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2012年1月

2012年1月31日 (火)

スーパーカブ

0bcanon2160a_convert_20120119143357 エスクィナパの街角で見かけたバイク。 なんとなくレトロなデザインで良い感じですねぇ。

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あんまり見かけない奴だな、と良く見てみれば、ホンダですな。 エコノパワーなんて書いてあります。

そうすると、これが噂の超低燃費車ですかな?

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おお、前のところにメタルのプレートが付いてて、ちゃんとスーパーカブとあります。

良いですな、欲しくなっちゃいました

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じろじろ見てたら、持ち主が現れました。 中古で買って2年ほどになるけど、エンジンオイル換えてるだけで、まったく故障ゼロだそうです。

凄っごく丈夫で便利だよ、免許もいらないし...、う~ん、そうかなぁ、まあ田舎町だからいいんでしょうな(*^m^)。

メキシコでは、案外とバイクって少ないんです。 僕が住んでる漁村、テアカパンでは、4輪バキーの方が普及してます、砂浜を走れますからな。 バイク乗ってるのは、郵便配達のおじさんぐらいかな。 町でも、ピザ屋の宅配が目立つ程度です。 広い国で大家族ですから、今のところ特に田舎町では一家に一台ピックアップかバンで後は自転車、という感じ、もっと僻地ではロバやお馬が主力ね。

だけども僕が思うに、カブとかスクーターね、もう少し経済状態が良くなればですけど、近いうちにブレークするような気がしますな。 安くて、ロバ並みに丈夫で悪路に強いメキシコ仕様、売り出してくれないかな?

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2012年1月29日 (日)

マツダイ

0bcanon2375_convert_20120128104302 こんなのを、いただきました。 45cm、1.2kgあります。

テアカパンでバコカ(BACOCA?)と呼ばれている魚です。 Lobotes pacificus、英名トリプルテイル(TRIPLETAIL)。 和名はマツダイですが、日本近海にいるのとは別種になっているようです。

大きなティラピアみたいですが、海魚です。 沖合いに居て、シイラ漁の混獲でよくとれる、テアカパンでは特に珍しくも無い魚です。

見かけによらず、表層に居る魚だそうです。 シイラ漁師は、椰子の葉っぱを束ねて海面に浮かべ、葉陰に寄って来たシイラを巻網で獲ります。 これにこのバコカも寄ってくる。  ときにはお目当てのシイラはゼロで、バコカばかりの日もあるそうです。

美味しい魚なんですが、見かけが食欲をそそらないせいか、普通は市場には出ない。 漁師が持って帰ってしまうか、たくさん獲れれば、ご近所に配るような魚です。

0bcanon2398_convert_2012012810542_2さっそく捌きました。

こういう扁平な魚を卸すの、好きです。

ご覧のように、綺麗な白身です。

0bcanon2399_convert_20120128112054皮を引くと、血合いが鮮やかです。 まるでタイみたいです。

だけど、硬直が解けて身が柔らかくなっています。 鮮度は悪くないんですけどね。

遠くから獲って来るし、売り物じゃありませんから船底に転がされて日に当たってたんでしょう、まあ仕方が無いですな。 ムニエルとから揚げにしました。 ちゃんと締めて冷やして持ってくれば、タイ並みに美味しい、ぷりぷりした刺身になる魚です。

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2012年1月28日 (土)

絶滅危惧種なのに

0bcanon_convert_20120127101038 今日は、こんな子を売りに来ました。 ワカマヤ・ベルデ(GUACAMAYA VERDE)、学名Ara militaris、英名MILITARY MACAU。 全長60cmを越える大型のオウム。 日本でも動物園にいると思います。 メキシコと南米の、非常に限られた地域の原生林のみに分布する絶滅危惧種です。 僕が住むシナロア(SINALOA)州とその南のナヤリト(NAYARIT)州の山岳地帯はその限られた生息地です。

去年生まれの若い鳥だそうです。 段ボール箱に入れられ車に積まれてたもんだから、暑さでクチバシを開けて苦しそうです。 ともかく木陰に持っていって風を入れる。

値段を聞いたら2500ペソ(約15000円)と言いました。 試しに値切ってみたら1500ペソまで下がりました。

もちろんはなっから買う気はありません。 違法捕獲された個体ですから。 大安売りだよ、今日2500ペソで3羽売ったのよ(おのれ~怒)、これが最後だからね、なんてしつこく売りつけて来るのをぴしゃりと断る。 買えばこの連中、また新しく捕まえて売りに来ます。

大型の希少オウムは、ペット用の違法捕獲売買によって、絶滅に瀕しています。 もちろん違法捕獲は今にはじまった事ではありません。 だけど一昔前までは自然環境が健全で、少々なら大丈夫な状態でした。 今は伐採や道路建設で、生息地がどんどん狭まっていて、個体数は急速に減ってます。 珍しくなればなるほど、金持ち連中がステータスシンボルに欲しがり、高く売れる。 悪循環です、なんとかならないものかと思います。 売人の顔写真も撮りましたけど(邪悪な面)、通報しても何のアクションも無いですから(僕が警察に賄賂を払えば動くかも(≧ヘ≦)。

0bcanon2079_convert_20120127101947これは、うちの近所の水路に捨てられていた、ウミガメの甲羅です。 60cmぐらいあります。

たぶんアカウミガメ、学名Caretta carettaだと思います。 絶滅危惧種で、もちろん捕獲禁止です。 メキシコでは、カワマ(CAHUAMA)と呼ばれています。

ウミガメは、沖合いのサメやシイラ漁の際にはよく網に掛かるそうで、それを食用にすることが普通に行われています。 建前上は、混獲で助からない場合のみなんですが、みんなカワマの煮込みは旨いよ、としきりに言います。 漁師達は昔から、それを狙って漁をするのではないにしろ、網に掛かればありがたく頂戴するということをやってるわけで、これも捕獲禁止だなんて知ったこっちゃないのが本音ですな。 たださすがに流通は出来ませんから、猟師町の隠れた珍味と言うことに...(゚m゚*)。 これもまあ、ほどほどにして欲しいもんです。

  

 

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2012年1月26日 (木)

童話シリーズ 第5話 ノエミちゃんの十字架ーIV

0bcanon1745_convert_20120121135433 ...昨日からの続き...

 

テオドーロおじさんは立ち上がると、トウモロコシの束を抱えて来て、座りなおしました。 ランプの光で、テオドーロおじさんの目に、涙が溜まっているのが分かりました。

”ええっ、それでノエミちゃんは、バスに轢かれて死んじゃったの?”

テオドーロおじさんは、うんうんうなづきながら、ランプに来た大きな蛾を見ていましたが、また話し始めました。

”おばさんはな、バスが来るのを見て、びっくりして叫んだんじゃ。

ノエミ、危ない、そこで待っとれ。 バスが来た。 危ない、そこで待っとれ。

ノエミちゃんもびっくりしてバスを見て、いったん立ち止まりかけた。 けれどもまた走り出すと、道へ、バスのまん前に飛び出したんじゃ。”

テオドーロおじさんは、ふうと大きく息をつきます。 しばらく目を閉じていましたが、また話し始めます。

”どんっ...、バスはノエミちゃんを撥ね飛ばした。 おばさんの目の前じゃった。

ノエミー...、おばさんはノエミちゃんを抱き起こした。 耳と鼻から血が流れ出ていて、頭が割れてしまっているようじゃった。

ノエミー...、おばさんが泣きながらノエミちゃんを呼ぶ。 するとノエミちゃんはな、おばさんの腕の中で目を開けると、かすれたほとんど聞き取れない声で言ったんじゃ。

...おばさん...、ごめんなさい...、轢かれちゃった...、おばさんの言う事を聞かんで、轢かれちゃった...、ごめんなさい...、おこらないでね...、ごめんなさい...

おばさんはノエミちゃんに言う。 だいじょうぶ、おこったりしないよ、だいじょうぶだからね...

それでもノエミちゃんは、おばさん、おこらないでね、おこらないでね、と繰り返して言うんじゃ。

そうしたらな、おばさんはノエミちゃんを横たえるとな、耳に口をつけて、ほらノエミ、見てごらん、と言った。

そしてな、ほら見てごらん、と叫びながら立ち上がるとな、そこに止っていたバスに、ノエミちゃんを撥ね飛ばしたバスに、頭からぶつかって行ったんじゃ。 まるで雄ヤギのような、凄い勢いで、うわあぁ~...、と唸りながら、真っ直ぐに頭からぶつかって行ったんじゃ。”

0bcanon1580_convert_20120121134946”ゴツンと大きな音がして、おばさんは撥ね返されて倒れた。 頭から血が噴き出しておった。

おばさんは、ノエミちゃんのところに這って行くと、ノエミちゃんを抱きしめて言った。

ノエミ、見たかい...、ほら、おばさんも轢かれちゃったよ...、ノエミといっしょや...、おばさんも轢かれちゃったよ...、心配せんでいいからね...。

するとどうじゃ、ノエミちゃんは、おばさんの胸に顔をうずめて、安心して、にっこり笑ったんじゃ。”

”すぐに救急車が来たんじゃが、ノエミちゃんは、その時にはもう、息をしとらんかった。 だけどもノエミちゃんは、笑っておった。 楽しい夢を見ながら眠っているとしか思えん、それはきれいな顔じゃった。 それからおばさんも、ノエミちゃんを抱いたまま、もう息をしとらんかったが、やっぱり楽しそうに笑っておった。”

テオドーロおじさんの目から、涙がこぼれ出て、髭だらけの頬を伝って落ちました。 チャヨおばさんも、フラビオ兄さんも、目が真っ赤です。 セレステの頬も、いつの間にか涙で濡れています。

0bcanon1856_convert_20120122121904かわいそうなノエミちゃん...。 かわいそうなおばさん...。  

いちど立ち止まりかけたノエミちゃんは、どうしてまた走り出したのでしょうか。 少しでも早く、おばさんの所へ行きたかったのでしょうか。

自分でバスにぶつかって行ったおばさん。 どんなに悲しかったことでしょう。 どんなにノエミちゃんが愛しかったことでしょう。

でもな、そうしてあの2人の魂はな、しっかりと抱き合ったまま、いっしょに天国に行ったんじゃろうな。 いつまでも、どこででも、いっしょにおるんじゃろうな。”

泣き顔のみんなを見て、テオドーロおじさんが言います。

そうでしょう、きっとそうに違いない...、セレステは思います。 また涙が溢れ出てきます。

”それでな、あの二つの十字架はな、バスの運転手と校長先生が作って、あそこに置いたんじゃ。 まだあのワムチが若木だった、ずいぶん昔の事じゃ。 その運転手さんも校長先生も、もうよその町に行ってしもうた。 ノエミちゃん達の事を憶えておるのも、わしの他にいくらもおらんようになってしもうたのう。”

0bcanon2187_convert_20120121140301”まあな、セレステ、十字架には乗ったりせんほうがええぞ。 みんな気の毒な人たちじゃからな。”

すっかり涙が乾いたテオドーロおじさんが、じろりとセレステを睨んで言います。 

セレステは、唇を噛みながら、うんうんうなづきます。

あの小鳥達や子供達が集うワムチの木陰には、ノエミちゃん達の魂が住んでいて、セレステたちを見ているような気がしますから。

...お終い...

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2012年1月25日 (水)

童話シリーズ 第5話 ノエミちゃんの十字架ーIII

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...昨日からの続き...

 

”ノエミちゃんはおとなしい子で、村の子供たちと遊んだりはしなかった。 いつでもおばさんと一緒にいて、ほかの子達が遊ぶのを見ておったよ。”

”わしが傍を通りながら、ようノエミ、お早うさん、なんて言うとな、ちっちゃなノエミちゃんは、お目々をぱちぱちさせてわしを見上げて、笛みたいなきれいな声で、お早うございます、なんて澄ました顔で挨拶したよ。 それからおばさんの後ろに隠れて、恥ずかしそうに笑ったりした。 可愛い子じゃった。”

”ノエミちゃんは、7つか8つぐらいだったのじゃと思う。 もう学校に行ってないといかん年頃なんじゃが、なんでも出生証明がないから、入れてもらえんという話じゃった。 それでもおばさんはノエミちゃんを連れて、何遍も学校に頼みに行ったし、村長さんも一緒に頼んだりしてな。 まあ学校のほうも困ったんじゃろうな、とりあえずは生徒としてじゃなくて、勝手に来て勝手に教室に座ってるだけにしといて、手続きは追々嘘の書類でも見つけてきて何とかしよう、ということになったんじゃ。”

0bcanon1714_convert_20111215105329”それで、あれは5月頃じゃったかな、ワムチの実が白くはじけとったからな。 おばさんは、ノエミちゃんを学校に連れて行って、教室に1人でおいてきたんじゃ。”

”ノエミちゃんは、教室の隅っこで、寂しそうに1人で座っておったそうじゃ。 なにせ今まで、いつでもどこでも、おばさんと一緒じゃったからな。 それでも泣きはせんで、行儀良く座っておったそうじゃ。”

”おばさんのほうはな、ノエミちゃんを教室においてくると、あのワムチの樹の下に来て、待っておった。 立ったり座ったり、そわそわそこいらを歩き回ったりしながら、3時間以上も待っておったんじゃ。”

”そうするとな、カランコロンと教会のお昼の鐘が鳴り出した。 ノエミちゃんの教室は一年生じゃから、お昼でお終いじゃ。 おばさんは、ワムチの木の下から背伸びをして、学校のほうを見ておった。”

”教室のドアが開いて、子供達が出てくる。 最後に、白くて髪の長いノエミちゃんが出てくるのが見えた。”

ノエミー...、ノエミー...

”おばさんがノエミちゃんを呼ぶ。”

”ノエミちゃんは、ワムチの木の下のオバサンを見つけた。 寂しそうだった顔がパッと輝いて、にっこり笑うと駆け出した。 あっという間に他の子供たちを追い越すと、校庭の裏門を抜けて駆けて来た。 そこへな、グァサベの町からのバスが走って来たんじゃ。”

。。。明日に続く~...

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2012年1月24日 (火)

童話シリーズ 第5話 ノエミちゃんの十字架ーII

0bcanon_1837aa ...昨日からの続き...

“お前たち、道端とか川土手とか、いろんなところに十字架があるのは知っとるじゃろ。 あれはな、車に轢かれたとか行き倒れとか、う~んと、馬から落っこちたとか、溺れたとか、事故で人が死んだときに、そこに立てるんじゃ。”

“ウシに突かれたとか?”

“ワニに食われたとか?”

“ヘビに呑まれたとか?”

“セミにオシッコかけられて樹から落ちたとか!”

“う~黙れ、こんにゃろ~...”

“うわぁ、助けてくれ~”

“こらこら、静かに聴けと言うたじゃろ。 座れ座れ。”

テオドーロおじさんに睨まれて、二人は神妙に座りなおします。

“人が事故で死んだときにはな、お空に登った魂は、まずは死んだ場所に降りて来て、それから好きなところへ飛んで行くんじゃ。 それから、天に戻るときも、そこを通って行くんじゃ。 だから十字架をたてるわけじゃよ。”

“あのワムチの樹の下の十字架はな、ノエミちゃんという、セレステよりちょっと小さな女の子と、おばさんのじゃ。 おばさんのほうの名前は、何と言ったかな、もう忘れてしもうたわい。”

0bcanon1731_convert_20120121133736“ノエミちゃんたちは、用水路の土手の下に小屋を造って住んどった。 いつそこに来たのか、どこから来たのかは、だれも知らなんだ。 それから、ノエミちゃんの齢がいくつなのかも、誰も知らなんだ。 たぶんノエミちゃんだって、おばさんだって、知らなんだんじゃろうな。 おばさんもノエミちゃんも、村の人ではなかったから、知り合いも親戚もおらなんだしな。”

“二人が親子で無いのは、間違いない。 おばさんは50をとうに超えてるように見えたし、二人はちっとも似てなかったからな。 どこかでノエミちゃんを拾ったか、さらって来たんじゃ、なんて言う奴もおったよ。 まあ本当にそうだったのかもしれん。”

“おばさんは、村長さんやドクターのお邸を掃除したり子守をしたりして、お礼に食べ物やお古の服を貰って暮らしておった。”

“ノエミちゃんはな、色が白くて茶色の髪の、そりゃあきれいな子じゃった。 それにな、いつでも裸足で、継ぎ当てだらけの服を着とったが、長い髪の毛はきれいにといてあったし、お顔だってきれいに洗ってあった。 それはな、おばさんがいつでもどこでも、朝から晩まで一緒にいて、可愛がっておったからじゃ。 それこそ、母さんネコが子ネコを舐めてきれいにするみたいなもんじゃ。 自分は食べんでも、ノエミちゃんには好きなだけ食べさせとったしな。”

...明日に続く~...

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2012年1月23日 (月)

童話シリーズ 第5話 ノエミちゃんの十字架ーI

久しぶりの童話です。 シナロア州の小さな村に住む、9歳の少女、セレステのお話、第5話です。 どうかよろしく。

幼い頃に父母を亡くしたセレステは、子供のいないテオドーロおじさんとチャヨおばさんに貰われて、村はずれの小さな椰子の葉葺きのお家に、フラビオ兄さんと4人で住んでいます。

第5話、ノエミちゃんの十字架

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セレステの小学校の裏門の向かい側に、大きなワムチの樹があります。 初夏には、赤い甘くて渋い実が成る樹です。

いつも小鳥達の鳴き声でいっぱいの樹。 夏にはセミが喧しく鳴き、日が暮れると、草むらでコオロギや鈴虫の合唱が始まります。

それから毎日お昼過ぎには、大きな木陰は学校帰りの子供達でいっぱいになります。 小さな子達は、お母さんがお迎えに来るのを待ち、セレステ達は、遊びの相談がまとまると駆け出していきます。

そのふた抱えもありそうな、ごつごつした幹のそばに、小さな十字架が二つあります。 セメントで出来た白い十字架に、黒い鉄の飾り十字架が寄り添っています。

0bcanon1710_convert_20120121110923ある夏の夜です。 セレステ達はランプの明かりの下で、トウモロコシの脱粒をしていました。 テオドーロおじさんが、乾いたトウモロコシを摑むと、右手に嵌めた輪っかに引っ掛けて、ぐいと皮を剥きます。 茎をポキンと折って、筵の上に放り投げる。 チャヨおばさんが、がりがりすり合わせて、トウモロコシの実を落とす。 溜まったら、フラビオ兄さんとセレステが掻き集めて麻袋に入れます。

その合い間にセレステは、フラビオ兄さんに擦り剥いた膝にオキシフルを塗ってもらっています。

”あう~、沁みる~、吹いて吹いて~...。”

”セレステったらさ、セミにオシッコひっかけられて、十字架から落ちたんだよ、バカだね。”

”あれは、あんたが音立ててセミを飛ばしたからじゃないの、ドジっ。”

セレステは、ぶってやろうと立ち上がります。

”べろべろべ~...” ”こら待て~...”

 

たちまち追いかけ合いが始まります。

Canontest154a_convert_2012012110595”おい、お前たち、十字架に上ったのか?”

テオドーロおじさんの低い声が響き、二人は静かになります。

”十字架って、学校の横のワムチの樹の下のやつか?”

”うん、セミを捕ろうと思って...。 ねえおじさん、あの十字架はどうしてあそこにあるの?”

セレステは、テオドーロおじさんの顔色が変わったのを見て、おずおずと尋ねます。

テオドーロおじさんは、タバコに火を点けると、怖い顔でうんうんうなづきながら、ぷうと煙を吐きます。 

”うわぁ、煙い~...”

セレス手もフラビオ兄さんも、あわてて逃げ出します。

”うははは...、あの十字架はな...、じゃあ話してやるかな、静かに聴くんじゃぞ、さあ座れ。”

 

セレステたちは、テオドーロおじさんの前に並んで座ります。

 

...明日に続く~...

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2012年1月21日 (土)

いじめっ子スイカ売り

0bcanon2203_convert_20120119135931 アカポネタの町角をぶらぶらしてたら、スイカ売りが来ました。 こうやってピックアップにスイカを積んで、喧しい音楽と共に、採りたて甘々スイカ~一個10ペソ~、なんで流してます。

かあちゃん、スイカ食べたい! あいよ。 10ペソ(約60円)玉を握り締めて、駆け出す。

スイカちょうだい~、と呼び止めて、ふとこれをブログネタにしようと思いつき、パシャリ、パシャリと写真を撮る。

お兄さん、どれでも10ペソですかぁ? 10ペソのスイカはもう売り切れだよ、あるのは20ペソだけね。 え~、いま一個10ペソと言ってたじゃないか! あれは録音されてて変えられないのよ、20ペソだよ。

いじめにあった子供風の泣き顔で戻る。 かあちゃん、お金たりなかった...(シクシク)。 ど~した? いや、これこれしかじかで...。

無表情で話を聞いてたかあちゃん、ボクから10ペソを受け取って、つかつかスイカ売りにと歩み去ると二言三言。 ポンと10ペソ硬貨をスイカ売りの手の平に落とすと、荷台からスイカを一つ抱え上げて戻ってくる。 あっけに取られるOTTOおじさん。

アンタがボケた観光客みたいに写真撮ったりするから、ぼろうとすんのよ。 く~、腹立つ~。

0bcanon2338_convert_20120120104436ということで、やっと手に入れた涙のスイカです。 ボクのT-シャツもスイカ模様ですな、これが災いを招いたのかな?

約5kgの小ぶりながら、ピンピンに新鮮です。

ちなみにメキシコのスイカは、普通はこんな楕円形です。 たまに丸いのも売ってますが、それは輸出用種無しスイカの傷物か横流しね。 味は種有り楕円スイカのほうが甘くてしゃりしゃり美味しいです。

0bcanon2339_convert_20120120103839家に帰り着いて、さっそくスパチョンと切ってみました。 期待に違わず、適熟の美味しいスイカでした。

こうしてスイカを齧ってると、子供の頃を思い出します。 夏休み、入道雲むくむくの暑い午後、母がスイカに包丁を入れるのを息を呑んで見守るパンツ一丁のOTTOガキンチョ。

白っぽくて全然甘くないのに当たった時、父が濃い砂糖水に氷を砕き入れ、小さく切ったスイカを浮かべて、氷スイカなるものを作ってくれた。 気が遠くなるほど美味しかったなぁ。 メキシコではスイカは年中あって、安くて手軽な果物の筆頭だけど、僕にはいつも格別な存在だ。

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2012年1月20日 (金)

ブタ七輪

0bcanon2202_convert_20120118114342 アカポネタの露店で見かけたブタさん型の七輪。 長さ約70cmほどあります。 子豚サイズですな。

結構しっかりとした焼き物です。 鉄製の台付きで700ペソ(4千円少々)。 写真では判りませんけど、鼻とお尻に小さな穴が開いています。 何のためだろう、持ち運び用かな(作者が写実主義なのかも)。 お尻の穴から立ち昇る煙で肉焼いたら旨いでしょうな(゚m゚*)。

非常に気に入ったんですが、焼き網の高さが調整不可なのが難点だな。 それからちょっと大きすぎる。 ちょこっと焼き魚、なんて時に炭や薪の消費量が多くなって、使い勝手が悪そうだし。 これは業務用か、薪を盛大に燃やす煮炊き用ですかね。 迷ったあげく、結局買いませんでした(ブタさん、ごめんなさい)。

思えばメキシコでは、廃物利用的なホイールやドラム缶、一斗缶グリルは凄く一般的なんですが、焼き物の七輪や火鉢みたいなものは、ほとんど見かけないです、何故でしょうかね?

個人的には、グリルの類は金属製はダメね、焼き物製が一番です、焼き上がりが違います。 メキシコの田舎では、薪が燃料の重要な位置を占めてるし、炭も豊富です。 家はスカスカで風通しが良いからCO中毒の心配はない、レンガ造りの家だと火事にもならない。 七輪は、室内で安心して使えそうに思う。

それから皆さんは、メキシコと聞けば常夏の国のイメージがあるでしょうけど(僕が住んでるテアカパンはそうです)、メキシコシティ周辺の中央高地や北部など、冬は結構寒いんです、ときには氷の張れば霜柱も立ちます。 七輪で暖を取りながら、ふっくら焼けたトルティージャを頬張る、なんて最高だと思うんですけどね。

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2012年1月18日 (水)

川の風景

僕は、川が好きです。 とうとうと流れる大河も良いし、小川も良い。 渓流も、河口も好きだ。 雨期の濁流も、涸れ谷も。

いつの日にか、気ままにうねる青い川筋と広大な平原を見下ろす高台に小さな家を建てて、終の棲家にしたいと思う。 こんな景色を見ながらね。 http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-2e65.html

時々ネットで日本の川を見ることがあるが、川岸はコンクリートで固められ、川土手には道路が通り、何重にも橋がかかっている。 川は自然のままが良い。 人工物が多い川はガッカリだ。 酷いのになると、えん堤が数珠つなぎで、川底までコンクリートで固められている。 どれほどの防災効果があるのかは知らないが、まあよくもあんなに金を使って自然を破壊したもんだとあきれる。

その点、僕が住むメキシコ西海岸の僻地の川は、僅かな橋と、町沿いの堤防以外は、何の人工物も無いのが普通だ。 雨期には濁流と化すが、それで大きな水害が起こったという話も聞かない。 広い川原の向こうに早瀬が光り、小魚が跳ね水鳥が群れる、昔のままの懐かしい川が健在だ。

前置きが長くなったけど、先週末寄った、うち(シナロア州)から南に州境を越えたところにある、アカポネタ川(RIO ACAPONETA)の風景です。

0bcanon2248_convert_20120117074248 ワヒコリ村(HUAJICOLI)の近くの川相。 ほら、人工物なんてどこにも無いでしょ。

ここは河口まで約40kmの中流域になります。 今は乾季の中ほどなんで、水量は中ぐらいです。

0bcanon1700_convert_20120117130620右岸には、大きな石ころだらけの川原が広がっています。 幅は100mぐらいあります。

7~9月の雨期にはこの部分は、濁流に洗われるんでしょう。

0bcanon2243_convert_20120117080402淵で投網を打つ少年達。 腰の縄に、獲った魚を吊るしています。

石ころが多くて大変みたい。 うんうん投網を引いて、網に入った石ころを捨てて、それから魚を網から外しています。

0bcanon2245_convert_20120117075606漁獲は、こんな20cmほどの魚。

アフリカ原産の外来魚ティラピアと、メキシコ在来の近似種、exCichlasoma beaniです。

他に淡水ボラやナマズもいるそうです。

0bcanon2247_convert_20120117074702僕も投網を打たせてもらいましたが、獲れたのはこれでした。

地元でサルディナ(SARDINA、イワシ)と呼んでいる小魚です。 この魚は、テアカパンでも獲れます。 ほとんど海水に近い塩分濃度の汽水域から純淡水で見られます。

0bcanon2238_convert_20120117081052川をじゃぶじゃぶ横切ってやってきた人達。

こういうところでは、交通機関は馬やロバが有利ですな。

山一つ越えたところにあるランチョの住民で、ワヒコリ村まで買物に行くところだそうです。 下流に橋はあるんですが、こうやって川を渡った方が早いとか。 それに、川風に吹かれてパコパコ行く方が気持ちいいしね。

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2012年1月17日 (火)

マチャカ

0bcanon2326_convert_20120115110014 マチャカ(MACHACA)というのは肉をほぐした、日本のでんぶのようなメキシコの保存食です。 市場の肉屋さんで、大きな桶に入って売られています。

味付けは塩だけで、これを素材として料理に使います。 肉の味が濃厚に凝集されていますから、そのままつまんでも十分に美味しいです。

マチャカは地方によって製法や味が多少違いまして、僕が住んでるシナロア州では、肉を5mmぐらいに薄切りにして薪の火でゆっくりいぶし焼きにし、肉挽き機でがりがり挽いて作ります。 写真のように、しっとりと水分があり、肉繊維が残った状態です。

以前住んでたソノラ州の砂漠地帯では、まずやや厚切りにした肉を天日でカチカチになるまで干します。 真っ黒でタイヤのゴムみたいに固い干し肉を水に浸けてふやかし、それを焙る。 色が茶色に変わったら石臼で挽きます。 これは水分がほとんど無く、繊維が綿のように細かくなってます。

マチャカは、元々は砂漠地方の住民が鹿の肉を使って作っていたそうです。 今では、普通は牛肉を使います。 まあだけど馬やロバの肉も使うようで、たぶん冗談なんでしょうけど、もっと怪しい肉も使われてると言います。 まあ美味しければ良いんだけどね。

さてそれでは、マチャカを使った代表的な料理、メキシコ風オムレツを作るところをお見せしましょう。

0bcanon2131_convert_20120115113515材料です。

卵とマチャカ、みじん切りの紫タマネギ、トマト、青チレ。 それからシュレッドしたチーズ。

0bcanon2135_convert_20120115112719紫タマネギ、トマト、青チレをさっと炒める。

軽く塩コショウをします。

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マチャカを加えて、軽く馴染ませる。

 

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チーズを乗せる。

  

0bcanon2144_convert_20120115121817少しチーズがとろけかけたら卵液を加えて、さっと仕上げる。

しかし...、失敗ですな、こりゃ。

 

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写真を撮るためにぐずぐずやってて、火を弱めたりもしたんで、ぐちゃぐちゃの具入りスクランブルエッグになってしまった...(≧∇≦)。

本当は、具をふんわりと卵で包んだ状態に仕上げます。 一応オムレツですからな。

0bcanon2139_convert_20120115122616汚名挽回、もう一品。 メキシコ風ハッシュドポテトいきます。

ジャガイモの小角切りを炒め、火が通ったら紫タマネギと青チレの千切り、それからマチャカを加える。

0bcanon2141_convert_2012011511214_2全体が馴染んだら、塩コショウで味付け。

出来上がりです。

やれやれ、これは失敗のしようが無い料理ですな(o^-^o)。

0bcanon2152_convert_2012011511501_2熱々のトルティージャを添えて、はいお待たせ。

チレは、丸かじり用です。 これにフリホール(煮豆)が付けば、典型的なシナロア州の朝食になります。

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2012年1月15日 (日)

チュロスの屋台

0bcanon2269_convert_20120114105836 アカポネタ(ACAPONETA)の市場通りのチュロス(CHURROS)の屋台、と言うか、歩道にテーブルとバーナーを置いただけですから、露店ですかね。

日本でもお馴染みの星型の揚げ菓子、チュロスは、スペイン語圏が本場のようです。

0bcanon2267_convert_20120114102846メキシコでは、どこの街角でも、チュロスの屋台があります。 たいていは、こんなのが7~8本で10ペソ(約60円)です。

ドーナツとの違いは、表面がサクサクで、中はふんわり空洞になっていることでしょうか。

では作り方を、お見せしましょう。

0bcanon2270_convert_20120114104347これが生地です。 大鍋にどかんと入ってます。

基本材料は小麦粉です。 膨らし粉はなし。

この生地の作り方にコツがあります。 少量のショートニングと塩を配合した水を鍋でぐらぐら沸騰させ、そこへ良くふるった小麦粉を一気に入れて、大きなヘラでかき混ぜます。 ここが勝負どころ、とろとろやってるとムラになったりダマが出来るんで、それこそ必死でかき混ぜます。 上手く行けば、固い糊のようになります。

生地作りは一発勝負で、失敗すると取り返しがつきません。 お湯と粉の割合は、だいたい2:1ぐらいです。 生地が上手く出来たら、あとは簡単。

0bcanon2268_convert_20120114105311生地を押し出し機に詰めて、こんなふうにお腹に当てて、腕でハンドルをぐいと引いて、出口の星型の穴から、ブリブリと揚げ油に落とします。

かなり腕力と腹筋が必要な作業です。

家庭では、ビニール袋の角っこを切って、星型の口金を付ければOKです。

0bcanon2263_convert_20120114103649ハイ、出来上がり。

揚げ時間は30秒ぐらいです。 かなり高温の油で揚げます。

揚げたてに、さっと砂糖をまぶして、熱々をつまんで齧ります。 シナモンをちょっと利かせると、おしゃれな味になります。

0bcanon2276_convert_20120114110331少女軍団、来襲。

おじさ~ん、お金ないけど、チュロス食べたい~(*^-^)。 一本ずつせしめて、意気揚々と引き揚げる。 やさしいおじさんですな。

メキシコでは、チュロスは子供達の手軽なおやつです。 もちろん大人も大好き、みんな子供の頃からチョロス食って育ってますからな。

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2012年1月14日 (土)

クラゲ雲と玄日

ちょっと更新が途切れてしまいました。 じつは月曜日の朝から、インターネットが使えませんでした。 テアカパンも近隣の村もです。 電話で苦情を言っても、今日中に直るだろうからもうちょっと待ってね~、とにこやか対応なんですが(相手の顔は見えないけど)、全然直らない。

初日にすでに家内が、こういう対応の時は確信犯で、たぶん工事か何かやってるんだろう、こりゃ時間かかるかも、なんて言ってたのが的中しました。 それなら事前に知らせれば良いのに、と思うんですが、メキシコ的には、そうするとかえって混乱を招くらしい。 ダマテンでやって、もう直るから、ニコニコヘラヘラ、でごまかしておいて、そろそろ本気で怒りだしたころに直る、が結果的にいちばん問題の無いやり方で、正解らしい。

ともかくさっき、繋がるようになりました。 ふぅ、丸々4日間ですよォ~。 まあ、直ったんならいいんだけどねnote(なるほど、正解のようですな)。

と言う訳で、今日の記事は軽く行きましょう。 これは月曜日のお昼前に撮影。

0bcanon2282_convert_20120113122647 南の空に現れた、まるで彗星のような、見事なクラゲ雲。 どうやって、こんな雲が出来るんでしょうかね? この雲は、ほぼ形を保ちながら、東方へと流れていきました。

さて、お次です。

0bcanon2256_convert_20120113124657 午後3時過ぎに現れた、巨大な玄日。

左側が太陽で、右側が玄日です。 こんな大きな玄日を見たのは久しぶりでした。

0bcanon2254_convert_20120113133015もう一枚、いきます。 薄く虹のように分光していますね。

バス待ちの人達に教えてやったら、げげっ、何だあれは、とかなりうろたえていました。 今年が世界の終末らしいからねぇ...(*^-^)。

0bcanon2259_convert_20120113125418上の玄日は、数分で薄れて消えてしまったのですが、こんどは左側に、淡い玄日が現れました。

写真では判りにくいのですが、お日様の周りをぐるりと囲む淡い虹(内暈)と、玄日を貫いて太陽に向かって伸びる光帯(玄日環)も見えます。 ちょっと異様な空ですね。

不安そうに空を仰ぎ見るオバサンに、いや別にそんなに珍しい現象じゃないんですよ、注意して見てれば結構頻繁に、なんて説明したら、いささか安堵の表情。 だけどこんなに見事なのは、めったに見れないよ。 うわァ、やっぱり~(≧m≦)。

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2012年1月10日 (火)

見えますかァ?

0bcanon2017_convert_20120109120451 コンコルディアという山中の村の近くに、こんなお山がありました。 一目見て、おおっ、めっけたァ~、と絶叫であります。 もちろん見えますよね。

0bcanon2017_convert_20120109120451aじゃじゃ~ん、 はい、こんな感じね。

象岩でありま~す。

長い年月の侵食が作りあげた、自然の造形美ですな。 山肌の木々のまばらさが、いかにもいささかやつれ気味の象さんと言う感じですねぇ。

0bcanon1447_convert_20120109125648もう一つお付き合い下さい。 これは出そうか出すまいか迷ったのですが...。

風に乱れ飛ぶ雲が、奇跡のように...。 この部分なんですけどね、クリック拡大して見てください。 ほら、お馬さんが駆けてるでしょ。

...ああ、テンポイントがあんなところに...(涙目)。 こちらは、ほんの10秒ほどの贈り物でした。

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2012年1月 9日 (月)

冬の野の花

0bcanon1464_convert_20120107125302 荒野で見つけた花。 名前は分かりませんが、メキシコの野花とは思えない可憐さ。 日本の野菊みたいです。

熱帯域にあるテアカパンは今が一番涼しい時期なんですが、気温は日本の9月末ぐらいだと思います。 昨日の最高気温は26度、最低温度は14度です。 それでも野山は、半ば枯野になってます。 暖かい地方でも、自然界はそれなりに冬なんでしょう、花も少ないです。 まあこれは、乾季ということもありますけどね。

0bcanon1558_convert_20111206131502 こんな、ちょっと変わった花も咲いていました。

草丈は30cmぐらい、花の大きさは2cmぐらいです。 からからに乾いた地面から、みずみずしい緑の葉を広げて、良く目立ちます。 だけど茎は針金みたいに硬くて、おまけに目に見えないぐらいのトゲがあって、手がチクチクして困りました。

0bcanon1563_convert_20111206130812 これも2cmほどの小さな花。 目に沁みるような、深い青紫。

ただし草姿は、ごつい茎に葉っぱはまばらで、いかにも荒れ野の植物という感じ。 また痛い目に会いそうに思えたので、触りませんでした。

これから日脚が伸びてくると、山の木々の花が咲き始めます。

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2012年1月 7日 (土)

どこでも童話の世界

0bcanon1977_convert_2012010610321_2 大奮発して、子供たちをディズニーランドに連れて行きました。 これは新しく出来た、ファンタジーランドの大通り。 もうすぐパレードが始まります。

なんてね、信じました? 実はこれは、コンコルディア(CONCORDIA)という山の中の村の、中央公園の一画です。 建物は市庁舎なんです。 日本なら、公務員の職場は遊園地かっ、なんて叩かれそうですが、メキシコでなら全然OK、良い趣味です、実に良い感じ。

ちっちゃくて可愛くて、なんだかウキウキしますな。 OTTOおじさん、40年若返った気分で娘とデート、うひひ...。 お父さん、くっ付かないでよ、イヤラシイ...。

0bcanon1952_convert_20120106113341すぐ横には、眠り姫のお城もあります。 こりゃあ良く出来てますな。 いかにも魔法使いのバアサンが巣食っていそうだ。

また信じたでしょう、うはは、これは1855年築の、サン・セバスチャン(SAN SEBASTIAN)という教会で~す。

コンコルディアは鉱山の町として、1600年代に開かれた古い町です。 今の人口は、約8000だそうです。

0bcanon2166_convert_20120106102041さて、これはですね、帰途にエル・ロサリオの町で見かけた、普通の人が住んでるお家です。

なかなか気合入ってますね。 頑張って、子供の頃からの夢を実現したんでしょう。 これは色からして、フィオナ姫(シュレックの恋人ね)が居そうですな。

まあね、メキシコにはけっこうこういう奇抜な家、あるんですよね。 これも日本なら、かなり勇気がいるでしょう、と言うか変人扱いですかな? 楽園メキシコなら大丈夫です、むしろ尊敬されます。

皆さんいかがです、メキシコに来て、夢をかなえませんか? 建築費は日本の数分の一で、思いのままの家が建てられますぞよ(建築法なんてありません、自己責任ねnote)。 僕もね、ミニチュア姫路城に住むのが夢なんです。 天守閣でブタの丸焼きタコスなんて最高だろうなぁ。

   

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2012年1月 5日 (木)

希少オウム

0bcanon2170_convert_20120103125304 0bcanon2168_convert_20120103130451お正月早々、こんな子が来ました。 僕のトリじゃないです、うちの食堂に、お客さんが肩に乗っけて連れて来ました。

このオウム、ペリコ・カベザ・リラ(PERICO CABEZA LILA)、英名ライラッククラウンド・パロット(LILAC-CROWNED PARROT)。 学名はAmazona finschi 、メキシコの固有種で、西海岸の中低標高地の森林地帯にのみ分布する絶滅危惧種です。

大人の肘から指先ぐらいある、中型のオウムです。 この種は、僕が住んでるシナロア州では、中型希少オウムの中で、今でもまだかなり不法捕獲、売買されている人気種のようです。 確かに可愛いです。 それに、丈夫で飼い易いらしい。 それからたぶん、捕まえやすいんだと思います。

まだ若い鳥で、良く人に慣れています。 以前、とある村で見た個体は、小さな籠に入れられて、薄暗いガレージの壁にかけられっぱなしで胸が痛みましたが、この子は健康でご機嫌、ちょっと安心です。

だけども...、不法捕獲人は、森の中で親鳥の行動を監視していて、巣を探します。 大木の洞を巣にするんで、見つけるのは簡単らしい。 そしてヒナの羽毛が生え揃ったのを見計らって、こっそりと巣から盗む。 ヒナを失った親鳥は、たいていは再度同じ巣に産卵しヒナを育てる、それをまた奪う。 ひどい話です。 この人達は、たぶん代々野鳥や野生動物を捕らえて売って生活してるわけで、不法だと言う意識も無いし、絶滅危惧種なんで知ったこっちゃない、最後の一羽まで捕らえるでしょう。 そして仲買がそれを買って、売り子が町を売って歩く。 その過程で多くの鳥が死んでしまいます。 それを買って飼うほうも、希少なほど価値があり自慢できる、本当に困ったもんです。 こういうことは法を遵守して、セキセイインコやダルマインコで我慢して欲しいと思う。

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2012年1月 4日 (水)

100ペソモニター

0bcanon1868_convert_20120103141409 皆様、新年明けましておめでとうございます。 本年、もどうかよろしくお願いいたします。

なんて、もう1月4日ですね。

年末から、PCの調子が悪かったんです。 立ち上がりに凄く時間がかかるようになってました。 8時に入れたら、10時ごろまで画面が真っ黒のままでスイッチがぱちぱち点滅してる状態。 忘れた頃に画面がポワ~ンと浮かび上がる。 一度起動すると状態は安定してるんで、寒さで(と言っても日本の9月末の気候なんですが)電源ユニットが凍えてるからかと疑って、毛布をかぶせて保温してみたりしたけど改善しない。 毎朝こんな調子では、いくら朝寝坊のOTTOおじさんでも困る。 それで暮れの30日に、長躯エスクィナパのPC修理屋に持って行った。 フタを開けたら中が綿ボコリと蜘蛛の巣がいっぱいで、これをコンプレッサーでシュ~シュ~と掃除して、そこにあったモニターに繋いでスイッチを入れたら、あっさりと起動した。 掃除代100ペソ(約600円)。 く~、こんなんやったら自分で出来たのに~。 イ~タコのイ~タロ~note、などとつぶやきながらも、これにて一件落着、けっこうるんる~んと家に帰って、家のモニターを繋いでスイッチ入れたら前のまんま、起動しない。 う~、悪いのはモニターだったのか、ぬかった...。

でですね、昨日またまた長躯45km、モニター抱えて修理屋へ行きました。 うちはモニター直しませ~ん、TV修理屋に持って行ってくださ~い。 そんなぁ...、涙目で、なんとか、と懇願するOTTOおじさん。 修理屋の兄ちゃん、ふむふむと頷いて、裏のガレージの片隅から古いちっちゃなモニターを持ってきた。 これ、映るかもしれない。 おいくら? 100ペソです。 試してください、映ったら買います。 ということで、100ペソ中古モニター、買いました。 これでめでたくPC、使えるようになりました。

0bcanon2175_convert_20120103133759 この子です、COMPAQV570。 8年ぐらい前のだそうで、小さいし、かなり画面暗いです。 おまけに画面のガラスの真ん中に大きな擦り傷がある、非常に疲れます。

まあ、当面はこれで我慢するしかないです。 今年は忍耐の年になりそうですな。

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