生き物

2017年6月 9日 (金)

ラス・ラブラダスーIII 生き物

トトラメス族の遺跡、ラス・ラブラダスの彫石群は、海岸の原野にあります。 見かけた生き物たちを少々、お見せします。

064puki掌ぐらいの、大きなカニ。 これは、脱皮した、抜け殻です。 紙のように薄くてふわふわで、触れれば粉々になってしまいます。 お腹側が割れてます。 夜中に波の来ない石の上に上がって脱皮するようです。 どんなふうにして、こんなに見事に脱皮するんでしょうかね?

生きてるやつは、濃いオリーブ色です。 彫石のある海岸の岩にたくさんいたんですが、すばしっこくて写真撮れず。

052blll茫々たる海岸林の灌木の白い花に群れていた蝶。 モンシロチョウより、やや大きいぐらいです。 何の変哲もない見かけの蝶ですが、珍しい種類かもしれません。

077blll海岸で拾った貝殻。 小さなタカラガイ。 青い貝はアサガオガイ。

どこに行っても、自然や生き物に目が行ってしまいます。

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2017年5月29日 (月)

残念ながら

016blg_3村外れのピネダさんちの豚さん、先々週、出産しました。 11匹です。 ブギブギ、押し合いへし合い、なかなか可愛いです。

メキシコの田舎では、庭で豚を飼ってる人、多いです。 残飯やっとけばどんどん太る。 おまけに多産です。 フィエスタのご馳走まで自給できるわけですな。 それに、スーパーの豚肉より全然美味しいし。

OTTO,一匹200ペソ(1200円ぐらい)だよ、どの子が良い? 思わず、このマダラの奴って言いそうになったんですが、ぐっと堪えてお断りしました。 うち、食堂なんで、臭いがね。  

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2017年4月13日 (木)

春の浜

031今週は復活祭。 ラテン諸国では、セマナ・サンタ(SAMANA SANTA)と言います。 キリスト様が十字架に磔にされ、3日後に復活されたことを祝う、聖週間ですね。

復活祭は、春の満月の週の移動祭日でして、メキシコでは春休みを復活祭に合わせます。 たいていの会社も休みになります。 そして、挙って海に行きます。 海が遠いところなら、川や湖畔とか、水があるところへ。 春たけなわの水辺は快適そのものですから。

テアカパンの浜も、この週末は満員になります。 今はまだ閑散とした浜に行ってみました。

025この日は、珍しく曇天。 こういう日も、暑くなくていいです。

007打ち上げられた、クラゲ。 これ、キャノンボールとか言って食べられる種類のようでして、塩漬けにしてみようと狙っています。

009_2きれいな、カニの殻。 

013マボロシハマグリ。

ご覧のように、殻の突起が素敵な美麗貝です。 10年ばかり前にはけっこうたくさん取れて、みそ汁にしたりしました。 最近は見かけなくなってたんですが、新鮮な殻がかなりありました。

019マボロシハマグリの殻は、このサイズが最大でした。 以前は倍ぐらいのが普通に採れたんですがね。

一般的に、二枚貝は個体数の増減が激しいので、復活の兆しかもしれません。 

022パナマナミノコは、小発生中。 長卵形のがそうです。 親指の爪ぐらいの貝です。

丸っこいのは、ハマグリみたいな貝で、これもここ3年ほど、ほとんど採れなかったんですが、小さな個体の殻がたくさんありました。 こちらもまた、発生が期待できます。

028小指の爪より小さな、ほんの3mmほどの貝殻。 ピンクの貝って、好きです。 それから、こうして拡大すると、テアカパンの浜の砂って、なかなかきれいですね。

009_3こんな貝殻も、拾えました。 僕は、優しい色の貝が好き( ^ω^)。

上の写真の貝殻は、現在のテアカパンには生息していない種類でして、砂中に埋もれていた昔々の、少なくとも百年以上前の貝殻が浸食で現れた、埋没貝です。 テアカパンの辺りの海岸は、ハリケーンや津波や大洪水などで、地形が大きく変わり続けているようです。 テアカパン半島も砂州でできていて、我が家の庭を1mも掘れば砂地になり、貝殻が出てきます。 今のテアカパンは、汽水マングローブ域と外洋の砂浜ですが、広大な砂泥浜の時代があったことが、埋没貝の種類から推察されます。 永い眠りから覚めた埋没貝は、独特の質感と色合いがあります。

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2017年2月11日 (土)

インカ犬

126ペルー中北部の町、トルヒージョ(TRUJILLO)にいます。 今日は時間が取れたので、遺跡をめぐりました。 その話はまたゆっくり書きますが、切符売り場の横に、こんな目つきの悪い、変な奴がいました。

これ、インカ犬ですねぇ。

ペルーでは、ビリンゴ(VIRINGO?)と呼ばれてるそうです。 アステカ犬と同様に、無毛犬です。 インカ以前からいた犬種だそうで、基本的に食用だったらしい。 体温が40度前後と高く、しかも無毛ですから、この犬を抱いて寝て体を温め病気を治すってことが今でも行われていると聞きました。 療養犬でもあるわけですな。 それから、普通の犬に比べて、舌が長く、2倍ぐらいあるとか。 ホントかなぁ?

135残念ながら、舌は出してくれませんでした。 背中や頭に手を置いてみましたが、確かにフライパンみたいに熱かったです。

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2016年10月 4日 (火)

クイ、喰いねぇ

Img_529333 キト郊外の山の中の小さな村、ジョア(LLOA)。 小さな朝市は、あっという間に見終わってしまい、さてどうしようか? せっかくなんで、山の空気を吸いながら、朝飯でも食うか。 何があるのかな? 屋台を見て回ってましたら、こんな看板が。 上のポンチョを着たネズミなんですがね。
 
アクアドルのアンデス山岳地帯で、クイ(CUY)っていうテンジクネズミの一種を食用にしてるって言う話は聞いてました。 テンジクネズミって、まあモルモット類なんですが。
 
出たな! 噂のクイ、肉食系男子、OTTOおじさん(また言ってる)、これは避けては通れません。
 
お兄さん、クイ、食いたいんですけど(スペイン語でです)、何があんの? ああ、今日はアサド(ASADO、焙り焼き)だよ、ほら、あそこ。 
 
Img_530333 すみません、陰になっちゃいました。 クイの丸焼きです。 けっこうでかくて、35cmぐらいあります。 やっぱり顔はモロにネズミです。
 
ヒゲは焼けたなとか、やっぱり前歯があるな、なんてぶつぶつ言いながら、しげしげと眺めてましたら、お兄さん、一匹15ドル(約1500円、エクアドルの通貨は米ドル)だよ。
 
高いなぁ。 僕があんまり感心して見てるんで、吹っ掛けられたかなと思いました。 今日の朝市では、僕が唯一の外国人のようだし。
 
こういう時は、僕は諦めが良いんです。 ラトン(RATON、ネズミ)一匹に15ドルは高いよ、隣の屋台のロクロ(ジャガイモスープ)なら2ドルじゃん、またこんどにするわ。 あ~、待って待って、ラトンじゃないよ、クイだよ、美味しいんだよ。 朝飯に大ネズミ(しつこい)一匹は多すぎるよ。 なんだかんだで、クイ1/4の定食ドリンク付きで、3ドル50セントで交渉成立しました。 食べるところが多そうな、お尻の部分の縦割りをリクエスト。  
 
Img_530533 はい、クイ定食。 お若えの、クイ、喰いねぇ、なんてね(*^-^)。
 
Img_530633 一見、鶏ももみたいですが、足がネズミです。 味はですね、やっぱり鶏ももに似てますが、もっと筋肉が細かくて旨みたっぷり、特に気になる臭いはなし。 弾力がある歯ごたえで、とっても美味しい。 ただし、皮は靴底みたいに硬かったです。 お兄さんに訊いたら、湯に浸けて毛を抜き、剃刀で剃るそうな(゚o゚)。 丸焼きは、皮つきでないとダメだそうです。
 
Img_530733 あっという間に完食。 関節のところの軟骨が旨かったんでガリガリ齧ってたら、筋が歯に挟まって翌日まで苦しみました。
 
あとで村の人たちと話す機会があって、聞いてみましたら、クイを裏庭で飼ってるお宅も多くて、普通に食べてるそうです。 そうか、山でとっ捕まえてきたんじゃなくて、飼育ものだったのね。 考えてみれば、上の看板みたいなマダラの奴は山にはいないよね。

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2016年6月24日 (金)

青い巻貝

Img_4129_convert_20160624082419 昨日行った、真夏の真昼の浜で、こんな貝を拾いました。
 
アサガオガイ。 学名は、Janthina    janthina 
 
この貝、気泡を吐いて筏を作り、海面に浮遊して生活し、カツオノエボシなどの浮遊性のクラゲを食べているそうです。 カツオノエボシも、青いきれいなクラゲです。 以前に記事にしていますので、ご覧ください。 http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-280f.html
 
Img_4127_convert_20160624081951 ほんの2cmほどの、小さな貝です。 裏側は、鮮やかな青色、上側はくすんだ水色です。
 
テアカパンに住んで10年以上になりますが、アサガオガイを拾ったのは初めてです。 検索してみましたら、世界中の暖海に広く分布し、陸地に向かって強い風が吹いたときに多数漂着することがあるとのことです。 今まで見逃していたのかもしれません。 
 
Img_4116vv_convert_20160624083116 拾ったのは、こんな浜です。 海と空の青さに、染まったとしか思えません。

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2016年6月 5日 (日)

協力者

Dscf8213_convert_20160605055714この頃、毎日のように落ちたマンゴーを食べに庭に来てくれる、小鳩ぐらいの青い鳥
 
Cyanocorax beecheii  カラス科の鳥です。 メキシコ固有種で、西シエラマドレ山脈の限られた地域にのみ分布する、希少種です。
 
Dscf8216_convert_20160605055904 相変わらず、庭のマンゴー掃除が日課です。 もっとたくさん来て、マンゴーを食い尽くしてくれれ良いのに。 まあでも、何百のうちの一個でも、こんな素敵な協力者がいると、元気が出ます。 幸せの青い鳥ですな。
 
Dscf8209_convert_20160605060354この子も毎晩欠かさず来てくれる、マンゴー掃除の協力者です。 きれいに種だけ残して食べてくれます。
 
フクロネズミの仲間。 たぶん、Didelphis marsupialis。
 
こちらでは、トラクアチェ(TLACUACHE)と呼ばれてます。 英名は、オポッサム(OPOSSUM)。 カンガルーみたいにおなかに袋で子供を巣立てる、有袋類です。
体長40cmぐらいで、尻尾も同じぐらいの長さがあります。 巨大なクロハゲネズミって姿ですね。
 
夜行性の動物で、夜道をドライブしていると、前をのそのそ横切るのをよく見ます。 けっこうたくさんいるようで、村のお年寄りの言うには、タマレスの具にすれば美味しいそうな。
 
こいつを食べようとは思わないなぁ。 せっかくの協力者だし、あまり食欲の湧く姿でもないしね。

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2016年5月14日 (土)

老太公望

Img_3208_convert_20160514040710 プエルトモントの町の前の浜。 ちょうど干潮時でした。 広々と砂利浜が露出しています。 後ろに見える桟橋も、ほとんど干上がっています。 これでは小舟です、お腹を打ってしまいます。
 
パタゴニア地方では、大潮廻りの日は、干満の潮位差が7mもあるとか。 僕が住むメキシコ、テアカパンではせいぜい2m、えらい違いです。 これは大変。 潮時をよく知っていて、満潮時に船を出し、次の満潮時に戻ってくる、なんてやってんでしょう。 漁師たちは、出漁することを、マレア(MAREA、潮の満ち引き)と呼びますもんね。
 
さて、そんな浜で、お爺ちゃんが一人、手投げの仕掛けで釣りをしていました。 
 
Img_3210_convert_20160514041328 釣果です。 この魚、パタゴニア地方で、ロバロ(ROBALO)と呼ばれてます。 学名は、Eleginops maclovinus。 タラのような白身で美味しい魚です。
 
Img_3212_convert_20160514044521 それから、貝も少々。
 
奥様と二人暮らしで、毎日潮時に合わせて釣りに来てるそうです。
 
10年前なら、ほんの半時間で三日満腹するだけの魚が釣れたんだが、この頃は、ウナマレア(UNA MAREA、一潮回り)でやっとこれだけだよ。 まあ、バアサンと食うには十分だけどな。 いいですな、僕も10年後には、ぜひそんな生活をします!
 
ほかにも色々と昔のプエルトモントの話をしてくれたんですが、あまりよく聞き取れませんでした(僕のスペイン語力が足りないせいもあります)。 ポケットにあった小銭をあげたら、すごく喜んでくれました。 

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2016年3月15日 (火)

埋没貝の花瓶

Img_2235_convert_20160315012850 7歳になる末娘と、浜へ貝殻拾いに行ってきました。 娘、ちょっとした工作を思い立ちまして。 なかなか良いアイデアだなと思ったんで、お手伝いです。
 
子供の成長って、早いもんです。 さっさと着替えて、バケツを持って、早く行こうとせかされる。 もう一人前の女の子として扱ってやらないといけませんな。
 
note小さい頃、僕を慕って、駈けてきた君が、それがこの頃、僕もまぶしい、美しい娘さ~、うひひ~んnote 加山雄三の歌デス、知ってます?
 
...お父さん、なに歌ってるの? ...いや、何でもない...(*^-^)。
 
Img_2458_convert_20160314055819 テアカパンの湿地帯が外洋の浜と交わるあたりが、貝殻拾いのポイントです。 ほらね、この通り。
 
ここの貝殻のほとんどは、埋没貝です。 この辺りは潮流の浸食を受けてましてね、砂中に埋もれてた昔の貝殻が現れて、浜に打ち上げられる。 おそらく何十年、あるいは何百年も前の貝殻のはずです。 年月を経て、精気が抜けて、それから波に洗われて、独特の質感と美しさがあります。
 
Img_2470_convert_20160314123726例えば、これらの貝、現在のテアカパン周辺には、全く生息していない種類です。 広大な干潟だった時代があったと推察されます。 シエラマドレ山脈からの河川が湿地帯に注ぎ、太平洋に接する。 浸食と堆積、それから洪水、ハリケーン、津波などで地形が変わり続けているんでしょう。 
 
Img_2468a_convert_20160314055101 さて、末娘の作品です。 廃物のガラス瓶に貝殻を詰めて、造花を入れました。
 
Img_2465_convert_20160314123258 食堂のテーブルに置きました。  うわぁ、良い感じ。 もう、OTTOおじさんの時代じゃないですな。 子供たちに任せて、海辺の小屋に隠遁したほうが良いかもしれません。

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2016年1月 7日 (木)

ハルパの生き物

シナロア州南部の山村、ハルパ(JALPA)村。 獲物を求めての山行、けっこうハードで緊張もしました。 シカは獲れませんでしたが、楽しかったです。 では、遭遇した生き物をお見せしましょう。

Dscf8097_convert_20160106113857さて、この子は誰でしょう? コアラ? タヌキ? ナマケモノ? いえいえ。 あまり日本では知られていない動物ですね。 メキシコで、テホン(TEJON)と呼ばれてます。 学名は、Nasua Narica。 和名もちゃんとあります、ハナグマっていいます。 アメリカ南部から中米に分布。 森林やマングローブ地帯に多い。 かなり大きな動物です、胴体は中型犬ぐらいあり、しかも太い尾は体と同じぐらいの長さがあります。 雑食性で、果物や木の根、昆虫を好む。 地上性ですが、サルなみに木登りもできる。

この子は犬に追われて樹に登りました。 勢子隊が鉄砲を持ってなかったのが幸いしました。 石を投げて落とそうとしてたんですが、梢高くに逃げる。 シカが本命で、鉄砲隊が待ってるので、捕獲を断念。 ああよかった。 鉄砲があれば獲れたのにと残念がってました。 焼き肉にしたら美味しいそうな。

Dscf8055_convert_20160106111935川原に群れる、クロコンドル、Coragyps atratus。 コンドルの小型種で、大きさはトンビよりやや大きいぐらい、やはり死肉食らいです。

Dscf8055a_convert_20160106112938拡大写真。 なかなかの貫録ですな。 右の子は幼鳥だと思ういます、可愛い~。

Dscf8068_convert_20160106113452でた~、シカだっ...、と思ったんですが...。 バカ、良く見ろ、OTTO、シカが荷物背負ってるわけないだろ。 それもそうだ、良く見るとロバですな。 飼い主は見当たらない。 賢い子で、一人でお家に帰れるんでしょう。

Dscf8062_convert_20160106113131たぶん、タイランチョウの仲間。 付き出した枝に止まって、虫が飛んで来ると飛び立って捕まえ、また枝に戻る。

Dscf8060この子は、ヤマセミの仲間でしょうか? ときおり飛び立って、水面をパチャッと叩くとまた戻る。 獲物を捕ってる様子は無し。 縄張りを誇示してるのかもしれません。

さて、以下は、食事中の人はパスを勧めます。

Dscf8103_convert_20160106114840これね、シカのウンコだそうです。 いやぁ、一応シカが見れて、良かったァ~。

Img_1316_convert_20160107114504_2これは、ペッカリーのウンコだそうです。 イノシシの近似種です。 こちらでは、ハバリ(JABALI)と呼ばれてます。 人前には出て来ませんが、けっこういるようです。 肉は獣臭が強く、シカ肉のほうが美味しいとのこと。

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