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2017年4月

2017年4月28日 (金)

神様の2倍返し

017bさかりが付き始めた、愛ネコ、バースディ君。 本日、去勢手術を受けました。 オス猫は、簡単です。 ガス麻酔で眠らせて、チョンと切り開いて、絞り出して切り取っておしまい、ほんの5分ほどだそうです。 手術料、500ペソ(2800円ぐらい)、その割には高いな...( ´・ω・`)。

朝、隣町のクリニックに預けて、お昼にまだふらふらしているバースディを連れて帰ってきました。 さっそく、デスク脇の所定の場所に飛び上がる。 全然普通にしています。 ネコって、丈夫です。

でですね、実は僕の不注意から、いささかトラブルがありました。 その顛末を、お話ししますね。

バースディをケージに入れて、車で連れて行きました。 路肩に車を停めて、ケージを下げてクリニックに向かう。 バースディ、町の喧騒に驚いて、がさごぞ暴れる。 そうすると、なんと、ケージのドアがポロリと外れて、バースディ、飛び出してしまった。 町の中心地の雑踏の中です。 バースディ、驚いて走る。 そして、あっという間に視界から消えた。

ネコが逃げた! ネコが逃げた! どこへ行った? 僕は叫ぶ。 通行人たちが僕を振り返り、あっちへ駆けて行ったぞ! 僕はケージを投げ出して、駆け出す。 バースディは見えない。 どこにもいない。

僕は、町の雑踏の中、車がクラクションを鳴らして行き交う中、立ち尽くす。 この状況が、どれほど絶望的か。 見知らぬ街で迷子になっ飼いネコに、どんな運命が待ち受けているか。

取り返しのつかないことになった。 ああ、取り返しのつかないことをしてしまった。 僕は、後悔と焦燥に駆られ、そして祈った。 本当に、心から祈った。

...神様、私の過ちにありったけの戒めを与えてください、そのぶん、どうか可哀想なバースディをお守りください、そして願わくば、バースディを私の元にお返しください...。

祈りで、僕は冷静になった。 バースディは、驚いたときに車の下に隠れる。 僕は、路上駐車の車の下を、順繰りに覗いていった。

いた! 1ブロック離れたところ。 車の下、タイヤに隠れて僕を見ている。 落ち着いて! ゆっくりと手を差し伸べる。 バースディは、僕を認識したようだ。 ひくひく鼻を動かして、僕の指の匂いを嗅ぐ。 その首根っこを、しっかりと捉える。 ありったけの力で、捉える。

奇跡的に、確保に成功しました。

でね、バースディの前足を握って腕に抱き、やじ馬たちの喝采を浴びながら、クリニックに入っていったんです、神様への感謝の祈りも忘れて。

009bそしたらですね、獣医さんが、OTTO,この子の里親になる気はないかって。 去勢済みオス10か月。 飼い主の家庭問題で世話が難しくなって、連れてこられた。 その瞬間、思ったんです。 これは、神様の預けものだ、不信心で浮ついた僕への戒めも兼ねて、バースディは返してやるが、もう一匹面倒見ろと送ってきた...。

というわけで、またネコが一匹増えました。 これで、7匹です。 名前、付けましたよ。 ドブレ(DOUBLE、2倍と言う意味)って。 1がゼロになって、そして2倍になって帰ってきたから。

亜成ネコなんで、うまく居着くか心配でしたが、もう僕のベッドを占領してます。

神様、僕はあの時の祈りを忘れずに、これからずっと、あらゆる生き物たちに優しく生きていきます。 そして、もうそんなに長くはないんだけれども、きれいに生きていきます。

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2017年4月25日 (火)

タコス楽園

005今日は、隣町まで、お出かけです。 さっそく、タコスの屋台を探す。 メキシコではね、どこへ行っても、屋台のタコス。 いつでもどこでも、ね!

どうです! プラステック皿を手に、朝日を浴びて、タコスを頬張る人達。 自由そのものでしょ? メキシコは楽園。 その、楽園の夢、タコスの屋台に極まれり、ですな。

007さて、それではOTTOおじさんも、楽園の宴に加わりましょうかね。

こういう美味しくて格安屋台、基本、立ち食いなんですが、少しだけれど、椅子もあります。

アンタ、ここにお座りよ。 ご婦人方から、声がかかる。 ありがたいですな。

買ったばかりのタコスを置いて、腰を伸ばして、鍵を置く。 noteあ~なた、鍵を置いて、noteワタシ、タコスを置いて~、むふふ~ん。

009ほらね、メキシコのタコスが、どれほど美味しいか、お分かりですよね?

アンタ、3つしか食べないの? ええ、これから仕事だし...、アナタ方は? アタシたち?、1ダースは軽いわよ、大丈夫よ、もうすぐ彼氏が迎えに来るの、でっかいピックアップよ、抱き上げて乗せてくれるのよ、ミ・ゴルディタ~(僕の愛しのおデブちゃん)、ちゅう~、なんてね(゚m゚*)。

ね、メキシコって、楽園でしょ。

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2017年4月23日 (日)

春秋兼在

018我が家の、アボカドの樹。 現在、花盛りです。

2本ありまして、いずれも庭に捨てた種から生えてきた、実生です。 樹齢12~15年で、高さ5mぐらい。 果皮が滑らかななタイプで、こちらで、レヒオナル(REGIONAL、地域のという意味)と呼ばれている種類です。

ところで、アボカド(AVOCADO)っていう呼び方は英語圏のものでして、メキシコから中米では、アグァカテ(AGUACATE)、アルゼンチンやチリ、ペルーでは、パルタ(PALTA)です。

016アボカドの花。 5mmほどしかありません。

019もう、小さな実が成ってます。 ほんの半年足らずで、500gらぐらいの大玉になります。 収穫期は、9月から11月です。

003樹の下は、落ち葉でいっぱい。

アボカドって、4月に花が咲くと同時に落葉して、同時に一斉に新しい葉が開くんです。 毎朝、落ち葉と落花の掃除が大変。 今が、アボカドの春でもあり、秋でもあるわけですな。

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2017年4月20日 (木)

チランジア開花

001我が家のチランジアですが、1月半ばに気が付いたら花穂が出てきてたんですが、これがまあ、成長が遅いんですよね。 待望の花芽だったんで、当初は毎朝、どうなるかってドキドキしながら見てたんですが。 ところが、一向に花が咲く気配なし。 と言うか、毎日見てる限りでは、全く変化なし。 だんだん熱意が冷めて、ここんとこ見向きもしてませんでした。

そしたらですな、知らない間に花穂がほぐれてるじゃないですか!

002このチランジアは、テアカパンの東方の、西シエラマドレ山脈のとある谷からのいただきものです。 去年の1月に我が家に来て、こうして木の幹にロープで縛りつけました。 あとは、ほったらかしです。 世話要らず。 この仲間は着生植物で、空気を食って育ってるってもんで、エアープランツって呼ばれてるぐらいですから。

003_2よく見ると、花が咲いてます。 紫のがそうです。 しぼんだ花もありますな、数日前から咲き始めてたのね。

004なかなか繊細で、きれいな花です。 触れれば染まりそうな、紫の妖しいこと。 これからは、もう少し可愛がってやらなくっちゃね。

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2017年4月19日 (水)

春でいっぱい

008_24月も半ばを過ぎ、テアカパンはもう30度越えの毎日。 でも湿度が低いから、気持ちが良い。 今がテアカパンの陽春、春たけなわです。 これからどんどん暑くなります。

さて、今朝は知り合いの漁師からフグが届きました。 メキシコでは、フグのことを、ボテテ(BOTETE)と言います。 このフグは、ボテテ・ディアナ(BOTETE DIANA)という種類。 学名はSphoeroides annulatusです。

 猛毒種ですが、テアカパンは漁師の村、みんなじぶんでちゃちゃっと捌いて、普通に食用にされてます。 こちらでも春が産卵期でして、今が漁期。 まあ年中獲れるには獲れるんですが、春の魚。 フグは春の季語でしょうね。

010こちらは、ナミノコガイ。 パナマナミノコという種類です。 昨日の夕方、村外れの外洋の浜で採ってきました。

これも年中いるんですが、なぜか春から夏の貝です。 冬場でも海水温が25度あるテアカパンなんですが、地元の人には寒いようで、水が温み気温が30度を超えるようになると浜に出て、波に揉まれながらナミノコガイを採る。 こちらも、春の季語でしょうな。

015それでは、今日のお昼は、春をいただきましょう。 フグのから揚げ。 ナミノコガイの潮汁。 ここはやっぱり、トルティージャじゃなくて、ふっくら炊きたてご飯です。

ああ、美味しい。 体中が、春でいっぱいになっちゃった。

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2017年4月17日 (月)

歳月

003セマナサンタ(イースター)の喧騒の中、一人、チリ・セラノ(激辛チリ)を刻む。 醤油漬けして、お店で使います。 お寿司にてんこ盛りにしたりしてw(゚o゚)w。

家族や友人どもが集って海に出かけ、飲んだくれて大騒ぎするのが、メキシコのセマナサンタですが、OTTOおじさんは普段通りに仕事です。

僕を訪ねてくれたのは、古い知り合いの日系ハーフのご夫婦がちょこっと店に寄ってくれただけ。 あと、マサトランに下宿する息子と娘が帰省してくれました。 もう、十分です。 大騒ぎは嫌いだもんね。

ところでね、最初は激辛チリなんて、空気だけでゲホゲホむせてたんだけど、今はへっちゃらです。 素手で掴んで、ちゃちゃっと切って。 ただね、手に辛みが付いて、目とかこすったら大変。 これはね、いくら石鹸付けて洗っても取れません。 でも、時間が解決してくれます。 辛みって揮発性なのか、あるいは手の成分で中和されるのか、1時間もすれば勝手に取れるのよね。 激辛チリを切る前には、トイレを済ませておく( ^ω^ )。 そして、無駄な抵抗はせずに、ハンモックにでも寝転がって、メキシコの青い空を眺めつつ、手の辛みが取れるまで待つ。 これが、メキシコ生活で避けては通れない、激辛チリ刻みのノウハウね。 メキシコ暮らしも、23年になりますからな、むはは。

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2017年4月15日 (土)

まあ、こんなもん

001今日は、聖金曜日(VIERNES SANTO)。 メキシコは、春休みの真っ只中。 テアカパンの村はずれの浜も、それなりの人出です。 全然たいしたことないですか?、あはは、まあこんなもん。 うちは僻地だし、メキシコは広いから。

005村の前の海岸通り。 こちらも、それなりの人出。 ここは砂浜がないんで、歩道や護岸に陣取って、潮風を浴びながら、日永ビール飲んだり、セビッチェ食ったり。 大道楽隊もいて、そうでなくても食堂や屋台からは大音響のバンダやコリードが響いてくるし、海岸通り全体が、穏やかなフィエスタって感じ。

なんだかんだ言っても、メキシコは平和です。 衣食住が足りて、ゆったりした時間があれば、他に何もいらないんだから。 そうでしょ?

さて、北と米がついに臨戦態勢一触即発ですか。 困りましたな。 北が核や長距離ミサイルを放棄するしか解決法がなさそうですが、フセインやガタフィの末路を目の当たりにしてますからな。 アメリカとしては、今叩いておかないと手遅れになるってことなんでしょうけど、北ってそんなに脅威なんですかね? 日頃の行いが悪いと、そうなるんですかね? ともかく戦争回避を祈ります。

で、日本ときたら、やれ教育勅語だ、やれ銃剣道だ、やれヒトラーだって、閣議決定連発ですか。 銃剣道なんて、誰が見ても馬鹿げてることを、わざわざアナウンスする、これみよがしに。 みなさん、馬鹿の故事をご存じでしょう。 そう、馬か鹿か? 今、政府がやってるのは、これですよ。 政府の国民に対する威圧ですな。 内部には、踏み絵。 どんなバカなことでも、逆えないぞって。  悪党に権力を与えると、ろくなことになりませんな。

みなさん、逃げることにご関心があれば、相談に乗りますぞ。 逃げるにも、それ相応の体力と気力が要りますが、捨て去れば、新しい世界が訪れます。 何とかなるもんです、そしてなるようになります。 僕のまわりでも、何も持たない、国籍すら持たない人たちが、自由を満喫して楽しく暮らしていますから。 僕だって、今まで逃げて逃げ続けて来たんだからね。 

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みなしネコたち

005この子なんですがね。 昨夜夕食を作っていたら、微かに、ミャ~ウとネコの声が聞こえた。 甲高い、空腹の子猫が母猫を探して徘徊する時の声だ。 また、捨てネコだろうか。 息子と僕は、表に出る。

前のガソリンスタンドで、夜警のオヤジがホースで水を撒いて、床のゴミを流している。 ネコの声を聞かなかったか、と尋ねようと近づいていくと、間近でミャ~ウと声がした。 僕は、目を疑った。 ゴミだと思ったのは、子猫だった。 高圧の水をまともに浴びて、ずぶ濡れで声すらまともに出せない。 ゴミのように、側溝に流そうとしてたんだ。

おい、何やってんだ、お前! 息子が一喝。 濡れネズミ(?)の子ネコを拾い上げる。

貰っていくぜ。 ああ、好きにしな。 こんどこんなことやってたら、お前を好きにしてやるからな。

お~怖w(゚o゚)w。 優しくて引っ込み思案の息子ですが、こういう時は怖いんです。 逞しくなりましたヽ(´▽`)/。

かわいそうに、がたがた震えて、まともに歩けない。 ぬるま湯に浸けて、蚤取り石鹸で洗う。 タオルでごしごし乾かず。 ミャ~ウ、ミャ~ウと鳴きだしました。 キャットフードをあげたら、震えながらも、食べようとする。

...大丈夫、この子は助かる...。

生後、3か月ぐらいでしょう。 また家族が増えるかもしれません。  

012さて、この子ですが。 マザトランの行きつけの屋台でタコス食ってたら、かすかにミャ~ウ、ミャ~ウ。 声を頼りに探し回る。 いました。 ゴミだらけの植え込みの中。 ところが、ロープが首についていて、小さな銀の鎖が光っています。

やがて、土方着を着たおじさんが来ました。 タコスの具の肉のトレイを前に置く。 子ネコは夢中で食べ始める。

かわいいね、おじさんのネコ? ああ、ありがとう、先週うちに迷ってきたんだ。 おじさん、にっこり笑って答える。 皺だらけの笑顔、一目でいい人だとわかります。

仕事の間は、ここに繋いどくんだ、迷子にならないようにな。 大丈夫のようです。

どうか、みなしネコたちに、幸ありますように。

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2017年4月13日 (木)

春の浜

031今週は復活祭。 ラテン諸国では、セマナ・サンタ(SAMANA SANTA)と言います。 キリスト様が十字架に磔にされ、3日後に復活されたことを祝う、聖週間ですね。

復活祭は、春の満月の週の移動祭日でして、メキシコでは春休みを復活祭に合わせます。 たいていの会社も休みになります。 そして、挙って海に行きます。 海が遠いところなら、川や湖畔とか、水があるところへ。 春たけなわの水辺は快適そのものですから。

テアカパンの浜も、この週末は満員になります。 今はまだ閑散とした浜に行ってみました。

025この日は、珍しく曇天。 こういう日も、暑くなくていいです。

007打ち上げられた、クラゲ。 これ、キャノンボールとか言って食べられる種類のようでして、塩漬けにしてみようと狙っています。

009_2きれいな、カニの殻。 

013マボロシハマグリ。

ご覧のように、殻の突起が素敵な美麗貝です。 10年ばかり前にはけっこうたくさん取れて、みそ汁にしたりしました。 最近は見かけなくなってたんですが、新鮮な殻がかなりありました。

019マボロシハマグリの殻は、このサイズが最大でした。 以前は倍ぐらいのが普通に採れたんですがね。

一般的に、二枚貝は個体数の増減が激しいので、復活の兆しかもしれません。 

022パナマナミノコは、小発生中。 長卵形のがそうです。 親指の爪ぐらいの貝です。

丸っこいのは、ハマグリみたいな貝で、これもここ3年ほど、ほとんど採れなかったんですが、小さな個体の殻がたくさんありました。 こちらもまた、発生が期待できます。

028小指の爪より小さな、ほんの3mmほどの貝殻。 ピンクの貝って、好きです。 それから、こうして拡大すると、テアカパンの浜の砂って、なかなかきれいですね。

009_3こんな貝殻も、拾えました。 僕は、優しい色の貝が好き( ^ω^)。

上の写真の貝殻は、現在のテアカパンには生息していない種類でして、砂中に埋もれていた昔々の、少なくとも百年以上前の貝殻が浸食で現れた、埋没貝です。 テアカパンの辺りの海岸は、ハリケーンや津波や大洪水などで、地形が大きく変わり続けているようです。 テアカパン半島も砂州でできていて、我が家の庭を1mも掘れば砂地になり、貝殻が出てきます。 今のテアカパンは、汽水マングローブ域と外洋の砂浜ですが、広大な砂泥浜の時代があったことが、埋没貝の種類から推察されます。 永い眠りから覚めた埋没貝は、独特の質感と色合いがあります。

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2017年4月10日 (月)

バースディの青春

愛ネコ、バースディ君。 我が家に捨てられて、そして我が家の一員となり、もうすぐ半年になります。 背中の打撲の後遺症で、走り方がやや変則ですが、元気です。

この子は、まだ玉付き、つまり未去勢でしてね。 そろそろ、盛りが付き始めてます。 推定年齢、一歳になりますし。 それに、春ですからな。

毎晩、我が家の周りを徘徊して、辺りを縄張りにする野良猫たちと、わう~わう~と大騒ぎ。

001_2夜が明ければ、傷だらけになって、戻ってくる。 お疲れのようですな。

キャットフードをむさぼり、夢中で水をなめる。

002おい、バースディ、昨夜はうるさくて眠れなかったぞ。 窓のさんで取っ組み合いの喧嘩するのは止めてくれるかな?

ぐるにゃ~ん。 バースデイは、僕のベッドに体を伸ばす。 そして、正体もなく、寝てしまう。

001日暮れ時。 おっ、お目覚めだな。 すっきりした顔をしてるじゃないか。

ええ、それでは、そろそろ行ってまいります。

ああ、わかった、頑張ってな。

ぐるるるにゃ~んんん...。

う~、張り切ってる~。 青春してますな。 こんな気分かな?

今夜も、愛を探して~( ^ω^)。

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2017年4月 9日 (日)

ペルー風の簡易創作セビチェ

ペルーで食べたセビチェ、美味しかったし、簡単に出来そうなんで、やってみました。 コンセプトだけいただいての、付け合せとかを省いた、超簡易ペルー風セビチェです。

002ペルー風セビチェには、新鮮な魚が必要です。 テアカパンに住んでれば、お手の物。 投網を下げて、夕暮れの浜に出る。 この通りです。 テアカパンでは、メニューを決めてから魚を獲りに行くんです(ホントかなぁ...?)。

003さて、この子を使いましょうかね。 テアカパンで、ブロと呼ばれてる魚。 30cmのまな板からはみ出す、ちょうどいいサイズです。

0043枚に卸します。 頭や骨は、から揚げにして、供養しましょう。

005皮を引き、腹骨と中骨をすきます。 骨なしのフィレーができました。 

ブロちゃんは、白身で血合いがきれいな美味しい魚。 鯛みたいでしょ。 テアカパンでは安物の魚ですが。 まあ、国によって、魚の好みや評価はガラッと変わるんでね。

034魚フィレーは写真のようにぶつ切りに。 ネギ斜め切り、白玉ねぎ千切り、セロリ斜め薄切り。 にんにく小一片みじん切り。 ライム一個。 材料はこれだけです。

035魚肉に、塩とにんにくを噛ませる。

038_2白玉ねぎ、ネギ、セロリを上に盛り付け、塩と白コショウを振りかける。 ライムを上から絞る。 皿にライム汁が少したまるぐらいの量です。 数分寝かせて、はい召し上がれ!

美味しくできました。 さっぱり味で、新鮮な魚の味が堪能できます。 前菜に最高ですな、これ。 僕は少しチリソースを垂らして、いただきました。 息子は、醤油をたらり。 どちらも合います。 しかし...、だんだんペルー風から遠ざかっていく~(*^-^)。

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2017年4月 8日 (土)

セビチェ比べ

セビチェ(CEVICHE)は、ラテンアメリカの、魚介の柑橘酢締め料理です。 国や地域によって、それぞれのスタイルがあります。

006これは、僕が住むメキシコ西海岸、シナロアの魚のセビチェ。 魚肉は、ほとんどミンチぐらいに細かく刻む、あるいはもともと身が柔らかくてスプーンでこそげ取れる種類の魚を使います。 サワラやカライワシなどですね。 たっぷりのライム汁と塩で、真っ白のフレーク状になるまで、しっかりと締めます。 これで、冷蔵庫に入れなくても、丸一日ぐらいは傷まない。 メキシコの海岸地方は酷暑ですから、冷蔵庫がなかった一昔前には、セビチェは保存食でもあったわけです。

野菜のみじん切りと和えて、出来上がり。 玉ねぎが必須で、あとはトマト、青チレ、シラントロ(香菜、パクチー)、キュウリ、ニンジンなど。

Img_3739これは、エビのセビチェ。 メキシコ海岸地方では、セビチェの魚介は生です。 魚も貝もエビも生。 そして、しっかりとライム汁で締める。 タコとイカだけ、茹でますけどね。

紫玉ねぎとキュウリが入ってます。 エビや貝類などの場合は、乱切り程度の大きさで、野菜もそれに合わせて、やや大きめに切ります。 

これが、シナロアスタイルのセビチェ。 トスターダやトトポ(上の写真)など、揚げたトルティージャに乗せていただきます。 レシピは以前の記事にありますので、ぜひご覧ください。 http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-7b3f.html

126さてですな、これね、こんど行ってきたペルーの、レストランで出てきたセビチェです。 メキシコのと、かなり違いますね。

白身の魚のフィレーを一口サイズに切って、ちょこっとニンニクと塩とオレガノをかませて、紫玉ねぎとシラントロをさっくり混ぜて、ライム汁を回しかける。 魚肉、は表面は白くなってますが中は生のままです。 生魚の味と歯ごたえがしっかり残ってます。 ペルーの海岸沿いは寒流の影響で涼しいので、さっと締めただけのセビチェになったんでしょうか。

付け合せに、、蒸したカボチャやサツマイモ、キャッサバが付く。 それから、白いトウモロコシの粒と、炒ったトウモロコシが添えてある。 ペルーのセビチェは、新鮮な魚があれば、どこでもできる料理ですが、付け合せが面白いです。

038これは、ペルーのセビチェからアイデアを貰って作った、OTTOおじさんの創作セビチェ。 と言うか、有り合わせの材料の、ただの魚のライム締めですけどね。 魚介をライムで締めれば、あとは好みで自在に作れるのがセビチェです。 これ、美味しかったんで、明日は作るところ、お見せしましょう。

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2017年4月 7日 (金)

アルゼンチンの肉食の話

Img_9530さて、1か月以上も放置していた、南米の旅の話をしましょうかね、ぼちぼち。 アルゼンチンは4回目だったんですが、いつも行くところはだいたい同じ、ブエノスアイレスからパタゴニア中部の海岸です。 もうそんなに目新しいこともありませんが、やっぱり語るとしたら、肉ばっかりの話ですかな。

もちろん他の料理が全く無いってわけではないんですけどね。 パスタとか...、ここで止まっちゃうのね。  しいて言えば、サンドイッチとかエンパナダとか、あとは美味しくないパン、肉の付け合せの揚げジャガイモ、ワインとマテ茶?(´・ω・`)。

それはそれで、美味しいんだけど、苦しいなぁ。 で、アルゼンチンの連中ときたら、サンドイッチとかエンパナダの軽食で繋いどいて、ほとんど毎日、ドカンと肉食ってるみたいなんだよな。 で、俺たちは、肉さえあればいいのさ、なんてうそぶいてるのね。

で、その肉だけど、ビーフが主で、羊もある。 アルゼンチンの肉の特徴は、獣臭が無いこと。 脂にも、ほとんど味がない。 じつにさっぱりしている。 まあこれは悪く言えば、肉の風味に乏しいともいえるんだけどね。

アルゼンチンでは、ロインや胸肉や骨付きのバラの何キロもある塊を、何の下味もつけずに、塩すらちょこっと付けるだけで、鉄格子みたいな鉄網(パリージャ、PARILLAと言います)の上で、気長にひっくり返しながら、2時間もかけて薪ほ熾火で焼く。 急ぎの時は、アメリカンステーキみたいに3cmぐらいに厚切りにして、直火で焼く。 肉500grが一人前の標準だ。 上の写真は、羊肉の盛り合わせだけど、骨付きなんで800gr。 付け合せは、肉の下に隠れてる、揚げジャガイモだけだ。

Img_9379肉皿以外にテーブルに運ばれてくるのは、ぱさぱさのパンと、写真の薬味だけ。 緑のがチミチュリ、左がアヒー(唐辛子でやや辛い)、右がクリオージャ(いろんなハーブ)、いずれも酢とオリーブ油ベースで酸っぱい。 肉塊をナイフでぐりぐり切って、薬味をちょこんと乗せて、もぐもぐ。 赤ワインを含み、もぐもぐ。 黙々と、肉を口に運び。 金髪の細身のご婦人までが、平らげちゃうのよね、こんなのを楽々と。

初めてアルゼンチンに来たとき、そういうのを見て、ようしと張り切って、がつがつ食い始めたけど、はっきり言って進まないのね、あんまり。 だってね、何の味もついてない、塩味すらまともについてない肉なんだから。 薬味は酸っぱくていくら乗せても肉になじまないし。

テーブルには、塩もコショウも置いてない。 ボーイさんに持ってきてもらって、塩コショウをしゃかしゃか振り振りし、もぐもぐ、よしよし肉らしくなったぞ、でも通りかかるウエイトレスたち、ちらっと見て軽蔑の表情で去っていく。 そういう食べ方はしないみたいだ。 

005_2風吹きすさぶパタゴニアパンパの大平原をバスに揺られ、たどり着いた飛砂で埋もれてしまいそうな町のレストランでは、塩コショウを頼んでも、いつまでも持ってきてくれなかった。

肉を噛みすぎて痛む奥歯を気にしつつ、塩気のない肉を呑み下しながら、僕は思った。

これは、主食の食べ方だな。

僕らが白米を食べるように、メキシコ人が甘くないトウモロコシのトルティージャを食べるように。 さっぱり味の肉塊を、香ばしい煙でじっくりと素焼きにして油を落とし、滋味を凝集させ、ちょこっと酸っぱい薬味を乗せて...、肉をたくさん食べるには、こうなんだろうな。 僕らが漬物でご飯を掻き込むみたいなもんか...。

それからね、アルゼンチンの肉食習慣は、ガウチョの文化だそうです。 故国を離れ、見知らぬ土地の荒野にやってきた移民たちの、その子孫のガウチョたち。 ラクダもどきのビクーニャとか、ダチョウもどきのニャンドゥとか、見慣れない新大陸の生き物が闊歩する、遠い異世界の平原を、先住民たちと交わりつつ放浪し、荒馬を乗りこなし、牛を追い。 荒野の唯一の糧である獣を屠り肉を炙った、荒野の民、ガウチョたち。

ひゅうひゅうなる風の音を聞きつつ、肉を頬張るうちに、よしよし、だんだん愛着が出てきたぞ。 やっぱりアルゼンチンでは、肉はこうでなくっちゃな。 よし、頑張って食おう、確かにこれだと飽きが来ないで、じゃんじゃん食べられるぞ。 

というわけで、僕は毎日大盛りの肉皿を平らげていたんだけどね。 まず、3日目ぐらいから排便に苦労するようになった。 それから、いつも胃が重く空腹感がなくなり、体はだるい。 肌はカサカサなのに脂っぽくて、体臭まで肉っぽくなってる気がした。

う~む、ガウチョを偲ぶにも、体力がいるな...。 それから、この連中と日本人では、体のつくりが違うのかも、とも思った。

今回の2週間のアルゼンチン滞在では、肉の大皿は2回だけにした。 塩コショウをたっぷり振って食べた。 肉の味そのもので、肉の味だけで、とても美味しいと思った。 こんどは、もっと食べよう、なんて思った。 アルゼンチンに通ううちに、毎日食べたくなるかもしれないな、アルゼンチンの肉。 ガウチョ~、ガウチョ~、なんて念じつつ。 やがては塩なしで、ちゃんとチミチュリとかクリオージャとか付けてね。

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2017年4月 4日 (火)

パエリアもどき

035パエリアを作りました。

パエリアは、スペインの具沢山炊き込みご飯です(よね?)。 肉ばっかりのアルゼンチンで、瀕死のOTTOおじさんを何度も何度も救ってくれた。 アルゼンチンで唯一、美味しかったと言える料理。 アルゼンチンは、スペインとイタリア移民が大半の国です。 あのパエリア、きっと本格的だったんだろうな。 よし、恩返しに作るぞ、パエリアちゃん...、と思い続けていました。

でも、果たせずにいました。 手ごろなパエリア鍋がなかったのよね。

でですな、先月半ばから、朋遠方より来たるあり、でしてね。 遠いカエデの国旗の国から、たくさんのメキシコでは手に入らない土産までいただきました。 ボラッチョさん、ありがとうございました。 また来てください、Mi casa es tu casa、だからね。

さて、その中の一つが、テフロン両手深フライパン。 きらり~ん! 

問題解決、さっそくパエリア、やってみました。  

ちらっとネットのレシピを覗き、アルゼンチンで食べたパエリアをイメージして。 ところがですな、肝心のサフランがありません。 悩んだ挙句、グアヒージョ(GUAJILLO)という辛くない干しチレと、アチョテ(ACHOTE)を色付け、風味付けに使いました。 ぎゃはは、安上り~ヽ(´▽`)/。 ...でも全然違うな(´・ω・`)。

前途多難を思わせたんですが、あらま、結果は上々、とっても美味しくできました。 家族にも大好評。 正直言って、アルゼンチンのパエリアとはかな~り違うんだけど、ま、いいや。 とりあえず、パエリアもどきにしとこう。 いや、テアカパン風パエリアかな? こんど、しっかりと準備して作ったら、レシピを公開しますね。

ここ2週間ほど、日本のニュースやネットで森友問題を追いかけてます。 酷いもんですな。 政府の連中ときたら、時代劇の悪党顔負けじゃないですか。 この連中、桜吹雪の前でもしゃあしゃあとしらを切り続けるんでしょうな。 誰が見ても、ウソや詭弁とわかるのに、よくもまあ。 神も恐れぬって言うか、本当に人の心を失った輩どもですな。

あとね、忖度だとか、掌返しだとか。 うむ、こういうのね、僕はほんの5年ほどの日本の会社でのサラリーマン勤務で、山のように見てきましたぞ。 空気を読み、付和雷同し、責任を被らないように予防線を張り、常に顔色をうかがい、強いほうに付き、事態が不味くなったら前線を置き去りにして一目散に逃げ、掌返し君子豹変、弱いものに責任を取らせて、自分は無傷。 日本社会に生きる人たち、みんな身に覚えがあるでしょ。 痛いところじゃないですか? 国民総サラリーマン根性、これではブーメラン、怒りも追及も煮え切らないでしょうな。

むこうは2/3を押さえていて、マスコミもネットも押さえていて、司法まで押さえていて、やりたい放題ですな。 今の時代に、突如正義のカリスマ指導者が現れ汚濁を一掃する、なんてロマンチックな展開は望むべくもないし。 でもね、いろんなことが起こり、いろんな人が行動し、多くは敗れ傷つき、時代は少しずつ変わっていきます。 そして、驕れる者も久しからず、盛者必衰が理です。 いつでもどこでも、その時代の平八郎が出現し得る、いやもう、数多の平八郎が生まれているのだと思います。 それは貴方かもしれない、僕かもしれない。 勇気をもって、目を見開いて、事態の変遷を追っていきたいと思います。  

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