町の通りにも、どこにでも酒屋があってワインがぎっしりだ。

それからですな、ちょっとしたカフェテリアとか安食堂でもワインやビールは必ずおいてあって、朝っぱらからワイングラスを傾けてる奴がけっこういた。 見てる限りは、ちょっと一杯ていどなら、白ワイン飲んでるやつが多かった。 まともな食事なら、カップルでワイン一本とるのが普通みたい。

さて、僕は飲めない人なんで、これ以上は語れません、目についたのを載せておしまいにします( ^ω^ )。

Img_8752_convert_20150708015911細長いチリの南のパタゴニア、そのまた南の果てのビール、アウストラル(AUSTRAL、南のって意味)。 何より、名前が良いよね。 約120年の歴史があるビール会社だそうで、チリ南部では行く先々で勧められました。 周りの連中も、みんなこれ飲んでたから、美味しいんだと思う。 

Img_9502_convert_20150708015252こちらは、アルゼンチンのスーパーで買ったワイン。 牛乳みたいな紙パックで1リットル入り、値段は12アルゼンチンペソ(約150円)。 このワインが最安値でした。 たまに、3X2(2本買えば3本目はオマケ)のセールもやるそうで、一本100円ですな(゚0゚)。 ホテルで寝る前にコップ一杯ずつ飲んで、5晩で完飲しました。 美味しかったです。 アルコールが入ってなかったら、ぐびぐび一気に空けちゃうぐらい。

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2015年7月 9日 (木)

タンゴを見た感想

Img_9675_convert_20150706032641劇場に、タンゴを見に行きました。 僕は音楽とか踊りとかには疎くて、タンゴと言われて思い浮かぶのは、黒猫のタンゴぐらい。 あまり興味はなかったんですが、ブエノスアイレスに来てアルゼンチンタンゴは見逃せない、ということなんで。 劇場内は写真撮影禁止なんで、写真無し、申し訳ありません。 凄く良かったです、へへへ。

演奏は、バイオリンと、アコーデオン(バンドネオンと言うらしい)、ピアノ。 闘牛に似た、ちょっと哀愁のある子気味よいリズムに合わせて、男女のペアが体を絡み合わせながら踊るのだが...。

裾の割れたドレスの細身の女性と優男がステップを合わせ、足を振り上げ絡ませ、抱き合い、手を虚空に伸ばし、激しい動きが続く。 ダンとビートに合わせてポーズを決めて踊りが止まる。 あっと息を呑むまもなく、また激しく動きだす。 静と動。 女性の白い腕と、ときおり覗く脚のなまめかしさ。 ライトに浮かぶ男女の白い顔の凛々しさ。 しなやかな肢体、その強靭さ、たおやかさ。 その優美、そして儚さ、また哀しさ。 まるで、滅びゆく野生のネコ科動物のようだ。

アルゼンチンに来て10日ばかり、地方の港町や、パンパの大平原を見た後だったからかな、タンゴの舞台を見ながら、荒野を渡る風の音や、岸壁を打つ波の音を、僕は確かに聞いた

この踊りは、乳臭いアイドルのものではない、まぎれもない大人の男女のものだ。 それから...、僕はレイシストではないと断っておくが、タンゴは白い肌をした人たちが踊らないとダメだな、とも思った。

翌日僕はブエノスアイレスの町を歩いていて、前夜のタンゴが頭から離れなくて、道を行く女性や野郎どもが、タンゴを踊りだしそうな気がして仕方がなかった。 いやさ、アルゼンチン人ってスラリと長身で、歩き方や身のこなしもタンゴ風なのよね、ホントに。 街のざわめきさえ、タンゴの調べに重なる。 やっぱり、ブエノスアイレスの風土がタンゴを生んだってことかな? こんど来るときには、劇場以外のタンゴを見てみたいと思った。 庶民のフィエスタとか、下町の安酒場とか、大道でのパフォーマンスとか。

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2015年7月 7日 (火)

雨のブエノスアイレス

旅の最後は、ブエノスアイレスで一泊した。 まず驚いたのが、その大都会なこと。 航空機から見おろすと、凄い面積の高層ビル街がべったりと広がっている。 僕はアメリカ、メキシコに30年住んでてあちこち行ったが、こんなに広範囲の高層ビル街は見たことが無い。

Img_9651_convert_20150706032846ブエノスアイレスは、雨だった。 なんでも、3か月ぶりの雨だったらしい。

この街には、メキシコみたいに、喧しい音楽が溢れてないのが良い。 古びた建物が多く、アメリカの町とも全然違う雰囲気だ。

Img_9653_convert_20150706033020日曜日の繁華街は、結構な人出だった。 歩いているのは、白人種ばかり。 本当に、僕はこんなに白人種ばかりの所に来たことが無い。

Img_9663_convert_20150706033910それからね、アメリカやメキシコとの決定的な違いがもう一つ。 みんな、スラリと痩せてるんだよな。 で、みんな背が高く、品よく優雅にきめてやがる。 肉ばっかり食ってると、こうなるんだろうか? 

Img_9661_convert_20150706050522ブエノスアイレスには、スブテ(SUBTE)という愛称で呼んでいる地下鉄路線もある。 100年ばかり前からあるらしい。 凄いことだ。

地下鉄駅への下り口の上の、カフェの看板メニューは、スパゲッティの目玉焼き乗せか...。 ここの連中、毎日こんな食事ばかりでも平気なようだ。 僕はアルゼンチンに来て、3日で便秘になったのに。

アルゼンチンでの外食は、総じて高くて不味かった。 薪焼きビーフはまあまあだけど、ここの人たちみたいに毎日は食えないし。

Img_9658_convert_20150706033418この街は、どこでも通りがやたらと広い。 中心部は一方通行が多いけど、それが4車線も取れそうな通りだったりする。 プラタナスやイチョウなんかの大きな街路樹が枝を広げ、町は落ち着いた雰囲気だ。 交通量は多いのに、渋滞はない。

Img_9698_convert_20150706063133街を歩いてると、やたらと古い建造物や歴史的な名所(と思う)にでくわす。

Img_9679_convert_20150706064843有名な(僕は知らなかったけど)、エビータのお墓がある墓地も、繁華街の一等地の中にある。

どんな都市計画で、こんな街が出来たんだろうか? 

Img_9659_convert_20150706033546街はどこも清潔で、ゴミはほとんど落ちていない。 ただ、タバコを吸ってるやつが多い。 吸い殻はけっこう落ちていた。

Img_9654_convert_20150706033220古風な教会風の建物の中は、ぴかぴかのショッピングモールだった。 高額商品が並んでいて、なかなかの混雑ぶり。 アルゼンチンって、デフォルトしたりして通貨が不安定で、経済状態は悪いと聞いていたけど、どこもおおいに活気がある。

今回聞いた話。 各企業は、輸入額と同じ額の輸出をしなければいけないそうです。 輸出は制限なし。 なるほど、マーケットに行っても国産品が棚を占領し、輸入品はすごく高かった。 アメリカ製のマルちゃんカップ麺20ペソ(250円)とか。 中国産の安かろう悪かろう商品も、見かけなかった。

広大で豊かな国だから、たとえ半鎖国をしても普通にやっていけるのかもしれない。 メキシコも見習ってほしいと思うけど、北隣が悪魔の国だからなぁ。 そうです、僕は反グローバリズムなんです。 そういえば、今回の旅では、アルゼンチンでもチリでも、その日の食べ物にも困っているような人たち(メキシコの町にはごろごろいる)は、ほとんど見なかった。

Img_9665_convert_20150706034201夕方には、雲間から日が射した。 雨上がりの街路には、良い匂いの風が吹き渡っていた。 雨のせいだろうか、大都会の猥雑さは感じられない。

Img_9704_convert_20150706063002人々は、道いっぱいに広がって、穏やかな表情でゆったりと歩いている。 

ほんの束の間のブエノスアイレスだったけど、良い街だと思いました。 僕は大の都会嫌いなんだけど、この街ならちょっとだけ住んでみたい気もします。

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