2014年9月17日 (水)

バスの旅ーII 街のバス

Img_5582_convert_20140917043322エンセナダのバス。

メキシコの地方都市を旅してると、庶民でごった返す街角に、こんなレトロなバスがたむろしています。 町中を網羅してまして、これが庶民の足ですな。 愛称ぺセラ(PESERA)、一昔前までは1ペソでどこまででも乗れたんでね。 今はだいたい6~10ペソです。

Img_5583_convert_20140917043421こんな風にルートの番号が付いてて、窓にも通りやコロニーの名前が書いてあります。 だけども、ルート表のような情報はどこにもありません。

Img_5584_convert_20140917043605知らない街に来て、ぺセラを使うなら、行き先の住所や通りが分かっていれば、次から次に来るバスに片っ端から首を突っ込んで、運転手に、XX通りのOOは通るか?、なんて聞くことになります。

運転手がニヒルに笑って、ああ、通るよ、乗んな。 一番前の席に座る。 運転手さん、着いたら言ってね。

Img_5573_convert_20140917042853運転席、良い感じでしょ。

運転手は、総じて磊落で親切です。 手動式の開閉扉、もちろん冷房はなし、扇風機が回ってます。

Img_5574_convert_20140917043017バスの中。 僕が子供のころ(40年以上前ですな)の登山列車みたいな雰囲気です。

Img_5577_convert_20140917043112横座りの座席も良いでしょ。 

着いたぜハポネス、ほら、その建物だ。 もし目的地がルートの上にあれば、バス停がなくても真ん前に止めて降ろしてくれます。 グラシャース! コインを掌に落として飛び降りる。 料金は、降りる時払いです。

  
町を知らないと、ぺセラは乗りこなせない。 ぺセラですいすいどこでも行けるようになれば、オレ、この町の庶民だぜ、むはは...、と胸を張れること請け合いね。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2014年9月13日 (土)

バスの旅ーI 連帯感

また、メキシコ北西端の港町、エンセナダに来ています。

ここんとこ、移動はバスばかりです。 メキシコの僻地にいると、飛行場はあんまりないし、便は少ない。 飛行場までのアクセスが悪くて、時間も金もかかる。 それからメキシコでは、飛行場に行くのも、飛行場から街に出るのも、タクシーしかない場合が多い、これがぼったくり料金なのね。

まあ聞いてくださいよ、たとえばラパス空港ね、飛行場からほんの7kmほどの市内の長距離バス乗り場までタクシーで350ペソ(約3000円)、そこから約220km離れたコンスティテューション市までの長距離バスのほうが安くて347ペソ。 酷いでしょ。 よっぽど良い便がない限り、飛行機はやめ。

今回は4本のバスを乗り継いで、バハカリフォルニア半島南部のプエルト・サンカルロス(PUERTO SAN CARLOS)から、北へ約1100kmのエンセナダを経由して、そこから本土を南へ下り、約2100kmのテアカパンへ行き、またエンセナダに戻ってきました。

Img_4439_convert_20140812123250これは、小さな漁村、サンカルロスから、長距離バスが出るコンスティテューション市へのバス、というかパッセンジャーワゴンですな。 最近新しくなりました。

助手席も入れて、15人乗りぐらい。 一日4便出てます。 約70kmの距離で、90ペソ。 小さな村なんで、これで十分なんですが、たまには満席以上になります。 今回は超満員で、僕の膝の上に4歳ぐらいの女の子が座りました。 25人ぐらいは乗ってたでしょう、定員なんて関係ないんでしょうね。

Img_4443_convert_20140812123451エンセナダまで乗ったバス。 なかなか立派でしょ。

約1000kmで、所要時間は18時間。 途中の町で止まりますから、時間がかかります。 料金は、1900ペソ。 バハカリフォルニア半島のバスは高いのよね、このABCって言うバス会社の独占だからでしょう。

Img_5381_convert_20140913123627これは、エンセナダから、シナロア州エスクィナパまで乗ったバス。 距離は約2000kmで料金は1025ペソ。 所要時間は、行きが31時間、戻りはなんと36時間かかりました。 一応時刻表みたいなのはあるんだけど、どうなってんでしょうかね?

乗る時にね、運が良ければ30時間だな、なんていわれました。 じゃあ、運が悪かったら? ハポネス、運が悪かったら、何時まで経っても着かないよ。 ...(# ゚Д゚) ... あはは、大丈夫だよ、着かないより、遅れても着いたほうが良いだろ、安心して行きな。

確かに無事に着きましたけどね(*^.^*)。

Img_5521_convert_20140913134943車内です。 エアコンがガンガン効いてます。 メキシコの長距離バスに乗る時には、真夏でも長袖持参をお勧めします。

古いメキシコ映画が上映中。 色んな映画が途切れずにかかります。 アバターとアイスエイジの新しいのも見れた。

座席は航空機のエコノミーぐらいの広さ。 長時間過ごすには、ちょっと狭いです。 居眠りする人、わいわいフィエスタモードの連中、遠足気分の子供たち。

でね、途中で乗客は適当に入れ替わるんですが、長丁場です。 何十時間も狭い空間で一緒に揺られていると、乗客たちの間に、不思議な連帯感のようなものが生まれます。 けだるい和気あいあいさと言うか。 ぽつぽつとおしゃべりするようになり、お菓子を分けあったり、身の上話をしたり。 降りるときには、元気でね~と笑顔で手を振ってね。  

Img_5560_convert_20140913124323斜め向かいの姐さん達。 開けっぴろげで愛想が良くて、典型的な北西部の女性ですな。 喧しいったらありゃせん。 夜には、がーがーイビキかきよるし。 お二人とも、首筋や腕にやばそうな刺青がありました( ^ω^ )。

Img_5498_convert_20140913124752これは、エスクィナパからテアカパンまでのローカルバス。 約40kmで35ペソです。

Img_5383_convert_20140913124054メキシコのローカルバスは、エアコンなしです。 サンルーフが開いてますね。 田舎のバスは、顔見知りが多いんで、おしゃべりに花が咲いてます。 車掌が、料金を集めに回ってくる。 切符はありません。 行き先を行ってお金を払う。 今小銭がないから明日まとめて払うね~、が許されるバスです、たまにならね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014年9月 4日 (木)

束の間のテアカパン

テアカパンに来ました。 シナロア州南端の、住み慣れた僕の、海辺の小さな村。 一年少々ぶりです。

Img_5391_convert_20140904032024誰もいない浜。 広い空。 潮風の匂い。 なにも変わっていない。 これが僕の衣服ですな。

Img_5392_convert_20140904031844砕ける波。 つややかな桜貝が僕を迎えてくれる。

Img_5399_convert_20140904031514末娘と再会。 家族ども、みんな元気です。

Img_5403_convert_20140904031709野良犬も参加する、末娘の幼稚園の父兄会。

Img_5406_convert_20140904032237家族どもの新しいマスコット、カイマンのスリ君。 息子が、漁師からもらったそうな。 30cmほどのチビですが、噛みます、痛いです。

すぐに大きくなるから、勝てるうちに湿地に放してやんなよな。 

数日後、またバハカリフォルニアに行きます。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014年8月31日 (日)

荒野のサボテン畑

Img_5331_convert_20140831113522またバハカリフォルニアを長距離バスで縦断して、エンセナダに来ています。

その途中、バハカリフォルニア半島中部の荒野にあった、食用ウチワサボテン畑。 ここいらは、年間降水量50mm程度の砂漠地帯ですが、サボテンなら育つ訳ですな。

でね、サボテンと言えば皆さん、砂漠に植物とお思いでしょうけど、メキシコでは全土に分布していまして、日本なみに雨が降る中南部でも、普通に森の中に生えています。 もちろん、雨が少ない土地ほど多いですけどね。 砂漠では、乾燥に耐えられる植物が限られるので、優占種になるんでしょう。 

ウチワサボテンは、メキシコでは市場で山のように売られている野菜でして、料理の付け合せや、タコスのトッピングなんかによく出てきます。 こんな砂漠のランチョでは、唯一手に入る、新鮮な野菜です。
 

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2014年8月26日 (火)

食った食った

Img_5313_convert_20140826124944僕が借りてる、ミニコッテージの真ん前にある、ミルンおばさんの屋台。

バハカリフォルニア南部の太平洋側の村に、かれこれ一か月以上になります。 コッテージにはもちろんキッチンがあるんですけどね。 毎日3食、一人で料理して一人で食ってると、ストレスがたまる。 と言う訳で、時々社員食堂で昼食をよばれ、夜は週に2、3回、外食してます。

ミルンおばさんの屋台は、ホットドッグスタンドなんだけど、ほかにもタコス、ハンバーガー、焼き肉定食まであります。 村はずれのあんまりお客が来ない店なのに、よくやるなぁ。 でも、どれもけっこう美味しいんです。

Img_5314_convert_20140826125155鉄板には、いつもチレが乗ってて、香ばしい油煙を上げてます。 うひゃ~、この匂いがたまらんのね。

Img_5317_convert_20140826125425ミルンおばさん、頑張ってます。

オラ~、ミルニタ(MIRUNITA、ミルンちゃん)。 お~、オラァ、オティト(OTTITO,オットーちゃん)! あいや、心が通ってる~( ^ω^ )。

Img_5319_convert_20140826125749まずは、タコスを2つ。 大きな小麦粉トルティージャを使った、メキシコ北部バッケイロ(カウボーイ)風のタコスですな。 もちもちボリューム満点、旨い~。

Img_5321_convert_20140826125936仕上げは、ハンバーガーね、うひゃひゃ。

ケチャップをじゃぶじゃぶかけて、炒め玉ねぎを挟んで、焼チレを齧りながら頬張る。 油で指をべたべたにして、フレンチフライを口に押し込んで、コカコーラの大瓶ぐびぐびで胃に流し込む。 ぷは~、お腹いっぱい。 いや~、食った食った。 良い気分です。

ストレス解消大成功、すっかり元気になりました。 でも、お腹が出てきてるぞ。 部屋の戻ったら、痩身体操をやんなきゃ(ウソばっかり)。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2014年8月19日 (火)

よくわからないな

Img_5206_convert_20140819115020昨日は、午後に半時間ほど雷雨。 今季最初の雨です。

早いもので、もう8月も末近くですな。 僕は、6月初旬にコリマの家を出てから、バハカリフォルニアを行ったり来たりして、カナダからまたバハカリフォルニア、かれこれ2か月半の旅暮らしになります。

カアチャン(元?)と子供たちは、またシナロア州の小漁村、テアカパンにいます、 子供たちは今週から、泥んこの村道をぱちゃぱちゃと学校に通い、カアチャンは食堂を再開しました。

今の僕には、帰る家がない。 一種のホームレスなのかな? 旅先のホテル住まいで、週に2回ぐらい、カアチャンや子供たちとスカイプか電話で、ごく平和に交信しています。

どたばたしたあげく、カアチャンに子供を連れて出ていかれるという結末に終わった、あの1年半はいったいなんだったんだろうか?

貧しくても、日々が夏休みのようだった、海辺の村の暮らしに戻りたいと、思うような、思わないような...、う~ん、よくわからないな。

もう一月ほども前なんだけどね、30歳も年下の友人に近況をメールしたら、これからもOTTOらしく、と返信を貰った。 その時は、股旅暮らしが男一匹OTTOおじさんの生き様よ、むはは...、なんて思ったんだけどね。 だんだんとね、う~ん、片意地張ってるなぁ、と。

思えば僕はずっと、意地を張り続け、突っ張り続けて生きてきたんだけれど、本当に自分に素直になれたとき、自分らしさというか、本当の自分が見えてくるんじゃないかと思うようになってきてるのよね。 でもこれは、容易なことではないぞ、うん。 股旅暮らしは、楽しくもあり、わびしくもあり。 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014年8月12日 (火)

ガルルル...

Img_4981_convert_20140812104241メキシコは今、雨季のさなかです。 でもね、雨が降らない地方もあるのね。 特に北西部は砂漠気候でして、僕が今いるカリフォルニア半島南部の太平洋側の村には、去年の秋から一滴の雨も降ってないそうです。

まあね、写真のように入道雲は遠山に日々盛り上がり、時には雲底に雨のカーテンを引いてるのが見えて、小さな虹のかけらまで見えることもあるんですけどね、空気がからからに乾いてるもんで、地面に達する前にたいていは消滅してしまうのよね。 ここ10年ほど、雨季には毎日雷ゴロゴロの地方に住んでたもんで、雨が恋しいです。 恵みの雨は、9月のハリケーン待ちですかな。

さて、今日はワタリガニの入荷がありました。

Img_5184_convert_20140812101402ワタリガニは、雨が降れば降るほど大きく育つって、漁師が言うんですけどね、けっこう立派なのが来ました。 大きいのは、350gr以上あります。 オスばっかりです。 メスは捕獲禁止、かかったら海に帰す。

今日の、社員食堂の昼食。

Img_5182_convert_20140812102032凄いでしょ。

甲羅を外してエラを取り、半分に割って、大鍋でぐらぐら。

Img_5181_convert_20140812115516チレ唐辛子とカニみそが、ガンガンに効いた、胃袋まで焼けそうなスープ。 ライムをぎゅうぎゅう絞って啜る。

う~、旨い。 思わず、ガルルと唸り声が出そうです。 居候の僕が、いちばんガツガツ食ってたりしてね。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2014年8月 5日 (火)

海辺の村の独り者料理

相変わらず、バハカリフォルニアの、海辺の村にいます。 ミニコッテージで、一人暮らし。

今日の朝食で~す。

Img_4995_convert_20140805102530鶏モモソテー、アスパラと玉ねぎ、ズッキーニの炒め物。 バナナ2本。

昼食はこれね。

Img_4983_convert_20140805101614オックステールと野菜のスープのおじや、アスパラ添え。 アスパラガスは、このあたりが産地なんで、安いのよね、50本ぐらいの束が15ペソ(120円ぐらい)。

それから、これ。

Img_4838_convert_20140805102216ワタリガニ、2匹。 仕事場で、生きたのをいただいてきました。 さっそく、茹でる。 ぷは~、お腹一杯になりました。 カニを食べるのは、時間がかかりますな、早く仕事に戻らなきゃ( ^ω^ )。

さて、夕食。

Img_5014_convert_20140805110134牛肩ロースのステーキ。 メキシコの田舎の牛肉は、まさに靴底みたいに硬いんだ、う~奥歯が痛い。 それから、大ハマグリの野菜炒め。 ミル貝のカルパッチョ。 トルティージャとトトポ(トルティージャチップス)を頬張り、コカコーラで胃袋に流し込む。

それから、おつまみね。

Img_4878_convert_20140805101946タコとセロリ、青唐辛子の炒め物。 にんにくを、思いっきり聞かせてあります。 旨い~。

簡易料理ばかりで、ひどい組み合わですが、けっこう頑張ってるでしょ、むっふっふ...。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2014年7月30日 (水)

色とりどりの貝

また、バハカリフォルニア中部の漁村にいます。

Img_3079_convert_20140728132848_2
村の空き地とか、道端とかに、こんな風に、貝殻が捨ててあります。 かなり古いです。

Img_4842_convert_20140730083828こんな、貝殻です。 地元で、カタリナ(Catarina)と呼んでる貝です。 大きさは、7cmぐらい。 ヒオウギガイの仲間です。

以前は、海底を覆い尽くすほどいた時もあって、直径2cmほどの貝柱を取るために乱獲された。 今はさっぱり獲れなくなって、禁漁になっています。 まあだけど、乱獲だけが原因とは一概には言えないかもしれません、貝類でも特にこの仲間は増減が激しいですから。

Img_4840_convert_20140730083544雨風にさらされた、薄汚れた貝殻ですが、丁寧に掃除をすると...。

Img_3203_convert_20140620080742ほら、こんなに色とりどりの、きれいな貝殻になります。 日本のヒオウギガイも、貝殻の色の種類が多くて虹色貝なんて呼ばれてるようですが、メキシコのカタリナ貝も、なかなかのものです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014年7月22日 (火)

常春の港町

Img_4467_convert_20140722011912_2メキシコ北西端の港町、エンセナダ(ENSENADA)に来ています。

人口約60万。 寒流が沿岸を流れ下っているので、年間を通して涼しい町です。 今日の最高気温は24度、最低が16度。 地中海気候ってやつですな。 

北へ120kmほどでアメリカ国境、向こうはサンディエゴです。 週末にはアメリカから観光客がわんさか来ます。 リタイアして、住み着いてる連中もたくさんいる。  

Img_4604_convert_20140722012259海岸通りは、観光地の喧騒が満ちてます。 こういう雰囲気も、悪くはないです、たまにはね。

Img_4474_convert_20140720143329フイッシュマーケットには、新鮮な魚もある。 魚屋の魚の全部が新鮮な訳じゃないです、がんばって選べばですけど。 このキハダなんて、刺身でOKです、キロ100ペソ(800円ぐらい)。 住みやすそうな町ですな。

でもね、華やかなのは、海岸沿いだけです。 すこし陸側に入ると、様相が一変する。

Img_4597_convert_20140722011506_2丘に登れば、こんなかんじです。 粗末なブロック造りの家並みが続いてます。 ダンボールやパレットでできたバラックもある。 こちらが本当の、庶民の生活域ですな。 こういうところも、僕は嫌いではないです、むしろ好きかな、リラックスできるのよね。 僕、メキシコの庶民だもんね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

«またバハへ