食べ物

2017年9月10日 (日)

成り過ぎのアボカド

028pukipuki我が家の、アボカドの木。 実生で、推定樹齢14年。 テアカパンに来て、このあばら家を買った時には、膝ぐらいの幼苗でした。 今では高さ7m。 もう成木ですね。

今年は、成り年でしてね。 200個以上の実が成ってます。

017pukipoukiメキシコ在来種系で、皮がつるつる、熟しても緑のままのタイプです。 一個で500grを超える大玉種。 もうそろそろ、採りはじめてもいいかな。 11月末まで、毎日食べ放題です。

味は、日本に出回ってるハス種に比べて、脂肪が少なめで、やや淡泊。 ダイエット系ですかね。 それから、切ってからほとんど黒くならない。 だから、きれいな緑の、サラダやワカモレソースができます。

018pukipukiアボカドって、根の張りが悪くて、ハリケーンの風で倒れることが多い。 それで、下枝を延ばさせてバランスをとってるんですが、鈴生りの実の重さで枝がしなって、地面に付きそうになりました。 放っておくと、枝が折れるか、実が地面に付いて腐る。 ご覧のように、つっかえ棒を入れました。 やれやれ。 

020pukiupkiほらね。 まさに鈴生り。 この枝だけで、20個以上なってますから、総重量は10キロ以上。 枝がしなうわけです。 成り過ぎや~。

めでたいんですが、アボカドは隔年結実でしてね。 来年はたぶん、葉っぱばっかり。 ほどほどにして、毎年成ってくれればいいのに。 何事も、こちらの都合通りには行かないもんです。

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2017年6月 5日 (月)

トリパ・デ・レチェ

019blgまた、食べ物ネタなんですが。 メキシコと言えば、タコス。 まあ、タコスにもいろいろあるんですが、やっぱり焼肉タコスはどこへ行っても大定番でしょう。

こんな風に、煙をもうもうと通りいっぱいにあげて、炭火で肉を焼いてるのに出会ったら、一目散に飛び込んで、タコスを注文するですな。 大きなナタ包丁でトトトンと叩いて、ちゃちゃっとタコスを作ってくれます。 こういう炭火で焼いた肉を、カルネ・アサダ(CARNE ASADA)と言います。 焼肉タコスは、タコス・デ・カルネ・アサダ(TACOS DE CARNE ASADA)。 メキシコに来るのに、このスペイン語だけは憶えてきましょう。

020blgさて、そんなカルネ・アサダのタコス屋台のグリルの片隅に、こんな得体のしれない肉片が、じゅうじゅう脂の泡を立ててます。 これね、牛の小腸でして、ホースを突っ込んで中身を洗い流して、三つ編みに編んであるんです。 トリパ・デ・レチェ(TRIPA DE LECHE、乳の腸と言う意味)と言いまして、通称トリパです。 トリパのタコス(TACOS DE TRIPA)も、メキシコの焼肉タコス屋台に必ずある、隠れた定番なんです。 

012blgほぐせば、こんな感じ。 どうです、美味しそうでしょ。 刻んで叩いて、タコスにするもよし。 そのまま、ライムを絞って、チリソースを垂らして齧るもよし。 中身をさっと流しただけですから、こってり濃厚なミルクのような風味があります。 OTTOおじさんの大好物。 内臓好きには、たまらない逸品であります。 メキシコに来たら、ぜひお見逃しなく。

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2017年5月28日 (日)

味は上々

009blgメキシコの町はずれを流していると、くんくん、良い匂いがするぞ。 濃厚な、肉の焼ける匂い、脂の焦げる匂い。 それから香ばしい煙。 空きっ腹の胃袋がなります。

匂いを目当てに通りをうろうろ、こんな大鍋が目印です。

メキシコの代表的な庶民肉料理、カルニータス!(CARNITAS)。 豚を、肉も皮も内臓も、いっしょぐたに鍋に叩き込んで、染み出る脂と肉汁で煮込んだ料理です。 文句なしのご馳走、特に肉食系の人にはねヽ(´▽`)/。

011blgところがですな、外国からの客人を引っ張って行ったりするとね、どれどれなんて鍋を覗きこんで、うぎゃ~、こりゃだめだ。

確かにね、古いエンジンオイルみたいな真っ黒けの脂のなかに、得体のしれない肉塊が。 見かけは悪いのよね。

でも、ここでしり込みしたら、一生の不覚です。 意を決して、チャレンジしましょう。

013blg注文は、豪快に重量性です。 1キロで220ペソ(1200円ぐらい)。 半キロ頼めば、腹ペコ3人でちょうどいい。

胃袋と小腸、耳と肝臓、皮と直腸も、それから舌と肉も少し混ぜてね。 好きな部位を指定して注文します。 アイアイサ~、鍋からざさっと引き揚げて、ちょんちょんと切って、はいどうぞ。

019blgこんな具合です。 どうです、そろそろ食欲がわいてきたでしょう。

011blg_2もちろん、薬味やサルサも、たっぷりと出てきます。 籠いっぱいの、焼きたてホカホカのトルティージャも。

022blgさあ、オリジナルのタコスを作りましょう。

好きな肉をトルティージャに乗っけて、薬味をごっそり、辛いサルサを慎重に垂らす。 くるりと巻いて、顔を傾けかぶりつく。 もぐもぐ、ああ美味しい。

そんなに、美味しいのか、ですか? そりゃもう。 メキシコに住んだことがある人は、垂涎をこらえて身もだえしてるでしょうね。 それぐらい、美味しいんです、むふふ。 

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2017年5月24日 (水)

ボラチネス

022blogメキシコに、こんなお菓子があります。

ボラチネス(BORRACHINES)。 大酔っ払いどもっていう意味です。 アルコール含量、1.5%。 どこの食料品店でも売ってます。 カアチャンが子供のころからあったって言いますから、少なくとも40年以上の歴史があるお菓子のようです。

023blog箱を開ければ、こんな感じ。 3色メキシコカラーが素敵です。

まあでも、ウイスキーボンボンみたく洗練されたお菓子ではありません。 ミルクキャンディってなってますけど、ミルクの味はなし。 グミキャンディをふにゃふにゃにして砂糖をまぶしたような、他愛もない一口サイズの駄菓子です。

ところがこれ、大人にも子供にも人気があるのね。 メキシコの裏通り、歩道に出した卓でお爺ちゃんたちがボラチネスをつまみながらドミノを打っている、そんな光景をよく見ます。 小学校で、ガキ大将が休み時間にカバンからボラチネスの箱を出して、取り巻き連中に一個ずつ分けてやってたりとか。 古き良きメキシコの田舎町の味っていうか、素朴さが売りでしょうか? メキシコ土産にいかがですかね?

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2017年4月 7日 (金)

アルゼンチンの肉食の話

Img_9530さて、1か月以上も放置していた、南米の旅の話をしましょうかね、ぼちぼち。 アルゼンチンは4回目だったんですが、いつも行くところはだいたい同じ、ブエノスアイレスからパタゴニア中部の海岸です。 もうそんなに目新しいこともありませんが、やっぱり語るとしたら、肉ばっかりの話ですかな。

もちろん他の料理が全く無いってわけではないんですけどね。 パスタとか...、ここで止まっちゃうのね。  しいて言えば、サンドイッチとかエンパナダとか、あとは美味しくないパン、肉の付け合せの揚げジャガイモ、ワインとマテ茶?(´・ω・`)。

それはそれで、美味しいんだけど、苦しいなぁ。 で、アルゼンチンの連中ときたら、サンドイッチとかエンパナダの軽食で繋いどいて、ほとんど毎日、ドカンと肉食ってるみたいなんだよな。 で、俺たちは、肉さえあればいいのさ、なんてうそぶいてるのね。

で、その肉だけど、ビーフが主で、羊もある。 アルゼンチンの肉の特徴は、獣臭が無いこと。 脂にも、ほとんど味がない。 じつにさっぱりしている。 まあこれは悪く言えば、肉の風味に乏しいともいえるんだけどね。

アルゼンチンでは、ロインや胸肉や骨付きのバラの何キロもある塊を、何の下味もつけずに、塩すらちょこっと付けるだけで、鉄格子みたいな鉄網(パリージャ、PARILLAと言います)の上で、気長にひっくり返しながら、2時間もかけて薪ほ熾火で焼く。 急ぎの時は、アメリカンステーキみたいに3cmぐらいに厚切りにして、直火で焼く。 肉500grが一人前の標準だ。 上の写真は、羊肉の盛り合わせだけど、骨付きなんで800gr。 付け合せは、肉の下に隠れてる、揚げジャガイモだけだ。

Img_9379肉皿以外にテーブルに運ばれてくるのは、ぱさぱさのパンと、写真の薬味だけ。 緑のがチミチュリ、左がアヒー(唐辛子でやや辛い)、右がクリオージャ(いろんなハーブ)、いずれも酢とオリーブ油ベースで酸っぱい。 肉塊をナイフでぐりぐり切って、薬味をちょこんと乗せて、もぐもぐ。 赤ワインを含み、もぐもぐ。 黙々と、肉を口に運び。 金髪の細身のご婦人までが、平らげちゃうのよね、こんなのを楽々と。

初めてアルゼンチンに来たとき、そういうのを見て、ようしと張り切って、がつがつ食い始めたけど、はっきり言って進まないのね、あんまり。 だってね、何の味もついてない、塩味すらまともについてない肉なんだから。 薬味は酸っぱくていくら乗せても肉になじまないし。

テーブルには、塩もコショウも置いてない。 ボーイさんに持ってきてもらって、塩コショウをしゃかしゃか振り振りし、もぐもぐ、よしよし肉らしくなったぞ、でも通りかかるウエイトレスたち、ちらっと見て軽蔑の表情で去っていく。 そういう食べ方はしないみたいだ。 

005_2風吹きすさぶパタゴニアパンパの大平原をバスに揺られ、たどり着いた飛砂で埋もれてしまいそうな町のレストランでは、塩コショウを頼んでも、いつまでも持ってきてくれなかった。

肉を噛みすぎて痛む奥歯を気にしつつ、塩気のない肉を呑み下しながら、僕は思った。

これは、主食の食べ方だな。

僕らが白米を食べるように、メキシコ人が甘くないトウモロコシのトルティージャを食べるように。 さっぱり味の肉塊を、香ばしい煙でじっくりと素焼きにして油を落とし、滋味を凝集させ、ちょこっと酸っぱい薬味を乗せて...、肉をたくさん食べるには、こうなんだろうな。 僕らが漬物でご飯を掻き込むみたいなもんか...。

それからね、アルゼンチンの肉食習慣は、ガウチョの文化だそうです。 故国を離れ、見知らぬ土地の荒野にやってきた移民たちの、その子孫のガウチョたち。 ラクダもどきのビクーニャとか、ダチョウもどきのニャンドゥとか、見慣れない新大陸の生き物が闊歩する、遠い異世界の平原を、先住民たちと交わりつつ放浪し、荒馬を乗りこなし、牛を追い。 荒野の唯一の糧である獣を屠り肉を炙った、荒野の民、ガウチョたち。

ひゅうひゅうなる風の音を聞きつつ、肉を頬張るうちに、よしよし、だんだん愛着が出てきたぞ。 やっぱりアルゼンチンでは、肉はこうでなくっちゃな。 よし、頑張って食おう、確かにこれだと飽きが来ないで、じゃんじゃん食べられるぞ。 

というわけで、僕は毎日大盛りの肉皿を平らげていたんだけどね。 まず、3日目ぐらいから排便に苦労するようになった。 それから、いつも胃が重く空腹感がなくなり、体はだるい。 肌はカサカサなのに脂っぽくて、体臭まで肉っぽくなってる気がした。

う~む、ガウチョを偲ぶにも、体力がいるな...。 それから、この連中と日本人では、体のつくりが違うのかも、とも思った。

今回の2週間のアルゼンチン滞在では、肉の大皿は2回だけにした。 塩コショウをたっぷり振って食べた。 肉の味そのもので、肉の味だけで、とても美味しいと思った。 こんどは、もっと食べよう、なんて思った。 アルゼンチンに通ううちに、毎日食べたくなるかもしれないな、アルゼンチンの肉。 ガウチョ~、ガウチョ~、なんて念じつつ。 やがては塩なしで、ちゃんとチミチュリとかクリオージャとか付けてね。

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2017年3月29日 (水)

白い春のトウモロコシ

002_2トウモロコシを、買いました。 朝早く、トラックの行商さんからです。 朝一、もぎたて~。 まあ、荷台いっぱいのトウモロコシ、朝の2時間では採れません、ウソでしょうけどね。

行商のトウモロコシは、1ダースが販売単位、10ペソです。 一本換算で、5円ぐらい。 わあ、安い、とお思いでしょう。 地元で取れる農産物の値段はこんなものです。 一日の給金がだいたい1000円の、メキシコの田舎ですから。  

え~、給料、安っす~い! なんて貧しい国なの! うむ、そうとも言い切れないですぞ。 安いトウモロコシ(だけじゃないよ)、広い国土に青い空、田舎だと家も庭もでかいぞよ。 いや、野山も、椰子の木そよぐ浜だって、庭みたいなもんだしね。 ネコも犬も、何匹でも飼い放題。 ロバだって、馬だって、ワニやダチョウも飼えるぜよ( ^ω^ )。

それにね、日当1000円と言っても、それは単なる為替の円換算。 もしメキシコペソが5倍になれば5000円、そしたらトウモロコシは一本25円、それでもトウモロコシ、安いでしょ。 さてさて、どちらが豊かでしょうか、微妙になってきたでしょ。

だいたいね、今の貨幣価値格差ってのは、先進国(嫌な言葉!)の搾取手段だからね。 同じ労働をしてても、アメリカ人はドル下げてメキシコに大名旅行ができる、メキシコ人は屋台でタコスパーティがやっと。 アメリカ人は1年働きゃ新車が買える、汗水流してそれを作ってるメキシコ庶民は煙吐いてる15年落ちのアメリカ流れの中古車がやっと。 おかしいだろ、これ。 他人の物をあくせく働いて作ってタダ同然で持ってかれて、生かさず殺さず、奴隷そのものでしょ、これ。 欧米の唱えるグローバリズムって、連中の世界規模の搾取手段の方便だからね。 アナタ方も、搾取される側になりつつあるんですぞ、騙されちゃだめですぞ。 

003さあ、さっそく、料理しましょうかね、一本5円のトウモロコシ。

ほら、真珠みたいに艶々の、メキシコの白いトウモロコシ。 メキシコ人の主食。 全然甘くなくて(だって主食だからね)、滋味がしっかり濃縮された、メキシコの大地の恵みです。

メキシコの西岸北東部のシナロア地方では、雨季の7~9月以外は、いつでもトウモロコシが栽培できます。 特に、春のトウモロコシは、美味しいんだ。

料理は、明日、記事にしますね。

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2017年3月 8日 (水)

立ち食いタコス

018_2 ガソリンスタンド脇に人だかり。 夜明け前に家を出て、マサトランまで長躯140kmを朝駆けしたのは、これが目的でした。
 
朝の3時間だけの開店で1000個のタコスを売るという、タコスの屋台。 格安で美味しいと評判で、マサトランに下宿する貧乏学生(ゴメンナサイ)の息子と娘の命綱だそうな。
 
どんなものか、ぜひ見ておかなきゃと思いましてね。 うち、食堂ですし。 それから、屋台のタコスはメキシコの食べ物の絶対王者ですからね。
 
005 うむ、噂通りに大盛況ですな。 次から次にお客が来る。 整理の兄さんに番号札を貰って、呼ばれるまで待ちます。 9時に着いたんですが、約10分待ちです。
 
ご覧のように立ち食いです。 タコスを置くバーすらありません。 みなさん、屋台の周りにたむろして、トレイを手に乗っけて、タコスをつまんで頬張ってます。 覗き見すれば、タコスは標準サイズのトルティージャ2枚重ね、しかも具の盛りが凄い。 
 
006 メニューです。 頭肉、豚皮、カジキ燻製、肝臓などメキシコのタコスの定番が9種類もあって、一つ10ペソ(約60円)、フリホル(豆)だけなら6ペソ。 それから、ハマイカ水は10ペソで飲み放題です。
 
3人ほど前の人の注文を作り始めたタイミングで番号が呼ばれ、整理のお兄さんに注文を言う。 頃合を見計らって、タコス作りの兄さんに整理して伝える。 カベサ3つ、次チチャロン4つ...って調子で。 タコス作りは、わき目も振らずに指示通りにタコスを作り続ける。 これだと早いし、迷い症のお客につっかえない、オーダーがたまってごちゃつくこともない、良いやり方です。 まあ、行列ができる盛況が前提ですけどね。
008タケロ(TAQUERO、タコスシェフ)のパンチョさん。 トルティージャを掌に乗せる、フリホルぺーストを塗る、具材を乗せてたたむ...、その速いこと。
 
おーい、パンチョ、チニト(中国人ちゃん)が写真撮ってるぞー、誘拐されるぞー、なんて声がかかれば、片目でOTTOおじさんに笑ってみせる、でも手は全く止まらず、片目はタコスを追い続けてます、えらいもんです。
 
010 お客は注文のタコスを受け取ったら、トッピングの薬味を乗せ、サルサをかけて、好みのタコスを完成させます。
 
タコスシェフのパンチョさんと、お客を整理して番号札を渡し注文を取り代金を受け取る人、トルティージャやトレイやサルサや薬味などを補充する係り、雑用使い走りの4人体制のようです。
 
013待ち時間は長かったですが、注文すればあっという間に来ました、OTTOおじさんのタコス。 たためないぐらいの具が乗ってます。
 
015 さらに、思いっきり薬味やサルサを乗せて齧ります。 4つで満腹になりました。 普通のタコスなら、10個は軽くいけるんですがね。
 
このタコス屋台を評価すれは、薄利多売路線の立ち食い半セルフサービスで、安くて超大盛り、味はまあ普通でしょうか。 繁盛店だけに具材もトッピングもパリパリ新鮮です。 飲料が飲み放題も良い。 こりゃ、繁盛しますわな。
 
いい勉強になりました。 じつはね、いつか日本人が絶対に来ないような、観光客なんて絶対に来ないような、そんな遠い小さな村で、小さな小さなタコスの屋台をやりたいという、もう20年以上も胸に温めている夢があります。 隠遁者にふさわしいと思いません?  

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2016年12月22日 (木)

ビリア・スルティード、ふっふっふ...

なんかもう、愛車オデッセイのトランスミッションがイカレてから、その連鎖だか何だかトラブル続きで、あちこち駆け回って、出費はかさむばかり。 その顛末は、まだ進行形なんで、落ち着いた時に記事にしますね。 まあでもクリスマスだし、気候は良いし、元気出さなきゃね。
Img_6230bllさて、今日もオデッセイの件で早起きです。 朝霧の中、朝露いっぱいのフロントガラスにバケツで水をかけたりしてると、地平線から大きな朝日が顔を出す。 朝霧が見る見るうちに薄れていき、姿を現した椰子の木立にほのぼのと朝日がさして、オレンジ色に染まる。 椰子の木って、いつ見てもきれいです。
 
今日はこれから、140km離れたマサトラン市までドライブです。
 
Img_6236bll朝飯は、道半ばのエル・ロサリオの、熱々のビリア(BIRRIA)。
 
ビリアって、肉の蒸し焼きスープでして、メキシコの代表的な肉料理で、庶民のフィエスタのごちそう料理でもあります。
 
Img_6237bllこのお店、こんな看板があるだけで、一見食べ物屋とは分からない。 ところが旨いのね、ここのビリア。
 
Img_6238bllこれがキッチンで、テーブルが3つあるだけ。 まあね、メキシコでは、小さくて小汚い構えの店のほうが、安くて旨いことになってます。 まあこれ、万国共通かもしれません、それで不味かったら、すぐにつぶれちゃいますからね。
 
Img_6240bllヤギと羊のビリアがあるんですが、ビリアは元祖はヤギ(CHIVO)です、迷わずヤギを注文する。 一人前50ペソ(約300円)。
 
でね、ふと思って、スルティードもあるのって聞いてみました。 スルティード(SURTIDO)っていうのは、肉や脂や筋や内臓もみんな入った盛り合わせって感じの意味です。 純肉なら、マシサ(MACIZA)。
 
するとね、おじさん僕をじ~っと見て、妙に抑えた声で、スルティードがいいのか? うん、もしできるんならね。 ああ、できるよ、そうか、じゃあスルティードだな、ふっふっふ...。
 
うぬぬ、あの含み笑いは何なんだろうか...(;°°)~?
 
Img_6241bll_2新鮮な薬味がどんとテーブルに。 シラントロ(香菜)の香りに胃袋が鳴ります。
 
おい、ハポネス、どうしてスルティードが好きなんだ。 マシサだとさっぱりしすぎて物足りないからね、いろいろ混じってるほうが楽しいし。 おじさん、うんうんとうなづいて、また僕をじ~っとみて、ニタ~リ。
 
いや~ん、また笑ってる~(゚ー゚;。
 
Img_6244bllやがて、待望の僕ちゃんのヤギのビリアのスルティードが運ばれて来ました。 ほれ、ハポネス、ふっふっふ...。
 
これには僕も、いささかぎょっとしました。 御覧のように、内臓の、しかも赤物のオンパレード。 主に心臓、肝臓、肺、腎臓、それから軟骨付きの骨も入ってます。 むっと来る獣臭。 いくらスルティードと言っても、こんなビリア、見たことない~。
 
Img_6245bll薬味を思いっきり乗せて、ライムをぎゅうぎゅう絞って口に含む。  爽やかなビリアのスパイスの香りが内臓の風味と拮抗して、いい感じ。 ぎゃはは、美味しいじゃんnote
 
Img_6246bll食っても食っても、内臓ばかり、なかなかよろしい。
 
Img_6247bll楽々と完食しました。
 
うほほ、よく食ったなハポネス、オレのスルティードを平らげた初めての外国人だよ。 グラシャ~ス、美味しかったよ、ところでこのスルティード、メキシコ人には好きな人多いの? いや、どうかな?、メキシコ人にはもう少し内臓を減らしたのを出すからね。 な~んだ、どうやらOTTOおじさん、虐待されてたみたいね。 

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2016年10月19日 (水)

チョプスイ

Img_5662bl昨夜も雷雨。 もう10月も半ば過ぎですから、秋風が立ってなきゃいけないんですが、今年は雨季がだらだら終わらず、毎日30度越えの蒸し暑い日が続いてます。

さて、こういう時は、野菜をばりばり食って、元気付けなきゃね。 という訳で、今日のお昼は奮発して、モヤシ入りの野菜炒めです。
 
何が奮発だよってお思いでしょうね。 いえね、メキシコではモヤシは珍しい野菜で、結構高いんです。 スーパーにちょこっと置いてるだけで、1キロ35ペソ(200円近く)もします。 この値段は、野菜としては非常に高い。 だいいち、鶏がキロ30ペソですからね。
 
Img_5666bl 今日買ってきた、メキシコのモヤシ。 日本のと同じですかね? 中国人が栽培して、卸してるそうです。
 
でね、こちらではモヤシは、スーパーではフリホル・ナシド(JURIJOL NACIDO, 目が出た豆)っていう名前で売ってますが、通称はチョプスイ(CHOP SUEY)です。
 
ご存知の方も多いかと思いますが、チョプスイは本来、アメリカ発祥のアメリカ圏にしか存在しない中華野菜炒めのことです。 閉店間際にアメリカ人の客が来て、何か食わせろって言うもんで、有り合わせの野菜で炒め物をつくった。 こりゃ旨い、なんて料理だ? え~っと、適当に言っちゃえ、チョプスイで~す。 それが起源だとか。 で、メキシコでは、なぜかそれが転化して、モヤシのことになってます。 たぶん、メキシコの中華料理屋のチョプスイは、モヤシがごっそり入ってたんでしょうな。
 
久しぶりの、モヤシ入り野菜炒め。 家族どもも、おお、チョプスイ入りの本物の野菜炒めだ(?)、と大喜び。 しゃきしゃき、美味しかったです。 もう少し安ければ、毎日でも食べられるんだけどね。

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2016年10月11日 (火)

エクアドルの根菜

エクアドルの市場で見た、変わった根菜を、お見せします。

Img_5065ecオカ(OCA)。

市場や露店に、普通に見かけました。 ジャガイモと同じように使うそうです。 味は、ジャガイモよりも少し歯ごたえがあって、いささか酸っぱいとか? ちょっと想像がつきませんね。 残念ながら、食べるチャンス、ありませんでした。

調べてみましたら、びっくり。 Oxalis tuberosaという植物の根茎なんですが、オキザリス(Oxalis)って、カタバミの仲間です。 確かにカタバミには根茎が出来ますし、葉っぱは酸っぱい。 しかしこの仲間が根菜として利用されてるとはね。 アンデス地方で広く栽培されているとのことです。

Img_5066ec寸詰まりのダイコンみたいな根菜。 市場のオバサンに訊きましたら、白ニンジン(Zanahoria blanca)だと言います。 何も知らない外国人だと思って、からかってるのかな? しかし、クンクンかいでみると、確かにニンジンの匂いがします。 用途は普通のニンジンと同じだそうですが、ニンジンより美味しいとか。 う~ん、残念、食べてみたかった。
 
これも、調べてみました。 学名、Arracacia xanthorrhiza アンデス地方原産。 ケチュア語で、ラカチャ(Raqacha)。 アラカチャ(ARRACACHA)とも言うようです。 
 
やはり、ニンジンやセロリと同じ、セリ科の植物でした。 アンデスの山地で栽培されているとのこと。
 
さすが、アンデス。 うぬぬと思わす唸るような、変わった食材がありますな。
 
Img_5067ecこれは、現地名バタタ(Batata)。 サツマイモのことです。
 
エクアドルのサツマイモは、中が鮮やかなオレンジ色です。 肉や魚料理の付け合わせで、皮をむいて茹でたのが、よく出てきました。 ちょっと水っぽくてねっとりしてて、ほくほく感はないです。 アメリカのヤムに似ています。 メキシコの、黄色いほくほくサツマイモ(CAMOTE)のほうが、僕には好みかな。 ちなみにサツマイモは、中南米が原産地だそうです。
 
Img_5069ecこれは、ユカ(Yuca)。 学名、Manihot esculenta 
 
日本では、キャッサバと言う名前で知られている(?)イモです。 この作物も、南米が原産だとか。 エクアドルでは、暑い低地で栽培されていて、海岸地方では準主食だそうです。 熱帯地方ではどこにでもある食材ですが、どんなふうに調理するのかな? こんど行ったらエクアドル風ユカ料理、絶対に食べてみないとね。  

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