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2018年11月

2018年11月30日 (金)

穏やかな海

021pukipuki火曜日は一日中曇り空。 夕方から小雨が降りだした。 一晩中、しとしとと雨音を聞いていました。 南シナロアでは珍しい天候です。 昨日のお昼前にやっと雲が切れて、あっという間に青空が広がる。 少し涼しくなった、無風の午後。 店は定休日。 仕事を早く片付けて、浜に出ました。 いつもは投網を担いで行くんですが、魚は冷蔵庫にいっぱいある、手ぶらです。

穏やかな、午後の海。

027pukipuki遠浅の浜。 遠くから静かに寄せてくる波。 太平洋に面した外洋の浜ですが、まるで湖のようです。

028pukipuki夕べ浜辺を、もとおれば...。 貝殻を拾いながら、日が暮れるまで、3時間も浜を歩いていました。

001pukipuki拾った貝。 さくら貝、好きです。

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2018年11月28日 (水)

チチャロン・エントマターダ

008pukipukiブタの皮を、高温の脂でカリッとなるまで揚げたのが、チチャロンです。  日本の皆さんは、なんじゃそれ、なんてお思いでしょうけどね。 これ、メキシコでは凄く一般的な食べ物でしてね。 ブタの脂の濃厚な旨味に塩味が効いてます。 煎餅みたいにオヤツで食べたり、ビールのつまみにとか。 メキシコにいらしたら、ぜひ。

もちろん、料理にも使います。 それでは、チチャロン・エントマターダ(CHICHARRON ENTOMATADA)、行きましょう。 チチャロンのトマト煮ですな。 高級ホテルの朝食バッフェにも出てくる、代表的なメキシコの朝食メニューです。

004pukipuki材料です。 玉ねぎとトマト。 好みで香菜(パクチー、シラントロ)、青チリ少々。 いずれもみじん切りにします。 それから、上の写真のチチャロン。

005pukipuki玉ねぎのみじん切りを炒めます。

006pukipukiトマトも加えて、炒め続ける。

010pukipukiトマトに火が通って水分が出てきたところで、香菜と青チリも加える。

012pukipuki全体に火が通って、半ばソース状になったところで、塩コショウいで味を付ける。 チチャロンを加えます。 チチャロンはこんなふうにかさばるから、この料理には大きめのフライパンか鍋が良いです。

014pukipukiガサガサ混ぜ続けると、チチャロンに汁気が絡んで柔らかくなってきます。 かさが減ってきました。  

015pukipuki弱火にして混ぜ続け、完全に馴染んだら出来上がり。

018pukipuki_2朝ごはんにしては、そこそこボリュームがあって、なかなかのご馳走。 チチャロンがあればちゃちゃっとできる、便利なメニューです。

023pukipuki熱々のトルティージャにごっそり盛って、くるりと巻いて、頬張ります。

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2018年11月26日 (月)

楽々自給

006pukipuki投網漁は、大漁続き。 店を閉めた後、日暮れの浜でほんの1時間ほどでこんなぐあい。 小魚がほとんどだけど、美味しい魚ばかり。

011pukipukiサバヒー。 東南アジアで賞味される魚。 骨切をして揚げれば、本当に美味しい。 メキシコ人は食べかたを知らないから、雑魚扱いだけど。

012pukipukiギャフトップセイル・ポンパノ。 マナガツオの近縁種です。 焼いても揚げても、一塩当てて寝かして炙っても、美味しい。

013pukipukiモハラ。 Gerres simillimus

日本にも、クロサギとかダイミョウサギとか、鳥みたいな名前の近縁種がいます。 メキシコでは誰でも知ってる大衆魚。

008pukipukiキングクローカー(イシモチの仲間)、スヌーク、ブロ(Pomadasys macracanthus)、それからボラ。

010pkipukiこんなきれいな浜ですから、ボラだって最高に美味しい。 刺身でも、焼いても。

魚は楽々、自給してます。 週2~3回の投網漁で、隣家のインディヘナの大家族にも行き渡るほど。 ただね、漁村ですから魚は買っても安いのね。 特に僕が獲る魚なんて雑魚の類が多いから、キロ100円とか。 だから、自給にこだわることもないんだけど。 でも、自分で獲ったピンピンの魚はやっぱり美味しいですから。

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2018年11月25日 (日)

頑張らなくっちゃ

043pukipuki山の住民モチョモさん。 なかなかキマッてますね、馬も、モチョモさんも。 

121pukipukiお住まいは、こんなところ。 シエラマドレ山脈の山裾の、人口150人の村の、小川のほとりにあります。

山間の畑を打ち、馬を駆って牛を追い、ロバの背に薪を担い、ヤギや鶏や七面鳥を飼い、時にはシカを撃ち、魚を取り。 現金が必要なのは、衣服や農具、馬具を買う時ぐらいで、牛やヤギやチーズを売って賄うそうです。

僕も頑張らなくっちゃね。

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2018年11月24日 (土)

秋の野道の蝶たち

060pukipukiドクチョウの仲間。 たぶんヒョウモンドクチョウ、Agraulis vanillae だと思います。

翅の表側は、キバナコスモスよりさらに鮮やかなオレンジ色です。 日本のウラギンヒョウモンを少し華奢にして前翅を伸ばしたような感じの蝶。 飛び方も、ちらちらと優雅です。

010pukipukiこの子は、小川の岸にいました。 蛾のようですが、セセリチョウの仲間です。 素敵な模様ですねぇ。 迷彩的な光沢と地を這うような飛翔で、すぐに見失ってしまうけど、また戻ってきてくれる。

102pukipuki給水集団も、あちこちにありました。 特にシロチョウ科の蝶たちは大きな群れが多かった。 近寄れば一斉に飛び立って、黄白の紙ふぶきの中にいるよう。

南シナロアでは、雨季の後の9月、10月が、蝶の個体数が多い時期です。

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2018年11月23日 (金)

キバナコスモスの野道

秋の南シナロアの野道は、キバナコスモスでいっぱい。

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055pukipuki野の香りに、心まで染まってしまう。

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083pukipukiアサヒカズラ。 ここではありふれた雑草です。

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087pukipuki透明に輝く世界。 これが僕の食べ物であり、衣服であります。

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063pukipuki放牧地は、風に波立つ緑の海だ。

066pukipuki青い空に、綿雲。

南シナロアの秋の野は、まるで夢のよう。

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2018年11月22日 (木)

水と一体

012pukipukiアグア・グランデは、南シナロアからナヤリト州にまたがる、南北200kmに及ぶ大汽水湿地帯です。 テアカパンはその真っ只中で、海への連絡口になります。

013pukipuki今は小エビ漁の季節です。 このあたり、水深はどこまで行ってもOTTOおじさんのおへそぐらいです。 こうして小舟の舳から投網を打ちます。

投網は総重量3キロ以下の軽いものです。 水深が無いところで、動きが遅いエビが相手ですから、これで十分。 のどかな漁です。

まあでもね、ゆらゆら揺れる小舟の舳先に立って投網を打つのって、なかなか難しいんです。 僕にはできない。 どうしても体が安定せず、揺れが怖くてへっぴり腰になって、この軽い投網を開かせきれないのね。 なにくそ、と~りゃ~、なんて思いっきり腕を振れば、網は開いたのは良いけど、OTTOおじさんも一緒に水面にダイブ、なんてこともありました。 これ、慣れのようでね。 言うには、毎日やってれば、身も心も水と小舟に一体化して、ふらつかなくなるそうです。

014pukipukiこの漁は、二人一組です。 一人がともに立って竿で船を操り、もう一人が舳で投網を打つ。 竿役も、船を自在に、そして滑るように動かさないといけません、なかなか難しいんです。 それから、2人の息が合ってることも大切、そうでないと漁獲が半減するそうな。 だからコンビはいつも同じ、親子や兄弟が多いそうです。

014pukipukipuki投網を引き揚げ、ふるって舟底に得物を落とす。 小エビの他、小魚やカニも獲れます。

先月のハリケーン以降、エビの漁獲が増えたそうです。 高潮と大風大雨で、水底に堆積した有機物が循環し、マングローブ域からも栄養素が流入したからだと。 水産専攻の息子の見立てですが。 今回のハリケーンは、波と高潮が凄くて、場所によっては砂止め突堤が消えてしまったり、海岸線が10mも浸食されたりしましたが、良いこともあるようです。

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2018年11月20日 (火)

インターネット一部復旧

015pukipukiお昼時の、エスクィナパ市の中心地。 ローカルバスの発着所でもあります。

南シナロアは、今から3月までが、最高に気持ちが良い気候です。 こんなね、一度開けたらもう閉まらないようなおんぼろバスの窓を想いっ切り開け放って、秋の野山の風をぶうぶうあびながら、がたごと揺られて旅がしたい...、なんてね。

テアカパンの村の一部にインターネットが復帰したんですが、OTTOおじさんの家には戻らない。 メガカブレっていうケーブルTVの会社なんですけどね。 訊いてみると、ともかく村までのケーブルは復旧した、村の中では電柱を通っていて、それぞれの電柱から各家にタコの足のように配線されている。 今から村の中の配線を修理し、それから各家への配線をチェックします。 じゃあ、僕の家は村の入り口ですから、すぐ直りますね! いや、まずは電柱から電柱へのメイン配線が先です、もう少しご辛抱ください。 あ~゚゚(´O`)°゚...。 ハリケーンから一か月近く経ってるんですけどね。 

まあでも、ホセ兄さんのネットカフェはめでたく開店したから、わざわざ40km離れたエスクィナパまで通わないで済みます。 一歩前進ですな。

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2018年11月16日 (金)

萌芽再生

ハリケーンに直撃されて、3週間少々になります。 庭の果樹たち、全滅状態ですが、なんとか残そうと。

031pu7kipuki毎日レモネード飲み放題で、それでも半分以上は捨てていたライムですが、3本のあったうち2本は根元から倒れて再生不能。 残りの一本は主幹が半ばで折れ、下の部分の幹は傾いた状態で残りました。 根が持ち上がって45度に傾いてますが、幹を切りなおしたら芽を吹きはじめました。 上手く行けば来年の夏には、実が成りだすかもしれません。 枝が伸びてきたら、つっかえ棒をしなきゃ。

025pukipuki優良種キーツマンゴー、樹齢10年になり、50個」ばかりなるようになってたんですが、これも主幹がポッキリ。 しかし一番下の枝が一本残りました。 これは再生できても時間がかかりそうです。 再来年に一個でも成ってくれれば。

029pukipuki樹齢50年の、ペリカンマンゴー。 こちらはどうしようもありません。 チェーンソーで輪切りにして撤去します。 切り株はでかすぎるんで、置いておくしかありません。

034pukipukiもう一本の、樹齢40年のピ-ニャ種のマンゴー。 枝はめちゃくちゃに折れてますが、幹と樹冠は残った。 芽を吹きだしてます。 こちらは再来年には元通りの姿になってるかもしれません。

028pukipuki3本のグァナバナは、完全に倒れて全滅。 この樹はひこばえがあるんで残して様子を見てます。 芽はでてるけど、根がこんなに浮いてるんでどうなるか?

018pukipuki良い年には200個以上の実が成った、樹齢15年のアボカドも完全にアウトです。

033pukipukiやっと実が成りはじめていた、ピスタチオも幹が折れた。 今のところ全く芽を吹く気配なしです。

040pukipukiシルエラ(メキシコスモモ)は葉も小枝も落ちで丸坊主になりましたが、枝は残ってます。 今のところ芽は出てないけど、強い植物だから大丈夫でしょう。 まあこれも、実が成りはじめるのは再来年でしょうな。

030pukipuki先週見つけた、かんきつ類の芽生え。 たぶん、ライムでしょう。 踏まないようにブロックで囲みました。 これは実が成るのに、5年はかかるでしょう。

庭の果樹がない生活は辛いものです。 あるのが当たり前で、利用しきれずおおかた腐らせてたのに。 無くなって、ありがたさをひしひしと感じてます。 何事もそんなものですね。 初心に帰って頑張ろっと。

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2018年11月11日 (日)

僕のまほろば

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025pukipuki南シナロアは、僕のまほろば。 いつでも幸せです。

インターネットが無い生活になって、19日になります。 いつ繋がるか、わからない。 たぶん最低、あと一週間はダメでしょう。 2~3日に一回、隣町のエスクィナパに来てます。 仕事には支障をきたして迷惑をかけてるんですが、ネットのない生活って、なかなか良いもんです。 ケーブルTVもダメなんで、夜なんて時間がたっぷりある。 久しぶりに、童話なんて書いてました。 ネットが繋がったら、ぼつぼつ公開しますね。 ではまた。 OTTO.

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2018年11月 8日 (木)

エコパラダイス再興開始

OTTOおじさんのエコパラダイスレストラン。 14年丹精して木々は育ち、熱帯植物園のようだったのが、今回のハリケーンで壊滅してしまいました。 パラパ(椰子の葉の屋根)もバラバラになって消滅した。

やっと掃除が終わって、まずは店を開けないとまさに飯の食い上げです。 何もなくなってしまったパティオ、日蔭が必要です。 しかし、パラパを建て直す金も気力も無い。 それで、椰子の葉っぱの簡易日除けを作りました。

012pukipukiそこいらに倒れている椰子の木から、マチェテで葉っぱを切り落として集める。 約80枚。

013pukipuki葉っぱを半分に裂きます。

009pukipuki半分に裂いた葉っぱを、瓦状に重ねて並べます。

006pukipuki下から見たところ。 葉柄が並んで、なかなか綺麗。 上手く行ってます。

003pukipuki出来上がりました。 何とか体裁が整いましたかね?

018pukipuki上から見たところ。 まあ、椰子の葉っぱを乱雑に並べただけって感じですが。 雨は素通りですが、幸いにもメキシコは乾季が始まったばかり、来年の6月まで雨降らないもんね。

007pukipukiさっそく、テーブルを並べました。 椰子の葉の隙間から木漏れ日が漏れて素敵です。 今日から、開店します。 エコパラダイス再興、がんばらなきゃね。

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2018年11月 3日 (土)

10日が過ぎ

007pukipukiハマイカの花。 ハイビスカスの仲間です。 額の部分をお茶のように使って飲料にします。 我が家の前のハマイカ畑はハリケーンでぺちゃんこに倒れてしまったけれど、茎は起きあがり、また花が咲き始めています。

004pukipuki10日間が過ぎ、暴風で折れた庭の木々も、もう芽吹き初めています。

009pukipukiテアカパン村も、廃墟のようになりながらも、日常の生活が戻りつつあります。

010pukipuki今回のハリケーンの風は凄かった。 ハリケーンの進行方向の右側の、ハリケーンの目すれすれの、いちばん風が強いところだったようだから。 電柱が風でグーンとしなり、ボンと折れるのを見た。

023pukipukiコンクリートの電柱も、おおかた折れた。 テカテビールの看板が、我が家の前を新幹線みたいなスピードで飛んで行った。 トレイラーの箱がそれを負った、空箱のようにごろごろ転がって行った・

050pukipukiシナロア名産のマンゴー畑は、完全に破壊された。

今回僕たちは、避難勧告を無視して、ネコ達と共に村に残ったんですが、お蔭で怖い物を見させていただきました。 壊れた窓から暴風が吹き込み、家が膨張したときは、そのまま崩壊してぺちゃんこになるかと思った。 難しいところですが、もしネコ達を置いて避難して、戻ったらネコ行方不明とか圧死とかなら、それも一生悔やむことになりますから。 潔く運命を共にするのも、それぞれの判断ですね。

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2018年11月 1日 (木)

元気です

ハリケーン来襲から1週間少々。 昨日やっとテアカパン村の一部に電気が戻りました。 うちは村の入り口なんで、真っ先に恩恵をいただいてます。 村人の大半はまだローソク暮らしです、悪いなぁ。

電話線やインターネットが村に戻るには最低2週間はかかるとのこと。 完全復旧は来年。 

020pukipuki我が家も、やっと庭の掃除が済んだところ。 このマンゴーの大木がドカンと倒れたときは、家がきしみました。 チェーンソーを借りてきて、ぶった切らなきゃ。 切り株は、椅子にしますかな。 

021pukipukiレストランも、ほぼ掃除完了。 頑張って、来週には開店しなきゃ。

14年間丹精した、深い森のようだった庭が、常夏のエデンの園だった楽園が、何にもなくなっちゃった。 僕のエコパラダイスの夢、また振出しからです。

084pukipukiあれから毎日、綺麗な夕暮ればかり。
164pukipuki虹も、度々かかる。  自然は美しく、優しく、そして非情です。

015pukipuki_2海も、普段に戻りました。 しかしよく見ると、対岸の椰子の林や海岸林がおおかた消えてしまっています。 テアカパンを守ってくれたんですな。

074pukipukiハリケーンで、猫一匹、死亡。

嘘です、トル―チャの奴、いつもこうして甘えるのね。 家族もネコ達も皆元気です。 OTTOおじさんも元気。 ぼちぼちやります。 ではまた。

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