2019年1月15日 (火)

戻ってこないでね

006pukipuki今朝は、いつも喧嘩ばかりしてる愛妻の叫び声で飛び起きた。 おい、お前、何やってんだ? 毎晩ゴミを散らかす奴がいたんだけど犯人を見つけたわ、ネコかと思って散々ひっぱたいたけど、ほら、これ。

なるほど、ゴミ捨てのドラムての底に何やらいます。 こりゃ、大きなトラクアチェ(TLACUACHE)です。 ゴミ漁りに入ったは良いけど、出られなくなったって訳ですな。

トラクアチェは、南北アメリカ大陸に広く分布する、有袋類です。 姿はネズミですが、体重数キロ、ネコよりも大きくなる夜行性の動物です。 和名はフクロネズミ。 フクロネズミが、袋のネズミ(また言ってる(^-^;)。 

008pukipukiどうするんだ? 追い出してこの棒で叩き殺すわ、さあ、出て来い! うぬぬ、まずい、このままでは殺されてしまう。

そんな細い棒じゃ当たらないよ、スコップか斧じゃないとダメだよ。 そうね、今持ってくるわ、逃げないように見ててね。 愛妻、倉庫に駆け出す。

いまだ、逃げろ!

014pukipukiテレパシーが通じて、トラクアチェ君、のこのこ出て来ました。 特に急ぐでもなく横の空地の藪の中に姿を消す。

愛妻、スコップを下げて戻ってくる。 よし、さあ出て来い、あれ、いないわ。 ああ、今飛び出して走って逃げて行ったよ。 見てろって言ったじゃないの、キーッ。 また争いの種が増えましたな。

014pukipukipukiまあでもね、命をひとつ救えました。 こんなかわいい顔してるしね。 ネコどもの嫌疑は晴れたし、めでたしですな。 もう戻ってこないことを願うばかりです。 でないと、散らかったゴミ掃除はOTTOおじさんの仕事になりますからな。

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2019年1月11日 (金)

物々交換

096pukipukiテアカパン郊外の畑。

メキシコ北西部では、10月から4月が農繁期でしてね。 写真の畑では、チリの苗を植えています。 一本ずつ手作業です。 従事しているのは、ほとんどが季節労働者のインディヘナたちです。 夏の間は山岳地帯の彼らのテリトリーに住んでいて、秋には一族郎党挙って山から下りてきます。 奥さんも、子供たちも、日の出から日暮れまで農園で働く。 メキシコ北西部は冬場のアメリカの夏野菜の大半を賄っている大農業地帯ですが、それを担っているのは彼らインディヘナ達です。

002pukipuki昨日は投網漁が大漁。 バケツ半分以上の漁獲でした。 知り合いのインディヘナ、ロレンゾさん一家におすそ分けです。 子供8人、それから兄弟たちもいて、総勢20人の大家族ですから大鍋いっぱいです。 魚はウロコやハラワタをとって、すぐに料理できるようにして持って行きました。 と言うのもね、この人達、入浴習慣がないんです。 さらにです、住んでるお宅は村外れで水道が無い。 だから魚の下処理をしたら手を洗うのも大変。 お風呂に入らないならずっと魚臭いままになります。 だから、そうならないようにと。 そしたらね、凄く恐縮してくれて、お礼にトマティージョをいただきました。 昨日、トマティージョの記事を書いてますから見てくださいね。

004pukipukiちょうど今、トマティージョの収穫をしているそうで、食べる分なら自由に持って帰っていいそうです。

いつでも欲しい時に言ってくれたら持ってきてやるよ、それからもうすぐトマトとチリも始まるから、買わなくていいよ。 うひゃ~、ありがたや~。 僕もこれから、もっと頻繁に魚持ってくるからね!

005pukipukiこんな大きなトマティージョ。 八百屋で売ってるのはせいぜいピンポン玉サイズですが、これはテニスボール並み。 収穫せずに置いておくとこんなに大きくるんです。 味は同じです。 さっそく緑のサルサを作りましょうかね。 

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2019年1月 9日 (水)

野生のトマティージョ

メキシコには、トマティージョ(TOMATILLO)という野菜があります。 日本では馴染が無い野菜。 ナス科ホオズキ属の植物です。 小さなトマトのような形で、ホオズキみたいに皮を被っています。 メキシコではどこの八百屋でも置いている野菜でして、煮物料理の味付けやサルサに使います。 メキシコから中南米熱帯地方原産の在来の野菜で、古代から食用にされていました。 このホオズキ属(Physalis)の植物はメキシコの山野に広く自生しています。

Tomatillo_pukipuki_2これがトマティージョです。 3年ばかり前に横の空き地で作ったことがありまして、その時の写真です。 以前に記事にしていますのでご覧ください。 農業見習い、
http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/cat63906966/index.html

でね、我が家の庭に、明らかにホオズキ属の植物が生えてきました。 いわば、野生のトマティージョですね。

009pukipukiまず、この子(ネコではありません、植物のほうです)。

012pukipuki花が咲きました。 栽培種の花は黄色と黒の斑なんですが、この子は淡紫の花です。 ほんの3cmほどの小さな花ですが、なかなかきれい。 この花は数時間の命の短命花でして、お昼前に開き、午後には萎んでしまいます。

007pukipuki花が萎んで翌日に落ちる。 ご覧のように、ホオズキみたいな実が育ってきます。 花は上向きに咲きますが、花が落ちると反転して、実はぶら下がって成ります。

006pukipuki中には、小さな丸い実ができてます。 これからどんどん大きくなるでしょう。

003pukipukiそれから、この子。 これも明らかに、ホオズキ属です。

002pukipuki花はこんなです。 こちらは、栽培のトマティージョにそっくりです。 しかしながら、葉っぱの形や草姿は違う。 茎は固く、いかにも野生種って感じ。 栽培トマティージョの原種かもしれません。

008pukipukiこちらは、最初っから下向きに花が咲く。 可愛いホオズキができてます。

だいじに見守って、実が大きくなったら食べてみようと思ってます。 古代インカの味ですかね。 でもね、ナス科の植物には毒草が多いんです、ハシリドコロとかベラドンナとかキチガイナスビとかw(゚o゚)w。 少しづつにしたほうが良いかもしれませんな。

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2019年1月 5日 (土)

いつでも夕日

Whatsapp_image_20190105_at_014826_テアカパンは、穏やかな日が続いています。

メキシコでも今の時期、寒冷前線が数日おきに通過します。 中央高地や北部山岳地帯では、やれ雪が積もったとか、氷点下5度になったとか、大騒ぎしてます。 でも、テアカパンは常夏の楽園。 全然へっちゃらです。 いつでもTシャツとショーツで過ごせます。 海水温は今27℃。 年中快適に泳げちゃう。

で、毎日こんな綺麗や夕暮れ。 いつも夕方の海の写真ばっかりですが、テアカパンは太平洋に面してましてね、海は西側なんでね。 それから、OTTOおじさんが朝寝坊だからでもあります。 日の出は長い事、見てないなぁ(^-^;。

Whatsapp_image_20190105_at_025647_あらま、夕暮れの浜辺に巨大ガニ現る!w(゚o゚)w さあ、逃げろ!

あはは、ウソです。 この子、体長5cmほどの小ガニなんですが、寝転がってシャッターを切ったら、こんなに撮れちゃった。

どうか、今年もよろしくお願いします。

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2018年12月31日 (月)

謹賀新年

013pukipuki_2新年明けましておめでとうございます。 OTTOおじさんの、60回目の新年になります。 そう、今年が還暦なんですよね。 いささか驚くばかりです。 まあね、その時々においてうんと苦悩し、悩みぬいて決断し、遠くを見ながらぶれないように頑張ってきたつもりなんですが、結果を見ればただ風任せに生きてきただけもようでもあるし。

伊達正宗の漢詩。

馬上少年過 ...馬上少年過ぐ
時平白髪多 ...時平らにして白髪多し
残躯天所許 ...残躯天の許す所
不楽是如何 ...楽しまざることこれ如何にせん

僕なりに解釈すれば、

...馬上で戦に明け暮れた若く美しい時はあっというまに過ぎてしまった

...今平和な時代になったが心は安らかではなく白髪が増えていく

...老いさばらえた醜い身だが天は我が気持ちを理解し赦してくれるだろう

...悶々と楽しまない日々だがこれはもうどうしようもないことなんだよ

四十年前少壮時 ...四十年前 少壮の時
功名聊復自私期 ...功名いささかまた自らひそかに期す
老来不識干戈事 ...老来識らず干戈の事
只春風抱桃李巵 ...只春風に桃李の巵(さかずき)を把る

...40年前若くて強壮だったとき

...はばかりながら何か大きなことをやってやろうとひそかに心に決めた

...老いが来るのも知らず戦に明け暮れていた

...今は不本意ながら春風の中で花見の宴の杯をとっているが

正宗は平和になった世を呪い楽しまず、老いてもいつまでも青雲を求め続けていたに違いない。

僕もそうありたいと願います。

Desperado. ご存知イーグルスのクラシックです。 

僕はいつも、いつまでも、Desperadoでありたい...。

皆様、どうか良き新年をお迎え下さい。 貴方と風の中で会えることを願います。

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2018年12月30日 (日)

原野の柱サボテン

055pukipukiカカロタン村あたりの原野には、柱サボテンが点々とありました。

メキシコと言えば、サボテンですよね。 砂漠の植物のイメージが強いですが、湿った気候の地域の森の中にもあります。

049oyjuoyju原野の川端の森に辺りを圧して生えてます。 この柱サボテン、アリゾナの砂漠のとは別種ですが、同じぐらい大きいです。 10mに達する奴もいる。 途中から枝が何十本も束になったみたいに出ていて壮観です。

054pukipuki農道の傍にもあります。 基本的に原生林の植物です。 2次林には見かけない。 成長が遅いから目立たないだけかもしれません。 それから、耕作や放牧地に向かない、岩や石ころだらけの原野に多いです。

051pukipukiほらね、立派でしょう。 もっと近くから撮りたかったんですが、どこも藪が凄くてだめです。

石造りの田舎家の横に巨大サボテンがあったりすれば、良い写真スポットになるとおもうんですけどね、そういうサービス、どこに行っても皆無なのよね。 サボテンなんて珍しくもねえ、邪魔なだけだろが、ってことです。 特に外国人観光客を誘致しようと思えば、視野を広げる必要がありますな。

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2018年12月29日 (土)

クリスマス前の土曜日の近郊探索ーIII 石造りの倉庫

041pukipuki南シナロアの人口約2000人のカカロタン村(CACAROTAN)。 こんなものがありました。 ずいぶん古い、大きな石造りの建物です。 学校の体育館より二回り大きい。 目測で、35mX80mぐらいあります。 壁の高さは8mぐらいでしょうか。

048pukipuki横から見たところ。 壁に丸い穴が並んでいます。 パッと見、要塞みたいです。 穴から矢が飛んできそう。

042pukipuki不正形な石が綺麗に積まれていて、漆喰に石のかけらを混ぜた目地で埋められています。 壁は垂直で、表面はほぼ平らです。 メキシコのうんと古い教会も同じ建て方です。 スペイン人たちが持ち込んだ技術なんでしょう。 素焼き煉瓦造りより格段に堅牢で長持ちするようです。

044pukipuki中を覗いてみました。 アスベスト板の屋根は最近付けられたものです。 元々は瓦の屋根だったはずです。

046pukipuki壁の厚さは40cmぐらいあります。

045pukipuki壁の丸い穴は、素焼きの管です。 これは明かり取りですね。 水が入らないように、少し外に傾いて付けられています。

村の人に訊いてみたんですが、少なくとも200年以上前の建物で、最近まで保健所の倉庫に使われていたそうです。 同じような建物がエスクィナパ(ESCUINAPA)とポトレリージョス(POTRERILLOS)にもありますが、ここのがいちばん保存状態が良いです。 あのきたねえ倉庫か、なんて言ってましたが、大事に保存するべきものだと思います。

013pukipukiこれは、エル・ロサリオ(EL ROSARIO)にある建物。

014pukipuki有難いことに、情報があります。 エル・ロサリオは観光に力を入れてますからね。

014pukipukipuki1730年に建てられた。 スペイン人統治者の邸宅です。 つくりは同じですが、こちらのほうが石が綺麗な方形に切ってあります。

015ukipuki門の上の飾り石もオリジナルでしょう。

エル・ロサリオは17ー18世紀の金銀の鉱山で栄えた町です。 川原で焚火をしたら金銀のしずくが滴ったなんて伝説があるほど素晴らしい鉱脈だったようです。 当時の権勢がしのばれます。

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2018年12月28日 (金)

クリスマス前の土曜日の近郊探索ーII 買いタマレス

067pukipukiここ数年、クリスマスにはタマレスを作ってたんですが。 タマレス用のアルミ大深鍋いっぱいで60~90個。 メキシコではたいていの家で作るようで、鍋はタマレラ(TAMALERA)と言いまして、どこでも売ってます。

タマレスって、基本的にはトウモロコシの生地に具材を入れてトウモロコシの皮で包んで蒸したものです。 それぞれの国、地域のバージョンがあります。 暑い海岸地方ではバナナの葉っぱで包んだり。 具材やスパイスも地産の物を使い。 メキシコから中米、南米北部の代表的な郷土料理であり、メソアメリカ地域の食文化でもあります。

でね、タマレスって少量を作るのが難しい料理でしてね。 量が少ないと手間ばかりでバカらしい。 上手く蒸せない。 大鍋一杯が最低単位です。 ドカンと作る。 その結果、年末の毎日の食事がタマレス中心になっちゃう。 美味しいんだけど、やっぱり飽きる。 けっこう日持ちするんですが、それでも最後は、傷まないうちに食べなきゃ、になる。 失敗作の年は悲惨です。

と言うわけで、今年はクリスマスのタマレス作り、止めました。 その時に食べきるだけ買おうと。 タマレスなんて、どこでも売ってますから、好みのを味のを選んで買えるし。

で、昼下がりのカカロタン村で、急にタマレスが食べたくなった。 さっそく買って、中央広場のベンチでいただきました。 以前なら、家にあるから我慢しよう、となってたところです。 なんだか、また一つ自由になった気分です(大げさですな)。

068pukipuki具材は骨付き豚バラ、ニンジン、ジャガイモ、青カボチャ、青チリです。 生地がしっかりしてて、蒸したて熱々だと格別に美味しい。 脂っこくて濃いめの味付けが、キンキンに冷えたコカコーラに合いますヽ(´▽`)/。 

071pukipuki大きなタマレラにぎっしり。 ここは、看板なんてどこにもなくて、普通のお宅の横庭でこんなふうにやってます。 どうです、もうこれだけで、食べてみたくなったでしょう。

マリチューおばさん、凄く美味しそう、せっかく薪の火でやってんだから、表でやればもっとお客来るのに。 いや、こんなの恥ずかしくて見せられないよ...。 原始的で不衛生だと思われるってことのようです。 昔ながらの本物なのにね。

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2018年12月26日 (水)

年に一度の大御馳走

皆さま、クリスマスはいかがお過ごしでしたでしょうか? OTTOおじさんは、いつも喧嘩ばっかりしてるカアチャンと子供たち4人、家族だけのクリスマスです。 上の3人は150km離れた町の大学生ですから、こうして全員揃うのは休暇のときだけです。

011pukipukiOTTO家のクリスマスの晩餐。 焼き飯、エビチリ、エビニンニク炒め。 それからラーメン。

全く普段通りの、つつましい夕食、とお思いでしょうね。 じつは、ラーメンがね、2か月前からの子供たちのリクエストでして。 日本のアニメなんかに出てきて、いっぺん食べてみたいと。 それで、日本食材を仕入れてる業者さんに生麺のラーメンを取り寄せてもらい、モヤシは隣町まで車を走らせて買ってきました。

009pukipuki_2頑張って作りました。 醤油ラーメン。 なると巻も取り寄せてもらったんですが、90ペソ(約500円)もしました。 おお痛。 輸入品だから仕方ないですな。 クリスマスだしね。

010pukipuki_2こちらは、豚骨ラーメン。

美味しくできました。 皆、汁まで啜って完食です。 ああ、良かった。 いちばんがつがつ食ってたのは、OTTOおじさんだったかもしれません。 まあ、日本の方に、ラーメンなんてお見せしても仕方がなかったかもしれませんね。

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2018年12月25日 (火)

メリークリスマス

035pukipuki...Yo Soy el Buen Pastor que de la vida por las ovejas...。 (...私は、仔羊たちに命を与える、良い羊飼いである...。)

数多のキリストたちに、そして私たち迷える子羊たちにも、どうか幸ありますように。

メリークリスマス! 世界中が幸せになれ...。

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