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2016年4月25日 (月)

アルゼンチンのマテ茶ーI 出会い

Img_2728_convert_20160425042745_2アルゼンチン中部の港町、ラウソン(RAWSON)の歩道の、マテ茶の茶器。
 
アルゼンチンは、2回目でした。 前にも何度か書いたけど、食べ物は肉ばっかり。 それから、イタリアンとスペイン料理。 アルゼンチン人てのは、ほとんどがイタリアとスペインからの移民の子孫だからね。
 
それぞれ悪くはないんだけど。 肉塊を鉄格子みたいな網(PARILLA、パリーシャと言います)に乗っけて薪の火で焼いた名物料理のパリシェラ(PARILLERA)なんて、さっぱり良い味で、豪快に食えて良いのだが、言わせてもらえばこれは牧童料理の域を出ないと思う。 パスタやパエリアやエンパナダも美味しいんだけど、これは移民料理で本場に勝るとは思えない。 乳製品やハム、ソーセージも豊富だけど、これらもやっぱ移民が故国から持ってきたもので、独自性に欠ける印象だ。
 
もちろん一介の旅行者が、ちょこっとレストランで食事をし、スーパーや市場をササッと回っただけで、その国の料理を評価できるものではないのだけれど。 地方を回り、庶民の普段の食習慣になじんで、初めてその国の料理を語れるんだろうけど。 でもなんだか取り付く島がないって感じで、アルゼンチンではこれっていう料理や食材に当たっていない。
 
そんな中でね、うぬぬぬ、これは...と思ったのがマテ茶なのよね。
 
スーパーマーケットに行くと、マテの茶葉が並んでいる。 500grとか1キロの大袋。 その売り場の広いこと、通路の半分ぐらいを占めている。 種類も多くて、いろんなメーカーのがある。 茶器のツボや吸引ストローが、どこにでも売っている。
 
訪問先のオフィス。 受付のデスクにマテ茶のツボがある。 お嬢さん、キーを打つ手を止めると、銀色の吸引ストローを優雅にくわえる。 よく見ると、どのデスクにもマテ茶のツボがあって、皆さんちゅうちゅう吸いながら仕事をしている。
 
重役さんがマテ茶のツボを片手に迎えてくれて、オラ、OTTO、一服やるか? はい、いただきます。 マテ茶は、同じツボの同じストローで回し飲みするようだ。 ちゅう~、苦っ...。 慌ててツボを返そうとすると、ノー、ハポネス、マテ茶は左の人に回すんだよ、と睨まれる。 飲み方に礼儀作法があるようだ。 う~む...。
 
昼下がりの公園や道ばたのベンチ。 家族連れや職場のグループや、学生や恋人達までが、サーモポットからお湯をツボに注いでマテ茶を吸っている。 道ばたに、お湯の自動販売機がある。 マテ茶を淹れるためだという。 むむむむ...。
 
アルゼンチンではどこに行ってもこんなぐあいで、凄い愛飲率。 おそらく日本のお茶なみだと思う。
 
ところがですな、アルゼンチンでマテ茶が食堂やレストランで出てくることは一切なかったし、もちろんメニューにもない。 あんなに飲まれてるのに。 不思議に思うが、そういう飲み物らしい。
 
だからね、もしアルゼンチンに行っても、レストランで食事をして、観光地を回るだけなら、土産物屋に並んでるマテ茶の茶器を、なんじゃこりゃ、と横目で見て、スルーしてしまうかもしれない。
 
マテ茶は、知られざるアルゼンチンの国民飲料。 アルゼンチンの食文化へのアプローチはマテ茶から、が正解かもしれないと思った次第。
 
と言うわけで、マテ茶の茶器と、マテ茶の茶葉を、メキシコに持って帰ってきました。
 
...明日に続く...

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