植物

2017年6月 3日 (土)

ゲットウ

006blg我が家に、こんな花が咲いています。

なかなか、愛嬌がありますね。 毒々しい色合いで、ちょっと不気味でもあります。

学名、Alpinia zerumbet

こちらでは、ヒンヒブレ(GINGIBRE、ショウガ)って呼ばれています。 熱帯アジア原産。 調べてみると、日本では、ゲットウとよばれていて、沖縄なんかに自生しているとのこと。 薬用植物で、この大きな葉っぱでムーチーと言う蒸餅包んだりするとか。 知らなんだ~。 ブログをやってると、知識が増えていいです。  

005blg草姿は、こんなです。 今は乾季で、日差しが強いんで、葉が日に焼けています。 ほとんど日が当たらないところで良く育ち、高さ2m以上になります。 年中、ぽつぽつと花を咲かせます。 

002blgつぼみの花穂です。 ゲットウって、月桃でしょうかね? 草全体に、ほのかに甘いショウガのような揮発性の香りがあります。 花も香る。

このゲットウ、メキシコの暑い地方では、よく見る園芸植物です。 空地に野生化して、茂ってたりもします。 でも沖縄みたいに、この葉っぱを料理や包みものに使う習慣はないです。 外来植物だからでしょう。 ほのかにショウガが香る、素敵なタマレスができそうなんですけどね。

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2017年5月 9日 (火)

ピンクのアマパ

025a今朝(5月9日)の西空。 帯状の雲が空いっぱいに覆っていました。

028aこれは、午後遅くの南の空。 今日は1日中、帯状の雲が出たり崩れたり。 地震雲でしょうかね?

021aさて、前の記事で紹介した黄色いアマパですが、もう盛りを過ぎて、輝きを失ってしまいました。 輝くばかりの花時はほんの1週間ほど。 花に命は短かくて、ですな。 まあ、何十年もの間、毎年咲くんですけどね。

015aかわって、ピンクのアマパが咲き始めています。 Tabebuia rosea

在来種で、シナロアの山野にもたくさんあります。 公園や街路樹によく植えられてます。 20m以上に育つ大きな樹です。 桜みたいに木全体が花で埋まります。 色合いも桜木のよう。

014a春の海と、夕月と、花盛りのアマパ。

海の近くでも、元気に育つ。 塩分にも強いようです。

015a_4八重桜のような、豪華な花様です。

春の花ですが、気まぐれな奴で、花期は年によって1月から5月の間とばらつき、樹によってもばらつきます。 2度咲く樹もあります。 今年は3月に一度開花のピークがあり、5月に入ってまたあちこちで咲きだしてます。 2度目の花見ですな。

003aラッパ型の花です。 スポンと抜けて、ひらひら落花する。 このピンクのアマパも、花の盛りはほんの一週間ほどです。

031aこちらは、ブーゲンビリア。 年中咲く花です。 とってもきれい。 でも、儚い命の花に心惹かれます、春ですからな。

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2017年5月 4日 (木)

黄色いアマパ

020bメキシコの春の花って、まあいろいろあるんですが、いち押しはこれでしょう。 木全体が、目も覚めるような鮮やかな黄色の花で埋まってしまう。 メキシコの青い空に映えて、眩しいばかり。 花見の宴をするなら、この花でしょうな。

ノウゼンカズラ科タベブイア属。 シナロア地方で、アマパ・アマリージャ(AMAPA AMARILLA)と呼ばれてる花。 一般的には、プリマベーラ(PRIMAVERA,春と言う意味)というみたいです。 タベブイア属には黄花とピンク花がありまして、黄花にも何種類かあります。 うちのほうにあるのは、たぶんシナロア南部の山麓でも見られる、メキシコ海岸地方の自生種、Tabebuia donnel-smithiiだと思います。

花期は、普通は4月なんですが、今年は遅れて、今が花盛りです。

015b20mにもなる大木です。 この木は、ずっと前から廃屋になってる古い邸宅の庭にあります。 塀越しにパチリ。 落花の絨毯の木の下から仰げば、どんないきれいでしょうかね。

014b街中の空き地にある木。 マンションの住民、窓から間近に花見ができますね、うらやましいなぁ。

庭に植えるには大きすぎる木です。 あるのは、よほど大きな古い家の庭か、郊外の農園です。

023b落花は、ひらひら風車のように舞い落ちてきます。 まるで黄色い蝶のよう、春の妖精。 セロファンのような、繊細な花弁は、まさに春の花ですな。

016bエスクィナパ(ESCUINAPA)の教会。

シナロア地方は今、初夏です。 そして、乾季のさなか。 汗ばむ日差しに青い空、木陰に渡る涼風が心地よい。 そして、春の花がいっぱい。

でもね、花見だ花見だと大騒ぎの日本と違って、メキシコの人たちって、花見なんてしないのね。、季節の花々は、ひっそりと咲き、静かに散っていきます。 それも好ましく思えます。

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2017年4月23日 (日)

春秋兼在

018我が家の、アボカドの樹。 現在、花盛りです。

2本ありまして、いずれも庭に捨てた種から生えてきた、実生です。 樹齢12~15年で、高さ5mぐらい。 果皮が滑らかななタイプで、こちらで、レヒオナル(REGIONAL、地域のという意味)と呼ばれている種類です。

ところで、アボカド(AVOCADO)っていう呼び方は英語圏のものでして、メキシコから中米では、アグァカテ(AGUACATE)、アルゼンチンやチリ、ペルーでは、パルタ(PALTA)です。

016アボカドの花。 5mmほどしかありません。

019もう、小さな実が成ってます。 ほんの半年足らずで、500gらぐらいの大玉になります。 収穫期は、9月から11月です。

003樹の下は、落ち葉でいっぱい。

アボカドって、4月に花が咲くと同時に落葉して、同時に一斉に新しい葉が開くんです。 毎朝、落ち葉と落花の掃除が大変。 今が、アボカドの春でもあり、秋でもあるわけですな。

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2017年4月20日 (木)

チランジア開花

001我が家のチランジアですが、1月半ばに気が付いたら花穂が出てきてたんですが、これがまあ、成長が遅いんですよね。 待望の花芽だったんで、当初は毎朝、どうなるかってドキドキしながら見てたんですが。 ところが、一向に花が咲く気配なし。 と言うか、毎日見てる限りでは、全く変化なし。 だんだん熱意が冷めて、ここんとこ見向きもしてませんでした。

そしたらですな、知らない間に花穂がほぐれてるじゃないですか!

002このチランジアは、テアカパンの東方の、西シエラマドレ山脈のとある谷からのいただきものです。 去年の1月に我が家に来て、こうして木の幹にロープで縛りつけました。 あとは、ほったらかしです。 世話要らず。 この仲間は着生植物で、空気を食って育ってるってもんで、エアープランツって呼ばれてるぐらいですから。

003_2よく見ると、花が咲いてます。 紫のがそうです。 しぼんだ花もありますな、数日前から咲き始めてたのね。

004なかなか繊細で、きれいな花です。 触れれば染まりそうな、紫の妖しいこと。 これからは、もう少し可愛がってやらなくっちゃね。

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2017年3月14日 (火)

ハナズオウに似た花

004もう3月も半ば。 日本は早春の気配むんむんでしょうかね。

僕が住むシナロアは熱帯ですが、それでも多少の季節があり、春が来れば、咲かざりし花は咲き、鳴かざりし鳥も鳴き。 春には春の花が咲く。 アマパとか、バウヒニアとか。 でもね、いずれも花容は熱帯花です。 ここには、早春の頼りない日差しの中に、冷たい春風に花弁を震わせる、清楚な梅も桃も桜もありません。

もう日本を離れて30余年になりますが、それでも熱帯の春の景色の中、儚さを求め、移ろいを探します。 そして、どうしても、梅や桃に似た花を探しちゃうのね。  

写真の花木、いまシナロアの山野に咲いています。 遠くから見ると桃の花のようです。

007だけど近くでみると、親指の爪ぐらいの花はこんなです。 マメ科なんですよね。

ハナズオウの類だと思います。 ネットで調べると、メキシコハナズオウ、Cercis mexicanaというのがあるんですが、シナロア海岸地方は分布域から外れてます。 なんという植物でしょうかね?

桃とは全然違う花ですが、微かにアカシアのような甘い香りがあり、ミツバチが群れてます。 すこしくすんだ桃色が、僕の心象の春の風景そのもので、大好きな花です。

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2017年1月23日 (月)

トレレウの荒野にて

Img_6491blgアルゼンチン中部、トレレウ(TRELEW.)郊外の風景。

このあたりは、パタゴニア北部、パンパ(PAMPA)と呼ばれる大平原地帯の真っただ中になります。 パタゴニアパンパは、年間降雨量が50mmほどの半砂漠地帯です。 ただし、アンデス山脈から河川や伏流がありますから、場所によっては水はあるようです。 灌漑水路があるところは穀倉地帯で、畑や果樹園が広がってるところもあります。 でも、何にもしていないところは、こんな荒野です。

Img_6619blg僅かな緑地に群れ咲く、ヒルガオの花。

Img_6594blgこの虫ですが、胴長約5cmもある、立派な甲虫です。 砂漠の砂礫を、高速歩行する。 こいつを遠くから見つけて、タランチュラかと思いました。 カミキリムシのような容貌ですが、たぶんオサムシの仲間だと思います。

Img_6602blg砂漠の小さな灌木に群れていた蝶。 モンシロチョウより、やや小さいぐらい。 たぶんヒカゲチョウの仲間でしょう。 雰囲気はタカネヒカゲみたいですが、前翅に大きな蛇の目紋があります。 強風が飛砂を巻いて襲ってくると、地面に横倒しになって風を避ける。 砂漠の蝶です。

名前を調べようとネットを叩いてみましたが、ここいらの昆虫の情報は乏しくて、わかりませんでした。 どなたかご存知でしたら、ご教示お願いします。

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2016年12月 8日 (木)

大きな葉っぱの植物の花

Img_6141bll我が家の庭の、大きな葉っぱの植物。

近所の森の湿地にあったのを抜いてきて植えたのが2年前。 掌ぐらいの葉っぱが数枚の小さな株でしたが、こんなに大きくなりました。

Img_6142bll高さ2m。 大きな葉っぱは差し渡し1mぐらいあります。  これだけで庭全体が、いかにも熱帯のジャングルっていう風情になってます。

Img_6139bll葉っぱだけで十分だったんですが、先月から花が咲きはじめました。

長さ20cmほど。 微細な花がびっしり付いた柱が白い花弁に包まれています。 水芭蕉によく似ていますね。 典型的なサトイモ科の植物の花です。

こんな立派な花が咲くとは、嬉しいサプライズです。 花は短命で、翌日にはもう黄色く皴ばんでしまいますが、数日おきに新しい花が咲いてくれてます。

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2016年11月30日 (水)

シナロアの着生ラン、ラエリア・アウレア

Img_6093bll我が家の着生ランですが、また2株、咲きました。 前に記事にしたのと同じ種類です。

これ、どうやら、ラエリア・アウレア(Laelia aureaという種類のようです。 分布は、メキシコ西海岸、シナロア、ナヤリト、ドゥランゴ州となっています。

Img_6092blllご覧のように、葉の基部が球根状に膨れています。 バルブ(偽球茎)と言います。 花茎はバルブと葉っぱの継ぎ目から出ています。
 
Img_6092bllこのラン、枯れ枝に着いたままで我が家に来たので、そのままライムの木の下に吊るしました。 在来種で近郊の渓谷に自生している種類ですから、環境が合うんでしょう。 葉っぱも艶々濃緑で、元気そうです。

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2016年11月17日 (木)

庭のバナナ

Img_5791bbb 庭のバナナ。 この房は、収穫まで、あと3か月ぐらいでしょうか。
 
 
Img_5607bbb我が家の前庭には、こんな具合に、バナナが茂っています。 裏庭には、もう少し大きな薮もあって、お陰様で毎月、1~2房のペースで収穫してます。 それでは、花から実が成るまでの様子をお見せしましょう。
 
Img_5605bbb バナナのつぼみです。 こんな具合に、幹の先の生長点から出てきます。 まるで、逆さまのトウモロコシみたいです。
 
Img_5604bbb ほんの2,3日で、苞が開いてきます。
 
Img_5686bbb苞の内側は、鮮やかな赤です。 そして、苞の基部に、雌花があります。
 
Img_5685bbb 小指よりちょっと小さいぐらいのバナナの赤ちゃんが並び、その先に薄桃色のランみたいな花が咲いています。 苞は次々に開き、それぞれの苞の下に一列の雌花が咲きます。 こうして段々のバナナの房が出来ていきます。
 
Img_5690bbb 大きな花です。 苞もこんなに大きい。 お皿の代わりになります。
 
Img_5706bbb 数段のバナナの列できたら、予定終了です。 その先は、雄花になります。 ごらんのように、雄花には、バナナが付いていません、花だけです。
 
Img_5933bbb 地面に散った、花と苞。
 
Img_5930bbb なかなか、きれいな花でしょう。
 
Img_5704bbb 雄花は咲き続け、牛の尻尾みたいな花茎はどんどん下に伸びていきます。 花が咲いてから収穫まで、半年ぐらいかかります。 一本でも黄色くなったら、収穫時です。 茎をスポンと切って日陰に吊るしておくと、残りの実も熟れてくれます。
 
我が家のバナナは、コスティヨン(COSTILLON)とかブロ(BURRO)とか呼ばれてる種類でして、在来強健種で病害虫皆無です。 メキシコの海岸地方では、この手のバナナは雑草みたいなもんです。 凄い増殖力で、放っておくと大きな薮になって手が付けられなくなります。 だから普通は庭に植えたりしない。 空き地やゴミ捨て場に茂っていて、実が熟れたら誰でも勝手にとって食べてもOK,、そんな果物です。ちょっと酸味がありますが、焼きバナナとかパイのフィリングにすると、甘酸っぱくて美味しい。 もちろんそのままでも食べられます。

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