料理

2016年12月 5日 (月)

メキシコ西海岸漁師町風、魚のセビチェ

Img_6089bcc今日のお昼は、セビチェ(CEVICHE)のトスターダです。

セビチェは、魚介をライムで締めた料理です。 ラテンアメリカでは、海岸地方ならどこにでもある料理ですが、国や地方によってかなり違います。 今回はメキシコ漁師町の典型的なセビチェです。

では作り方、行きましょう。

Img_6028bccサワラを使いました。 他の魚でもOKです。 ただし、身だけを取ってスリミ状にするので、身の柔らかい魚のほうが楽です。
 
Img_6031bll3枚に卸す。 サワラなら、こうしてスプーンでこそげるだけで、身が取れます。 身が固くて出来ない魚の場合、皮を引いてみじん切りにして、さらに包丁の背で叩いて潰す。 日本でなら、サワラ以外では、サバやアジが良いかと思います。 ただし、生食用の新鮮なのを使いましょう。
 
Img_6033bcc_3身を取り終わったところ。
 
Img_6037bll白玉ネギみじん切り半個分を加え、ライムを絞ります。 魚肉500グラムに3個ぐらい。 レモンでもいいと思います。
 
Img_6038bcc塩ひとつまみを加え、ライムジュースが良くなじむまで、ぐちゃぐちゃに混ぜ合わせます。 魚肉がしっかり締まるまで、半時間ほど置きます。
 
Img_6081bccその間に、野菜を準備しましょう。 今日はニンジン、白玉ネギ、トマト、香菜(シラントロ)、セラノチレ(辛い青チレ)です。 あり合わせで合いそうと思う野菜でKOです。 セロリやキュウリを入れても美味しい。 で、メキシコではもっぱら白玉ネギだけど、日本では手に入りにくいし高いのかな? 風味でいえば、黄玉ネギと長ネギの白い所との中間って感じだから、黄玉ネギでも長ネギでも大丈夫でしょう。 新鮮な魚たっぷり以外は、細かいことにこだわらないのが漁師町風ですから。  
 
Img_6083bcc野菜たちを、みじん切りにします。 ニンジンは固いので極細のケンに。
 
Img_6085bccさっきの魚肉、ライムで締まって、真っ白でポロポロのフレーク状になってます。 もしまだ生々しかったら、ライムが足りなかったってことですから、適量加えて放置しましょう。
 
Img_6086bcc魚肉と野菜を全て入れて、よく混ぜ合わせます。
 
Img_6088bcc出来上がり。 鍋のままで、すみません。 ガラスの鉢に盛って、野の花や貝殻なんぞを飾れば、小粋な一品になります(o^-^o)。
 
トスターダ以外にも、そのままちまちま食べても、ドリトスですくっても美味しいです。
 
セビチェは、メキシコ海岸地方では、子供のフィエスタとか軽い昼食会なんかによく出てきます。 もちろん、漁から戻った漁師が浜で豪快に作って、テカテビールの大瓶を片手に頬張ってたりもします。 新鮮な魚さえあれば絶対確実、簡単で美味しい料理ですから。

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2016年11月20日 (日)

簡易魚卵の塩辛

Img_5978kobo 昨日の夕方の、投網漁の漁獲。 秋風が吹くと、テアカパンの魚たちは、身が締まって美味しくなります。 海水温は変わらず27度なんですが、雨季が去って塩分濃度が上がるからでしょうか?
 
さて、この魚、ボラのに似ていますでが、別の種類です。 テアカパンで、リセタ(LIZRTA)と呼ばれてる魚。 日本のコボラの近似種です。 大きくなっても40cmどまり。 普通は20~30cmの小型種です。
 
ボラと違って、年中抱卵してる個体が見られます。 お腹の張り具合からして、この子たちも卵を持ってますな。
 
Img_5981kobo 卵巣に刃が入らないように、腹びれの下から包丁を入れ、頭をはねる。
 
Img_5958koboお腹を割いて、卵巣を取り出します。 肛門にくっついているので、ていねいに外します。
 
Img_5959kobo ボラの卵巣に比べると小さいですが、きれいでしょ。 以前は、焼いたり揚げたりして食べてたんですが、このごろはもっぱら、即席塩辛にしてます。 簡単にできて、すぐに食べられて、なかなか美味しい。 作り方、行きますね。
 
Img_5960kobo 卵巣を、適当な大きさに切ります。 卵膜を切っちゃったときは、水洗いはしない、洗うと卵が流れてしまいますから。 そのままで使えるように、卵巣を取り出す前に、魚体をきれいに洗っておきましょう。
 
Img_5961kobo こんな感じです。 まあべつに、しごいて卵だけを出しても良いんですが、僕は卵膜も好きなんで。 これぐらいの大きさに切れば、卵膜ごともぐもぐ食べやすいですから。
 
Img_5962kobo 塩をひとつまみ入れ、指でつまんでぐちゃぐちゃにかき混ぜます。
 
Img_5963kobo 出来上がりです。 すぐに食べても、十分に美味しいです。 熱々のご飯に乗せれば、最高。 タラコより、絶対に美味しいです。
 
冷蔵庫で半時間ほど寝かせば、味がなじんで、ねっとり感が出ます。 さらに毎日かき混ぜながら数日置けば、ウニみたいな風味がついて、絶品になります。
 
コボラを捌いてて、うっかり卵巣をパンクさせてしまったのが、この食べ方の発端です。 あちゃ~、もったいない、思わず指でぬぐってしゃぶってみた。 ん!、美味しい~。 指に付いてた塩味が混じって、もうすでに上品なタラコみたいな味。 それで塩と練ってみたら、その場で美味しい塩辛が出来てしまった、という訳です。 どんな魚の卵巣でも、風味に優劣はありますが、このやり方で即席塩辛が出来ます。 新鮮な魚卵が手に入ったら、ぜひお試しあれ。

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2016年11月 7日 (月)

クエロのドゥロ

Img_5727du毎日。相変わらず暑いです。 最高気温は32度、最低が27度。 でも湿度が下がったんで、何とか耐えられる暑さです。 夜も扇風機最強で熟睡できます。 OTTOおじさんも、すっかりテアカパン人になりました、むふふん。

さて、ようやく雨季は完全に過ぎ去ったようで、まとまった雨は来年の6月まで降らないでしょう。 メキシコ西海岸に、乾季の到来です。 今日は隣の耕作地に、隣村のアミーゴ、アレハンドロさんにお願いして、トラクターを入れてもらいました。 ご覧のように、背丈ぐらいある雑草に覆われています。 6月に雨季が始まり、あっという間にこんなになっちゃいます。

Img_5734duトラクターの威力は絶大です。 あっという間に耕されました。 約3000m2ほどですが、400ペソ(2200円ぐらい)お支払いしました。 でもね、去年はトマティージョ(TOMATILLO)を植えたんですが、今年は何も作る予定なしです。 これぐらいの規模の畑でも、凄く手間がかかるし、採算に合わないのが分かったんでね。 来年の雨季には、蒔きっぱなしで運が良ければ採れるハマイカ(JAMAICA)っていう作物を作ろうと思っています。
 
Img_5822duさて、今日のお昼は簡単に行きましょう。 クエロのドゥロ。
 
それはいったい、何じゃらほい?、ですよね。 はいはい、今から説明しますね。
 
Img_5873du まず、これがクエロ(CUERO)です。 さて、何でしょう? これね、ブタの皮の酢漬けなんです。 コラーゲンの塊で美肌食ですかな。 クラゲみたいにコリコリしてます。 特に味も香りもなし、食感を楽しむ素材です。 メキシコでは一般的な食材でして、スーパーでも買えます。 冷菜の素材です、加熱すると溶けちゃうんで。 キロ30ペソぐらい。
 
Img_5792duこれが、ドゥロ(DURO)です。
巨大な小麦粉の揚げ煎餅でして、こんな風に売ってます。 20枚入りで30ペソぐらいです。
 
Img_5803duでは、クエロのドゥロの作り方、行きましょう。 まず、ドゥロにサワークリームを塗ります。
 
Img_5808ud野菜のみじん切りをちょこっと塩でしんなりさせたのを、どっさり乗せる。 今日はトマト、玉ねぎ、キャベツですが、なんでも好みで。
 
Img_5813duクエロのみじん切りを乗せます。
 
Img_5820du 思いっきり辛いチリソースを垂らし、ライムを絞ります。 ハイ、出来上がり。
 
Img_5816du両手で持って、こぼさないように、バリバリ齧る。
 
ドゥロは、作ったら速攻で食べないといけません。 でないとね、水気が滲みてふにゃふにゃになってしまいます。 さあ食うぞと持ち上げたとたん、ボロッと折れて地面に落下、なんて不幸な事故も起こる。  これは、サッカーの試合会場とかロデオなんかでよく売ってる、メキシコの軽食、というかオヤツですね。 メキシコにいらした折には、ぜひお試しあれ。 

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2016年11月 2日 (水)

メヌードやポソレ用のトウモロコシの下ごしらえ

メキシコの、汁系の郷土料理と言えば、メヌード(MENUDO)とポソレ(POZOLE)が双璧でしょうか。 メヌードは牛の胃袋の、ポソレはブタの骨付き肉のスープです。 以前に記事にしてますので、ご覧ください。 ポソレ: http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-413f.html  メヌード: http://teacapan.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-86e3.html
 
さて、メヌードにもポソレにも、メキシコ人の主食、白いトウモロコシがたっぷり入っています。
 
メキシコでは、トウモロコシは、必ず下ごしらえに石灰水で煮て漂白してから使います。 下ごしらえ済みのトウモロコシを、ニスタマル(NIZTAMAL)と言います。 トルティージャも、ニスタマルを挽いて作ります。 トウモロコシを石灰水で煮てニスタマルをつくるのは、メキシコ料理の基本中の基本であります。
 
まあ今では家庭でトウモロコシからトルティージャを作ることはまずないし、メヌードやポソレにも下ごしらえ済みのトウモロコシか買えますから、ニスタマルを作るのはよほどの田舎の人ぐらいなんですけどね。 でもね、それなりに手間も時間もかかりますが、やっぱり自分で作ったほうが安心で美味しくもあります。 やってみるだけの価値はあります。
 
では、ニスタマルの作り方、いきましょう。 翌日使うニスタマルの下ごしらえを、夜に始めます。
 
Img_5758mmm乾燥トウモロコシ。 メキシコのトウモロコシは、写真のように真っ白です。
 
Img_5759mmm材料はこれだけ。 乾燥トウモロコシ500gr。 石灰大さじ一杯。 水2リットル。
 
Img_5761mmm虫食いや傷んでるトウモロコシを除きます。
 
Img_5763mmm鍋にトウモロコシを入れ、水を入れる。 次いで、石灰を加えます。
 
Img_5764mmmかき混ぜます。 白い混濁液になります。
 
Img_5765mmmあら、不思議。 トウモロコシの皮が、一瞬できれいな黄色に変わります。
 
Img_5772mmm中火で加熱します。 煮立ったら超とろ火で30分ほど煮続けます。 トウモロコシと石灰の混じった甘い香りがキッチンに満ちます。 郷愁を誘う、メキシコのトルティージャ屋さんの匂いですね。
 
Img_5773mmm皮がゆるんできてます。 火を止め、蓋をして、出来るだけゆっくり冷ましながら、一晩寝かせます。
 
Img_5785mmm翌朝、石灰水を捨てます。 皮が溶けかかってますね。
 
Img_5832mmm_2 水の中で、ぎゅうぎゅう揉み洗いして、溶けた皮を洗い流します。
 
Img_5833mmm何度も洗ってすすいで、ニスタマルの出来上がり。 真っ白で、きれいでしょ。 500grの乾燥トウモロコシから約800grのニスタマルが出来ます。
 
石灰で煮ることで、皮が剥けるだけでなく、独特の風味とモチモチ感が加わります。 メヌードやポソレには、ニスタマルを使わないと本来の味になりません。
 
ご覧のように作り方は至って簡単で、メヌードやポソレに使う限りは、石灰の量も煮る時間も適当で大丈夫です。 ただし、これを挽いてトルティージャにする場合は、煮すぎると固くなるし、煮方が足りないとパサパサになるとか、相当なノウハウがあるようです。 用途に合わせたトルティージャが焼けて、初めて一人前の女性と認められるぐらいです、まあそれはふた昔も前の田舎の村の話ですけどね。

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2016年8月 2日 (火)

雨季の野の贈り物

Img_4266a_3 雨季に入って、はや一か月。 野山は盛り上がるような新緑です。 どうです、素敵な野の小道でしょ。 椰子の森の向こうは、海です。
 
Img_4348a_3 さて、我が家に庭にも、若草が芽生えています。 この草ね、ベルドラガ(VERDOLAGA)と言います。 和名はスベリヒユ。 メキシコでは広く食用にされてる野草でして、露店で売ってることもあります。 苦みも癖もなく、そのままでも食べられるます。 日本でも、空き地や道端に生える雑草ですから、ぜひお試しあれ。
 
ところでですな、メキシコって、特に夏場は葉っぱ物の野菜が無いのね。 蒸し暑い今の時期、さっぱりホウレン草のおひたしとか、青菜の炒め物とか、食べたいんだけど、あるのはトマトとかかぼちゃとか果菜ばっか。
 
と言うわけで、さっそくこの雨季の野の贈り物をいただきましょうかね。
 
Img_4350a_2 柔らかそうなのを選んで集めます。 若菜摘みですな、むふふ~ん。
 
Img_4360a_2 豚肉と青ネギを炒め、最後にベルドラガをどさっと入れて、さっと火を通したら出来上がり。 野の香りと、少しの酸味とぬめりが、ベルドラガの持ち味です。
 
口いっぱいに頬張って、しゃきしゃき、もぐもぐ...、ああ美味しい。 みるみる体中に、野山のエネルギーが浸透していきます。 こんなの毎日食べてれば、仙人になれちゃうかもね。

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2016年5月23日 (月)

混ぜれば...。

Img_3867_convert_20160523084251 新鮮なサボテンの葉っぱが手に入りました。 と言うか、サボテンは探せば村にいくらでもありまして、でも自分で採ってとげを掃除するのが一苦労。 皮手袋をはめてナイフでこそげ取るんですが、うっかりその皮手袋をはめたままで首筋なんて掻いたら(蚊が多くってね)、一生苦しむ(大袈裟ですな、でも2か月はかたい)。 とげを掃除したのを買うに限ります。 で昨日は、村のサボテン売りのおばさんが来てくれたんでね。
 
Img_3860_convert_20160523084547 早速、朝ごはんに使いましょう。 賽の目に切って、トマト、タマネギろいっしょに鉄板で炒める。 しっかり火が通って、ウグイス色になったら、溶き卵を流す。 定番料理、サボテンの卵とじの出来上がり。
 
しかし...、う~、なんだか油っぽくなったぞ。
 
いえね、サボテンの前に、同じ鉄板で、ジャガイモのチョリソ炒めを作ったのね。 チョリソの脂がべったり残ってたんですが、まあいいや、油引く手間が省けたし、そのほうが美味しいんじゃないかと。 う~む、ぬかったか...。
 
Img_3862_convert_20160523084755 ほらね、こんな感じで、両方とも油たっぷりの仕上がり。 サボテンは植物繊維たっぷりの健康食なんですが、超ハイカロリーの朝飯になったぞ、まずいな...。
 
Img_3866_convert_20160523085001 ふとね、混ぜれば中和されるんじゃないかという気が。 両方一緒にトルティージャに乗っけて、ミックスタコスにしました。
 
ぎゃはは、ダメですな。 油っこいものに、脂っこいものを混ぜても、同じでした。 いや、美味しかったですけどね、いささか胸焼けに苦しみましたけど。

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2015年12月29日 (火)

トマティージョの緑のサルサ

Img_1152_convert_20151228094554トマティージョのサルサ。

メキシコの食堂や屋台では、チレで真っ赤なサルサと一緒に、この緑のサルサが出て来ます。 ちょっと酸っぱくて、青チリでピリッと辛くて、渋味やエグ味、それから少し青臭い風味もあります。 とっつきにくい味なんですが、これがね、脂っこいタコスに凄く合うのね。 それから、このサルサで豚肉や豚皮を煮込んだり、フライパンの目玉焼きにぶっかけて蒸らしたり、使い方を覚えると、けっこう利用範囲が広くて便利です。 この緑のサルサが使いこなせるようになれば、メキシコ郷土料理のレパートリーが一気に広がります。

では、作り方、行きましょう。 すごく簡単です。

Img_1141_convert_20151228095459材料です。 トマティージョ300grほど。 玉ねぎ50gr、辛い青チレ(セラノ使用)一本、ニンニク2片、シラントロ少々。

トマティージョは、皮が緑の新鮮なものを選びましょう。 実も、緑が濃いほうが酸味が強く美味しいです。

Img_1143_convert_20151228095820トマティージョの皮を剥ぎます。

Img_1150_convert_20151228100007トマティージョを水から茹でます。 沸騰したら青チリを入れる。 トマティージョの色が鶯色になるまで中火で茹でる。 7~8分ぐらいでしょうか。 写真のように色が変わったら、ざるに上げ、残りの材料といっしょにミキサーにかけます。 塩を好みの量加えて味を整える。 きれいな緑のサルサの出来上がりです。 たくさん作って、小分けして冷凍しておくと便利です。

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2015年12月 7日 (月)

ファヒタ

Img_0744_convert_20151206114004ファヒタ(FAJITA)っていう料理があります。 牛肉とピーマンや玉ねぎを鉄板でジャーっと炒めて塩コショウで味付けした、豪快な肉野菜炒めなんですけどね。 これ、アメリカにあるメキシコ料理レストランの定番でして、メキシコ料理ってことになってます。 僕もロスに住んでた頃はファヒタが大好きでね、週末に仲間とTVでアメフト見ながら、庭でファヒタ作ったもんです。

で、念願かなってメキシコに来て、よし本場のファヒタを食うぞ~! だけどもね、どこにもそんな料理ないのよね。 レストランで聞いても、何それって怪訝な顔をされます。 どうもね、ファヒタって、アメリカのみに存在するメキシコ料理らしい、変だなぁ。 やっぱりアメリカにチャプスイという紛い物中国料理(野菜炒め)が存在するんだけど、ファヒタも同じようなものなんだと思う。 う~、騙された...。 そういう訳で、ずっとファヒタは食べなかった。

でもね、禁を破って、久しぶりに、たぶん20年ぶりにファヒタ、作りました。 というのもね、実は新しい鉄板が来たんでね。

  
Img_0848_convert_20151206110134これがそうです。 30cmX40cm、鉄板厚4.5mm。 村の鍛冶屋に造ってもらいました。 出費は500ぺソ(3500円ぐらい)です。

Img_0847_convert_20151206110427_2こんなふうに、コンロにフィットします。 

Img_0743epfff_convert_2015120611085さて、ファヒタです。 どうです、良い感じでしょ。 鉄板の威力でしょうな、野菜も肉も全然ドリップが出ず、じゅうじゅうパリパリに仕上がりました。 では作り方、行きましょう。 2~3人前です。

①牛肉、400gr。 ファヒタには本来はハラミを使います。 メキシコで言う、アラチェラ(ARACHERA)です。 手に入らなければ、肩ロースかリブアイ、約1cm厚のステーキカット。 軽く塩コショウして、油を引いた鉄板で、表面こんがり中は生焼け、まで焼きます。

②肉を脇に寄せて、写真のように1.5cm幅の千切りに切った野菜を炒めます。 ピーマン(今回は少し辛いチリ・ポブラノ使用)と玉ねぎ必須、あとは好みで。 今回はズッキーニ、セロリ、ネギ、色付けにニンジン少々。 アスパラ、さやいんげん、ブロッコリーなんかも合います。 野菜合計で、600gr見当で。

③野菜炒めてる間に、鉄板の上で①に肉を1,5cm幅の千切りにします。 ここは鉄板の強みですな、フライパンでは出来ないもんね。

④肉と野菜を合わせて、大きなへらで炒めながら、粗挽き黒コショウと塩で味付けします。 最後に醤油をちょこっと垂らして香りが立ったら出来上がり。 最後にライムを一個、鉄板の上にジャーッと絞ってちゃちゃっと混ぜる手もあります、これは好みで。

じゅうじゅう音を立てる鉄板ごとテーブルにドカンとおいて、熱々のトルティージャに巻いて齧る。 旨いですな。 こりゃ、メキシコ人たちにも教えてやんなきゃ。  

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2015年10月 4日 (日)

クカラーチャ

Img_0183_convert_20151003103250クカラーチャ。

クカラーチャ(CUCARACHA)って、スペイン語で、ゴキブリって言う意味です。

メキシコの秋は、エビの季節です。 漁師町は、エビ漁一色。 一昔前までは、浜から投網ででも、バケツ単位でエビが獲れまして、今の時期、エビは貧乏人の食べ物だった。 エビの頭を使った廃物利用のこの料理、誰もバカにして食べなかった。 最近はだんだんエビが獲れなくなってきてましてね。 それでも誇り高い漁師町の住民たち、誰も作ってないかも。 でも、美味しいのよね、これ。 では作り方、行きましょう。 

Img_0169_convert_20151003101931材料は、エビの頭です。

Img_0171_convert_20151003102116殻を剥きます。

Img_0173_convert_20151003102306先っぽの棘や目が付いてるところも一緒に取ります。

Img_0174_convert_20151003102523掃除完了。 さっと流水でゆすいで、砂やゴミを流します。 脳みそ(赤い液)は残したほうが美味しいので、洗いすぎないように。

Img_0178_convert_20151003102714浅い鍋にマーガリンを溶かし、掃除したエビの頭を炒める。 味付けは、塩コショウのみ。

Img_0180_convert_20151003103913強火でさっと仕上げましょう。 火が通り、汁気が飛んだら、出来上がり。 大皿に盛る。

ライムを絞って、ポイと口に放り込む。 ぼりぼり、足や頭骨を噛み砕くと、海の香りがほとばしります。 美味しいです、エビの味が強烈に濃縮されてます。 オヤツに最高。 原料は漁師が毎日山のように捨ててるものでタダですから、汁だけ吸ってカスはブッと吐き出しても良いんです。 どんぶりに山盛りにして、浜辺で潮風を浴びながら、行儀悪く食べるのなんて最高ね。

まあでもね、この料理、天然ものの大エビに限ります、養殖の奴は、飼料が頭に残ってるからダメなんです。 それから、うんと新鮮な頭でないと、臭くてだめだし。 名前も見かけも下衆な料理ですが、漁師町だけのC級グルメってとこですかね。

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2015年9月 9日 (水)

トレスケソス

Img_9936_convert_20150905105206はい、召し上がれ、トレスケソス!

何やそれ? ご覧のように、巻き寿司です。 トレスケソス(TRES QUESOS)の、トレスは3、ケソスはチーズ。 3種類のチーズが巻き込まれてて、フライになってます。 うわぁエグイ~、なんて顔をしかめないでください。 これね、メキシコの巻き寿司の定番でして、うちの簡易食堂でも一番人気なんです。 怖いもの見たさに、作り方、いきましょうかね(^-^;。

Img_9838_convert_20150811021450海苔に寿司飯を広げて裏返す。 具を盛ります。 いわゆる、裏巻きですな。 ご覧のように、3種類のチーズが乗ってます。 下の板状のは、ハンバーガーに乗せる四角くて薄っぺらなチェダーチーズ、それからゴーダチーズ、白いのはクリームチーズです。

Img_9839_convert_20150811021644_2挽き肉とにんじんを広げて、巻きます。 チーズ以外の具は、なんでもOKです。 チーズは、種類は変えても、必ず3種類、入れましょう。 トレス・ケソスですからな。 

Img_9840_convert_20150811022316しっかりと、硬く巻きます。

Img_9843_convert_20150811022715小麦粉を振り、溶き卵をくぐらせ、パン粉をまぶします。 巻き寿司のフライです。

Img_9845_convert_20150811022130ハゲた部分が無い様に、しっかりとパン粉を付ける。 ぐずぐずしてると、卵液で寿司が緩みますから、手早くやりましょう。

Img_9846_convert_20150811022552やや高温の油で揚げます。 古い油を使うと、色付きが良いです。 揚げ時間が長すぎると、チーズがべたべたに溶けてしまいます。 チーズが柔らかくなる程度に仕上がるように。

Img_9847_convert_20150811021919キッチンペーパーの上で、油をきります。 3分間ほど置いて、粗熱をとり、スライスします。

Img_9938_convert_20150905105725わさび醤油をちょこっと付けて、丸ごと口に放り込む。 もぐもぐ...、うほほ~、ボリュームたっぷり。 香ばしい衣にふんわり柔らかなチーズ、甘めの寿司飯との相性はなかなかのものです。

スナック感覚の寿司です、醤油にこだわることはありません、とんかつソースにどっぷり浸けても、ケチャックやマヨネーズをぐりぐり乗せてもOKです。 実はこれね、わが豚児どもの好物でしてね、1000アイランドドレッシングぶっかけて食ってます。 OTTOおじさんも、たまにはお相伴、へへへ。

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