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2016年11月15日 (火)

国境の壁

トランプ次期アメリカ大統領が言ってる、メキシコ・アメリカの国境の壁。 日本の方は、国境がどんななのか見たことないでしょうし、全然ピンと来ないかと思います。 もうすでに何十年も前から、町の近辺には国境の壁はあるんですが、それを国境全域に作って、完全に遮断しようということのようです。 一昨年から去年にかけて撮った、国境の壁の写真を載せますので、ご参考に。 それからOTTOおじさんは、1993年から2004年まで、サン・ルイス・リオ・コロラド(SAN LUIS RIO COLORADO)という、アリゾナと接するメキシコの小さな国境の町に住んでました。 その時のことを簡単に触れた記事を以前に書いていますので、ぜひご覧ください。 http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-e193.html  http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-719b.html http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-1e2d.html
 
Img_0618bllこれは、メキシコ北西部ソノラ州サン・ルイス・リオ・コロラド市の国境の壁。 壁の向こうは、アメリカのアリゾナ州です。
 
Img_5549bll壁というより、丈夫な鉄の板でできたフェンスです。 高さは3mぐらい。 上の部分は、鋭いギザギザのカギになってまして、触ればざっくり切るし、衣服は切り裂かれるか引っ掛かります。
 
まあ梯子を掛けて上に毛布を掛ければ、簡単に超えられますね。 でも壁の向こうは裸地で、高性能監視カメラがチェックしてます。 アメリカのイミグレーション警備員がうようよいるし、国境警備隊がパトロールしてます。 もちろん夜間も、照明が煌々と点いてます。
 
Img_0962bllこれは、メキシコ北西端のバハ・カリフォルニア州の人口200万の大都会、ティファナ市(TIJUANA)の国境の壁。 カリフォルニア州サンディエゴ市に接しています。
 
Img_5548bll 僕が知ってる限り、国境の壁は、どこでもこんな感じです。 もちろん町々に入国ゲートがあって、正規に入国できる人はそちらからアメリカに行けます。 車も僕がいたころは、メキシコナンバーでそのまま入れました、今も多分そうだと思う。 入国ゲートでは、入国許可書がチェックされ、指紋と写真が撮られ、車もプレート番号がインプットされ、やばい履歴があれば入国拒否、最悪その場で逮捕されます。 これも、僕がいたころは、英語が普通に喋れれば、グリーンカード(永住権IDカード)をちらっと見せて2,3の簡単な質問に普通に答えただけで通してくれてました、古き良きアメリカでしたね。
 
Img_5539bll 町の郊外にも、壁が伸びています。 ちなみに、手前はメキシコ軍の検問所です。 こちらでは主に、麻薬摘発が目的です。
 
Img_5537砂漠の中を、延々と続く壁。 メキシコ北西部国境地帯は、荒涼たるソノラ砂漠です。
 
ところでメキシコでは、国境地帯のことを、フロンティエラ(FRONTIERA)と言います。 アメリカのことは、スラングでオートロラド(OTRO RADO, THE OTHER SIDE、反対側という意味)。
 
Img_5534bll こんな砂漠の中でも、壁の向こうは移民局がパトロールしてます。 まあ、町から離れるにしたがって、手薄にはなるんですが。
 
Img_5563bllこんな砂漠の岩山にも壁が続いてます。
 
Img_5532bll サン・ルイス・リオ・コロラド市から東へ80kmぐらいのところ。 この辺りまで来ると、壁はありません。 国境は簡単な鉄条網の柵だと聞いています。
 
Img_5561bll まあでも、こんなところから不法入国しても、後が大変です。 気温50度の灼熱の砂漠で人が住んでるところまで数十キロ、サソリやガラガラヘビがうじゃうじゃいるし、ピューマやコヨーテもいます。 たくさんの人が、死んでます。
 
Img_5559bll ソノラ砂漠。 人跡まれな、静寂の世界。 手つかずの自然が残っています。 壁を作ると、生き物たちの移動も遮断されますね。
 
Img_5557bll_2 メキシコのみならず、中南米諸侯から、アメリカへの不法入国を狙って、たくさんの人たちがメキシコ国境にやってきます。 多くは着の身着のままで。 経済難民ですね。 どうか、幸あれ。
 
いかがでしょうか? 広大な国境地帯を壁て仕切って不法移民をシャットアウトする目論見ですが、容易なことではありませんね。 それから、不法入国の手段は壁を超えるだけではないですし。 メキシコ、中南米の政治的混沌と経済的貧困は、アメリカが大いなる原因でもあるし。 国や地域間の経済格差をなくせば経済難民的不法入国者は減るでしょうが、今のグローバリズムは格差を利用しての搾取が前提目的で、格差は広がるばかり、反対の方向ですし。 国境をなくし、人も物も自由に行き来し、世界中が仲良く助け合い、全てのものを分かち合うのが、本来のグローバリズムなのにね。

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コメント

メキシコ側がその費用を出すように言っているらしいので不可能ですね。
だんだん期待度が薄れてきます。回りの側近が極右といわれる人物が決まったり、身内を入れたり、インタビューもチラと見ました。極右の人は今まで大人しく陰に隠れていたそうです。
ヒラリーの病気説も嘘のキャンペーンだった話もあります。
副大統領になるペンスという人も戦争積極派らしいです。

もやしはグリーンの小さい豆を使いましたが育ってきてあの皮を取り除くのが面倒で皮も大分一緒に食べています。

投稿: サニー | 2016年11月15日 (火) 20時45分

>サニーさん
メキシコのことだから、はいはい費用ね、今出すから、こっち側でも取り締まりも強化しますからね~、なんて言って、いつまでたっても何にもやらないんじゃないかな。
まあ少なくとも、外交方針は変わって、ロシアや中国との対立も緩和され、芋蔓で中東やヨーロッパも平和になり、あんまり南米とかにも露骨に干渉することがなくなれば良いなと期待してはいます。
もやし、頑張ってまた挑戦しなきゃ。

投稿: OTTO | 2016年11月17日 (木) 07時19分

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