旅行・地域

2017年6月 8日 (木)

ラス・ラブラダスーII 遺跡

048blll高速道路脇に、ラス・ラブラダス遺跡への入り口があります.。 メキシコは、地道に観光に力を入れています。

050blllこの一帯は、自然保護地域です。  ご覧のように、木々は落葉し、乾燥しきっていますね。 メキシコ北西部海岸地帯では、7月から始まる雨季に木々が一斉に芽吹き、10月からの乾季には徐々に落葉します。 気温は年中、日本の初夏から真夏ですが、自然のサイクルは雨季と乾季が支配しているわけです。 今は、乾季の終盤で、最も乾燥した時期です。 ちなみに、こういう植生を、熱帯乾季落葉林と言います。

061blog未舗装の道を10分ほど行けば、入場ゲートに出る。 車を停めて、トレイルをたどると、火山起源の岩がごろごろある海岸に出ます。 ここが、かってメキシコ北西部の海岸地帯で漁労を営んでいたトトラメス族の、ラス・ラブラダス遺跡です。 何があるのかと言えば...。

067blllほらね、岩に彫り物がありますね。 ラス・ラブラダスの彫石群です。

071pukiこんなのとか。

遺跡と言っても、これだけなんですが。 よく見れば、海岸に散らばってる黒っぽい石に、やたらと彫り物があります。 大半は、消えかかっています。 これらの彫り物がなされたのは、AD850年~1250年と推察されるそうです。 1000年ばかり前ですね。 黒い岩は、約10kmほど内陸にある死火山からのものとか。 凄く重くて固い岩ですが、さすがに長い年月の間、波風にさらされて風化が進んでいます。

066pukiラス・ラブラダスの彫石群は、現在の北回帰線から10kmほど北側にあります。 で、当時の北回帰線は、ぴったりとここを通っていたらしい。 この海岸は、太陽観測や、儀式の場だったと考えられているそうです。 夏至の日や、春分の日、秋分の日に、近隣の集落から住民たちが集まり、太陽を拝み、崇拝の儀式を行ったのだろうと。 模様の多くは、太陽崇拝を現すものだそうです。 メソアメリカ文明は、例にもれず天文に長けているようです。

070blllこれは、ワニの頭でしょうか? それとも、魚か。 手前の石は、動物の顔(窪みが目です)のようです。

左上にも何かあります。 円形の彫り物の多くは、太陽を現しているとか。

076pukiメキシコ北西の部海岸地方はアステカ民族の発祥の地で、その故国アストランは現在のメスカルティタンの古代人工島とされています。 メスカルティタンとラス・ラブラダスは、約200kmの距離です。 海岸沿いの湿地帯、湖沼地帯に、大きな文化圏があったようです。 トトラメス族の一派がアステカ人になったとも。 メスカルティタンのことは、以前記事にしていますので、ぜひご覧ください。 http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-5afc.html

055blog小さな一間の博物館には、約100km南の、当時トトラメス族の中心的集落だったチャメトラ遺跡の出土品が展示されていました。 チャメトラの記事もご覧ください。 http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-707d.html

056blogこれは、死者と共の埋葬された土偶とのこと。 アリゾナが産地のトルコ石や黒曜石も出土しているそうです。

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2017年6月 7日 (水)

ラス・ラブラダスーI 家

060blll_2月末から3週間ばかり、南米に行きます。 今回は、ブラジルの北のほうの赤道直下の辺りにも寄るんで、僕が住むテアカパンから約150kmの町マサトランで黄熱病の予防接種を受けました。 で今日は、予防接種証明書を貰いに、再度マサトランへ。 田舎暮らしは、こういう時に不便です。

早朝に家を出て保健所に直行したんですが、証明書にサインする偉い人がお昼まで来ないとのこと。 まあ、よくあることです。 時間が空いたんで、前々から行きたいと思っていた、ラス・ラブラダス(LAS LABRADAS)という遺跡に足を延ばしました。 マサトランから北へ約30分の海岸にあります。

半砂漠地帯の未舗装の道をたどると、新しいゲートがあり、55ペソの入場料を取られる。 一間だけの小さな新しい博物館があります。 上の写真は旧博物館だそうで、遺跡の主、トトラメス族の家屋を再現したものだそうです。

椰子の葉葺きの屋根、木の枝を組んで泥を塗った壁。 なかなか素敵、居心地もよさそうです。 こういう家、今でもシナロアの田舎にあります。 シナロアの漁労の民、トトラメス族がいたのは、西暦1500年ごろまでですが、生活様式は営々と受け継がれてきてるわけですね。

遺跡は明日、お見せします。

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2017年5月 3日 (水)

黄金郷

020エル・ロサリオ(EL ROSARIO)の教会。

シナロア州南部の人口約2万人の町です。 17世紀半ばから、金銀の鉱山が開かれ、18世紀に盛隆を極めた町。

農場の牛がいなくなって、探しに行って山で日が暮れて迷い、夜が明けたら金や銀の鉱石で輝く谷間にいた、それがこの町の起こりだそうです。

特に銀の鉱床は膨大なもので、露天掘りから鉱脈を追って掘り続け、地上の道路の何倍もの長さのトンネルが町の地下にある状態になったそうです。

やがて掘りすぎで一帯は陥没し、大半の坑道は水没。 鉱脈も尽き、19世紀半ばに廃坑となった。

今は、シナロア海岸沿いの国道わきの、静かな町です。 メキシコ北西部最後の清流と言われる、バルアルテ川を見下ろす丘にあります。

021教会では、ミサが行われていました。 讃美歌が流れ、皆が低く和す。 外には、初夏の日差しがあふれています。 平和な、メキシコの田舎町の春の昼下がり。

正面の祭壇は、分厚い金箔でできているそうです。 もともとは1767年建立の旧教会にありましたが、1945年に老朽化で教会を移転したとき、一緒に移されたそうです。 ザクザク金が出たころ、ロサリオが黄金郷だったころの産物ですな。 近郊の村には、今でも砂金を集めて暮らしている人もいます。

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2016年11月15日 (火)

国境の壁

トランプ次期アメリカ大統領が言ってる、メキシコ・アメリカの国境の壁。 日本の方は、国境がどんななのか見たことないでしょうし、全然ピンと来ないかと思います。 もうすでに何十年も前から、町の近辺には国境の壁はあるんですが、それを国境全域に作って、完全に遮断しようということのようです。 一昨年から去年にかけて撮った、国境の壁の写真を載せますので、ご参考に。 それからOTTOおじさんは、1993年から2004年まで、サン・ルイス・リオ・コロラド(SAN LUIS RIO COLORADO)という、アリゾナと接するメキシコの小さな国境の町に住んでました。 その時のことを簡単に触れた記事を以前に書いていますので、ぜひご覧ください。 http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-e193.html  http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-719b.html http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-1e2d.html
 
Img_0618bllこれは、メキシコ北西部ソノラ州サン・ルイス・リオ・コロラド市の国境の壁。 壁の向こうは、アメリカのアリゾナ州です。
 
Img_5549bll壁というより、丈夫な鉄の板でできたフェンスです。 高さは3mぐらい。 上の部分は、鋭いギザギザのカギになってまして、触ればざっくり切るし、衣服は切り裂かれるか引っ掛かります。
 
まあ梯子を掛けて上に毛布を掛ければ、簡単に超えられますね。 でも壁の向こうは裸地で、高性能監視カメラがチェックしてます。 アメリカのイミグレーション警備員がうようよいるし、国境警備隊がパトロールしてます。 もちろん夜間も、照明が煌々と点いてます。
 
Img_0962bllこれは、メキシコ北西端のバハ・カリフォルニア州の人口200万の大都会、ティファナ市(TIJUANA)の国境の壁。 カリフォルニア州サンディエゴ市に接しています。
 
Img_5548bll 僕が知ってる限り、国境の壁は、どこでもこんな感じです。 もちろん町々に入国ゲートがあって、正規に入国できる人はそちらからアメリカに行けます。 車も僕がいたころは、メキシコナンバーでそのまま入れました、今も多分そうだと思う。 入国ゲートでは、入国許可書がチェックされ、指紋と写真が撮られ、車もプレート番号がインプットされ、やばい履歴があれば入国拒否、最悪その場で逮捕されます。 これも、僕がいたころは、英語が普通に喋れれば、グリーンカード(永住権IDカード)をちらっと見せて2,3の簡単な質問に普通に答えただけで通してくれてました、古き良きアメリカでしたね。
 
Img_5539bll 町の郊外にも、壁が伸びています。 ちなみに、手前はメキシコ軍の検問所です。 こちらでは主に、麻薬摘発が目的です。
 
Img_5537砂漠の中を、延々と続く壁。 メキシコ北西部国境地帯は、荒涼たるソノラ砂漠です。
 
ところでメキシコでは、国境地帯のことを、フロンティエラ(FRONTIERA)と言います。 アメリカのことは、スラングでオートロラド(OTRO RADO, THE OTHER SIDE、反対側という意味)。
 
Img_5534bll こんな砂漠の中でも、壁の向こうは移民局がパトロールしてます。 まあ、町から離れるにしたがって、手薄にはなるんですが。
 
Img_5563bllこんな砂漠の岩山にも壁が続いてます。
 
Img_5532bll サン・ルイス・リオ・コロラド市から東へ80kmぐらいのところ。 この辺りまで来ると、壁はありません。 国境は簡単な鉄条網の柵だと聞いています。
 
Img_5561bll まあでも、こんなところから不法入国しても、後が大変です。 気温50度の灼熱の砂漠で人が住んでるところまで数十キロ、サソリやガラガラヘビがうじゃうじゃいるし、ピューマやコヨーテもいます。 たくさんの人が、死んでます。
 
Img_5559bll ソノラ砂漠。 人跡まれな、静寂の世界。 手つかずの自然が残っています。 壁を作ると、生き物たちの移動も遮断されますね。
 
Img_5557bll_2 メキシコのみならず、中南米諸侯から、アメリカへの不法入国を狙って、たくさんの人たちがメキシコ国境にやってきます。 多くは着の身着のままで。 経済難民ですね。 どうか、幸あれ。
 
いかがでしょうか? 広大な国境地帯を壁て仕切って不法移民をシャットアウトする目論見ですが、容易なことではありませんね。 それから、不法入国の手段は壁を超えるだけではないですし。 メキシコ、中南米の政治的混沌と経済的貧困は、アメリカが大いなる原因でもあるし。 国や地域間の経済格差をなくせば経済難民的不法入国者は減るでしょうが、今のグローバリズムは格差を利用しての搾取が前提目的で、格差は広がるばかり、反対の方向ですし。 国境をなくし、人も物も自由に行き来し、世界中が仲良く助け合い、全てのものを分かち合うのが、本来のグローバリズムなのにね。

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2016年2月20日 (土)

粗放エビ養殖場

Img_1803_convert_20160219141436_2 エビ養殖場の持ち主、ヘススさんと、ネコのフーハ君と。
 
テアカパン村から、湿地帯の奥深くに入ったところにある、エビの養殖場に行ってきました。 ヘススさんは長年のアミーゴですが、なにしろ遠いところでしてね。 細い土道はでこぼこで愛車オデッセイでは腹を打つ、自転車では1時間ぐらいかかる。 長いこと会ってませんでした。 でもね、風の噂で、ネコがいるって聞いたもんでね。 ヘススさんに会うのは3年ぶり、めでたくネコちゃんの鼻にチューもできましたヽ(´▽`)/。
 
Img_1806_convert_20160219141944 ヘススさんの養殖場。 先週、収穫が終わって、水を抜いたところです。 6ヘクタールほどあります。 まあ、巨大な田んぼみたいなもんです。 水路が周りにあって、潮の満ち引きで、水門から汽水を出し入れします。 自然の摂理を利用した、粗放省エネ養殖場です。 年2サイクル、幼生を入れてから4か月で、約10トンのエビが収穫できるそうです。
 
Img_1805_convert_20160219141753 ヘススさんは、この番屋で、フ⊷ハ君と2人暮らしです。 いったん養殖が始まってしまうと、めったに村に出てこない。 仙人みたいな暮らしをしているらしい。
 
ヘススさん、夜なんか一人で怖くないですかぁ~? そうでもないよ、コヨーテやヤマネコはいるけど、番屋までは入ってこないし、フーハがいるからね、一文無しだから、山賊も来ないよ、気楽なもんさ。 う~む、良いですな。 僕もそのうち養殖場をやろうかな。 ここなら、ネコ100匹と暮らしても、もんくは言われないだろうしね。  

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2015年12月31日 (木)

赤い指の人達

Img_1205_convert_20151230130118ハルパ(JALPA)村の、ハマイカ畑。 赤いところがそうです。

ハマイカって何? 日本では馴染みが無いようですが、ハイビスカス(葵)科の植物でして、実の真っ赤なガクの部分を飲料として利用します。 メキシコでは、凄く一般的な飲み物です。 以前に記事にしていますので、ご覧下さい。 http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-9298.html
http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-8560.html

Img_1203_convert_20151230130337雑草と一緒に育っています。 強健な植物でして、手入れは一切なしで収穫できるとか。 ハキリアリが唯一の害虫だそうです。

Img_1174_convert_20151230125833さて、ビセンテさんのお宅の裏庭を覗いてみましたら、おお、やってますな。 畑から刈ってきたハマイカを前に、仕事中です。

Img_1177_convert_20151230131508真っ赤な部分がガクで、中に実があります。 利用するのは、赤いガクの部分です。

Img_1182_convert_20151230131030_2手で一つ一つ、出来るだけ壊さないように、ガクを外します。 丸い実が残ります。 中には、種が詰まっています。

Img_1183_convert_20151230130900OTTOおじさんも、お姉さんに教わりながら、作業開始です。 やってみると、なかなか難しいです。 それから、枝や葉に細かい棘があって、手がちくちく痛い。 その手で、うっかり首やお腹を掻いたんで、全身がかゆくなり、後で凄く苦しみました。

Img_1197_convert_20151230130527OTTOおじさんの仕事です。 ゆっくりでもいい仕事を心がけました。 1時間かかって、バケツ一杯。 ぎゅうぎゅう押さえると、半分になってしまう。

なかなか上手よ、仕上がりは完璧ね、3日も仕事すればアタシたちみたいに速くなれるわ。 うひゃひゃ、グラシャ~ス!

指が真っ赤よ、もうハルパの村人ね。 ぼんとだ、ハマイカの色素で、僕の指は真っ赤です。 この時期、村人は皆、赤い指してます。 

この作業の賃金は、バケツにぎゅうぎゅう詰め一杯で10ペソです。 村の人達は、1日でバケツ20杯近くやるそうです。

Img_1195_convert_20151230131247外したガクは、ビニールシートに広げて、天日干しにします。 夜にはシートを丸めて夜露が掛からないようにし、朝にはまた広げる。 約1週間で乾燥完了だそうです。 歩留まりは、バケツぎゅうぎゅうづめ一杯で、約500grとのこと。

Img_1190_convert_20151230131851遠い山奥の小さな村。 透き通った風の中で、家族総出で、子供たちも手伝って。 腹が減ったらタマレスを齧り、黙々と、あるいはおしゃべりに花を咲かせ。 こうして1日が終わり、明日もまた1日中。 もうこのままずっと、こんな暮らしが続けばいいなと。 とっても素敵な仕事だと思いました。  

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2015年12月30日 (水)

山娘たち

Img_1214_convert_20151230104321久しぶりに、家族を連れて山遊びに行ってきました。

3年ばかり前までは、毎週のように近郊の山の細道を辿り、小さな山村を訪ね、自然探索をやってたんですがね。 子供たちは大きくなり、もう高校大学生です、そうそう親父に付き合ってくれない。 それからですな、ここんとこまた、南シナロア州は物騒でしてね。 ここ半年ほどで、50人ぐらいは殺されてます。 まあ、そうは言っても、普通に庶民の貧乏生活をしてるぶんには危険は感じないんですがね。 やばい付き合いはないし、そういう事には近寄らないし。 巻き添えと人違いに気を付けるぐらいでしょうか。

Img_1213_convert_20151230104110さて、今回行ったのは、メキシコ北西部の最後の清流、バルアルテ川源流部の、ハルパ(JALPA)という人口200人足らずの村です。 エル・ロサリオ市から、未舗装の道を約2時間がたごと走った所にあります。

Img_1218_convert_20151230104508ここいらの山の深さは、ちょっとしたもんです。 はるかに見えるのは、西シエラマドレ山脈の2000mを超える峰々です。
ジャガーやピューマが棲む森ですな。 川の淀みには、カイマンがいます。

Img_1201_convert_20151230104846ハルパ村のたたずまい。 川を見下ろす丘の上の、桃源郷のような村です。

牛やヤギの放牧と、山中の畑での粗放農業が、村人の仕事です。 近くに金鉱があり、西部劇のような砂金採集で暮らしている人もいます。

ちょうど今が村の主要作物ハマイカ(JAMAICA)の収穫時期でして、今回の目的は、ハマイカ栽培の視察、それから種を分けてもらおうと。 知り合いのビセンテさんのお宅にお邪魔しましら、期待通りハマイカの刈り取りをやっています、あ~良かった。 いえね、この村は携帯すら通じないんです、行ってみるしかないのね。

Img_1212_convert_20151230104644末娘とビセンテさんの娘さんたち。 この娘たち、写真ではすましてますけど、裸足で山を駆ける、ハイジちゃんみたいな野生児です。 すぐに末娘と友達になりました。

Img_1210_convert_20151230120759お父ちゃん、野ウサギ、捕まえた~! ん...、おお、ほんとだ、でかした、丸焼きだ??? 

うひひ、それ、お隣の飼いウサギ~(野生児ども、OTTOおじさんの耳にささやく、娘、騙されてますな...(*^-^))。 あ~、違う違う、お前たち、早く返してきなさい! 

ハマイカのお話は、明日しますね。
 

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2015年12月23日 (水)

思い出の山

Img_1049_convert_20151222064614テピク(TEPIC)の名峰、サンガングェィ火山(VOLCAN SANGANGUEY)。 標高2340mの休火山。 最後の噴火は1742年だそうで、その時に真ん中の溶岩柱が形成されたとか。

テピク市から30kmほどにあります。 見事な山容で、凄く目立つ山。 テピクのシンボルです。

Img_1043_convert_20151222070818テピク市は火山地帯の中にありまして、火山灰土壌でサトウキビの栽培が盛んです。 刈り取ったサトウキビを製糖工場に運ぶトラックが街道を行き来する。

Img_1061aa_convert_20151222070623この山には、思い出があります。 以前に記事にしていますので、ぜひご覧ください。 http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-fdc9.html それから、回想録にも、この旅のことを綴っていますのでお読みいただければ嬉しいです。 http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-89b8.html

あの時、キバナコスモス群れ咲くサンガングェイ火山の麓で目を覚ました、浮浪者のような身なりの僕たち4人。 空きっ腹を抱え、そして座り込んで膝を抱え、顔を見合わせ、山を眺めてはため息をつき、お昼前まで動かなかった。 それほど素晴らしい眺めであり、メキシコの旅は素敵だった。 所持金は、アメリカに帰り着くガソリン代しか残っていなかった。 会計係だった僕は、財布をサトウキビ畑に投げ捨てたい衝動に駆られていた。 もうずっと、メキシコに居よう! 僕たち4人は皆、誰かがそう叫ぶのを待ちわびていたように思う。 それでも僕たちは、やがて重い腰を上げ、車に乗ったのだ。 仲間の頬に、涙が光っていた。 サトウキビ畑とキバナコスモスの平原の彼方に、サンガングェイ火山が涙に揺れて輝き、そして笑っていた。

サンガングェイ火山を見るたびに思い出す。 27年も前のこと。 あの時の仲間たちは、どこでどうしているのだろうか。 奴らも時々、あの風景と旅のことを思っているのだろうか。

お~い、僕はメキシコに居るぜ...。 あの火山の近くにいるんだぜ...。  お~い、聞こえるかい...?

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2015年5月27日 (水)

秘密の浜

Img_8515_convert_20150527081326_2マサトラン(MAZATLAN)の某浜。 ここは僕の、宝の浜であります。

波が岩を噛み、荒い砂がざらざらと音を立てている。

Img_8518_convert_20150527081115_3岩陰には、波で洗われた、貝殻が堆積してます。 気に入ったのを、Tシャツでお腹に作った袋に拾い集めていく。

Img_8539_convert_20150527074851_2ほらね、きれいでしょ。 貝殻たち、波でぴかぴかつるつるに磨かれてます。 海の精からの贈り物。

紫と朱が混じった奴は、岩に着いてるカキの仲間のものです。

Img_8544copia_convert_20150527080_2どうです。 まるで、サンゴ石みたい。 ガラスの小瓶に詰めれば、とっても素敵。 潮の香りの、ペンダントやイヤリングもね。

どこの浜かって?

それはね...、ヒ・ミ・ツ!

あ~、あたしの見るユメ~、ヒミツなの~、むふふんnote。 (う~、リボンの騎士かよ...(´・ω・`))。 僕ちゃんと、人魚姫ちゃんとの、約束なんだから。

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2015年5月11日 (月)

水辺の館

Img_8337_convert_20150508084943アグア・グランデ(AGUA GRANDE)。 シナロア州南部からナヤリト州の海岸近くに広がる、広大な湿地帯です。 シエラマドレ山脈から流れ下った河川が作ったんでしょう。 大きな水路が2つ、太平洋に繋がっています。 汽水でして、エビや魚のサンクチュアリーであり、水鳥の重要な繁殖地です。

Img_8340_convert_20150508084300水辺に、こんな素敵なお家がありました。 もう少し、拡大してみましょうか。

Img_8343お家と言うより、お館って感じです。 屋根はみんな、扇葉椰子の葉っぱで葺いてあります。 この地方の、伝統的な仕様です。

Img_8335_convert_20150508083843横から見たところ。 水上の離れもあります。 小舟を着けたり、釣り糸など垂れることもできますな。

いやぁ、良いですな。 こんなお家に住みたい~。

まあしかし、優雅に見えても湿地帯の環境は厳しいのよね。 蚊の大群に襲われ全身夏みかん状態になり、デング熱でアディオス~、なんてなりかねないし。 あれ、ワニがハンモックで寝てるぞ、OTTOはどこに行ったんだろう、なんてことも起こりうるし。

それにこの湿地の奥にはね、カヌーを自在に操って船を襲い、身ぐるみ剥いだらマングローブの密林に行方をくらます、水軍みたいな盗賊団もいるって話だし(この館が棲家だったりしてw(゚o゚)w)。 ホントかなぁ。 でもけっこうロマンチックではありますな。 メキシコ良いとこでしょ。

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