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2017年5月 3日 (水)

黄金郷

020エル・ロサリオ(EL ROSARIO)の教会。

シナロア州南部の人口約2万人の町です。 17世紀半ばから、金銀の鉱山が開かれ、18世紀に盛隆を極めた町。

農場の牛がいなくなって、探しに行って山で日が暮れて迷い、夜が明けたら金や銀の鉱石で輝く谷間にいた、それがこの町の起こりだそうです。

特に銀の鉱床は膨大なもので、露天掘りから鉱脈を追って掘り続け、地上の道路の何倍もの長さのトンネルが町の地下にある状態になったそうです。

やがて掘りすぎで一帯は陥没し、大半の坑道は水没。 鉱脈も尽き、19世紀半ばに廃坑となった。

今は、シナロア海岸沿いの国道わきの、静かな町です。 メキシコ北西部最後の清流と言われる、バルアルテ川を見下ろす丘にあります。

021教会では、ミサが行われていました。 讃美歌が流れ、皆が低く和す。 外には、初夏の日差しがあふれています。 平和な、メキシコの田舎町の春の昼下がり。

正面の祭壇は、分厚い金箔でできているそうです。 もともとは1767年建立の旧教会にありましたが、1945年に老朽化で教会を移転したとき、一緒に移されたそうです。 ザクザク金が出たころ、ロサリオが黄金郷だったころの産物ですな。 近郊の村には、今でも砂金を集めて暮らしている人もいます。

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