料理

2017年5月19日 (金)

メキシコ風パエリア

パエリアはサフランで色付けしたスペイン風具沢山炊き込みご飯(ですかね?)。 アルゼンチンで食べて美味しかったので、メキシコ風にアレンジしました。 サフランが無いので、色付け、風味付けに試行錯誤しました。 トマトを使ってしまうと、メキシカンライスになってしまうし。 苦労のかいあって、ここにオリジナルレシピ公開に至る。 いかにもメキシコって風味、だけどパエリアからは逸脱してないと思います、我ながら名レシピです、へへへ(^-^;。 

006 材料です。 長粒米4カップ、水洗いして笊で水を切っておく。 豚もも200gr、鶏むね200gr、ベーコン100gr。 殻付き無頭エビ6匹。 玉ねぎ中一個。 にんにく3片、トマト小一個、チレポブラノ(ピーマンでOK)少々。 チレグアヒージョ(辛くない干しチレ)一個。 アチョテ(ACHOTE)少々。

014野菜はこんな感じに切ります。

015a肉はこんな感じに。 エビは背中に切り目を入れて、背ワタを取る。 塩コショウをたっぷり振って下味をつけます、そのまま焼けば塩っぱすぎるぐらいに強めに。

016チレグアヒージョは下ごしらえしてミキサーでピューレにします。 粉末パプリカで代用可。 左は、アチョテです。

018アチョテ1cm角、水で溶いておきます。

アチョテっていうのは、ベニノキ(学名はBixa orellana)の実のペーストで、ソーセージなんかの色付けに広く使用される天然色素です。 メキシコでは、小箱に入って売っています。 日本では手に入らないかもしれませんが、まあなくてもOKかと。 その分パプリカを増量してください。

チリペーストとアチョテに、トータルで5カップ半(1.1リットル)になるように水を加えます。 チキンコンソメ2キューブを入れて煮立てる。 そのままスープとして飲んで、かなり薄味かなって程度の塩味に調整する。 沸騰したら火からおろす。 -A

026大きなテフロンフライパンで、豚肉、鶏肉、エビを、オリーブ油で炒めます。 うっすらと焦げ目がつくぐらいに、しっかりと火を通す。 玉ねぎとにんにくのみじん切り、ベーコンを加え、さらに炒める。 炒まったら別皿に取っておきます。ーB

029同じフライパンで、こんどは洗い米をたっぷりのオリーブ油で炒めます。 米が白くなるまで。

031米が炒まったら、Bを加えて、さっとかき混ぜて馴染ませる。

035Bを加える。 Bの温度は70度ぐらいの湯炊きです。 冷たいと炊きムラが出やすい、熱すぎると加えたときに沸騰して大変です。 具が均等になるようにさっと混ぜて馴染ませる。 好みでドライパセリやクミン、オレガノなどのスパイスを振っても良いですが、コショウだけで十分においしいです。 表面に、チリとトマトを並べる、飾りです。

007bアルミホイルで覆って、強火で勢いよく湯気が出るまで加熱します。 ほんの2~3分です。 中火に落とす。 数分で湯気が減ったら弱火に。 完全に水分が飛んだら出来上がりです。

037ほらね。 彩り鮮やか、メキシコ風パエリアの出来上がり。 なかなか豪華でしょ。 これで6人前ぐらいになります。

ポイントは、肉などの具はしっかり下味を付け、しっかり炒めておくこと。 それから、熱いスープを加える湯炊きにすること。 この手のご飯は水の量を誤って失敗することが多いので、まずは指定の水の量でやってみてください。

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2017年4月19日 (水)

春でいっぱい

008_24月も半ばを過ぎ、テアカパンはもう30度越えの毎日。 でも湿度が低いから、気持ちが良い。 今がテアカパンの陽春、春たけなわです。 これからどんどん暑くなります。

さて、今朝は知り合いの漁師からフグが届きました。 メキシコでは、フグのことを、ボテテ(BOTETE)と言います。 このフグは、ボテテ・ディアナ(BOTETE DIANA)という種類。 学名はSphoeroides annulatusです。

 猛毒種ですが、テアカパンは漁師の村、みんなじぶんでちゃちゃっと捌いて、普通に食用にされてます。 こちらでも春が産卵期でして、今が漁期。 まあ年中獲れるには獲れるんですが、春の魚。 フグは春の季語でしょうね。

010こちらは、ナミノコガイ。 パナマナミノコという種類です。 昨日の夕方、村外れの外洋の浜で採ってきました。

これも年中いるんですが、なぜか春から夏の貝です。 冬場でも海水温が25度あるテアカパンなんですが、地元の人には寒いようで、水が温み気温が30度を超えるようになると浜に出て、波に揉まれながらナミノコガイを採る。 こちらも、春の季語でしょうな。

015それでは、今日のお昼は、春をいただきましょう。 フグのから揚げ。 ナミノコガイの潮汁。 ここはやっぱり、トルティージャじゃなくて、ふっくら炊きたてご飯です。

ああ、美味しい。 体中が、春でいっぱいになっちゃった。

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2017年4月 9日 (日)

ペルー風の簡易創作セビチェ

ペルーで食べたセビチェ、美味しかったし、簡単に出来そうなんで、やってみました。 コンセプトだけいただいての、付け合せとかを省いた、超簡易ペルー風セビチェです。

002ペルー風セビチェには、新鮮な魚が必要です。 テアカパンに住んでれば、お手の物。 投網を下げて、夕暮れの浜に出る。 この通りです。 テアカパンでは、メニューを決めてから魚を獲りに行くんです(ホントかなぁ...?)。

003さて、この子を使いましょうかね。 テアカパンで、ブロと呼ばれてる魚。 30cmのまな板からはみ出す、ちょうどいいサイズです。

0043枚に卸します。 頭や骨は、から揚げにして、供養しましょう。

005皮を引き、腹骨と中骨をすきます。 骨なしのフィレーができました。 

ブロちゃんは、白身で血合いがきれいな美味しい魚。 鯛みたいでしょ。 テアカパンでは安物の魚ですが。 まあ、国によって、魚の好みや評価はガラッと変わるんでね。

034魚フィレーは写真のようにぶつ切りに。 ネギ斜め切り、白玉ねぎ千切り、セロリ斜め薄切り。 にんにく小一片みじん切り。 ライム一個。 材料はこれだけです。

035魚肉に、塩とにんにくを噛ませる。

038_2白玉ねぎ、ネギ、セロリを上に盛り付け、塩と白コショウを振りかける。 ライムを上から絞る。 皿にライム汁が少したまるぐらいの量です。 数分寝かせて、はい召し上がれ!

美味しくできました。 さっぱり味で、新鮮な魚の味が堪能できます。 前菜に最高ですな、これ。 僕は少しチリソースを垂らして、いただきました。 息子は、醤油をたらり。 どちらも合います。 しかし...、だんだんペルー風から遠ざかっていく~(*^-^)。

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2017年4月 8日 (土)

セビチェ比べ

セビチェ(CEVICHE)は、ラテンアメリカの、魚介の柑橘酢締め料理です。 国や地域によって、それぞれのスタイルがあります。

006これは、僕が住むメキシコ西海岸、シナロアの魚のセビチェ。 魚肉は、ほとんどミンチぐらいに細かく刻む、あるいはもともと身が柔らかくてスプーンでこそげ取れる種類の魚を使います。 サワラやカライワシなどですね。 たっぷりのライム汁と塩で、真っ白のフレーク状になるまで、しっかりと締めます。 これで、冷蔵庫に入れなくても、丸一日ぐらいは傷まない。 メキシコの海岸地方は酷暑ですから、冷蔵庫がなかった一昔前には、セビチェは保存食でもあったわけです。

野菜のみじん切りと和えて、出来上がり。 玉ねぎが必須で、あとはトマト、青チレ、シラントロ(香菜、パクチー)、キュウリ、ニンジンなど。

Img_3739これは、エビのセビチェ。 メキシコ海岸地方では、セビチェの魚介は生です。 魚も貝もエビも生。 そして、しっかりとライム汁で締める。 タコとイカだけ、茹でますけどね。

紫玉ねぎとキュウリが入ってます。 エビや貝類などの場合は、乱切り程度の大きさで、野菜もそれに合わせて、やや大きめに切ります。 

これが、シナロアスタイルのセビチェ。 トスターダやトトポ(上の写真)など、揚げたトルティージャに乗せていただきます。 レシピは以前の記事にありますので、ぜひご覧ください。 http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-7b3f.html

126さてですな、これね、こんど行ってきたペルーの、レストランで出てきたセビチェです。 メキシコのと、かなり違いますね。

白身の魚のフィレーを一口サイズに切って、ちょこっとニンニクと塩とオレガノをかませて、紫玉ねぎとシラントロをさっくり混ぜて、ライム汁を回しかける。 魚肉、は表面は白くなってますが中は生のままです。 生魚の味と歯ごたえがしっかり残ってます。 ペルーの海岸沿いは寒流の影響で涼しいので、さっと締めただけのセビチェになったんでしょうか。

付け合せに、、蒸したカボチャやサツマイモ、キャッサバが付く。 それから、白いトウモロコシの粒と、炒ったトウモロコシが添えてある。 ペルーのセビチェは、新鮮な魚があれば、どこでもできる料理ですが、付け合せが面白いです。

038これは、ペルーのセビチェからアイデアを貰って作った、OTTOおじさんの創作セビチェ。 と言うか、有り合わせの材料の、ただの魚のライム締めですけどね。 魚介をライムで締めれば、あとは好みで自在に作れるのがセビチェです。 これ、美味しかったんで、明日は作るところ、お見せしましょう。

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2017年3月30日 (木)

採りたてトウモロコシと野菜のスープ

メキシコのトウモロコシは、真っ白です。 そして、全然甘くない。 だからね、主食として飽きが来ないし、しっかり料理に使えます。

日本のトウモロコシって、甘いのばかりでしょ。 スイートコーンって言うぐらいだもんね。 それはそれで美味しいんだけどね、オヤツとしては。 でも、マッチョの食べ物ではないね、あれは。 大人の食べ物でもない。 あんなに甘くては、トウモロコシの滋味はわからない。 メキシコではね、焼きトウモロコシにライムを絞り、マヨネーズを塗りたくり、チリペッパーを真っ赤に振りかけて齧るのさ。 旨いぜ。 うほほと、いくらでも食べられるのさ。 日本にも、本当の意味で料理に使える、甘くないトウモロコシがあればいいのにと思う。

016_2さて、それでは、メキシコの春の全然甘くない採りたて白いトウモロコシと野菜のシナロア風スープ(長いな...(´・ω・`))、行きましょう。

トウモロコシ8本、皮をむきます。

005_2豚肉500grぐらい、今回は骨付きもも肉を使いました。 適当に切ります。 筋も脂身も骨も使います。

025白玉ねぎ(普通のでもOK)、セロリ、にんじん、トマト。 まあ、イモ系以外で、煮て美味しい野菜なら、なんでもOKかと。

017トウモロコシ5本は、粒をナイフでこそぎとります。 胚乳の部分に味があるから、残さずに取りましょう。 3本は、そのまま残しておく。

006豚肉をしっかり炒める。

023水を2リットルほど加え、こそげ落としたトウモロコシの実を加えます。 それから、残りのトウモロコシは写真のように輪切りにして入れる。

031煮立ったら、適当に切った野菜を加える。 全ての具が煮えたら、塩コショウで味を整えて、出来上がりです。

ポイントは、甘くないトウモロコシを使うこと、それからナイフでこそげ落としたトウモロコシを入れること。 トウモロコシさえ新鮮ならば、絶対に失敗のない、単純明快なスープです。 口に含めば、トウモロコシの乳液の滋味がはじけ、春の野の香りがいっぱいです。

028せっかくですから、分厚い手捏ねのトルティージャを焼きましょう。 トウモロコシの、オンパレードですな。 ちょんちょんと突っつけば、魔法の指から春風が吹き込んだように、トルティージャがぷうっと膨れ、かさかさ鉄板の上で踊ります。 これぞメキシコ、シナロアの、春の聖餐だね。

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2016年12月 5日 (月)

メキシコ西海岸漁師町風、魚のセビチェ

Img_6089bcc今日のお昼は、セビチェ(CEVICHE)のトスターダです。

セビチェは、魚介をライムで締めた料理です。 ラテンアメリカでは、海岸地方ならどこにでもある料理ですが、国や地方によってかなり違います。 今回はメキシコ漁師町の典型的なセビチェです。

では作り方、行きましょう。

Img_6028bccサワラを使いました。 他の魚でもOKです。 ただし、身だけを取ってスリミ状にするので、身の柔らかい魚のほうが楽です。
 
Img_6031bll3枚に卸す。 サワラなら、こうしてスプーンでこそげるだけで、身が取れます。 身が固くて出来ない魚の場合、皮を引いてみじん切りにして、さらに包丁の背で叩いて潰す。 日本でなら、サワラ以外では、サバやアジが良いかと思います。 ただし、生食用の新鮮なのを使いましょう。
 
Img_6033bcc_3身を取り終わったところ。
 
Img_6037bll白玉ネギみじん切り半個分を加え、ライムを絞ります。 魚肉500グラムに3個ぐらい。 レモンでもいいと思います。
 
Img_6038bcc塩ひとつまみを加え、ライムジュースが良くなじむまで、ぐちゃぐちゃに混ぜ合わせます。 魚肉がしっかり締まるまで、半時間ほど置きます。
 
Img_6081bccその間に、野菜を準備しましょう。 今日はニンジン、白玉ネギ、トマト、香菜(シラントロ)、セラノチレ(辛い青チレ)です。 あり合わせで合いそうと思う野菜でKOです。 セロリやキュウリを入れても美味しい。 で、メキシコではもっぱら白玉ネギだけど、日本では手に入りにくいし高いのかな? 風味でいえば、黄玉ネギと長ネギの白い所との中間って感じだから、黄玉ネギでも長ネギでも大丈夫でしょう。 新鮮な魚たっぷり以外は、細かいことにこだわらないのが漁師町風ですから。  
 
Img_6083bcc野菜たちを、みじん切りにします。 ニンジンは固いので極細のケンに。
 
Img_6085bccさっきの魚肉、ライムで締まって、真っ白でポロポロのフレーク状になってます。 もしまだ生々しかったら、ライムが足りなかったってことですから、適量加えて放置しましょう。
 
Img_6086bcc魚肉と野菜を全て入れて、よく混ぜ合わせます。
 
Img_6088bcc出来上がり。 鍋のままで、すみません。 ガラスの鉢に盛って、野の花や貝殻なんぞを飾れば、小粋な一品になります(o^-^o)。
 
トスターダ以外にも、そのままちまちま食べても、ドリトスですくっても美味しいです。
 
セビチェは、メキシコ海岸地方では、子供のフィエスタとか軽い昼食会なんかによく出てきます。 もちろん、漁から戻った漁師が浜で豪快に作って、テカテビールの大瓶を片手に頬張ってたりもします。 新鮮な魚さえあれば絶対確実、簡単で美味しい料理ですから。

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2016年11月20日 (日)

簡易魚卵の塩辛

Img_5978kobo 昨日の夕方の、投網漁の漁獲。 秋風が吹くと、テアカパンの魚たちは、身が締まって美味しくなります。 海水温は変わらず27度なんですが、雨季が去って塩分濃度が上がるからでしょうか?
 
さて、この魚、ボラのに似ていますでが、別の種類です。 テアカパンで、リセタ(LIZRTA)と呼ばれてる魚。 日本のコボラの近似種です。 大きくなっても40cmどまり。 普通は20~30cmの小型種です。
 
ボラと違って、年中抱卵してる個体が見られます。 お腹の張り具合からして、この子たちも卵を持ってますな。
 
Img_5981kobo 卵巣に刃が入らないように、腹びれの下から包丁を入れ、頭をはねる。
 
Img_5958koboお腹を割いて、卵巣を取り出します。 肛門にくっついているので、ていねいに外します。
 
Img_5959kobo ボラの卵巣に比べると小さいですが、きれいでしょ。 以前は、焼いたり揚げたりして食べてたんですが、このごろはもっぱら、即席塩辛にしてます。 簡単にできて、すぐに食べられて、なかなか美味しい。 作り方、行きますね。
 
Img_5960kobo 卵巣を、適当な大きさに切ります。 卵膜を切っちゃったときは、水洗いはしない、洗うと卵が流れてしまいますから。 そのままで使えるように、卵巣を取り出す前に、魚体をきれいに洗っておきましょう。
 
Img_5961kobo こんな感じです。 まあべつに、しごいて卵だけを出しても良いんですが、僕は卵膜も好きなんで。 これぐらいの大きさに切れば、卵膜ごともぐもぐ食べやすいですから。
 
Img_5962kobo 塩をひとつまみ入れ、指でつまんでぐちゃぐちゃにかき混ぜます。
 
Img_5963kobo 出来上がりです。 すぐに食べても、十分に美味しいです。 熱々のご飯に乗せれば、最高。 タラコより、絶対に美味しいです。
 
冷蔵庫で半時間ほど寝かせば、味がなじんで、ねっとり感が出ます。 さらに毎日かき混ぜながら数日置けば、ウニみたいな風味がついて、絶品になります。
 
コボラを捌いてて、うっかり卵巣をパンクさせてしまったのが、この食べ方の発端です。 あちゃ~、もったいない、思わず指でぬぐってしゃぶってみた。 ん!、美味しい~。 指に付いてた塩味が混じって、もうすでに上品なタラコみたいな味。 それで塩と練ってみたら、その場で美味しい塩辛が出来てしまった、という訳です。 どんな魚の卵巣でも、風味に優劣はありますが、このやり方で即席塩辛が出来ます。 新鮮な魚卵が手に入ったら、ぜひお試しあれ。

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2016年11月 7日 (月)

クエロのドゥロ

Img_5727du毎日。相変わらず暑いです。 最高気温は32度、最低が27度。 でも湿度が下がったんで、何とか耐えられる暑さです。 夜も扇風機最強で熟睡できます。 OTTOおじさんも、すっかりテアカパン人になりました、むふふん。

さて、ようやく雨季は完全に過ぎ去ったようで、まとまった雨は来年の6月まで降らないでしょう。 メキシコ西海岸に、乾季の到来です。 今日は隣の耕作地に、隣村のアミーゴ、アレハンドロさんにお願いして、トラクターを入れてもらいました。 ご覧のように、背丈ぐらいある雑草に覆われています。 6月に雨季が始まり、あっという間にこんなになっちゃいます。

Img_5734duトラクターの威力は絶大です。 あっという間に耕されました。 約3000m2ほどですが、400ペソ(2200円ぐらい)お支払いしました。 でもね、去年はトマティージョ(TOMATILLO)を植えたんですが、今年は何も作る予定なしです。 これぐらいの規模の畑でも、凄く手間がかかるし、採算に合わないのが分かったんでね。 来年の雨季には、蒔きっぱなしで運が良ければ採れるハマイカ(JAMAICA)っていう作物を作ろうと思っています。
 
Img_5822duさて、今日のお昼は簡単に行きましょう。 クエロのドゥロ。
 
それはいったい、何じゃらほい?、ですよね。 はいはい、今から説明しますね。
 
Img_5873du まず、これがクエロ(CUERO)です。 さて、何でしょう? これね、ブタの皮の酢漬けなんです。 コラーゲンの塊で美肌食ですかな。 クラゲみたいにコリコリしてます。 特に味も香りもなし、食感を楽しむ素材です。 メキシコでは一般的な食材でして、スーパーでも買えます。 冷菜の素材です、加熱すると溶けちゃうんで。 キロ30ペソぐらい。
 
Img_5792duこれが、ドゥロ(DURO)です。
巨大な小麦粉の揚げ煎餅でして、こんな風に売ってます。 20枚入りで30ペソぐらいです。
 
Img_5803duでは、クエロのドゥロの作り方、行きましょう。 まず、ドゥロにサワークリームを塗ります。
 
Img_5808ud野菜のみじん切りをちょこっと塩でしんなりさせたのを、どっさり乗せる。 今日はトマト、玉ねぎ、キャベツですが、なんでも好みで。
 
Img_5813duクエロのみじん切りを乗せます。
 
Img_5820du 思いっきり辛いチリソースを垂らし、ライムを絞ります。 ハイ、出来上がり。
 
Img_5816du両手で持って、こぼさないように、バリバリ齧る。
 
ドゥロは、作ったら速攻で食べないといけません。 でないとね、水気が滲みてふにゃふにゃになってしまいます。 さあ食うぞと持ち上げたとたん、ボロッと折れて地面に落下、なんて不幸な事故も起こる。  これは、サッカーの試合会場とかロデオなんかでよく売ってる、メキシコの軽食、というかオヤツですね。 メキシコにいらした折には、ぜひお試しあれ。 

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2016年11月 2日 (水)

メヌードやポソレ用のトウモロコシの下ごしらえ

メキシコの、汁系の郷土料理と言えば、メヌード(MENUDO)とポソレ(POZOLE)が双璧でしょうか。 メヌードは牛の胃袋の、ポソレはブタの骨付き肉のスープです。 以前に記事にしてますので、ご覧ください。 ポソレ: http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-413f.html  メヌード: http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-86e3.html
 
さて、メヌードにもポソレにも、メキシコ人の主食、白いトウモロコシがたっぷり入っています。
 
メキシコでは、トウモロコシは、必ず下ごしらえに石灰水で煮て漂白してから使います。 下ごしらえ済みのトウモロコシを、ニスタマル(NIZTAMAL)と言います。 トルティージャも、ニスタマルを挽いて作ります。 トウモロコシを石灰水で煮てニスタマルをつくるのは、メキシコ料理の基本中の基本であります。
 
まあ今では家庭でトウモロコシからトルティージャを作ることはまずないし、メヌードやポソレにも下ごしらえ済みのトウモロコシか買えますから、ニスタマルを作るのはよほどの田舎の人ぐらいなんですけどね。 でもね、それなりに手間も時間もかかりますが、やっぱり自分で作ったほうが安心で美味しくもあります。 やってみるだけの価値はあります。
 
では、ニスタマルの作り方、いきましょう。 翌日使うニスタマルの下ごしらえを、夜に始めます。
 
Img_5758mmm乾燥トウモロコシ。 メキシコのトウモロコシは、写真のように真っ白です。
 
Img_5759mmm材料はこれだけ。 乾燥トウモロコシ500gr。 石灰大さじ一杯。 水2リットル。
 
Img_5761mmm虫食いや傷んでるトウモロコシを除きます。
 
Img_5763mmm鍋にトウモロコシを入れ、水を入れる。 次いで、石灰を加えます。
 
Img_5764mmmかき混ぜます。 白い混濁液になります。
 
Img_5765mmmあら、不思議。 トウモロコシの皮が、一瞬できれいな黄色に変わります。
 
Img_5772mmm中火で加熱します。 煮立ったら超とろ火で30分ほど煮続けます。 トウモロコシと石灰の混じった甘い香りがキッチンに満ちます。 郷愁を誘う、メキシコのトルティージャ屋さんの匂いですね。
 
Img_5773mmm皮がゆるんできてます。 火を止め、蓋をして、出来るだけゆっくり冷ましながら、一晩寝かせます。
 
Img_5785mmm翌朝、石灰水を捨てます。 皮が溶けかかってますね。
 
Img_5832mmm_2 水の中で、ぎゅうぎゅう揉み洗いして、溶けた皮を洗い流します。
 
Img_5833mmm何度も洗ってすすいで、ニスタマルの出来上がり。 真っ白で、きれいでしょ。 500grの乾燥トウモロコシから約800grのニスタマルが出来ます。
 
石灰で煮ることで、皮が剥けるだけでなく、独特の風味とモチモチ感が加わります。 メヌードやポソレには、ニスタマルを使わないと本来の味になりません。
 
ご覧のように作り方は至って簡単で、メヌードやポソレに使う限りは、石灰の量も煮る時間も適当で大丈夫です。 ただし、これを挽いてトルティージャにする場合は、煮すぎると固くなるし、煮方が足りないとパサパサになるとか、相当なノウハウがあるようです。 用途に合わせたトルティージャが焼けて、初めて一人前の女性と認められるぐらいです、まあそれはふた昔も前の田舎の村の話ですけどね。

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2016年8月 2日 (火)

雨季の野の贈り物

Img_4266a_3 雨季に入って、はや一か月。 野山は盛り上がるような新緑です。 どうです、素敵な野の小道でしょ。 椰子の森の向こうは、海です。
 
Img_4348a_3 さて、我が家に庭にも、若草が芽生えています。 この草ね、ベルドラガ(VERDOLAGA)と言います。 和名はスベリヒユ。 メキシコでは広く食用にされてる野草でして、露店で売ってることもあります。 苦みも癖もなく、そのままでも食べられるます。 日本でも、空き地や道端に生える雑草ですから、ぜひお試しあれ。
 
ところでですな、メキシコって、特に夏場は葉っぱ物の野菜が無いのね。 蒸し暑い今の時期、さっぱりホウレン草のおひたしとか、青菜の炒め物とか、食べたいんだけど、あるのはトマトとかかぼちゃとか果菜ばっか。
 
と言うわけで、さっそくこの雨季の野の贈り物をいただきましょうかね。
 
Img_4350a_2 柔らかそうなのを選んで集めます。 若菜摘みですな、むふふ~ん。
 
Img_4360a_2 豚肉と青ネギを炒め、最後にベルドラガをどさっと入れて、さっと火を通したら出来上がり。 野の香りと、少しの酸味とぬめりが、ベルドラガの持ち味です。
 
口いっぱいに頬張って、しゃきしゃき、もぐもぐ...、ああ美味しい。 みるみる体中に、野山のエネルギーが浸透していきます。 こんなの毎日食べてれば、仙人になれちゃうかもね。

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