« 村のクリスマスイブ | トップページ | 村のクリスマスコンサート »

2010年12月28日 (火)

クリスマスの新家族

100_0159_convert_20101227114231 ロバを買いました。 生後5ヶ月の子ロバちゃん。  ナビダ(NAVIDAD、スペイン語でクリスマス)に来てくれたんで、名前はナビにしました。 男の子です。 後ろにいるのがお母さんロバ、ハナという名前になりました。 鼻を鳴らすから、ハナナラシとつけたんですが、長ったらしいのでやがてハナに落ち着きました。

テアカパンのような田舎町でも、ロバはめっきり減ってきてます。 10年も前には、たぶん数十頭はいたと思います。 それが今では、僕が知る限り、ナビとハナの他に1頭いるだけです。

まあ、衝動買いなのですが、ちょっと説明させてください。 2週間ばかり前に、ワヒコリという山ん中の村に行って、ロバ君がまだまだ現役で活躍しているのを見て、それからずっとなんとなく気になってました。 それで、テアカパン村で、”なんでロバちゃん減ってんの?”、なんて訊いてみたりしました。 そうしたら、厭な話を聞いたんです。 サーカスが買っていくからだと。

最初は、ああ、マスコットにするんだな、ロバちゃん可愛いからね、と思いました。 しかし、違うんです。 ライオンやトラ、ジャガーの餌にするんだと。 にわかには信じられませんでした、でもどうも本当みたいなんです。

ロバははっきり言って、今ではもう、いなくなっても困らない動物です。 それから、ロバを飼ってるのは、大抵はあまり裕福でない人達です。 流しのサーカスが村でロバを見ると、札びら切って、買うんだと。 札びらといっても、たかだか数百ペソです。 たったの数千円。 だけど、お金に困ってる人はそれで売るんだと。 アル中のとっつあん、安酒の大瓶一本で手綱を渡すんだと。 サーカスにとっては、肉や鶏を買えば高くつく、ロバは200kgぐらいありますから、そりゃあ安上がりです。 なんともひどい話です、ひどく暗い気持ちになりました。

そこに、XXさんのとこに子ロバがいる、というニュースが入ってきました。 早速見に行きました。 母ロバがマンゴーの木に繋がれていて、子ロバが寄り添っています。 母ロバは両耳が爛れて、血膿を垂らして苦しそうです。 一目見て、決心が付きました。 早速、家内が持ち主と話して、母子一緒で500ペソで交渉成立です。 本当に、たったの3千5百円です。

さっそく引いて来てもらって、うちの裏の荒地に繋ぎました。 黙々と雑草を食んでいます。

母ロバのハナは、推定年齢30歳だそうで、もう長いこと、耳が化膿したままで、なんの治療もしてないそうです。 死んでも困らない家畜には、お金は掛けないと言う訳ですな。 首から上を触らせないのは、耳が痛むからか、それともひどい仕打ちを受けてきたからでしょうか? 子ロバのナビは、特に人を恐れる様子はありません。

ともかく...、僕達はロバの世話の仕方なんぞ、全然知らないのでありますが、精一杯の愛情を持って、家族の一員として接しようと思っています。 まあ今までも、空き地に繋がれっぱなしで生きてきてるんだから、何とかなるでしょう。 クリスマス休暇が明けたら、早速、獣医さんを探して、ハナの耳を診て貰わねば。

ハナの耳がすっかり治ったら、新しい鞍を置いて跨り、ナビには娘を乗っけて、ポカポカ村を闊歩することを夢見ます、きっと春にはね。 それから老齢のハナですが、再来年の春には、可愛いナビの弟が産まれるかもしれません。 そうなったら屋台を引いて、ハンバーグでも売って歩こうかな。

|

« 村のクリスマスイブ | トップページ | 村のクリスマスコンサート »

ペット」カテゴリの記事

動物」カテゴリの記事

コメント

うわああああああ、いいなああああああ。
かわいい、ロバ、めちゃかわいい。
しかもクリスマスになんて、なんてぴったりのプレゼント。

しかしロバを餌にするとは恐ろしい話ですね……。
まあ私も牛や豚食べてるんだから、肉は肉、なんでしょうけど……。
こうなったらもうぜひ、OTTOさんとこで一大ロバ農場を作り上げて、
メキシコ中にロバブームを起こしちゃうくらいの勢いになってください。
こっちのほうにまで支店を広げてくれたらもちろんうちでも買いますよ~!

投稿: 浦島の亀 | 2010年12月28日 (火) 04時32分

えっっっ!ロバの親子を買ったの!となれば「ロバのパン屋」で行商するしかないね。日本のカレーパン、焼きそばパン、コロッケパンなんか売れるんじゃないの?その内にマスコミが取り上げて、行列のできるロバのパン屋になる。それに危機感を感じたBIMBO社が業務提携を申し出て来て、ロバのパン屋がメキシコ中に広がるってストーリー。これで決まりですね。ナビとハナにも聞いてみて。

投稿: まるやま | 2010年12月28日 (火) 09時06分

>浦島の亀さん
お久しぶりですゥ~。
まあメキシコでは、すべて経済動物、甘っちょろいこと言うとったらやって行けんのですが、今回の話はちょっと応えましたよ。 うちの子達、サーカス行きは一生禁止っ!
今のところロバ君たち、全然なつかないと言うか、完全にシカトされてます。 首をペタペタ叩いてやっても、黙々と草食い続けてるし、鼻をもこもこマッサージしても、厭そうに横向くし。 サンチョパンサへの道のりは遠そうですが、見てるだけでも可愛いから、幸せに過ごしてくれてれば、当面は良しとします、るんる~ん。
うちは、5~6頭飼えるぐらいのスペースはあるんで、不幸そうなロバ君がおったら、連れてこようとは思っています。 2頭も5頭も同じですから。 それ以上増えるようなら相談しますね、なんて気の早い話だけど。

>まるやまさん
いやぁ、ロバの活躍の場が出来て良い話なんだけど、ロバはメキシコでは珍しくないから、だめでしょうなぁ。 増えたらいちばん気立ての良い子を丸山さんとこ送るから、パックリドンキーなんてタコ焼きチェーン作って、マスコット兼社長にしてよ。 

投稿: OTTO | 2010年12月28日 (火) 13時11分

あんまり可愛いと悲しくなりますな。
ロバの子はどうしてロバじゃなきゃいけないんだと。

投稿: カイマン | 2010年12月28日 (火) 13時50分

自家用の驢馬なんて最高の贅沢ですね
鞍をつけるなど野暮なことをせず尻の上に跨った方が恰好が良いと思います

投稿: 忍者 | 2010年12月28日 (火) 15時27分

サーカスといえば動物虐待の話を時々聞きますが、その餌になるロバの話というのも、なんとも悲しいですねえ。

我が家はいまだに車を持たずに生活していますが、クエルナバカは都会です。ロバですべての用が足りるような、小さな村の生活には、本当に憧れがあります。
・・・”Platero y Yo"の世界ですね。

投稿: 胡蝶 | 2010年12月28日 (火) 22時59分

ロバの赤ちゃん、かわいいですね^^
ロバは何歳で大人になるのですか?

きっと来年のクリスマス頃には、
OTTOさんのパン屋さん大流行ですねw♪
そういえば、ティファナにはロバを見ましたけど、
フアレスで一度も見たことないです。

投稿: ロゼリー | 2010年12月29日 (水) 03時38分

>カイマンさん
かなわぬ恋と知りつつも、愛をささやいても(敵は男の子だけど)、今のところ馬耳東風です。 ロバの耳は馬より大きいから、受け入れてくれる日が来るかもしれません。

>忍者さん
うんうん、鞍なしですか。 裸馬にひらり、ならかっこいいんだけど、裸ロバかぁ、まずはそこまで友達になれて、それから騎乗技術が到達するかですな、頑張ってやってみましょう。

>胡蝶さん
そうですよ、子供に夢を運ぶサーカスなのに、ひどい話です。 猛獣のいないサーカスが良いですね。
こちらは凄い田舎ですが、まさかロバを持つ身になるとは思いませんでした。 これも縁なので、頑張って世話します。 心が通い合うようになればいいんだけど。

>ロゼリーさん
ロバちゃんは、満2歳から繁殖が出来るようになるそうです。 本当に大人の体つきになるのは3歳のようです。 馬より長寿で、40年生きた子もいたそうです。
まあ、成り行きを見て、パン屋に早変わりしますか。 でもロバのパン屋って、日本だけに棲息してるみたいなんだけど。
チワワなら、ロバいますよ、郊外の村ならきっと。

投稿: OTTO | 2010年12月29日 (水) 10時27分

大きな人が尻の上に乗って居るのをよく見かけますがこれは驢馬は背骨が弱いので傷めない為にそうしてるのだそうです

投稿: 忍者 | 2010年12月29日 (水) 11時14分

>忍者さん
なるほど、尻の上に乗るね、了解です、ありがとうございます。 いずれにしても、乗るのはもう少し慣れてからにします。 

投稿: OTTO | 2010年12月29日 (水) 12時45分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: クリスマスの新家族:

» 中谷邸 ? グレタ [木霊の宿る町]
中谷邸にゲンキー?二ヶ月前から中谷家のメンバーになった♀イヌ そろそろ二歳になるそうですカメラを向けて「おすわり」というとこのとおり猿のいうこと完全虫ゲンキーとくらしているものだから感激しました以心伝心 戦闘開始手や腕をかんできますが、もちろん痛くありません。かまれた腕をふりほどいて鼻にパンチをくらわせますが、これもあたる前に引っ込めますたがいに攻撃と防御を繰り返しているうちに、テンポがずれて足で右目にパンチをくらいました。イヌのパンチなんてうまれて初めて。サル衰えたりもらったときは薄茶色だったのが... [続きを読む]

受信: 2010年12月28日 (火) 02時36分

« 村のクリスマスイブ | トップページ | 村のクリスマスコンサート »