爬虫類、両生類

2018年3月 3日 (土)

ネルソンハコガメ

035pukipukiこの目つきの悪いカメなんですがね、ネルソンハコガメ、Terrapene nelsoniと言う種類です。

陸棲種です。 メキシコ中北西部、ソノラ州からコリマ州にかけての、西シエラマドレ山脈の山麓にのみ分布する固有種。 成亀でも20cm足らずの小型種です。

はっきり言って特に取り柄のない無愛想なカメなんですが、世界中の亀愛好家の垂涎の的の稀種でして。 もちろん完全捕獲禁止の保護種です。

033pukipuki_2分布は極めて局地的のようですが、生息地ではさほど珍しい種ではないようで、山村の山仕事に従事している人達は、このカメの存在を知ってます。 だけどもこんなに小さな陸ガメですから、見つけるのは非常に困難です。 しかも、生息地は世界有数も危険地帯。 メキシコは野生動物の国外持ち出しを禁止していて、厳しく管理している。 それゆえの超稀種ってことですね。 数年前、日本で新車が買える値段で売りに出されたって聞いてます。

このカメ、もちろん僕のじゃないです。 マサトランの某所で遭遇。 無造作に、他の陸ガメ達と一緒にいました。

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2018年1月 5日 (金)

明日はお別れ

020pukipuki我が家に、こんな子が来てます。

テキサスゴーファーガメ、Gopherus berlandieri テキサス南部からメキシコ北東部の砂漠地帯に生息する陸ガメです。

甲長約8cmの幼亀です。 成亀でも、20cmぐらいの小型種です。

息子の友達の亀なんですが、休暇で里帰りするんで、その間、世話をしろと。 息子が預かったんですが、その息子も我が家に里帰り。 それでうちに連れてきて、2週間になります。 僕にすっかり慣れて、手の上を歩いたり、手渡しで葉っぱを食べたり。

041pukipukiどう、可愛いでしょう。

しかし、子亀のくせに、おじん臭い顔をしていますな。 おなえ、いったい何歳なんだい?

息子の休暇も終了で、明日はお別れです。 

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2017年10月18日 (水)

草刈り

023pukipukiここ3日ばかり、いい天気です。 今日なんて、朝から雲一つない青空。 10月も半ばになり、やっと完全に雨季は過ぎ去ったようです。

今年はしつこく雨が降ったもんで、裏の空き地の雑草は伸び放題。 いつも喧嘩ばっかりしてる家内と顔を見合わせ、そろそろやるか?

得物は、ちっちゃなストリング式のガソリンエンジンの草刈り機です。 ほら、鉄の歯じゃなくて、プラスティックのヒモが回って刈るやつね。

軽快なエンジン音と振動の中、ぶんぶん草をなぎ倒していく。 草刈りってなかなか楽しい。 ただし、機械の調子が良くて、草が伸びすぎてなくて、それから気候が暑すぎない場合は、ですかね。

雑草どもは育ちすぎて木質化してるし、蔓草もあって軸に絡まり、機械は頻繁に止まる。 そのうちオーバービートなのか、エンジンがかからなくなる。 始動紐をプルンプルン引きすぎて手の平に水膨れができる。 気温はまだまだ気温は30℃。

もうダメ、止めたっと。 結局、1/5も終わらないうちにギブアップです。 まあ良いや、もう少し涼しくなってから、ぼちぼちやろっと。 今年中に終わればいいや、ぎゃはは(*^-^)。

017pukipukiエンジン音に浮かれて、こんな強面のヘビちゃんが這い出してきました。 いらっしゃいませ~。 こういう来客は、大歓迎です。

020pukipuki長さ50cmほどの小さな子ですが、ツチノコみたいに胴太で頭がくびれ、いかにも毒蛇風です。 なんというヘビですかね?

027pukipukiこんな、きれいな花も咲いています。 刈ってしまうのが惜しいですな。 と言うか、今日はそこまで到達できなかったんですけどね。 思う存分、咲かせてあげましょうかね。

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2017年8月24日 (木)

真夏の生き物たち

050pukipuki真夏で雨季の真っ只中の南シナロア。 野も山も、緑滴り、生き物が生まれ育つ季節です。 身近に現れた連中を、すこしお見せしましょう。

006pukipukiグリーンイグアナ。 なかなかの大物で、尾っぽも入れたら1m近くあります。 グリーンイグアナって、ちっちゃなときはきれいな緑で、大きくなるにつれて色がくすんだり、茶色やオレンジ色がかったりするんですが、この子は緑がきれいなまま。 少しだけど環境に合わせて体色を変える能力があるようですから、これは夏の装いなのかもしれません。

Img_20170816_190104pukipuki庭に現れた、1mぐらいのヘビちゃん。 ヘビは結構いますが、この子はワインレッドの超美麗種です、何というヘビですかね?

Img_20170816_205019pukipuki今の時期の、夜の蒸し暑さときたら、扇風機全開でも汗が滲み出ます。 涼を求めて庭に出てみたら、セミの羽化に遭遇しました。

Img_20170812_200652pukipuki庭に出しっぱなしのグッピーの水槽には、カエルちゃんが浮かんでます。 どこから来たのかな?

Img_20170817_215000pukipuki樹の幹に、動くものが。 ライトを照らしてみれば、うぬぬ、ハキリアリども、お仕事中ですな。 ゴールデンシャワーの木なんですが、梢から葉っぱを切り取って、せっせと運んでます。 まずいなぁ、このままでは数日で丸坊主にされちゃうぞ。

ハキリアリども、昼間も仕事をしてるのを見かけますが、夜のほうが断然に大勢です。 やっぱり少しでも涼しいナイトシフトに人気があるんでしょうかね?

005pukipuki翌朝です。 ハキリアリどもの姿はありませんが、緑の道ができてます。 切り取った葉っぱを、運びきれずに落として行ったためです。 よし巣穴を見つけて暴いてやろう、と思って辿ってみましたが、延々と100m以上も離れた水路の向こうのブッシュの中に続いていて、断念。 しかしこの連中、近くにいくらでも緑の葉っぱがあるのに、どうしてこんなに苦労してまで我が家の可愛いゴールデンシャワーの木を狙い撃ちにするんでしょうかね(ρ_;)。

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2017年1月 3日 (火)

生き物はじめ

Img_20161224_165420bll海洋生物学専攻の息子が、お正月休みでテアカパンに帰省中です。 久しぶりに、フィールドに出るか? アイアイサー。

この子とは、赤ん坊の頃から野山や海辺に連れ出し、肩車して山に登り。 OTTOおじさんの分身ですな。 もう20歳です。

新年だし、めでたくいこうぜ。 亀の生態調査はどうだ? アイアイサー! この子とは、気が合うのね。 やがて、テアカパンに戻って、仙人を目指してくれるかもしれません。

というわけで、夕風に吹かれて郊外の溜め池へ。

Img_20161224_172848bll膝まで泥水に入って、投網をざぶん。
 
Img_20161224_171359bll_5メキシコクジャクガメ、Trachemys ornata。 アカミミガメの近縁種で、メキシコ中部西海岸湖沼地帯の固有種。 40cmに達する大型種で、食用にもされる。 カメって、どの種類も美味しいようです。 
 
Img_20161224_171329bll裏返したところ。 左は幼亀です。 苔と泥ををかぶってますが、クジャクの羽のような模様がある美麗種です。
 
Img_20161224_171047bllこちらは、サラドロガメ、Kinosternon integrum。 この種も、メキシコ中西部海岸地方の固有種です。 最大20cmまでの小型種。
 
Img_6371bll 腹側。 サラドロガメは、矢印のところが蝶番になってて、甲羅を折り曲げて完全に頭も尻尾も隠せる、錠前ガメの仲間です。
 
Img_6374bll ほらね、この通り。 
 
Img_20161224_170302bll虹のようにきれいな魚が掛かりました。 モーリーの仲間でしょうか?
 
Img_20161224_173116bll泥だらけになりましたが、良い気分。 やっぱり息子とフィールドワークは楽しいです。
 
 
Img_20161229_213050bll_2サラドロガメとメキシコクジャクガメの子亀、各一匹ずつ連れて帰って、甲羅を歯ブラシで磨いてやりました。 ほらね、きれいになったでしょう。 金色に輝いてます。 今年も良いことたくさんあるように頑張ろっと。 ツル千年カメ万年、ネコの魂は2億年...。

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2016年10月25日 (火)

たぶらかされんぞ

Img_5658bllこのアマガエル君なんですがね、最近お店のテラスのプラスティックの椅子がお宿のようで、毎朝テーブルをセットするときに、お立ち退きいただいてます。 ひょっとしたら、夜に居間でPCに向かってるときに、デスクに這い上がって来る緑の子と同じ奴かもしれません。 椅子に合わせて、体色を変えてますが、淡い灰色どまりです。

アマガエルって、緑のイメージが強いでしょ。 それでね、お前、本当にアマガエルか? 白いアマガエルなんて似合わないぜ、なんてね、念力を込めて話しかけてました。 まあ、毎朝捕まえて、カエルのションベンを滴らせながら草むらに放してやるんですが、結構面倒くさいし、椅子も汚れるし、そろそろ居場所を変えてもらいたかったこともありましてね。

そしたら今朝は、あらま、カエルちゃん、居ない~。 心配になって探してたら、すぐ横の植込みの下の土の上からこっちを見てるじゃないですか。

Img_5693llb おお、微妙に体色を変えて、それらしい模様をつけてきたな。 土に保護色になってます。

以下、カエル君との会話。

お見事、よくできました、でもやっぱり土色のアマガエルってさまにならないぜ。

えへへ、実はあたし、ツチガエルだったんで~す。

うぬぬ、たぶらかされんぞ、お前はアマガエルじゃ。

そ~です、やっと分かってくれましたねヽ(´▽`)/。

...m(_ _)m...。

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2016年7月30日 (土)

青い喉のトカゲ

Img_4277_convert_20160725051044トカゲちゃん、捕まえた。
 
今朝、窓のカーテンを開けたら、ポロリと落ちたんですが、床はタイル張りでつるつるです。 慌てて逃げようとするも、から走り。 コーナーに追い詰めて、あっさり捕獲しました。
 
この子、ウロコがささくれ立ってて、ざらざら持ちやすくて良いです。 頬や頭にも、小さな針みたいなウロコが立ってます。 ハリトカゲかな、ちょっと迫力に欠けるけど。
 
Img_4276_convert_20160725050734無念そうな顔、してますな。 丸腰の人間に素手で捕まるとは一生の不覚、なんて思ってそうですな。
 
まあ、嘆くなかれや。 敵は、小動物の捕獲に関しては、ネコども(かなり太ってボケテるけどね)にも一目置かれる、OTTOおじさんですからな、むふふん。
 
Img_4278_convert_20160725050558 喉が、きれいな青色です。 ゴロゴロ撫でてやったら、おとなしくなりました。 半開きのお口は、何を意味するんだろう? 気持ちが良かぁ~、なんて言ってたりして。
 
Img_4279_convert_20160725050258 はい、お疲れさん。 庭に放してやりました。 垂直のコンクリート塀をするする登る。 なかなかやるじゃん。 でも、立ち止まってこっちを見たりして、なんだか名残惜しそうですな。 ダメだよ、人に懐いちゃあ。 この次は無いと思え! 気を付けて行くんだよ。 
 

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2016年7月15日 (金)

ボアのエキスパンダー

Img_4251_convert_20160715083206_2 今朝、庭にいたヘビちゃんです。
 
村で、生物学者、とあだ名される息子が難なく捕獲。 この子は、こういうことは良く出来るのよね、お父さん鼻高々。
 
ボアの仲間で、Boa constrictor imperatorだと思います。 分布域は、メキシコ北部から中米、2.5mぐらいが普通のサイズとなってます。
 
Img_4250aa_convert_20160715082849性悪な精悍な顔つきをしてます。 息子の視線をしっかりとらえてます。
 
この子は、目測で1.3mぐらいでしょうか。 まだ、幼蛇ですね。
 
息子よ、長さが分かるように、伸ばして持ってくれ。 アイアイサー( ^ω^ )。
 
ところがですな、ボアってこれぐらいにサイズになると、全身筋肉で、なかなかの怪力なのね。
 
Img_4253aa_convert_20160715082758 息子、頭と尾っぽを持って伸ばそうとするんだけど、くねくね抵抗する。 やがて団子状に腕を巻き取られて、ボアちゃんが優勢の戦況に。 もし尾っぽ側で両腕を捉えられ、頭側で首を巻かれたら、裸締め一本負けになるぞ、愛息大ピンチ~。 
 
Img_4256_convert_20160715082351 大慌てで息子から蛇を引き離して、バケツに入れました。 やれやれ。 まだボアちゃん、頭をまっすぐにこっちに向けて、戦意満々です。
 
こんな奴が庭を徘徊してるって、南国の夢の極致でしょ。 まあでもこのボア、ネズミやウサギにとどまらず、アライグマやワニ、それから子犬やネコまでメニューに入ってるようで。 我が家には、ボケネコどもが4匹もいるんでね。 村はずれのマンゴローブ林に放してやりました。
 
あかん、負けた、筋トレが足りなんだ。 肩を落とす息子には、大リーグボール養成ギブスエキスパンダーでもプレゼントしてやりますかな。
またコメントが出来なくなってます、小市民さん、後程返コメします。

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2016年2月 6日 (土)

冬眠ヒキガエル

~Img_1984_convert_20160206101606庭仕事をしてたら、ヒキガエルを見つけました。
 
Img_1980_convert_20160206101017 コンクリートブロックの下にいました。 体がちょうど入る穴に収まってます。 冬眠中のようですな。
 
まあ、冬眠と言っても、ここメキシコ西海岸、テアカパン村は、連日30度近い陽気です。 冬なんてないのね、ここには。 今は乾季のさなか、雨季が始まる6月まで寝て過ごそうという作戦でしょう。 冬眠じゃなくて、乾眠ですかね。
 
Img_1986_convert_20160206102002巣穴があったところは掘り返しちゃうんで、出て来てもらいました。 さすがに、眠そう顔をしてます、ごめんね。
 
しかし丸々してますな。 ダルマガエルじゃないよね。
 
Img_1985_convert_20160206101820陸棲のカエルってね、常に体内に水を貯えてるのね。 だから捕まえたら水分を放出します。 俗に言うカエルの小便です。 土中で休眠中は、さらにたくさんの水分を貯える。 乾いた土の中でも、へっちゃらって訳です。 それにしても見事です、水でパンパンだ。
 
Img_1987_convert_20160206102144 驚かせて水分を放出してしまうとこの先の休眠生活に差し支えるんで、新しく巣穴を掘って、そっと入れました。 上に瓦のかけらで覆って、薄っすらと土をかける。 さあ、ゆっくりお休み、雷様が鳴ったら出ておいで。

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2016年1月21日 (木)

バーバーアカスジヤマガメ

Img_1546_convert_20160121114448 バーバーアカスジヤマガメ, Rhinoclemmys pulcherrima rogerbarbouri。 
 
メキシコ太平洋側から中米コスタリカに分布するアカスジヤマガメの亜種です。 分布域はメキシコ北西部太平洋側、ソノラ州北部からコリマ州。 浅い水溜りや湿地にいることもありますが、ほぼ陸棲です。
 
Img_1543_convert_20160121115632 この子は、甲長18cmの成亀です。 頭が小さくてシャープな姿の亀です。 ややオリーブ色がかった褐色の甲羅。 頭や顔はオリーブ色が強く、赤い模様が入る。
 
Img_1540_convert_20160121120038 手足や尻尾にも、鮮やかな赤い模様がある。 メキシコ西海岸地方の山の住民たちから聞いた、”森の赤い陸亀”。 長い間、謎の幻の亀だったんですが、この子のことです。
 
Img_1538_convert_20160121114854 裏側。 陸亀なんで汚れてますが、磨けばきれいになるかも。
 
Img_1539_convert_20160121115910 雑食性の亀です。 野菜くずや芝生をよく食べてくれますが、少量のキャットフードも食べます。 攻撃性は全然なく、甲羅に籠りっぱなしなんてことも皆無。 可愛い亀です。
 
Img_1536_convert_20160121115149 文句なしの、美麗種だと思います。 
 
Img_1510_convert_20160121120710 生息環境は、こんなところです。 原植生が広い範囲に残っていて、近くに川や湧水があるところ。 ただし、写真のような大きな水場には入らない。 いるのは、枝川沿いの斜面とか、じめじめした森とかです。
 
Img_1511_convert_20160121120922 マングローブ域や汽水域にはいない。 真水がある、山麓の亀です。
 
分布域は広いですが、どこにでもいる亀ではありません。 ここに行けば必ず見られる、なんて場所はないと思う。 さんざん山歩きをしている僕でも、遭遇は数回きりです。 山の住民たちが、山仕事の際に、たま思いがけないところで見かける、森でひっそりと暮らしている亀です。

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