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2016年11月

2016年11月30日 (水)

シナロアの着生ラン、ラエリア・アウレア

Img_6093bll我が家の着生ランですが、また2株、咲きました。 前に記事にしたのと同じ種類です。

これ、どうやら、ラエリア・アウレア(Laelia aureaという種類のようです。 分布は、メキシコ西海岸、シナロア、ナヤリト、ドゥランゴ州となっています。

Img_6092blllご覧のように、葉の基部が球根状に膨れています。 バルブ(偽球茎)と言います。 花茎はバルブと葉っぱの継ぎ目から出ています。
 
Img_6092bllこのラン、枯れ枝に着いたままで我が家に来たので、そのままライムの木の下に吊るしました。 在来種で近郊の渓谷に自生している種類ですから、環境が合うんでしょう。 葉っぱも艶々濃緑で、元気そうです。

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2016年11月29日 (火)

メキシカンタイルのベンチ

Img_6066bll故障した愛車を修理屋に預けて、朝霧晴れたマサトランの歩道で一休み。 ひんやりした、タイルのベンチが良い気持ち。

今日の記事の主役は、目障りな爺じゃなくて、ベンチです。 このベンチ、コンクリートで出来てて、タイルが無造作に貼ってあるんですが。
 
Img_6068bllこんな感じです。 タイルは、色は不揃い、でこぼこがあり、サイズも若干のムラがある。 アクセントの模様付きタイルも、よく見ると一つ一つ微妙に模様た色合いが違います。 これ、昔ながらに整形から絵付けまで手作業で作った、伝統的なメキシカンタイルです。 無地のタイルは2色ありますが、散らばり方に意図があるような、まあ微妙ですな。 あり合わせだったのかもしれませんが、良い味に仕上がってます(よね?)。
 
Img_6067bllなかなか凝った図柄です。 手練れの職人さんが描いたんでしょう。 この手のタイル、古いお宅のキッチンとか玄関の飾り絵とか、テラスのテーブルなんかによく使われてましたが、だんだん見かけなくなって来てます。 町の歩道のベンチに、こんなのが何気なくあるのって、メキシコらしくて素敵だと思います。 

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2016年11月28日 (月)

古いワーゲンバン

Img_6064bllトランスミッションがおかしくんなった愛車2000年式オデッセイを、土曜日にマサトランの修理工場に持っていきました。 症状は、4速に入る65kmぐらいのスピードでガタガタして入りきらない、低速運転でもギアがガクンと急に変わる、それから時折ですがバックできなくなる。 のろのろ運転で、140kmを3時間かけて到着しました。 バックできないクルマですから、町中では凄く緊張しました。 袋小路とかUターンをミスったらお終いですから。

メモリーの故障路歴では、クラッチが滑ってると出てるそうで、一緒に試乗してもらいましたが、やっぱりトランスミッションで、分解して傷んでる箇所を新しい部品に換えないといけない。 リビルトですね。 見積もりは、15000~19000ペソ(約8~10万円)で、一週間で必ず直すと言い切ってくれました。 まあ、リビルトのトランスミッションをネットで見ると、アメリカで1500ドル(約17万円)ぐらいしてますから、降ろして直して乗せてこの値段だと安いかと。 直ると信じて、朗報を待ちます。
 
Img_6070bll マサトランの、ウォールマートの駐車場にあった、凄い年季物のワーゲンバン。 何年式だろう? 50年ぐらいは経っていそうです。
 
Img_6076bll 後姿。 窓を覗いたら、布団や家財が見えます。 マサトランは、サーファーの町でもあります。 良い波を追っかけて、メキシコ中を旅してるサーファーでしょうか?
 
Img_6074bllオンボロですが、飾りっ気がなくて素敵です。 こういうクルマが、普通に現役で、実用に使われてるのって素敵だと思います。

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2016年11月26日 (土)

廃車の危機

Img_6053blOTTOおじさんの愛車、2000年式オデッセイですが、調子が悪くなりました。 先週末、遠乗りしたときに、60kmぐらいのスピードでガタガタして、それ以上速度が上がらなくなった。 低速では、エンジンは普通に吹けてます。 でも時々、がくんと振動がある。 なんだろう? エンジンの電子制御系かな? こないだの大雨の時、大水溜まりをほとんど水没しながら走って、半日パスパス言ってからな。 のろのろ運転でやっとこさ目的地に着いて、路肩に駐車しようとしたら、あらま、バックしないわw(゚o゚)w。 う~、悪い予感。 トランスミッションのオイルを調べると、レベルは良いけど焼けた匂いが。 あちゃ~、こりゃ、トランスミッションですな(ノ_-。)。

僕のオデッセイちゃん、10年落ちを買って7年。 走行距離は22万マイル(35万キロ)、細かい不具合があちこちあるし、カアチャンが何度もぶつけて満身創痍。 まあそろそろ寿命なのかも。 今回の故障場所がトランスミッションとくれば、廃車がまずの選択肢か...。 しかし、新しくクルマ買う資金はないし。
 
中古かリビルトのトランスミッションを買って、乗せ換えるしかないな。 ところがですな、部品屋や修理屋に訊きまくったんですが、メキシコにはないのね。 アメリカから持ってくると、税金やら輸送費がかさんで同じ年式の中古のオデッセイ買うよリ高くなるし、もし変なの掴んでも泣き寝入りになる。 アウトです。 こうなったら、トランスミッションを分解して直すしかない。 意を決して、知り合いが紹介してくれた修理屋に持って行くことにしました。  我が家から140kmの町、マサトランにあって、言うには大将は南シナロア一のトランスミッションの権威だとか。 ここで直らなかったら諦めなと(^-^;。 明日、持って行きます。 数日で、めどがつくでしょう。 直らなかったら、当分は自転車が移動手段になります。 飼ってたロバを、手放しちゃったし。 まあまずそれより、無事にマサトランに着けるかですな。 バックできないから、通行止めに当たって、一巻の終わりになったりしてね(^-^;。 

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2016年11月20日 (日)

簡易魚卵の塩辛

Img_5978kobo 昨日の夕方の、投網漁の漁獲。 秋風が吹くと、テアカパンの魚たちは、身が締まって美味しくなります。 海水温は変わらず27度なんですが、雨季が去って塩分濃度が上がるからでしょうか?
 
さて、この魚、ボラのに似ていますでが、別の種類です。 テアカパンで、リセタ(LIZRTA)と呼ばれてる魚。 日本のコボラの近似種です。 大きくなっても40cmどまり。 普通は20~30cmの小型種です。
 
ボラと違って、年中抱卵してる個体が見られます。 お腹の張り具合からして、この子たちも卵を持ってますな。
 
Img_5981kobo 卵巣に刃が入らないように、腹びれの下から包丁を入れ、頭をはねる。
 
Img_5958koboお腹を割いて、卵巣を取り出します。 肛門にくっついているので、ていねいに外します。
 
Img_5959kobo ボラの卵巣に比べると小さいですが、きれいでしょ。 以前は、焼いたり揚げたりして食べてたんですが、このごろはもっぱら、即席塩辛にしてます。 簡単にできて、すぐに食べられて、なかなか美味しい。 作り方、行きますね。
 
Img_5960kobo 卵巣を、適当な大きさに切ります。 卵膜を切っちゃったときは、水洗いはしない、洗うと卵が流れてしまいますから。 そのままで使えるように、卵巣を取り出す前に、魚体をきれいに洗っておきましょう。
 
Img_5961kobo こんな感じです。 まあべつに、しごいて卵だけを出しても良いんですが、僕は卵膜も好きなんで。 これぐらいの大きさに切れば、卵膜ごともぐもぐ食べやすいですから。
 
Img_5962kobo 塩をひとつまみ入れ、指でつまんでぐちゃぐちゃにかき混ぜます。
 
Img_5963kobo 出来上がりです。 すぐに食べても、十分に美味しいです。 熱々のご飯に乗せれば、最高。 タラコより、絶対に美味しいです。
 
冷蔵庫で半時間ほど寝かせば、味がなじんで、ねっとり感が出ます。 さらに毎日かき混ぜながら数日置けば、ウニみたいな風味がついて、絶品になります。
 
コボラを捌いてて、うっかり卵巣をパンクさせてしまったのが、この食べ方の発端です。 あちゃ~、もったいない、思わず指でぬぐってしゃぶってみた。 ん!、美味しい~。 指に付いてた塩味が混じって、もうすでに上品なタラコみたいな味。 それで塩と練ってみたら、その場で美味しい塩辛が出来てしまった、という訳です。 どんな魚の卵巣でも、風味に優劣はありますが、このやり方で即席塩辛が出来ます。 新鮮な魚卵が手に入ったら、ぜひお試しあれ。

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2016年11月19日 (土)

王様の魚

Img_5718kobo 昨日の夕日。 雲一つない空から、いきなりお日様が、ざぶんと海原に沈む。 なかなか、ゴージャスでしょ。

メキシコ西海岸では、これから来年の5月まで、こんな天気が続きます。

Img_5986bll今朝、知り合いの漁師が持ってきた、サワラ。 Scomberomorus sierra  英名、スパニッシュマッケレル。 メキシコで、シエラ(SIERRA)と呼ばれてる魚です。 80cmぐらいの大物もいますが、よく獲れるのは30~40cmのサイズです。 日本のサワラと形はそっくりですが、鮮やかな黄色い斑点があります。

この魚、美味しいんですが、身が柔らかくて傷みやすい。 刺し網で獲るんですが、浜に着いた時には、もうふにゃふにゃになってます。 氷もかけずに、船底に転がしてますから(≧m≦)。

おいOTTO、起きろ、獲れたてのサワラだ。 漁師のだみ声に、大して期待せずに表に出ましたら、あらまホントだ、まだ黒っぽさが肌に残ってる、まさにピンピンです。 しかも、40cmほどの、一番美味しいサイズ。

どうだ、さっきまで跳ねてたんだ。 おお凄い、どうしたの? 今群れが浜の前に来てるんだよ、ほんの15分ほどのところだ、ひと網でいっぱいになったから戻ってきたのさ。

うひゃ~、ありがたいですな。 メキシコでは、この鮮度のサワラは、漁村に住んでてもめったに手に入らない。 町に住んでれば、一生お目にかかれません。 キロ20ペソ(100円ぐらい)、5キロほどありましたが、全部いただきました。

パピ(PAPI、お父さんの愛称)、きれいだね。 7歳の末娘、大の魚好きです。 おお娘よ、こんなにきれいなサワラは、どんなに偉い人でも食べられないのさ、俺たちだけだよ。 あたしたち、王様より偉いの? ああ、そうさ、今日だけはな。

刺身に、焼き魚に、酢サワラに、セビチェに、サワラ尽くしでいこう、うひゃひゃ。

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2016年11月18日 (金)

秋の朝食

Img_5953bblすっかり、秋らしい気候になりました。 ほらね、空もすっかり秋のものでしょう? 気温は相変わらずで、連日30度越えなんですが、湿度が下がり、空は澄み。 青い、青い、メキシコの空が、ますます青くなる。

夜明けにはうっすら霧がかかり、朝露がいっぱいです。 日が高く登ると、海からそよそよと風が吹き始めます。 風はだんだん強くなり、午後にはサラサラ椰子の葉っぱを揺らします。 ああ、いい気持ち。 野良仕事で汗をかいても、木陰に入れば、スッと引きます。 日が暮れると風はやみますが、夜半にはシエラマドレ山脈のほうから、ゆるゆると風が吹き始める。 午後は海風、夜は山風ですね。 

Img_5937bbl 今朝の、朝食です。 卵とベーコンのスクランブル、サボテンの葉っぱのフライパン焼き1枚、トルティージャ2枚。

まあ、普通の朝飯なんですが、こんな景色の中でだと、秋の味になっちゃうよね。

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2016年11月17日 (木)

庭のバナナ

Img_5791bbb 庭のバナナ。 この房は、収穫まで、あと3か月ぐらいでしょうか。
 
 
Img_5607bbb我が家の前庭には、こんな具合に、バナナが茂っています。 裏庭には、もう少し大きな薮もあって、お陰様で毎月、1~2房のペースで収穫してます。 それでは、花から実が成るまでの様子をお見せしましょう。
 
Img_5605bbb バナナのつぼみです。 こんな具合に、幹の先の生長点から出てきます。 まるで、逆さまのトウモロコシみたいです。
 
Img_5604bbb ほんの2,3日で、苞が開いてきます。
 
Img_5686bbb苞の内側は、鮮やかな赤です。 そして、苞の基部に、雌花があります。
 
Img_5685bbb 小指よりちょっと小さいぐらいのバナナの赤ちゃんが並び、その先に薄桃色のランみたいな花が咲いています。 苞は次々に開き、それぞれの苞の下に一列の雌花が咲きます。 こうして段々のバナナの房が出来ていきます。
 
Img_5690bbb 大きな花です。 苞もこんなに大きい。 お皿の代わりになります。
 
Img_5706bbb 数段のバナナの列できたら、予定終了です。 その先は、雄花になります。 ごらんのように、雄花には、バナナが付いていません、花だけです。
 
Img_5933bbb 地面に散った、花と苞。
 
Img_5930bbb なかなか、きれいな花でしょう。
 
Img_5704bbb 雄花は咲き続け、牛の尻尾みたいな花茎はどんどん下に伸びていきます。 花が咲いてから収穫まで、半年ぐらいかかります。 一本でも黄色くなったら、収穫時です。 茎をスポンと切って日陰に吊るしておくと、残りの実も熟れてくれます。
 
我が家のバナナは、コスティヨン(COSTILLON)とかブロ(BURRO)とか呼ばれてる種類でして、在来強健種で病害虫皆無です。 メキシコの海岸地方では、この手のバナナは雑草みたいなもんです。 凄い増殖力で、放っておくと大きな薮になって手が付けられなくなります。 だから普通は庭に植えたりしない。 空き地やゴミ捨て場に茂っていて、実が熟れたら誰でも勝手にとって食べてもOK,、そんな果物です。ちょっと酸味がありますが、焼きバナナとかパイのフィリングにすると、甘酸っぱくて美味しい。 もちろんそのままでも食べられます。

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2016年11月15日 (火)

国境の壁

トランプ次期アメリカ大統領が言ってる、メキシコ・アメリカの国境の壁。 日本の方は、国境がどんななのか見たことないでしょうし、全然ピンと来ないかと思います。 もうすでに何十年も前から、町の近辺には国境の壁はあるんですが、それを国境全域に作って、完全に遮断しようということのようです。 一昨年から去年にかけて撮った、国境の壁の写真を載せますので、ご参考に。 それからOTTOおじさんは、1993年から2004年まで、サン・ルイス・リオ・コロラド(SAN LUIS RIO COLORADO)という、アリゾナと接するメキシコの小さな国境の町に住んでました。 その時のことを簡単に触れた記事を以前に書いていますので、ぜひご覧ください。 http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-e193.html  http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-719b.html http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-1e2d.html
 
Img_0618bllこれは、メキシコ北西部ソノラ州サン・ルイス・リオ・コロラド市の国境の壁。 壁の向こうは、アメリカのアリゾナ州です。
 
Img_5549bll壁というより、丈夫な鉄の板でできたフェンスです。 高さは3mぐらい。 上の部分は、鋭いギザギザのカギになってまして、触ればざっくり切るし、衣服は切り裂かれるか引っ掛かります。
 
まあ梯子を掛けて上に毛布を掛ければ、簡単に超えられますね。 でも壁の向こうは裸地で、高性能監視カメラがチェックしてます。 アメリカのイミグレーション警備員がうようよいるし、国境警備隊がパトロールしてます。 もちろん夜間も、照明が煌々と点いてます。
 
Img_0962bllこれは、メキシコ北西端のバハ・カリフォルニア州の人口200万の大都会、ティファナ市(TIJUANA)の国境の壁。 カリフォルニア州サンディエゴ市に接しています。
 
Img_5548bll 僕が知ってる限り、国境の壁は、どこでもこんな感じです。 もちろん町々に入国ゲートがあって、正規に入国できる人はそちらからアメリカに行けます。 車も僕がいたころは、メキシコナンバーでそのまま入れました、今も多分そうだと思う。 入国ゲートでは、入国許可書がチェックされ、指紋と写真が撮られ、車もプレート番号がインプットされ、やばい履歴があれば入国拒否、最悪その場で逮捕されます。 これも、僕がいたころは、英語が普通に喋れれば、グリーンカード(永住権IDカード)をちらっと見せて2,3の簡単な質問に普通に答えただけで通してくれてました、古き良きアメリカでしたね。
 
Img_5539bll 町の郊外にも、壁が伸びています。 ちなみに、手前はメキシコ軍の検問所です。 こちらでは主に、麻薬摘発が目的です。
 
Img_5537砂漠の中を、延々と続く壁。 メキシコ北西部国境地帯は、荒涼たるソノラ砂漠です。
 
ところでメキシコでは、国境地帯のことを、フロンティエラ(FRONTIERA)と言います。 アメリカのことは、スラングでオートロラド(OTRO RADO, THE OTHER SIDE、反対側という意味)。
 
Img_5534bll こんな砂漠の中でも、壁の向こうは移民局がパトロールしてます。 まあ、町から離れるにしたがって、手薄にはなるんですが。
 
Img_5563bllこんな砂漠の岩山にも壁が続いてます。
 
Img_5532bll サン・ルイス・リオ・コロラド市から東へ80kmぐらいのところ。 この辺りまで来ると、壁はありません。 国境は簡単な鉄条網の柵だと聞いています。
 
Img_5561bll まあでも、こんなところから不法入国しても、後が大変です。 気温50度の灼熱の砂漠で人が住んでるところまで数十キロ、サソリやガラガラヘビがうじゃうじゃいるし、ピューマやコヨーテもいます。 たくさんの人が、死んでます。
 
Img_5559bll ソノラ砂漠。 人跡まれな、静寂の世界。 手つかずの自然が残っています。 壁を作ると、生き物たちの移動も遮断されますね。
 
Img_5557bll_2 メキシコのみならず、中南米諸侯から、アメリカへの不法入国を狙って、たくさんの人たちがメキシコ国境にやってきます。 多くは着の身着のままで。 経済難民ですね。 どうか、幸あれ。
 
いかがでしょうか? 広大な国境地帯を壁て仕切って不法移民をシャットアウトする目論見ですが、容易なことではありませんね。 それから、不法入国の手段は壁を超えるだけではないですし。 メキシコ、中南米の政治的混沌と経済的貧困は、アメリカが大いなる原因でもあるし。 国や地域間の経済格差をなくせば経済難民的不法入国者は減るでしょうが、今のグローバリズムは格差を利用しての搾取が前提目的で、格差は広がるばかり、反対の方向ですし。 国境をなくし、人も物も自由に行き来し、世界中が仲良く助け合い、全てのものを分かち合うのが、本来のグローバリズムなのにね。

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2016年11月12日 (土)

夕空晴れて

Img_5927bll昨日の夕空。

やっと少し涼しくなって、最高気温が30度、最低が25度ぐらい、日本でいう、ぎりぎり真夏日状態になりました。 これぐらいの暑さなら、へっちゃらですな。 これから4月まで、メキシコ西海岸は、世界で一番気持ちがいい気候になります。 大げさな奴ってお思いでしょうけど、本当ですよ。 まあ、やっと苦しい夏が過ぎて、いささかハイな状態ではありますがね、むふふ~ん。

Img_5926bllそして、今日の夕空。
 
ここんとこ、少し雲が多い空模様なんですが、夕方にはちゃんと雲が切れて、きんきらきんの夕空に夕日が差してくれます。 不思議だなぁ。
 
テアカパンの漁師たちが言います。 そりゃそうだよOTTO、西の海原の向こうの空には、ラ・グロリアっていう俺たち専用の天国への入り口があるのさ、だからいつでも日が差してるのさ。
 
さて、なんだかニュースなんかを見てると、トランプショックでメキシコは悲嘆に暮れてるってなってますな。 まあね、ペソは8%も下落し、NAFTAは見直しで輸出産業は風前の灯火、アメリカに首尾よく潜り込んだと思ったアミーゴどもは強制送還???、テアカパンみたいな田舎の漁村でも話題になってます。 でもね、アンタが毎日獲る魚も、庭のブタや鶏だって、ヤシの葉葺きのアンタの家だって、価値はちっとも変わらないんだから、なんの心配もないよ、なんて言ってやりましたら、分かってるさ、ちょっと気取って言ってみただけだよ、ぎゃははは、なんてね。 やっぱり僕は、メキシコの地方の人たちの、磊落さと余裕が好きです。 地に足が付いた生活をしてれば、何も怖くないよね。

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2016年11月10日 (木)

庭のパパイヤ

Img_5912pp今朝の収穫。 パパイヤ3つとライムが6個。 

パパイヤは採るのが遅れて、キツツキに突かれました。

こらこら、パパイヤじゃなくて、ちゃんと木を突けよな、でないとパパイヤツツキって呼ぶぜ。 はいはい、どうぞどうぞ。 く~(ρ_;)。

ライムは端境期で、セビチェを作るのがやっと。 酸っぱさで身震いするようなリモナーダ(LIMONADA、レモネード)をがぶがぶ飲めるのは、クリスマス頃かな。

パパイヤは、先月末に初成りを収穫し、その後順調に、毎週熟れてくれます。 庭に捨てた種から生えた実生で、親はマラドール(MARADOL)っていうオレンジ色の大玉メキシカンパパイヤなんですが、黄色の1kg弱の小玉が成ってます。

Img_5928pp パパイヤの中はこんなです。 このパパイヤ、甘くて美味しいけど、肉薄で柔らかい。 まあ贅沢は言えません。 牛乳とミキサーにかけたり、そのままライムと塩を振って、有難くいただいてます。

Img_5909ppパパイヤの木。 分かりにくいですが、真ん中のがそうです。 5mぐらいあります。 芽生えてから1年半ぐらいで、こんなに大きくなりました。
 
Img_5907pp下から見たろころ。 緑の実がぶりぶり成ってますね、うひひ。
 
うちのほうではパパイヤは、庭に勝手に生えて来る雑木でして、充分な水分と有機物があれば化け物みたいな成長力で、あっという間に大きくなります。 いわば、ゴミ捨て場の木です。 高い所に実が成るんで、収穫が大変ですが、なかなか重宝な家庭果樹です。
 
さて、アメリカ大統領選挙は、トランプ氏の圧勝。 メキシコでは、大変なことになったぞと大騒ぎしてますが、僕は大いに期待します。 不法移民排斥、国境に壁を作る、良いじゃないですか、アメリカみたいな魔窟に食い扶持を求めなくても良いような豊かなメキシコにすれば良いのだから。 メキシコには十分なポテンシャルがあります、額に汗して頑張らなくっちゃ。 彼が不動産屋で実業家って言うのも好感が持てます。 人の欲が生み育てた忌み嫌うべき諸悪の根源、既得権者支配、資本支配、金融支配、それからグローバリズムの流れを世界規模で変えてくれるかもしれません。

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2016年11月 7日 (月)

クエロのドゥロ

Img_5727du毎日。相変わらず暑いです。 最高気温は32度、最低が27度。 でも湿度が下がったんで、何とか耐えられる暑さです。 夜も扇風機最強で熟睡できます。 OTTOおじさんも、すっかりテアカパン人になりました、むふふん。

さて、ようやく雨季は完全に過ぎ去ったようで、まとまった雨は来年の6月まで降らないでしょう。 メキシコ西海岸に、乾季の到来です。 今日は隣の耕作地に、隣村のアミーゴ、アレハンドロさんにお願いして、トラクターを入れてもらいました。 ご覧のように、背丈ぐらいある雑草に覆われています。 6月に雨季が始まり、あっという間にこんなになっちゃいます。

Img_5734duトラクターの威力は絶大です。 あっという間に耕されました。 約3000m2ほどですが、400ペソ(2200円ぐらい)お支払いしました。 でもね、去年はトマティージョ(TOMATILLO)を植えたんですが、今年は何も作る予定なしです。 これぐらいの規模の畑でも、凄く手間がかかるし、採算に合わないのが分かったんでね。 来年の雨季には、蒔きっぱなしで運が良ければ採れるハマイカ(JAMAICA)っていう作物を作ろうと思っています。
 
Img_5822duさて、今日のお昼は簡単に行きましょう。 クエロのドゥロ。
 
それはいったい、何じゃらほい?、ですよね。 はいはい、今から説明しますね。
 
Img_5873du まず、これがクエロ(CUERO)です。 さて、何でしょう? これね、ブタの皮の酢漬けなんです。 コラーゲンの塊で美肌食ですかな。 クラゲみたいにコリコリしてます。 特に味も香りもなし、食感を楽しむ素材です。 メキシコでは一般的な食材でして、スーパーでも買えます。 冷菜の素材です、加熱すると溶けちゃうんで。 キロ30ペソぐらい。
 
Img_5792duこれが、ドゥロ(DURO)です。
巨大な小麦粉の揚げ煎餅でして、こんな風に売ってます。 20枚入りで30ペソぐらいです。
 
Img_5803duでは、クエロのドゥロの作り方、行きましょう。 まず、ドゥロにサワークリームを塗ります。
 
Img_5808ud野菜のみじん切りをちょこっと塩でしんなりさせたのを、どっさり乗せる。 今日はトマト、玉ねぎ、キャベツですが、なんでも好みで。
 
Img_5813duクエロのみじん切りを乗せます。
 
Img_5820du 思いっきり辛いチリソースを垂らし、ライムを絞ります。 ハイ、出来上がり。
 
Img_5816du両手で持って、こぼさないように、バリバリ齧る。
 
ドゥロは、作ったら速攻で食べないといけません。 でないとね、水気が滲みてふにゃふにゃになってしまいます。 さあ食うぞと持ち上げたとたん、ボロッと折れて地面に落下、なんて不幸な事故も起こる。  これは、サッカーの試合会場とかロデオなんかでよく売ってる、メキシコの軽食、というかオヤツですね。 メキシコにいらした折には、ぜひお試しあれ。 

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2016年11月 2日 (水)

メヌードやポソレ用のトウモロコシの下ごしらえ

メキシコの、汁系の郷土料理と言えば、メヌード(MENUDO)とポソレ(POZOLE)が双璧でしょうか。 メヌードは牛の胃袋の、ポソレはブタの骨付き肉のスープです。 以前に記事にしてますので、ご覧ください。 ポソレ: http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-413f.html  メヌード: http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-86e3.html
 
さて、メヌードにもポソレにも、メキシコ人の主食、白いトウモロコシがたっぷり入っています。
 
メキシコでは、トウモロコシは、必ず下ごしらえに石灰水で煮て漂白してから使います。 下ごしらえ済みのトウモロコシを、ニスタマル(NIZTAMAL)と言います。 トルティージャも、ニスタマルを挽いて作ります。 トウモロコシを石灰水で煮てニスタマルをつくるのは、メキシコ料理の基本中の基本であります。
 
まあ今では家庭でトウモロコシからトルティージャを作ることはまずないし、メヌードやポソレにも下ごしらえ済みのトウモロコシか買えますから、ニスタマルを作るのはよほどの田舎の人ぐらいなんですけどね。 でもね、それなりに手間も時間もかかりますが、やっぱり自分で作ったほうが安心で美味しくもあります。 やってみるだけの価値はあります。
 
では、ニスタマルの作り方、いきましょう。 翌日使うニスタマルの下ごしらえを、夜に始めます。
 
Img_5758mmm乾燥トウモロコシ。 メキシコのトウモロコシは、写真のように真っ白です。
 
Img_5759mmm材料はこれだけ。 乾燥トウモロコシ500gr。 石灰大さじ一杯。 水2リットル。
 
Img_5761mmm虫食いや傷んでるトウモロコシを除きます。
 
Img_5763mmm鍋にトウモロコシを入れ、水を入れる。 次いで、石灰を加えます。
 
Img_5764mmmかき混ぜます。 白い混濁液になります。
 
Img_5765mmmあら、不思議。 トウモロコシの皮が、一瞬できれいな黄色に変わります。
 
Img_5772mmm中火で加熱します。 煮立ったら超とろ火で30分ほど煮続けます。 トウモロコシと石灰の混じった甘い香りがキッチンに満ちます。 郷愁を誘う、メキシコのトルティージャ屋さんの匂いですね。
 
Img_5773mmm皮がゆるんできてます。 火を止め、蓋をして、出来るだけゆっくり冷ましながら、一晩寝かせます。
 
Img_5785mmm翌朝、石灰水を捨てます。 皮が溶けかかってますね。
 
Img_5832mmm_2 水の中で、ぎゅうぎゅう揉み洗いして、溶けた皮を洗い流します。
 
Img_5833mmm何度も洗ってすすいで、ニスタマルの出来上がり。 真っ白で、きれいでしょ。 500grの乾燥トウモロコシから約800grのニスタマルが出来ます。
 
石灰で煮ることで、皮が剥けるだけでなく、独特の風味とモチモチ感が加わります。 メヌードやポソレには、ニスタマルを使わないと本来の味になりません。
 
ご覧のように作り方は至って簡単で、メヌードやポソレに使う限りは、石灰の量も煮る時間も適当で大丈夫です。 ただし、これを挽いてトルティージャにする場合は、煮すぎると固くなるし、煮方が足りないとパサパサになるとか、相当なノウハウがあるようです。 用途に合わせたトルティージャが焼けて、初めて一人前の女性と認められるぐらいです、まあそれはふた昔も前の田舎の村の話ですけどね。

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