昆虫

2017年6月 9日 (金)

ラス・ラブラダスーIII 生き物

トトラメス族の遺跡、ラス・ラブラダスの彫石群は、海岸の原野にあります。 見かけた生き物たちを少々、お見せします。

064puki掌ぐらいの、大きなカニ。 これは、脱皮した、抜け殻です。 紙のように薄くてふわふわで、触れれば粉々になってしまいます。 お腹側が割れてます。 夜中に波の来ない石の上に上がって脱皮するようです。 どんなふうにして、こんなに見事に脱皮するんでしょうかね?

生きてるやつは、濃いオリーブ色です。 彫石のある海岸の岩にたくさんいたんですが、すばしっこくて写真撮れず。

052blll茫々たる海岸林の灌木の白い花に群れていた蝶。 モンシロチョウより、やや大きいぐらいです。 何の変哲もない見かけの蝶ですが、珍しい種類かもしれません。

077blll海岸で拾った貝殻。 小さなタカラガイ。 青い貝はアサガオガイ。

どこに行っても、自然や生き物に目が行ってしまいます。

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2017年1月23日 (月)

トレレウの荒野にて

Img_6491blgアルゼンチン中部、トレレウ(TRELEW.)郊外の風景。

このあたりは、パタゴニア北部、パンパ(PAMPA)と呼ばれる大平原地帯の真っただ中になります。 パタゴニアパンパは、年間降雨量が50mmほどの半砂漠地帯です。 ただし、アンデス山脈から河川や伏流がありますから、場所によっては水はあるようです。 灌漑水路があるところは穀倉地帯で、畑や果樹園が広がってるところもあります。 でも、何にもしていないところは、こんな荒野です。

Img_6619blg僅かな緑地に群れ咲く、ヒルガオの花。

Img_6594blgこの虫ですが、胴長約5cmもある、立派な甲虫です。 砂漠の砂礫を、高速歩行する。 こいつを遠くから見つけて、タランチュラかと思いました。 カミキリムシのような容貌ですが、たぶんオサムシの仲間だと思います。

Img_6602blg砂漠の小さな灌木に群れていた蝶。 モンシロチョウより、やや小さいぐらい。 たぶんヒカゲチョウの仲間でしょう。 雰囲気はタカネヒカゲみたいですが、前翅に大きな蛇の目紋があります。 強風が飛砂を巻いて襲ってくると、地面に横倒しになって風を避ける。 砂漠の蝶です。

名前を調べようとネットを叩いてみましたが、ここいらの昆虫の情報は乏しくて、わかりませんでした。 どなたかご存知でしたら、ご教示お願いします。

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2016年8月 1日 (月)

夏の昆虫

8月ですな。
 
8月って、良い響き。 夏休み真っ只中、あの遠い夏の日が目に浮かぶ。 しかし、どうやってウチワと蚊帳だけで過ごしてたんだろう。 思い出すのは、楽しいことばかり。 でもお母ちゃんに天花粉をポンポン、汗疹だらけの首筋にかけてもらったこともあるなぁ。 あれも懐かしく楽しい思い出かな。
 
Img_4308a_convert_20160731074917さて、夏はやっぱり昆虫ですな。 メキシコ西海岸にも、セミがいます。 日本より種類は少なくて、だいたい3種類ぐらい。 鳴き声も、二ィ~とか、ジィ...とか、地味で大人しいですけど。
 
写真のセミは一番大きな種類です。 生まれたてかな? クマゼミに似てますが、日本のよりかなり小さいです。
 
Img_4314a_convert_20160731074226 昆虫の王様は、やっぱりカブトムシですな。 こちらのは、ご覧のように3本角です。 日本のカブトムシより、やや小ぶり。 雨季(7~9月)に、灯火に来ます。 一昔前までは、毎晩何匹も来てくれたんですが、最近はめっきり減ってます。 今年はこの子が初来訪です。
 
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なかなかカッコいいでしょ。 お腹の毛深さが素敵です。
 
Img_4329_convert_20160731081423 手のひらをぐいぐい押し開けて、力、強いです。 それから爪の痛さね。 懐かしい~、もう最高ですな。
 
でもね、メキシコ人って、こんなに立派なカブトムシなのに、まったく関心ないのよね。 子供たちも誰も捕まえたりしないし。 せっかく夜の部屋にぶうんと飛んで来ても、ちり取りでゴミ箱にポイとか……(ノ゚ο゚)ノ。  まあ冷静に考えると、日本人が特殊なのかもしれませんがね。
 

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2016年7月12日 (火)

夏の宿題

皆さま、お元気でしょうか?、なんちゃってね。
 
OTTOおじさんはどうかって言いますとね、気楽なメキシコの田舎隠遁暮らしも10年を超え、そろそろ仙人になってる思惑だったんですがね。 ところがですな、女房には手を焼き、子供の進学問題もあり、それらに伴う経済的圧迫、そうでなくてもメキシコはペソは下がり続けインフレは激しく庶民の生活は苦しくなる一方で、おまけに治安も悪化するばかり。 意に反して日々世俗的悩みに追われ。 おまけにこの暑さ。 まあ、何とか生きてますってところでしょうか。  
 
Img_4230_convert_20160712092054_2 さて、涼風を求めて昼下がりの庭に出ましたら、カミキリムシ発見。 3cmほどのちっちゃな奴ですが、黄色い紋がシックな美麗種。 写真では背景にまぎれて見えにくいですが、体長を超えるほどのアンテナも素敵。 僕、カミキリムシ、大好きでしてね。
 
早速、写真をPCに落としてたら、息子が見て、ああ、このカミキリムシ、黄色いところがホタルみたいに光るんだよ。
 
ええ~っ! 光るコメツキムシはいるけど、光るカミキリムシなんて聞いたことないぞ。 大発見だぞ、ドキドキドキドキ...。
 
こりゃ大変だと、慌てて庭に飛んで出ましたが、さっきのカミキリムシちゃん、影も形もなし。 う~、ほんの5分ほどなのに~。
 
血眼でカンカン照りの庭中を探し回り、汗だくで空しく肩を落として部屋に戻れば、息子が、お父さんどうしたの? いや、さっきの光るカミキリムシを...。 ええ?、僕は光るなんて言ってないよ、光ってるみたいにきれいな黄色だねって。 あぎゃ~、このクソ暑いのに、勘弁してちょうだい。
 
どうやらぼくの聞き違いだったようですな、う~、くたびれもうけ~。 まあでもね、束の間だけど、いい夢見させてもらいました。 それに、ひょっとしたら本当に光るかもしれないぞ、きっと見つけ出してやろう。 今年の夏の、宿題ですな。 子供のころの夏休みみたいに、元気出して頑張ろっと。

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2015年11月17日 (火)

白いハエトリグモ

Img_0508_convert_20151117110529ハエトリグモ、好きです。 まずは、ぴょんぴょんクモ離れした身軽さね。 ポンと壁から壁へジャンプもする。 降下するときには、ちゃんと尻から糸を出すし。 小っちゃいから、怖くないしね。

今朝は、こんな白い奴、見つけました。 手を差し出すと、ササっと乗ってくれました。

Img_0510a_convert_20151117110726うひゃ~、毛深いですな。 まるで、白い毛ガニみたいです。 よし、お前のことを、白雪ちゃんと呼ぶことにするぞよ。

Img_0509a_convert_20151117110643承諾のようですな、ちょっとはにかんで見つめてくれちゃってます。

糸を出してぶら下がったんで、糸をつまんで葉っぱに止まらせてやりました。 じゃあね、白雪ちゃん、気を付けて行っといで、さよなら。

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2015年11月 6日 (金)

地グモ

Img_0239_convert_20151017082615庭の掃除をしていたカアチャンが、ぎゃ~...、。 両手両足を振って、タコ踊りしてます。 うるさいなぁ、朝っぱらから。 絹を引き裂くような可愛い声なら、飛んで行くのにね。

原因は、写真のクモちゃんでした。 木の皮をひっくり返したらいたそうです。 けっこうでかい奴で、測り方によっては10cm以上になります。 小ぶりなほうは、胴体の白線が素敵です。 たぶん同じ種類。 小さいほうがオスなのかもしれません。

うちのほう、メキシコ中北西部では、網を張るクモは少ないんですが、地べたにいるタランチュラをはじめとする地蜘蛛の類は多いです。 僕は、クモの類は好きでしてね。 特にこういう地グモの足取りの軽さが良いです。 腕を走らせると、軽い感触がたまらん。 まあでもね、うちのほうには噛まれると肉が溶けてしまうビオリンという猛毒歩行性蜘蛛もいるんで、あんまり遊ばないようにしてます。 この2匹の美麗クモちゃんは、木の皮に止まらせたまま、隣の空き地に放してやりました。

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2015年9月29日 (火)

初秋の甲虫2種

こちらは、雨季の終わりです。 ずっと空雨季気味だったんですが、9月に入って、連日の雷雨。 落雷の雨霰、連夜の停電。 この週末はずっとインターネットがダウンしてました。 まあ、毎年のことなんですけどね。

さて、数日前に撮った写真ですが、庭にいた甲虫2種。

Img_0144_convert_20150921060551カミキリムシの一種。 3cmぐらい。 子供の頃(日本での話)、カミキリムシの仲間を、チーチーと呼んでたっけ。 この子も、か細い声て、チーチーと鳴いてます、懐かし~。 不恰好に翅を開くと、よたよたと頼りなげに飛んで行きました。

Img_0155_convert_20150921055827この子は翅をきらめかせて、ぶうんと心地良い羽音で飛んできました。 ハイビスカスの枝に止まったところをパチリ。 コガネムシの類です。 子供の頃の呼び名で言えば、ブイブイですな、懐かし~。

Img_0151_convert_20150921060423掌に止まらせて、もう一枚。 シャッターを切った直後に素早く飛び立つと、青空に消えて行きました。 結構な飛翔力なんです。 虫たちを見ると、いつも子供の頃を思い出す。

さて、今日は、難民のニュースを追っかけてました。 悲惨な状況だとは思うんですが、衣服や食糧の支援があり、一応治安が良い難民キャンプがあり、インターネットも使え、映像で見る限りは皆清潔な身なりで健康そうなのにほっとしてます。 僕はアメリカとの国境地帯に10年ばかりいたことがあって、ずっとメキシコや中南米からアメリカへ、もうほんとに着の身着のままで、不法入国を狙う人達を見てきた。 一種の難民だよね、故国では暮らしていけず、あるいは命の危険にさらされて、一文無しで、子供の手を引いて、命がけで砂漠を横切り濁流を渡る人たち。 そんな人たちに比べたら、シリア難民たち、恵まれて面もあるかと。 ヨーロッパ諸国って、やっぱり文明国なんだな、とも。 難民たちが安住の地に辿り着くことを祈ります。 それから、逃げられない人たちにみ、どうか幸ありますよう。 まずは、難民が出ないようにしないといけないんですけどね。 ところで僕には4人の子供がいまして、どうもメキシコの状況は悪くなるばかりのようで、特に長男はメキシコ脱出志向です。 まずは日常生活で危険を感じることのない国になってもらわないと。 それから若者たちが、子供たちが、将来に夢と希望を持てる国に。  

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2015年4月20日 (月)

春の風景

Img_8308_convert_20150420103443陽春の陽の中で、日向ぼっこのイグアナたち。

今日は、真昼時に、郊外に出てみました。 まあ、今は海辺の小さな村、テアカパンにいるんで、郊外と言っても特に変わり映えは無いんですが、日曜日だと村中じゃんじゃかラテン音楽ディスコ状態で、けっこう喧しいのよね。 僕は、静寂が好きです。 いつでも、どこででも、むふふん( ^ω^ )。

Img_8314_convert_20150420104444じつは、この畑が目当てだったんですけどね。 2か月ほど前に通りかかった時はスイカが花盛りで、ハポネス、まだ小さいよ、もう少ししたらまた来なよって言われましてね。 でも、もうすっかり終わって、耕されてました、く~(ρ_;)。
Img_8304_convert_20150420105319こんな虫を見つけました。 キリギリスの仲間でしょう。 葉っぱ、そっくりですね。 おやおや、この虫、目が無いぞ、と思ったんですが。
Img_8300よく見ると、目まで緑色ですな。 まあ、葉っぱに黒目がぎょろりんだと、おかしいよね。 これで完璧な擬態ですな。

こんな緑の目で、移ろいゆく春の景色、どんなふうに見えるんでしょうかね?

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2013年11月26日 (火)

スカシトンボマダラ

Img_1121a_convert_20131124102125 今日は、デング熱闘病記はお休みして、45年来の憧れのチョウに出会った話しです。 でもそれは、デング熱の高熱でふらふらだった日のことでしたから、関係は多少はあるかも。 デング熱の神様のお導きかもしれません。

トンボマダラの仲間は、新大陸特有のチョウで、メキシコから中米に分布する。 300種以上いるそうだ。 マダラチョウ科だが、4~6cmの小型のものがほとんどで、翅が透けている種類が多い。 スカシトンボマダラだ。

今回、写真のチョウに遭遇して、てっきりジャノメチョウ科のスカシジャノメの仲間だと思ったが、家に帰って調べてみて、これがマダラチョウの仲間と分かったときには、おおいに驚いた。 ただ、写真を良く見ると、腹部が棍棒状に細長く、なるほどアサギマダラなんかに似ていると思わないでもないけれど。

中南米に、翅が透けた小さなチョウがいることは、子供の頃から知っていた。 図鑑を見て、不思議なチョウがいるなぁと。 ネットが普及して、生態写真が見られるようになって、ますます見てみたいと言う願望は高まった。 だけど、ジャノメチョウ科のスカシジャノメと、今回見たマダラチョウ科のスカシトンボマダラとがごっちゃになってたんだな。 ともかく、この翅の透けたチョウたちが飛ぶ姿を、一目見てみたいと願い続けていた。

この日は、デング熱に罹って熱が出てから3日目、38度台半ばの熱があり、体中の筋肉と骨が痛み、全身に発疹が出て酷い体調だった。 絶対安静を言い渡されていたのだけれど、家で臥せっているよりよかろうと、コリマ火山の裾野の湖畔に出かけた。 娘の誕生日のバーベキューパーティだったから。

山の冷気に触れると、少し元気になったような気がした。 歩いて見たくなった。 僕は、友人と息子を誘って、森に踏み込んだ。 湿った腐葉土の匂いが心地よかった。

僕達は峰を目指して斜面を登っていったが、20歩も歩くと息が切れた。 数歩歩いては立ち止まり...、視界が狭くなり、色彩が消え、暗い森の中は白と黒の世界になった。 まるで深海にいるようだ。 やがて雷鳴がとどろき、大粒の雨がばらばら落ちはじめた。 雨粒が下草を叩き、それに驚いたように、オレンジ色の一匹の羽虫が飛んだ。

鱗翅類ではない...、と直感した。 トンボか? カゲロウか? それとも巨大なハネアリか? オレンジ色の翅の狩人蜂にも見えた。 その羽虫は、オレンジ色の光輝の粒子を発散させながら、雨粒と日差しのカーテンの中をちらちら舞うと、濡れた葉の上にピタリと静止した。 そこだけが、オレンジ色のスポットライトを浴びているようだった。

熱で朦朧とした脳が覚醒し、視線の焦点がぴたりと合った。 そこには、鱗粉を持たない、透き通った翅のチョウがいた。

ああ、やっと会えた...! ネットの生態写真そのままの姿...、いや、僕が思っていたよりも、はるかに大きく、はるかに力強く、はるかに繊細で、はるかに妖艶だった。

僕は憧れのチョウの姿を脳裏に焼き付けると、ポケットからカメラを取り出し、舞台の上でポーズを取るモデルを撮影するように、ゆっくりとシャッターを切った。 撮影終了の合図を待っていたかのようにチョウは飛び立ち、ちらちらふわふわとオレンジ色の光の尾を引きながら僕達の周囲を舞い、やがて暗い森の奥へ消えていった。

僕は、仲間に抱きかかえられるようにして、山を下りた。 雨でぐっしょりと濡れた体は燃えるように熱く、そして酷く寒かった。 貧血を起こしたようで、視界は暗く、ほとんど何も見えていなかったが、その僕の脳裏の暗がりの中を、オレンジ色の尾を引いて、透明に輝く翅のチョウが舞い続けていた。

今回僕が見たチョウは、Ithomia patilla、あるいはPteronymia cotytto と思われますが、スカシトンボマダラの仲間は類似種が多く、写真だけでは種類までの同定は困難なようです。

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2013年11月 3日 (日)

コマラ郊外探索ーVII 小さな妖精たち

Imagen647a_convert_20131103062225 小指の爪よりも、まだ小さいセセリチョウ。

どうです、この美しさ!

可憐な翅と、華奢な手足と触角。 つぶらな瞳に、野生の気、溢れ...。 精巧で緻密な神の創造。

Imagen624a_convert_20131103042016 白黒マダラのセセリチョウ。

きれいです。 天の羽衣って、こんなだろうか?

Imagen383_convert_20131103035441 この子は、森の奥の暗がりの使者かな?

じっと見つめていると、心を吸い取られてしまいそうな、不思議な翅の模様です。

Imagen332a_convert_20131103035039_2 日向が好きなセセリチョウ。

秋の日差しの暖かさを、そのまま纏ったよう。 胴体の産毛が虹の色に輝く。

誰も目を留めない、小さな妖精たち。 僕、セセリチョウ、大好きです。

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