趣味

2010年2月24日 (水)

月明かりの投網漁

100_5822_convert_20100223151513 昨日は一日中良い天気。 よし店を閉めたら釣りに行こう、と思っていたら閉店間際にお客が来て、そのお客の友達が遅れてきたので、結局店を閉めたときには日はとっぷりと暮れて星が瞬いていた。

うう~、なんちゅうこっちゃ、昼間は全然暇で昼寝状態だったのに...。 

お客がご機嫌なのは嬉しい。 揃えた釣り道具の横で調理人がそわそわしてるのはマズイ。 終始にこやかに...、しかしストレス溜まる~。

涙目で夜空を見上げれば、綺麗な半月が中天高く輝いてるじゃないですかぁ。 おおっ、十分に明るいじゃん。 ルンルンと機嫌は一瞬で直って、投網を車に積んで村の奥の浜に出漁~。

静かな半月明かりの浜、砂は冷たく空気は澄んで、潮の香りが心地よい。 実に良いもんです、夜の海。 波は青白く砕け、ピピピピーと千鳥が鳴きながら渡って行きます。 

冬の星々が空いっぱい、南極老人星カノープスが南天にきらきら輝いている。 この星は、日本の本土では南の水平線ぎりぎりにしか上らない見るのが難しい星で、見た人には不老長寿が下ると言います。 北回帰線のすぐ南テアカパンではこんなに高く堂々と輝いている。 

月影映る波の向こうに投網を打てば、ばちゃんと丸く、しぶきが黄緑色に光る。 夜光虫ですな。 網を引けば黄色く光の尾を引いて、まるで魔法の杖を振っているよう。

漁のほうは、星を見たりしぶきを飛ばして遊んだりしながらで、1時間ほどで切りあげました。 上の写真のようにサヨリ、それからキビレチヌみたいなのはモハラチナ(Mojarra China)という魚、あまり良い漁獲ではありません。 ハモやエイ、ハマギギなどの危険な魚も掛かり、やはり半月の月明かりでは難しかったです。

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2009年12月 1日 (火)

薄暮のボラ漁

このごろはすっかり日が短くなって、5時過ぎにはもう日没になります。 これでは、店を閉めてから、ちょこっと海に出て釣りをするのも難しい。 

しかるに、朝は6時過ぎには薄明るくなってきて、7時前にはすっかり日が昇っている。 僕は朝寝坊なので、別に朝は7時まで真っ暗でもかまわんのだ。 ずっと夏時間のままだったらいいのにと思う。

目の前に海がありながら、しばらく行ってな~い。 ムラムラと、だいぶストレスが溜まってきていたので、本日は投網をもって、ぐずる息子の尻を蹴飛ばして付き合わせ、薄暮の浜に繰り出しました。 

100_2862_convert_20091130131431浜に着いたら、もう日は沈まんとしています。

誰もいない海、細波だけが寂しく寄せて...。

風もちょっと冷たくて、前途多難の感じ。

100_2880_convert_20091130131131 幸いにも、海水は暖かなので、張り切って膝まで海に立ちこんで、投網を打ちます。

今日の狙いはボラです。 夏秋のボラは、脂が乗って最高に美味しい。 

だけれども、もうそろそろ卵を持ち始めてます。 卵巣が大きくなると、脂気は抜けて身は痩せます。 それにもうすぐ禁漁になります。 美味しいボラは、もう最後になりそうです。

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ボラは網に入りますが、今日は小さいのばかりです。 30cmが最低のキープサイズですが、なかなか獲れません。 そうこうするうちに、真っ暗になってしまいました。

ボラに混じって、ハマギギやトビエイなどの、毒針を持った、怖い魚も投網に入ってきます。 暗闇では、非常に危険です。 こういうときには、ネコの目が欲しいですな。

100_3728a_convert_20091130130350やっと一匹、立派なのが獲れたところで、本日は引き上げです。

結局、写真の50cm超のボラの他に、30~35cmを6匹、もって帰りました。

家に帰り着いたら、まだ6時半でした。 まさに秋の夜長、家でゴロゴロ、ネコやPCを相手にしてるのも悪くはないですが、やっぱり外に出てるほうが楽しいです。 退屈う~。 今度は夜釣りでもやってみるか! 

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2009年10月10日 (土)

黒曜石の石器

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こんなものが手元にあります。 

石器? 手斧でしょうか? 黒曜石製?  

手元にあります、なんて言い方をするのは、こういう考古学的価値があるようなものは、国の財産で、個人で持ってはいけない、なんてこともあるからです。 

まあ、たいしたものではなさそうだし、どうでもいいんですけど。

テアカパン村の、蜂飼いのお爺さんからお預かりしたものです(とまたまた微妙な言い回し)。

お爺さんが使ってた訳じゃありません。 今を去る、何十年か前に、南に隣接するナヤリット州のどこかで、見つけたものだそうです。  

本物とすれば、新石器時代のもの?  2000年も前? いや、メソアメリカ文明だから、せいぜい3~400年かも知れません。100_2432_convert_20091009130051  

大きいほう。

裏には、柄側に欠けがあります。

100_2435_convert_20091009131305 小さい方。 こちらは完全です。

背景と保護色になって見にくいですな。 スミマセン。 でもこの方が古そうに見えるな(と失敗をごまかそうとする)。

100_2437_convert_20091009131749黒曜石じゃなくて、他の石かな?

刃は全然付いてません。 なんに使ったんでしょうかね? 

大きいほうのの刃先は、使った痕か、ブキミに欠けています。 

こいつで生贄の心臓をドカンと、えぐり出したということも有り得ますな。 祭壇の石に刃が当たって欠けた...?

こんな刃の無いのでやられちゃ、かないません、痛かっただろうなぁ。

機会があれば、お国に進呈しようと思っています。 もし価値のあるものだったらですが。

何時、どんな連中が、何のために使ってたのかを、ちゃんと研究して、結果を教えてくれる、という条件で。 ...じゃあ無理か...    

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2009年9月25日 (金)

投網

100_1760_convert_20090918000429夕暮れの浜で、投網を打つ。

投網と聞けば、みんな決まって、投げんの難しいんだってな、って言う。 そうでもないよ。 

そりゃあ、揺れるパンガの舳先に立って、狙ったところに完全な円形に、めいっぱい開かせて落とし、しかも本人は微動たりもせず、という域に達するには、何年もの漁師修行がいるだろう。 

でも、浜に膝ぐらいまで立ち込んで、そこそこ開く程度なら、すぐに出来るようになるよ。 僕もテアカパンに来てからおぼえた。 

まずは手取り足取りで、網を捌いて構え...、半回転のハンマー投げの要領で、気合一閃。 

”トアー”、...とあみだからな...

うまく行けば、第一投から、”おおっ...note開いた~開いた~note”、なんて踊りだしたりして。 それから反復練習。 2時間もすれば独りでホイホイ投げてますよ。 むっふっふっ...、いっぱしの漁師になっちゃった! 

僕は、釣りも投網も好きです。 静と動、そのときの気分と状況によって、どっちにするか決めます。

投網の良い所は、勝負が早く、たくさん獲れる...時もある。 それから、釣りとは違った魚が獲れる。 良い運動になる。 

そして何より、誰もいない浜で、無心に網を打ち続ける時間が好きだ。 

空の網を、たった一人で何時間も、風に吹かれながら、波しぶきを浴びながら、

引いては投げ、引いては投げ、しているうちに、

波になってしまっている自分を感じる、そんな瞬間が好きだ。

  

 

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