植物

2017年4月23日 (日)

春秋兼在

018我が家の、アボカドの樹。 現在、花盛りです。

2本ありまして、いずれも庭に捨てた種から生えてきた、実生です。 樹齢12~15年で、高さ5mぐらい。 果皮が滑らかななタイプで、こちらで、レヒオナル(REGIONAL、地域のという意味)と呼ばれている種類です。

ところで、アボカド(AVOCADO)っていう呼び方は英語圏のものでして、メキシコから中米では、アグァカテ(AGUACATE)、アルゼンチンやチリ、ペルーでは、パルタ(PALTA)です。

016アボカドの花。 5mmほどしかありません。

019もう、小さな実が成ってます。 ほんの半年足らずで、500gらぐらいの大玉になります。 収穫期は、9月から11月です。

003樹の下は、落ち葉でいっぱい。

アボカドって、4月に花が咲くと同時に落葉して、同時に一斉に新しい葉が開くんです。 毎朝、落ち葉と落花の掃除が大変。 今が、アボカドの春でもあり、秋でもあるわけですな。

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2017年4月20日 (木)

チランジア開花

001我が家のチランジアですが、1月半ばに気が付いたら花穂が出てきてたんですが、これがまあ、成長が遅いんですよね。 待望の花芽だったんで、当初は毎朝、どうなるかってドキドキしながら見てたんですが。 ところが、一向に花が咲く気配なし。 と言うか、毎日見てる限りでは、全く変化なし。 だんだん熱意が冷めて、ここんとこ見向きもしてませんでした。

そしたらですな、知らない間に花穂がほぐれてるじゃないですか!

002このチランジアは、テアカパンの東方の、西シエラマドレ山脈のとある谷からのいただきものです。 去年の1月に我が家に来て、こうして木の幹にロープで縛りつけました。 あとは、ほったらかしです。 世話要らず。 この仲間は着生植物で、空気を食って育ってるってもんで、エアープランツって呼ばれてるぐらいですから。

003_2よく見ると、花が咲いてます。 紫のがそうです。 しぼんだ花もありますな、数日前から咲き始めてたのね。

004なかなか繊細で、きれいな花です。 触れれば染まりそうな、紫の妖しいこと。 これからは、もう少し可愛がってやらなくっちゃね。

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2017年3月14日 (火)

ハナズオウに似た花

004もう3月も半ば。 日本は早春の気配むんむんでしょうかね。

僕が住むシナロアは熱帯ですが、それでも多少の季節があり、春が来れば、咲かざりし花は咲き、鳴かざりし鳥も鳴き。 春には春の花が咲く。 アマパとか、バウヒニアとか。 でもね、いずれも花容は熱帯花です。 ここには、早春の頼りない日差しの中に、冷たい春風に花弁を震わせる、清楚な梅も桃も桜もありません。

もう日本を離れて30余年になりますが、それでも熱帯の春の景色の中、儚さを求め、移ろいを探します。 そして、どうしても、梅や桃に似た花を探しちゃうのね。  

写真の花木、いまシナロアの山野に咲いています。 遠くから見ると桃の花のようです。

007だけど近くでみると、親指の爪ぐらいの花はこんなです。 マメ科なんですよね。

ハナズオウの類だと思います。 ネットで調べると、メキシコハナズオウ、Cercis mexicanaというのがあるんですが、シナロア海岸地方は分布域から外れてます。 なんという植物でしょうかね?

桃とは全然違う花ですが、微かにアカシアのような甘い香りがあり、ミツバチが群れてます。 すこしくすんだ桃色が、僕の心象の春の風景そのもので、大好きな花です。

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2017年1月23日 (月)

トレレウの荒野にて

Img_6491blgアルゼンチン中部、トレレウ(TRELEW.)郊外の風景。

このあたりは、パタゴニア北部、パンパ(PAMPA)と呼ばれる大平原地帯の真っただ中になります。 パタゴニアパンパは、年間降雨量が50mmほどの半砂漠地帯です。 ただし、アンデス山脈から河川や伏流がありますから、場所によっては水はあるようです。 灌漑水路があるところは穀倉地帯で、畑や果樹園が広がってるところもあります。 でも、何にもしていないところは、こんな荒野です。

Img_6619blg僅かな緑地に群れ咲く、ヒルガオの花。

Img_6594blgこの虫ですが、胴長約5cmもある、立派な甲虫です。 砂漠の砂礫を、高速歩行する。 こいつを遠くから見つけて、タランチュラかと思いました。 カミキリムシのような容貌ですが、たぶんオサムシの仲間だと思います。

Img_6602blg砂漠の小さな灌木に群れていた蝶。 モンシロチョウより、やや小さいぐらい。 たぶんヒカゲチョウの仲間でしょう。 雰囲気はタカネヒカゲみたいですが、前翅に大きな蛇の目紋があります。 強風が飛砂を巻いて襲ってくると、地面に横倒しになって風を避ける。 砂漠の蝶です。

名前を調べようとネットを叩いてみましたが、ここいらの昆虫の情報は乏しくて、わかりませんでした。 どなたかご存知でしたら、ご教示お願いします。

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2016年12月 8日 (木)

大きな葉っぱの植物の花

Img_6141bll我が家の庭の、大きな葉っぱの植物。

近所の森の湿地にあったのを抜いてきて植えたのが2年前。 掌ぐらいの葉っぱが数枚の小さな株でしたが、こんなに大きくなりました。

Img_6142bll高さ2m。 大きな葉っぱは差し渡し1mぐらいあります。  これだけで庭全体が、いかにも熱帯のジャングルっていう風情になってます。

Img_6139bll葉っぱだけで十分だったんですが、先月から花が咲きはじめました。

長さ20cmほど。 微細な花がびっしり付いた柱が白い花弁に包まれています。 水芭蕉によく似ていますね。 典型的なサトイモ科の植物の花です。

こんな立派な花が咲くとは、嬉しいサプライズです。 花は短命で、翌日にはもう黄色く皴ばんでしまいますが、数日おきに新しい花が咲いてくれてます。

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2016年11月30日 (水)

シナロアの着生ラン、ラエリア・アウレア

Img_6093bll我が家の着生ランですが、また2株、咲きました。 前に記事にしたのと同じ種類です。

これ、どうやら、ラエリア・アウレア(Laelia aureaという種類のようです。 分布は、メキシコ西海岸、シナロア、ナヤリト、ドゥランゴ州となっています。

Img_6092blllご覧のように、葉の基部が球根状に膨れています。 バルブ(偽球茎)と言います。 花茎はバルブと葉っぱの継ぎ目から出ています。
 
Img_6092bllこのラン、枯れ枝に着いたままで我が家に来たので、そのままライムの木の下に吊るしました。 在来種で近郊の渓谷に自生している種類ですから、環境が合うんでしょう。 葉っぱも艶々濃緑で、元気そうです。

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2016年11月17日 (木)

庭のバナナ

Img_5791bbb 庭のバナナ。 この房は、収穫まで、あと3か月ぐらいでしょうか。
 
 
Img_5607bbb我が家の前庭には、こんな具合に、バナナが茂っています。 裏庭には、もう少し大きな薮もあって、お陰様で毎月、1~2房のペースで収穫してます。 それでは、花から実が成るまでの様子をお見せしましょう。
 
Img_5605bbb バナナのつぼみです。 こんな具合に、幹の先の生長点から出てきます。 まるで、逆さまのトウモロコシみたいです。
 
Img_5604bbb ほんの2,3日で、苞が開いてきます。
 
Img_5686bbb苞の内側は、鮮やかな赤です。 そして、苞の基部に、雌花があります。
 
Img_5685bbb 小指よりちょっと小さいぐらいのバナナの赤ちゃんが並び、その先に薄桃色のランみたいな花が咲いています。 苞は次々に開き、それぞれの苞の下に一列の雌花が咲きます。 こうして段々のバナナの房が出来ていきます。
 
Img_5690bbb 大きな花です。 苞もこんなに大きい。 お皿の代わりになります。
 
Img_5706bbb 数段のバナナの列できたら、予定終了です。 その先は、雄花になります。 ごらんのように、雄花には、バナナが付いていません、花だけです。
 
Img_5933bbb 地面に散った、花と苞。
 
Img_5930bbb なかなか、きれいな花でしょう。
 
Img_5704bbb 雄花は咲き続け、牛の尻尾みたいな花茎はどんどん下に伸びていきます。 花が咲いてから収穫まで、半年ぐらいかかります。 一本でも黄色くなったら、収穫時です。 茎をスポンと切って日陰に吊るしておくと、残りの実も熟れてくれます。
 
我が家のバナナは、コスティヨン(COSTILLON)とかブロ(BURRO)とか呼ばれてる種類でして、在来強健種で病害虫皆無です。 メキシコの海岸地方では、この手のバナナは雑草みたいなもんです。 凄い増殖力で、放っておくと大きな薮になって手が付けられなくなります。 だから普通は庭に植えたりしない。 空き地やゴミ捨て場に茂っていて、実が熟れたら誰でも勝手にとって食べてもOK,、そんな果物です。ちょっと酸味がありますが、焼きバナナとかパイのフィリングにすると、甘酸っぱくて美味しい。 もちろんそのままでも食べられます。

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2016年11月10日 (木)

庭のパパイヤ

Img_5912pp今朝の収穫。 パパイヤ3つとライムが6個。 

パパイヤは採るのが遅れて、キツツキに突かれました。

こらこら、パパイヤじゃなくて、ちゃんと木を突けよな、でないとパパイヤツツキって呼ぶぜ。 はいはい、どうぞどうぞ。 く~(ρ_;)。

ライムは端境期で、セビチェを作るのがやっと。 酸っぱさで身震いするようなリモナーダ(LIMONADA、レモネード)をがぶがぶ飲めるのは、クリスマス頃かな。

パパイヤは、先月末に初成りを収穫し、その後順調に、毎週熟れてくれます。 庭に捨てた種から生えた実生で、親はマラドール(MARADOL)っていうオレンジ色の大玉メキシカンパパイヤなんですが、黄色の1kg弱の小玉が成ってます。

Img_5928pp パパイヤの中はこんなです。 このパパイヤ、甘くて美味しいけど、肉薄で柔らかい。 まあ贅沢は言えません。 牛乳とミキサーにかけたり、そのままライムと塩を振って、有難くいただいてます。

Img_5909ppパパイヤの木。 分かりにくいですが、真ん中のがそうです。 5mぐらいあります。 芽生えてから1年半ぐらいで、こんなに大きくなりました。
 
Img_5907pp下から見たろころ。 緑の実がぶりぶり成ってますね、うひひ。
 
うちのほうではパパイヤは、庭に勝手に生えて来る雑木でして、充分な水分と有機物があれば化け物みたいな成長力で、あっという間に大きくなります。 いわば、ゴミ捨て場の木です。 高い所に実が成るんで、収穫が大変ですが、なかなか重宝な家庭果樹です。
 
さて、アメリカ大統領選挙は、トランプ氏の圧勝。 メキシコでは、大変なことになったぞと大騒ぎしてますが、僕は大いに期待します。 不法移民排斥、国境に壁を作る、良いじゃないですか、アメリカみたいな魔窟に食い扶持を求めなくても良いような豊かなメキシコにすれば良いのだから。 メキシコには十分なポテンシャルがあります、額に汗して頑張らなくっちゃ。 彼が不動産屋で実業家って言うのも好感が持てます。 人の欲が生み育てた忌み嫌うべき諸悪の根源、既得権者支配、資本支配、金融支配、それからグローバリズムの流れを世界規模で変えてくれるかもしれません。

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2016年10月30日 (日)

着生ラン、第二弾開花

Img_5825bbb我が家の着生ランが、今朝開花しました。

僕が住むシナロア南部の原生林の木の幹なんかに着生している種類です。 以前に記事にしていますので、ご覧ください。

http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/post-7edf.html

http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/post-c022.html
 
Img_5824bbb今年の1月に庭のマンゴーの幹に、麻縄で縛りつけました。 あとは、ほったらかしです。 そしたら約2か月前に葉っぱの基部から花芽が出てきて、それがどんどん伸びて60cmぐらいになり、先に蕾の房が現れ、ついに今朝、無事開花しました。 OTTOおじさんのパンツが隣に干してありますが、それが良かったのかも。 明日には枯れてたりしてね(*^-^)。
 
Img_5826bbb5月に開花したのに続いて、2種類目ですが、今回のは大輪の美麗花です。 花径は7cmぐらいあります。
 
Img_5824bbb_2 葉っぱはこんなです。 石灰岩質の渓流沿いに見られる種類です。 何というランですかね?
 

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2016年10月11日 (火)

エクアドルの根菜

エクアドルの市場で見た、変わった根菜を、お見せします。

Img_5065ecオカ(OCA)。

市場や露店に、普通に見かけました。 ジャガイモと同じように使うそうです。 味は、ジャガイモよりも少し歯ごたえがあって、いささか酸っぱいとか? ちょっと想像がつきませんね。 残念ながら、食べるチャンス、ありませんでした。

調べてみましたら、びっくり。 Oxalis tuberosaという植物の根茎なんですが、オキザリス(Oxalis)って、カタバミの仲間です。 確かにカタバミには根茎が出来ますし、葉っぱは酸っぱい。 しかしこの仲間が根菜として利用されてるとはね。 アンデス地方で広く栽培されているとのことです。

Img_5066ec寸詰まりのダイコンみたいな根菜。 市場のオバサンに訊きましたら、白ニンジン(Zanahoria blanca)だと言います。 何も知らない外国人だと思って、からかってるのかな? しかし、クンクンかいでみると、確かにニンジンの匂いがします。 用途は普通のニンジンと同じだそうですが、ニンジンより美味しいとか。 う~ん、残念、食べてみたかった。
 
これも、調べてみました。 学名、Arracacia xanthorrhiza アンデス地方原産。 ケチュア語で、ラカチャ(Raqacha)。 アラカチャ(ARRACACHA)とも言うようです。 
 
やはり、ニンジンやセロリと同じ、セリ科の植物でした。 アンデスの山地で栽培されているとのこと。
 
さすが、アンデス。 うぬぬと思わす唸るような、変わった食材がありますな。
 
Img_5067ecこれは、現地名バタタ(Batata)。 サツマイモのことです。
 
エクアドルのサツマイモは、中が鮮やかなオレンジ色です。 肉や魚料理の付け合わせで、皮をむいて茹でたのが、よく出てきました。 ちょっと水っぽくてねっとりしてて、ほくほく感はないです。 アメリカのヤムに似ています。 メキシコの、黄色いほくほくサツマイモ(CAMOTE)のほうが、僕には好みかな。 ちなみにサツマイモは、中南米が原産地だそうです。
 
Img_5069ecこれは、ユカ(Yuca)。 学名、Manihot esculenta 
 
日本では、キャッサバと言う名前で知られている(?)イモです。 この作物も、南米が原産だとか。 エクアドルでは、暑い低地で栽培されていて、海岸地方では準主食だそうです。 熱帯地方ではどこにでもある食材ですが、どんなふうに調理するのかな? こんど行ったらエクアドル風ユカ料理、絶対に食べてみないとね。  

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