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2016年8月

2016年8月31日 (水)

チョリパン

Img_4628blog アルゼンチンは、3回目でした。 マルデルプラタ(MAR DEL PLATA)という港町に2週間近くいたんですが、今回は製造の実務があり、工場とホテルの往復で、合間に従業員たちと安食堂で腹を満たすという生活。
 
食べ物に関しては、特に目新しいものは無かったんですがね。 お昼には皆が挙って注文する、チョリパン(CHORIPAN)っていうサンドイッチ、これが非常に旨いのね。
 
Img_4391_1blog このチョリパン、アルゼンチンではどこのファストフード店でもあります。 まあ、チョリソ(CHORIZO)って呼んでるソーセージをパンに挟んだだけなんですけどね。
 
でもね、ソーセージって言っても、そこいらの安物ウインナーじゃありません、粗挽きの挽肉にスパイスをたっぶりかませてケーシングに充填したのを、表面にうっすら白いカビが出るまで熟成させた本物です。 そいつをパリーシャ(鉄格子みたいなグリル)に乗っけて炭火で焙る。 表面に焦げ目がつき、透明な皮の下に油が泡を立て、じゅうじゅう香ばしい煙が立ったら、大ナイフで真っ二つに切る。 パリッと皮がはじけ、脂がほとばしる。
 
Img_4389_1blog 熱々に、酢と油で和えてある薬味をどっさり乗っけて齧る。 チョリソの油と旨みが弾け、つんとスパイスが鼻に抜けていく。
 
Img_4885blog_2 マルデルプラタの最後の日は日曜日でした。 午後の浜に繰り出すと、嗅ぎ慣れた煙の臭い。 チョリパンの屋台ですな。
 
アルゼンチンではフードサービスの野外での調理は禁止でしてね。 これは非合法ですな。 まあ日曜日だもんね。
 
Img_4888blog ほらね、チョリソソーセージがパリパリ焼けてます。 こりゃ、見逃す手は無いですわな。
 
Img_4891blog 一つ30ペソ(約200円)。 はい、お待ち~。
 
Img_4894blog 堅めのパンの皮を握り潰して、口に押し込んで、もぐもぐ...。 ああ、美味しい。 熟した肉の凝集された脂と旨み。 あっという間に食べちゃいます。
 
それでね、お兄さん、チョリソソーセージだけください、2本で40ペソでどう? お兄さん、眉をしかめてうなづいて、ペーパータオルにポンと乗っけて渡してくれる。 へへへ、交渉成立。
 
しかしながら、脂っこいチョリソだけを薬味もなしに2本も食うのは、ちょっときつかったです。 午後は胸やけに苛まれ、翌朝までチョリソの臭いのゲップ連発。 いくら美味しくても限度ってものがありますな。 アルゼンチンの、良い思い出にはなりましたけどね。
 
 
 

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2016年8月26日 (金)

あらま、忘れてた

Img_5467bl_2 約3週間の、アルゼンチン、エクアドルの旅を終えて、昨日メキシコに戻りました。
 
戻ってみれば、あらま、僕の楽園、シナロア州の漁村、テアカパン村は水浸しで、すっかり夏草に覆われてます。 そう言えば、メキシコは今、雨季の真っ只中なのよね。  南米大陸は比較的雨が少ない時期でして、旅の間はずっと、雨らしい雨には遭わなかった。 すっかり忘れてたわ。
 
それから、この蒸し暑さ。 アルゼンチンは冬だったし、エクアドルでは高標高地にいたから、ずっと涼しかった。 今は、テアカパンは、いちばん過ごしにくい季節。 すっかり忘れてた。
 
早速、夜には雷雨。 落雷の雨あられ。 停電の洗礼。 扇風機が動かないから、汗びっしょりで、蚊に責められ。 やれやれ、うんざりするなぁ。
 
旅ではけっこう僻地に行くこともあるんですが、結局のところ、僕のテアカパン村がいちばんワイルドだったりしてね。
 
僕がいない間に、村ではいろいろあり、殺人事件まであり。 旅ではどこでも細心の注意で行動していますが、結局のところ、僕の楽園がいちばんヤバかったりしてね。
 
でもね、朝日キラキラの庭でライムを拾い集め、レモネードを搾って呷り。 エビたっぷりの野菜炒めを腹いっぱい食って、デザートにはぷりぷりのマンゴー。 体中にたまった旅の澱が、すうっと消えていきます。 やっぱり住み慣れたテアカパンは良し、我が家は良しです。
 
今回のアルゼンチン、エクアドルのお話は、追々報告します。

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2016年8月21日 (日)

エクアドルより

Img_5252blll_2 エクアドルに来ています。 標高2500mの、とある町。 空は清冽に澄み、紫外線に満ちた日差しは高山のものです。 気候は素晴らしく良いですが、坂道が多いこの町、空気が薄いのですぐにへばる。
 
Img_5269blll こちらは、首都のキトです。 キトに、来とります、なんでね(^-^;。 週末の旧市街は、すごい人出です。 

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2016年8月16日 (火)

また風の中

Img_4824bb アルゼンチンの都市、マルデルプラタに来て、10日あまり。 仕事は山あり谷ありですが、なんとなくリズムが出てきて、心が通ってきたような。 アミーゴって言える人達もできて、夜明け前からわいわいばたばた。

あっという間にお昼になれば、労働者たちが集う安カフェテリアに繰り出す。

Img_4589bb 顔見知りになった給仕の姐さん、また来たわねと流し目、ひらひら手を振って。 貧乏人バーガーとミルクたっぷりコーヒーをドカンと置いて。 オラ、OTTO...、軽くハグして、頬を合わせる。

へっへっへ、旨いんだ、このバーガーもコーヒーも。

労働者たちのおしゃべりと、タバコの煙。 窓から射し込む冬の陽の光。 明るい喧噪。 BGMはこの国のポップだろうか?、軽いビートに哀愁含んだタンゴ調。  

なんだか落ち着くなぁ。 住み慣れた町にいるみたい。

変なスペイン語を話す、初老の目の細い異邦人を、ニコニコ明るく迎えてくれる、アルゼンチンの庶民の皆さん、どうもありがとう。

Img_4833bb 街路は適度に静かで、心地よい程度に乱雑でもあります。 強いて難を言えば、タバコの吸い殻と、犬の糞が多いことかな。

Img_4845bb 冬の浜にも人々が集い、飛砂から背中で庇いつつ、大きなポットでマテ茶を淹れる。 南半球の、大西洋の、風の冷たさ、また磊落さ。

でも、マルデルプラタは、今日が最終日です。 明日からはまた、遠い異国の見知らぬ街の風の中。

さあ、元気出していこう。 遠い町で、風に吹かれて...。

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2016年8月14日 (日)

早春の花

Img_4839qqqq アルゼンチンの港町、マルデルプラタの市街地。
 
今は8月半ばですから、季節が反対のこちらでは早春です。 日本の2月半ばに相当します。
 
春先はアルゼンチンでも、気候がころころ変わります。 2日も氷雨が降り続いたかと思えば、初夏のような陽気が突然訪れたり。
 
Img_4855qqqq アルゼンチンの町には、公園や緑地が多い。 こんな日は、庶民の憩いの場になります。 そんな芝生の片隅に咲いていた花。
 
Img_4698qqqq ヒナギクでしょうか? 芝生の中に、沢山咲いていました。 ちっちゃくて、可愛くて、とってもきれい。 でもたぶんタンポポみたいに、芝生の厄介な雑草なんだと思います。
 
Img_4697qqqq、これ、忘れな草ですよねぇ。 灌木の周りの、芝刈り機が届かないところに群生していました。 これも、野生化している雑草のようです。
 
Img_4829qqqq_2 公園の片隅には、山桜のような花も。 でも良く見ると、花弁に切れ込みがないですな。 梅かスモモの類でしょうかね?
 
早春の花って、可憐でいいですね。 懐かしい~。 ずっと常夏のメキシコに住んでるもんでね、

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2016年8月12日 (金)

明日天気にな~れ

アルゼンチンの港湾都市、マルデルプラタ(MAR DEL PLATA)に来て、一週間になります。 仕事はさっぱりはかどらず、どんどん時間が過ぎていく。
 
ここの人達、メキシコからわざわざお客が見に来てるのに至ってマイペース、普段やってる以上のことをやる気、全く無し。 で、アルゼンチンもラテンアメリカです、待ち時間と無駄な動きが多くてね。
 
今日は、朝からやるぞって言う。 どうせ予定通り始まらないだろう、遅れて行くか...。 いやでも、そういう時に限って奇跡的に時間通りに始まるのがラテンアメリカ。 迷った挙句、時間通りに行ったら、原料が来てませ~ん。 ぎゃはは、やっぱりね、と顔で笑って心で号泣。 こんなんばっかりや~。
 
お昼まで待って、ようやくトラックが向かったってことで、腹ごしらえです。
 
Img_4685bbb アルゼンチンは畜産大国。 肉ばっかりの国です。 アルゼンチンに来ると、いつもお腹がもたれて苦しみます。 今回は極力、肉食を避けてたんですが、今日は禁を破って。
 
Img_4687bbb この食堂、昼間っから、大きなパリージャ(PARILLA、鉄格子みたいなグリル)で盛大に巨大な肉塊を焼いてるんです。 しかも、食べ放題。 こりゃもう、食うしかないでしょ。
 
嫌というほど肉を食って、バッフェのシーフードや惣菜も押し込んで、ドリンク込みで175ペソ(約1300円)です。 ふう、食った食った~。 しかし、午後からは製造の仕事です、こんなに食って大丈夫だろうか...。
 
でもここはラテンアメリカ、大丈夫でした。 原料を積んだトラック、結局5時までに着きませんでした。 明日は朝一でスタートしようぜ、じゃあね。 またや~、く~。 しかし、メキシコ生活20年のOTTOおじさん、こんなことではめげないのです、むはは。 明日も頑張ろっと(^-^;。

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2016年8月 7日 (日)

遠い冬の町で

Img_4471bb_2ブエノスアイレス近郊の港町、マルデルプラタ(MAR DEL PLATAに来ています。
 
近郊と言っても、約400km。 東京と大阪の距離です。 メキシコにいてもそうですが、車でその日のうちに行ける所なら、すぐ近くだよ、になります。 大陸的感覚でしょうか。
 
Img_4456bb マルデルプラタはアルゼンチン有数のリゾートです。 でも今は、真冬。 夏にはイモ洗い状態になる浜は、寒風が吹き、閑散としています。
 
こちらの学校は、夏休みがクリスマス前から始まり、2月いっぱい休みだそうです。 冬休みは2週間、先々週終わったところとのこと。      
 
Img_4458bb 季節外れのリゾートですが、繁華街はそれなりの人出です。
 
白人ばかりの町。 それから、太った人がいない町。 街角に露店も、やかましい音楽もない町。 行き交う人々はみな、りゅうとした身なりに決めてます。 喧騒と混沌のるつぼ、メキシコで暮らす僕には、異世界に来たようです。
 
この町の街路樹はプラタナス。  ...プラタナスの枯れ葉舞う、冬の道で...。 古いフォークソングを口ずさんでみたりして。
 
僕が、遠い異国の冬の街で、帰っておいでよと、振り返るのは、何だろうか?
 

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2016年8月 3日 (水)

センチメンタルジャーニー

Img_4306_convert_20160801043901 メキシコに来て20年、テアカパンに来て、もう10年になります。 メキシコの田舎で静かに暮らそうと思い立ち。 メキシコに仕事を探し、10年勤め人をやって、その間に結婚し子供ができて、それから念願の隠里、テアカパンに来ました。

まあでもね、憧れた熱帯の海辺の生活も、こうも長くなると、新鮮味も薄れます。 庭のバナナやマンゴーも、あっという間に鍋いっぱい釣れる小魚も、今ではあって当たり前。

そして、隠遁生活のはずが、子供たちは大きくなり、気が付けば、教育やら、家族のしがらみやら、経済的なことやら、はたまたある種の煩悩やら葛藤やら、世俗的なことに日々悩まされ。

どこに住んでも、日々の生活の営みがあり。 僕が求めた続けたものは、何だったのか、なんてね。

でもね、当たり前になってしまった、海原や、野山や、空や雲や、吹き渡る風だけど、やっぱり涙が出るほどきれいなままです。 これが僕の求める全てであり、他には何もいらなかったはず。

さて、明日から3週間ばかり出張です。 また南米へ。 どんな日々の営みや、自然があるのだろうか。 頑張らなくっちゃね。 張り切って、行ってきます。

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2016年8月 2日 (火)

雨季の野の贈り物

Img_4266a_3 雨季に入って、はや一か月。 野山は盛り上がるような新緑です。 どうです、素敵な野の小道でしょ。 椰子の森の向こうは、海です。
 
Img_4348a_3 さて、我が家に庭にも、若草が芽生えています。 この草ね、ベルドラガ(VERDOLAGA)と言います。 和名はスベリヒユ。 メキシコでは広く食用にされてる野草でして、露店で売ってることもあります。 苦みも癖もなく、そのままでも食べられるます。 日本でも、空き地や道端に生える雑草ですから、ぜひお試しあれ。
 
ところでですな、メキシコって、特に夏場は葉っぱ物の野菜が無いのね。 蒸し暑い今の時期、さっぱりホウレン草のおひたしとか、青菜の炒め物とか、食べたいんだけど、あるのはトマトとかかぼちゃとか果菜ばっか。
 
と言うわけで、さっそくこの雨季の野の贈り物をいただきましょうかね。
 
Img_4350a_2 柔らかそうなのを選んで集めます。 若菜摘みですな、むふふ~ん。
 
Img_4360a_2 豚肉と青ネギを炒め、最後にベルドラガをどさっと入れて、さっと火を通したら出来上がり。 野の香りと、少しの酸味とぬめりが、ベルドラガの持ち味です。
 
口いっぱいに頬張って、しゃきしゃき、もぐもぐ...、ああ美味しい。 みるみる体中に、野山のエネルギーが浸透していきます。 こんなの毎日食べてれば、仙人になれちゃうかもね。

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2016年8月 1日 (月)

夏の昆虫

8月ですな。
 
8月って、良い響き。 夏休み真っ只中、あの遠い夏の日が目に浮かぶ。 しかし、どうやってウチワと蚊帳だけで過ごしてたんだろう。 思い出すのは、楽しいことばかり。 でもお母ちゃんに天花粉をポンポン、汗疹だらけの首筋にかけてもらったこともあるなぁ。 あれも懐かしく楽しい思い出かな。
 
Img_4308a_convert_20160731074917さて、夏はやっぱり昆虫ですな。 メキシコ西海岸にも、セミがいます。 日本より種類は少なくて、だいたい3種類ぐらい。 鳴き声も、二ィ~とか、ジィ...とか、地味で大人しいですけど。
 
写真のセミは一番大きな種類です。 生まれたてかな? クマゼミに似てますが、日本のよりかなり小さいです。
 
Img_4314a_convert_20160731074226 昆虫の王様は、やっぱりカブトムシですな。 こちらのは、ご覧のように3本角です。 日本のカブトムシより、やや小ぶり。 雨季(7~9月)に、灯火に来ます。 一昔前までは、毎晩何匹も来てくれたんですが、最近はめっきり減ってます。 今年はこの子が初来訪です。
 
Img_4316a_convert_20160731074404
なかなかカッコいいでしょ。 お腹の毛深さが素敵です。
 
Img_4329_convert_20160731081423 手のひらをぐいぐい押し開けて、力、強いです。 それから爪の痛さね。 懐かしい~、もう最高ですな。
 
でもね、メキシコ人って、こんなに立派なカブトムシなのに、まったく関心ないのよね。 子供たちも誰も捕まえたりしないし。 せっかく夜の部屋にぶうんと飛んで来ても、ちり取りでゴミ箱にポイとか……(ノ゚ο゚)ノ。  まあ冷静に考えると、日本人が特殊なのかもしれませんがね。
 

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